地銀の現場の良心

おはようございます。帯広で朝を迎えています。零下5度!


9月に草食投資隊の合宿で訪れて現地の方々にお世話になったばかりですが、今回の目的は北海道銀行の支店内の研修会です。この夏にコモンズ30ファンドの取り扱いが始まり、支店の現場の研修のご依頼で、伊井と私で手分けして北海道の各支店を東京から集中的に出張しています。

通常のファンド説明のみならず、コモンズ投信という運用会社の存在意義など創業者目線の話ができる機会になります。それが無いと、現場の皆さんにとっては、ただ、聞いたことない会社の日本株ファンドになってしまいますから。

地方銀行の支店で投信販売の現場として配属される多くは若手行員です。8年前のリーマン・ショックを成人として体験していない年齢の方が多いでしょう。良いファンドをお客様へ届けたいという良心と仕事で課される営業目標の狭間の苦しさも日常だと思います。

しかしながら、ニ週間前ののブログでもご紹介したように今年度の金融庁の金融行政方針は「共通価値の創造」です。顧客基盤とは、銀行が収益を刈り上げと目的とする「畑」のような存在ではないということを明記しています。

顧客本位の良質なサービスを提供することを第一に、
企業の生産性向上や国民の資産形成を助けることによって、
銀行も安定した顧客基盤と収益を確保することです。

つまり、顧客基盤によって収益を確保する方針には、もともと若手行員が持っている「良心」は共通価値の創造のために不可欠であり、その「良心」の確認するために、私たちからの話がお役に立てるようであればうれしいです。

そのため、コモンズ投信とご縁をいただき、「共通価値の創造」に取り込んでいらっしゃる地銀さんの現場に足を運ぶことは歓迎いたします!