運用部インタビュー 第2回 鎌田聡さん   「ザ・2020ビジョンを日本一のファンドに」



2014/8/27

こんにちわ。マーケティング部の福本です。
本日は、運用部インタビュー第2回、ファンドのシニアアナリスト兼ポートフォリオマネージャーを務めている鎌田さんのインタビューをお届けします!
鎌田さんは、今年の3月に入社したばかりのメンバーです。「コモンズ30ファンド」に加え、特に、「ザ・2020ビジョン」をメインに多くの役割を担っていただいています。今回のインタビューでは、鎌田さんがファンドを運営する上での役割について、「ザ・2020ビジョン」をどんなファンドにしていきたいのか、をお聞きしていきたいと思います。

(なお、このインタビューを読んでの感想、質問、ご要望など、皆様の声を大募集しております!
皆様からのコメント、お待ちしております。)


Q.「ザ・2020ビジョン」ではシニアアナリスト兼ポートフォリオマネージャーを務められている鎌田さんですが、具体的な役割を教えていただけますか?
A.運用チームは、組入れ銘柄の投資判断から組入れ比率の決定までを最終判断するチーフポートフォリオマネージャーの糸島と、組入銘柄のフォローなどを行う上野、そして新規組入れ銘柄の提案やそのフォロー、ポートフォリオ管理のサポートなどを行う私、鎌田の3人で運用に当たっています。コモンズにはコモンズ30ファンド(以下、30ファンド)と「ザ・2020ビジョン」(以下、2020ビジョン)と2つのファンドがあるのですが、役割分担で言えば私は2020ビジョンにおいて、多くの役割を担っています。
具体的に言うと、2020ビジョンにおいて投資対象を選定するプロセスは定量評価と定性評価の2つがあります。定量評価とは、株価や業績・財務データをシステム的に分析処理し、株価の割安度(PERPBR、配当利回りなど)や収益力の変化と持続性(ROEなど)などの観点から投資候補銘柄を選定する手法です。定量評価を行うシステムは主に私が開発しています。定性評価とは、マネジメントの変化(経営方針、経営者の交代など)、外部環境の大きな変化(業界再編)、投資テーマ(時代の潮流、生活者の視点、わくわく感や共感など)などの観点から投資候補銘柄を選定する手法で、糸島と鎌田が担っています。定量、定性評価で選定された銘柄は、いずれも取材などを通じて得た直接的な情報を元に細部に渡る分析を行い、最終的な投資判断は糸島が決定します。

Q.大変な作業であると同時に、やりがいもありそうですね。いろいろな苦労もあったのではないですか?
A.当然のことながら銘柄選定については運用が続く限り無期限に続きますが、インフラ整備・強化のためのシステム構築はこの8か月で重点的に行いました。銘柄を発掘するためのシステム(定量評価)から、ポートフォリオ管理システムなど開発したシステムは多岐に渡るので、大変だったと言えば大変でしたが、自分たちでファンドを一つ一つ作り上げているという実感もあり、何よりいいものをお客様に届けたいという強い気持ちが生まれました。

Q.運用がスタートして8か月近くが経ち、今のところパフォーマンスも好調です。手ごたえはどうですか?
A.  もっと、できると思います。

Q.というのは?
A.ファンド運用初期は、わかりやすく言うと足腰を固めるための整備にもかなり時間を割いています。もちろん長期でお客様に安心してお金を任せていただくためには必要な作業なのですが、そのための足腰固めを約半年間行ってきました。ここからはさらに運用について力を注いでいけるかな、と思っています。そういう意味で、もっとよいファンドにしていけると思っています。

Q.頼もしいですね。では、鎌田さんは2020ビジョンをどんなファンドにしていきたいと考えていますか?
A.一言で言えば、「日本株ファンドのパフォーマンスで、日本一になる」です。「国内外の人から日本株ファンドと言えば、ザ・2020ビジョン」と思ってもらえるようなパフォーマンスを挙げていきたいし、パフォーマンスだけではなく、投資哲学なども含めて世界中の投資家から評価され、信頼され、資金を任せられるファンドになりたい、ということです。

Q.ぜひそうなってほしいですね。ここで少し鎌田さんの経歴にも触れていきたいのですが、コモンズに入社するに至った経緯を教えてください。
A.私はもともとファンドマネージャーという仕事に憧れて金融業界を目指し、新卒と同時に日系の運用会社に入社しました。すぐにファンドマネージャーという仕事には就けませんでしたが、3年目に念願叶い、それからはずっと今につながるような仕事をし続けています。なぜコモンズに、と言うのは端的に言えば、やはり本当にお客様のためになる運用をしたい、という想いだからです。大手の運用会社で日本株の運用に携わり、たくさん勉強もさせてもらいました。ただ、どうしても販売会社の意向が強く反映された商品設計をせざるを得ず、ただ純粋にパフォーマンスを追及したいと思ってもそれができないという状況がありました。そして、ヘッジファンドにも行ったんですが、そこではごく少数のお客様のためだけに運用するという状況で、次第に自分がやりたいことではないなと思いました。胡散臭く聞こえてしまいますが、もっと一般の人が豊かに、社会の繁栄に貢献できる仕事をしていたいと思うようになりました。そうした中、かつて日本株を一緒に運用していて、すでにコモンズに移っていた糸島に声をかけてもらった、ということなんです。

