つみたて投資は現役向けの「年金サプリ」

おはようございます、渋澤健です。先日、とある朝食研究会で、これから自分の考えを深めたいという気づきがあったので共有したいと思います。

スピーカーはお久しぶりにお話しをお伺いする武見敬三さん。参議院議員で、グローバル・ヘルス(国際保健)を日本の外交戦略として積極的に活用すべきという論点を長年推進されている方です。

武見さんのポイントとは、実はこれからアジアは高齢化社会となる課題を抱えていることです。



この図は、子供(0歳~14歳)+高齢者(65歳~ )を分子として、現役世代(15歳~64歳)まで割ったものです。割合が低いときには現役世代の数が比較的多く、社会福祉費用の負担が少ない時期を示します。日本の高齢化が先行していますが、これから他のアジア諸国の高齢化が急ピッチに進むことが見えますね。

このようなj現状において、武見さんお考えは、高齢化社会の課題に直面している日本が、もっとアジアから介護員や医療サービス員を受け入れて、数年後に彼らが母国へ帰り、日本の経験で得た知見によって活躍するという人財循環のWin-Winです。

これは、確かに面白い構想であり、是非とも日本政府に進めていただきたい国家戦略です。

一方、説明いただいた資料の図を眺めながら、アジアが抱える高齢化社会の財源の課題について深掘りが必要であると思いました。

日本の高齢化社会の前の時代は、結構長い期間の経済成長に恵まれてました。つまり、その当時の現役が現在の高齢者になっているので、世代として貯金や年金など高齢化生活の財源を保有しているのです。

同じ世代間の格差を埋めるために高齢化社会の政策は必要ですが、全体でいえば恵まれている高齢者です。

一方、アジアです。現在の日本と比べると著しく経済成長していますが、高齢化社会に直面する前に現役世代が経済成長を被る期間は日本と比べると遥かに短くなりそうです。つまり、老後のお金を十分に蓄える前にアジア諸国の人々は高齢化社会に直面するのです。

これは、アジア諸国の本人にとっても、社会にとっても重い課題になりそうです。

じゃあ、日本は大丈夫なのか。

平たくいえば、現在の高齢者、団塊世代までは大丈夫でしょう。

問題は、その子供世代である団塊ジュニア、40歳半ばの世代です。コモンズ投信の「お仲間」に入っている最も多い方々です。

そして、今回の武見さんのお話しで自分の気づきとは、団塊ジュニアが高齢化になる頃は、アジア諸国が高齢化している時代とほぼ重なることです。老後生活を補う財源が日本を含むアジア諸国での不足感が生じる時代について、もっと分析して、自分の考えを深めなければと思いました。

日本個人は、1700兆円ほどの金融資産を持っていると言われていますが、その大部分が現在の高齢者が保有しています。現在の40代は現役として高度成長の恩恵を受けていないので、世代として蓄えが少ない世代です。その割には、現在の退職者へ支給される年金の財源となる年金保険料を納めています。

つまり、40代の多くがコモンズの「お仲間」であるということは極めてスマートな行動をされていると思います。

これから年金など老後生活の資金に不足感があるのであれば、それを補うサプリメントは必須なんです。それが、コモンズが提供する、世界からの成長を呼ぶ込む日本企業へのつみたて投資です。

毎月、無理がない定額をつみたてることによって、未来の不足感を補う。「年金サプリ」の必要性について、もっともっと大勢の日本人の現役に気づいていただきたいです!

ただ、これからの高齢化社会において長生きする寿命だけではなく、アクティブに生活できる健康寿命が大切となります。老後生活のために財源を蓄えても、生活を楽しむことができなければ意味がありません。

ふと思い出しました。

コモンズ投信の設立を導いたひとつの源流に「プロジェクト13%」という活動がありました。2004年に金融の匠が考える豊かな世界について考えたフォーラムを開催しましたが、我々が提唱したのは、「ウェルス」「ウェルネス」と「ビジョン」の3セットによって豊かな生活が実現できるということでした。

まさに、このバランスが、現役世代の老後には必要なことではないでしょうか。プロジェクト13%を仲間たちと開催したときは、現役世代の明るい老後生活のことまで考えが及ばなかったですが、もしかすると、これもまた再検証するプロジェクト13%アゲインを立ち上げる必要があるかもしれませんね。