強い企業にお金を預ける投資

コモンズ投信 伊井です。

トランプ大統領の登場は、行き過ぎた資本主義、グローバル化に対しての歴史的な転換点を迎えていると考えています。これは振り返れば、リーマンショックを起点として、英国のEU離脱、移民問題などから続く現象です。株式市場は、トランプ大統領の登場を十分に消化できずに急落、急騰を演じています。

こうした不確実な時代で変動が激しい環境下における株式投資においては、短期的な株価の変動に対しタイミングを捉えて売買をすることは、とても困難です。一方で、優れた企業にお金を託して長期的に企業に成長してもらうことで、その果実を得る“企業への投資”は、どのタイミングで売買をするのかではなく、どの企業なら長期的に企業価値を上げていくことが出来るのかを考える企業選択です。

不確実性の高い時代の優れた企業としては、かつてのエクセレント・カンパニーでなく、ビジョナリー・カンパニーでもなく、レジリエント・カンパニーが求められています。2015年に日本でも出版されたピーター・D・ピーダーセン著の「Resilient Company(レジリエント・カンパニー)」では、『危機に強く、回復力が高い。耐性があるだけでなく、事業環境の変化を次なる発展や成長のバネにでき、しなやかさを発揮できる。そして働き手と顧客を虜にし、社会から広く支持、応援される企業』をレジリエント・カンパニーと呼んでいます。事例としては、P&G、ネスレ、タタ・グループ、GE、ジョンソン&ジョンソンなどが取り上げられています。


コモンズ30ファンドの、30年目線での企業の選択では、まさに、こうしたレジリエントな「しなやかで強い企業」を選択しています。リーマンショック、東日本大震災、75円の超高局面をも乗り越えて、成長を続けている企業が多数組み込まれています。
また、ザ・2020ビジョンはこうした時代において変化にチャレンジする企業に投資します。

外部環境の変化を自身で判断することは難しい時代です。コモンズ30ファンドやザ・2020ビジョンへの投資を通じて、優れた企業や変化する企業にお金を託して成長を期待する。
それこそが、難しい時代の資産形成の極意と考えています。弊社ファンドに引き続き、ご期待ください。

◆注目◆◆◆
ザ・2020ビジョンの動画「マンスリービジョン特別編」を本日配信しました。
「米大統領選挙を終えて」
チーフポートフォリオマネージャー糸島からのメッセージです。
是非ご覧下さい(コモンズTVのチャンネル登録もお願いします!)。
https://youtu.be/Ua8gW7V8vPs