Q.とても興味深いお話ですね。ぜひこの部分は別の機会にもっと掘り下げてお聞きしたいところです。
ファンドの話に少し戻したいと思います。鎌田さんが2020ビジョンのアナリスト、ポートフォリオマネージャーとしてここから少し先を見据えた時に注目している分野はありますか。
A.自分の担当分野で言えば、雇用・医療介護・農業・観光、そしてインターネット関連です。インターネットがもたらした変化は産業革命並みと言われていますが、その革命はまだ始まったばかりだと思っています。インターネットはただ水や電気のようになくてはならないインフラなだけでなく、全ての産業や生活に一層入り込んでいきます。既に私達がPCやスマホを通じて、閲覧したHPや検索ワード、ECショッピングの内容などのデータから、その人の年齢や性別、趣味趣向などの属性がかなり正確に推測できていると言われています。同じwebサイトでも見る人によって広告が異なるのはこのテクノロジーのおかげです。

Q.それがさらに発展するとどのようなことが起こるんですか?
A.テレビを観る人にカスタマイズされた番組、CMが放映されるようになるでしょう。当然CMwebの行動履歴によって裏打ちされた個人の属性にターゲティングされた内容となります。つまりテレビ、ラジオ、雑誌、新聞などメディアのあり方が大きく変化することになります。またリアルな生活においては、マインナンバーを軸にあらゆるデータを結合することが一般化するため、買い物データや携帯電話を利用したGPSデータ、電子カルテを通じて健康関連のデータなどが統合されたサービスの提供が始まります。例えば、夕方になるとメガネ型スマホには次のような情報が表示されます。「そろそろ今日の夕食を考えませんか。あなたの健康状態と最近の食生活からみて、夕食でお勧めのメニューは▲▲です。冷蔵庫には■■が足りません。AスーパーよりもBスーパーの方が安いです。今から30分後に雨が降りそうですから、宅配サービスを利用しませんか」こんな未来がすぐそこまで来ています。

Q.そんなことが数年先に実現するんですね。ただ、なんとなく違和感があるというか、反論したくなるのですが、そんなに効率的な世界というのは窮屈で、効率を排除しすぎて人間的な生活が送れないような気がしませんか?
A. インターネットを始めとするテクノロジー進化が私たちの生活を効率化してくれる一方で、人間の本能というか、本質は変わらないと思うので、超便利になる一方で、無駄なことは必ず残ると思います。買い物で言えば、アテもなくぶらぶらとお店を回って必要のないものを衝動買いしてしまう。わくわく感やお店の人との会話を楽しみにお店に行くという行動はなくならないと思います。

Q.ではそのような社会になっていくとして、その変化をリードできる企業が日本にもあると思いますか?
A.日本には今後ますますビジネスが多く生まれる素地があると考えています。超超高齢社会の到来というハンデは新たなビジネスを生み出すことになりますし、日本の優れた物流システムはオムニチャネルという新しい概念を生み出し、実現も間近です。こうして創出された新たなビジネスモデルを世界に売り込むことで、企業はより大きく成長することができると考えています。

Q.ではますます日本株にも投資魅力の高い会社は多そうですね。
A.多いと思います。変化を成長に変えられる企業は特に非製造業においてまだまだ多いと思います。

Q.2020ビジョンの投資対象となりうる企業で、魅力的な会社はまだまだありそうですね。
A.はい。どんどんいろんな企業を発掘していきたいと思います。

Q.ありがとうございました。ますます2020ビジョンの今後が楽しみになりました。それでは最後に、お客様にメッセージはありますか?
A.想いは、儲かってください、です。そして、日本一のファンドになるためにはやはり投資家の皆さんの厳しい目が必要です。ぜひ、他のファンドなどとも比べていただいて、その上で2020ビジョンには注目をしてほしいです。

Q.運用報告会などにもぜひ足を運んでほしいですよね?
A.そうですね、企業との対話もそうですが、お客様との対話を通じて育ててもらうファンドでありたいと思っています。私は資料作成なども担当しているのですが、開示できることは包み隠さずお伝えしていきますし、皆様のご意見も頂戴していきたいと思います。

(第2回終わり)


(☆次回は、運用部 上野のインタビューを掲載します。お楽しみに☆)