1-2年の壁

「小1の壁」ならぬ、「つみたて1-2年の壁」というのがあるらしい。。
某ネット証券さんに聞いたら投信つみたての継続率は1-2年なんですって。
コモンズ投信でもそれくらいで「あれ?」となって「なんとなくやめちゃお」って方いらっしゃいます。

なんともったいないことでしょう。。。。
あれ?と思ったときに私にメールください、「あれ?」ってタイトルで。

私たちは、経験上、つみたての効果が実感できてくるのは、5年くらいからだと思うのですが、
まだこの期間をしっかりロジカルに説明することができていません。

つみたて投資も「商品」「金額」「はじめるタイミング」「その期間のパフォーマンス」千差万別なので、オールマイティな説明はないのですが、今日は「複利運用」という側面からお話してみようと思います。

みなさんは複利曲線をご存知ですか?
中学で勉強する放物線のかたちをしています。どこかで見たことがあるのではと思います。

放物線はモノを放ったときに描く軌跡ですが、頂点に近づくに従ってスピードが落ちます。
この山なりの放物線を上下逆にしてみると上が開いた放物線になり
スピードは一番底の部分はゆっくりで、上がっていくに従ってスピードが上がっていきます。

ここが重要。『はじめのうちはゆっくり。徐々にスピードがあがってくる。』

つみたて投資でもはじめて1-2年のうちは効果を感じにくいかもしれません。
それどころか「ずっとマイナス」、なんてこともあるかもしれません。

さきほど複利運用のところで説明したとおり、はじめのうち成長はゆっくりですし、元本もまだそれほどでもなくて、そこから得られる利益の金額もたいしたことないように感じるかもしれません。

でも。

だいじょうぶです。
投資信託は複利運用されています。
運用で得た利益を再投資してさらに運用しているからです。

貴方のお金はちゃんとお預かりしてしっかり運用して育てています。

長いつみたて期間のうちの仕込みの時期だと思ってはじめの1-2年の壁をがんばって乗り越えてほしいと思います。