「15年ぶり!高くて買えない?」

2015年2月20日
コモンズ投信  伊井です。

今朝の日経朝刊1面には、「日経平均15年ぶり高値」の記事が踊っていました。
コモンズの社員でも、「社会人になってから最高値です!」との声が出ています。
私や渋澤は、4万円手前の日経平均も良く知っていますけどね(笑)。

少し、外部環境を見てみましょう。
1月にIMF(国際通貨基金)が2015年、2016年の世界経済成長率を0.3%ずつ下方修正し、
それぞれ3.5%、3.7%としました。まだまだ、世界景気は欧州、中国中心に減速モードです。一方で、世界各国の中央銀行は、景気失速やデフレを回避しようと金利の引下げ競争を続けています。先月、欧州中央銀行が量的緩和に突入したことを受けて、カナダ、オーストラリア、韓国、インドなど10ヵ国以上の国々が利下げを実施しました。
世界中が利下げ局面にあるときは、超金余りが加速することから株式市場は大崩れをしないことが知られています。日本企業の業績も、足元の円安と原油安などを背景に好調です。

とはいえ、2000年5月以来の株高に向かうためには、どうしたらいいのでしょうか?

『守りながら増やす』・・・これは、お客さまの長期的な資産形成に寄り添う運用会社として、30ファンドでも20ビジョンでも同じコンセプトです。また、両ファンドともに株式の組み入れ比率を30%まで下げることが可能です。こうした共通点があり、同じゴールを目指していますが、その手法には違いがあります。
「30ファンド」は、真のグローバル企業を多数組み入れていますので、世界経済の変化や為替の変動などにも対応力があり、結果として株式市場の変動にも相対的に強いことが特徴です。約6年間の実績の中でも、相場が強い時には相場よりは少し控えめに上昇し、相場が弱い時にはしっかりと下げ渋ることが特徴となっています。つまり、厳選された企業自らが『守りながら増やしてくれる』イメージです。
「20ビジョン」は、企業の変化に注目し、積極的な運用を行います。つまり、運用部長の糸島が株式投資比率も積極的にコントロールし、イベントリスクなどを極力排除して「守りながら増やしていく」イメージです。
当社としては、今年は、株式市場に対して強気で臨んでいますが、一方で、変動幅も大きな1年だと考えて慎重に臨んでいます。また、こうした不確実な局面ほど、2つのファンドは強みを発揮できるはずだとも考えています。
引き続き、両ファンドにご期待ください!

P.S.
さらに、コツコツと毎月の積立てで資産形成をされていけば、こうした局面においても、より安心となるはずです。



「ザ・2020ビジョン」           第1期運用報告書が完成しました!

2015年2月17日

皆様、こんにちわ。マーケティング部福本です。

「ザ・2020ビジョン」第1期運用報告書が完成しましたので、ご報告させていただきます。

そして、2014年12月から、投信法改正により、投資信託の運用報告書は、「交付運用報告書」と「運用報告書(全体版)」の2段階で発行することが義務付けられ、2種類、作成されています。

目論見書に「交付目論見書」と「請求目論見書」があるように、「交付運用報告書」は運用状況に関する重要な情報を、図やグラフなども用いながらより「わかりやすさ」にこだわって作成されたものになり、「運用報告書(全体版)」では従来の運用報告書の内容に概ね沿いつつ、一部記載内容の見直しなどがされています。

いずれにしても、「ザ・2020ビジョン」初めての運用報告書ということで、いかに受益者の皆様に、この1年の運用状況を「わかりやすく」「丁寧に」説明させていただけるかを議論を重ねながら作成させていただきました。

改めて申し上げるまでもありませんが、「ザ・2020ビジョン」は、”変化”をキーワードに、50銘柄程度に銘柄を絞り、市場リスクを株式と現金比率を柔軟に調整することで”守りながら攻める”ダイナミックに運用するファンドです。

運用部長兼チーフポートフォリオマネージャー糸島が組入銘柄や株式組入比率などの決定を担いますので、”機動性”等の点で、アクティブでダイナミックな運用が可能になります。

こうした運用方針の下、2013年12月にスタートした当ファンドも、第1期を終えた段階で15%超のリターン(リターンはあくまで過去の実績です)となり、公募ベースの残高も22億円超まで育てていただくことが出来ました。

今回の運用報告書で工夫をさせていただいた点は2つあります。
1つ目は【当該投資信託の特色とポートフォリオについて】(交付版P4~6、全体版P3~5)の中で、上記でご説明した”変化”、”50銘柄程度””ダイナミック”について、噛み砕いてご説明させていただいていることです。
特に、「ザ・2020ビジョン」についてご質問の多い、

・ダイナミックな運用の具体的な方法について説明してほしい
・守りながら攻める、の具体的な方法として現金比率を調整するとはどういう意味なのか?

ということについて、より詳細な説明を試みています。

また、工夫をした2つ目は、【投資環境及び運用経過について】の説明(交付版P7~8、全体版P6~7)です。昨年1年間の相場を3つの区間に区切り、当該期間のマーケット全体の振り返りと、その間のファンドの投資行動などを具体的にご説明しております。

データと照らし合わせながら読み進めたいという方は、全体版の運用報告書の中で開示されている当期間中の基準価額と市況等の推移(P1)の株式組入比率や主な売買銘柄(P10)などを参考にしていただけるとより理解を深めていただけると思います。

昨年1年も、市場環境は上下の振幅が大きい相場でした。こうした中で、”守りながら攻める”をベースに”ダイナミック”な運用ができたのも、ファンドに継続して資金が流入したことも大きな要因です。改めて受益者の皆様に、感謝申し上げたいと思います。

すでに第2期の運用がスタートして2ヶ月弱が過ぎようとしております。今期の運用方針(交付版P9~10、全体版P8~9)についても、「着眼点」という観点から具体的に言及しております。
このあたりも踏まえながら、ぜひ、今期の運用にもご期待いただければと思っております。

運用報告書をご覧いただいての感想・ご意見もお待ちしております。
受益者の皆様と共に、今年も”変化”を捉えチャレンジし続けてまいりたいと思いますので、益々のご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

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