8月は夏枯れ相場となるのか?!

コモンズ投信福本です。

「暑い」としか言葉が出てこない、今日この頃。

最近の私は大好きなはずの「アサヒスーパードライ」があまり喉を通らず、どちらかというと軽めのビールや酎ハイが飲みたくなってしまっています。

これって、、、とふと思うと、日本が亜熱帯化している証拠ではないかと思うのです。だって、東南アジア系のビールって大体飲み口が軽いですよね。

そんな猛暑盛りの日本ですが、相場は「夏枯れ」と言われることが多いのをご存知ですか?
具体的には「夏枯れ相場」といって、お盆などがあるために売買が低調になり相場に動きがなくなることを指します。さらには、そうした中で一番安くなることを「夏底」とも言います。確かにこの数年の8月の相場を検証してみても、その年の中でパフォーマンスが良くない月となる率がとても高いのです。

一方、アメリカには、「サマーラリー」という反対の現象をさす言葉があります。米国の相場が7月から9月にかけては上昇しやすい傾向のことを指しています。

さてさて、今年は「夏枯れ」となるのか。それとも「サマーラリー」となるのか。

先週の土曜日に運用部長の糸島がTV東京の「マネーの羅針盤」に出演させていただいた際にはまさにこのテーマで先の見通しについてお話をさせていただきました。

以下、要約です。

まず、2007~2014年までの東証1部の売買代金と騰落率を検証。8月の平均売買代金は1.7兆円と1年のうちでも落ち込んでいる。8月の月間平均騰落率も-3.2%と1年で最も低い。データでみると確かに夏枯れ・・・。

ただ、今年(2015年)は、①例年に比べると売買代金は多い、②セルインメイの5月は株価上昇、など過去の傾向と違う面も多い・・・。

今年7月の1日当たり平均売買代金は2.5兆円。この売買代金を上回るよう(維持できる)であれば、サマーラリーの可能性も。逆に下回るようだと、格言(過去のデータ)どおり、夏枯れで下落する可能性が高くなるだろう・・・。


仮に下落したとしても、基本、押し目買いスタンスで対処したい。懸念しているポイントは、ギリシアを含むヨーロッパ情勢、中国の株価、アメリカの利上げタイミングなど・・・。


なるほどなるほど。今年は「下落のタイミングはチャンス」なのですね!

また、相場が膠着しているように見えるときなどは、じっくり今後の資産形成について考えるいいチャンスでもありますよね。相場が乱高下していると、あまり冷静な判断ができずに売買してしまう危険がありますから。

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