投信会社という共感メディアを創りたい!

おはようございます。 渋澤健です。 いや~ホントに楽しかったです! 土曜日に、渋沢栄一記念財団が主催する「論語と算盤ウイークエンドセミナー」に中国古典研究家で作家の守屋淳さんとCAFE Company楠本修二郎さんとご一緒に登壇しました。それぞれが活動する領域が異なるものの、コモンズ投信の設立によって表現したかった理念とシンクロ二シティを感じることができた、すてきな一時でした。



もう15年ぐらい前から中国古典についてご指導いただいている守屋さんの東西を超えるお話しのスケールは数百年~数千年単位です。そのような壮大な視野であるからこそ、見えてくる人間の普遍性は、長期投資には貴重な視点であり、いつも勉強になります。

世界の中心だった中華帝国の上下関係による秩序構築。そして、対等な関係による競争原理を基に世界の中心となった近代ヨーロッパ。未開拓地のフロンティア精神によって台頭したアメリカ。そして、それぞれの影響を受けて、近代化した日本。今回も、これからの時代の行方、これからの日本企業の有り方などを考える上で、大変示唆に富む内容でした。

楠本さんも10年ぐらい前にお知り合いになりましたが、場づくりの天才だと思っています。その「場」に、色々な情報が共有され、そこから新しいものが生まれてくる。。。

楠本さんが考えるCAFEとは、「C」ommunity 「A」ccess 「F」or 「E」veryoneです。

これは、コモンズ投信の社名の由来であるCommon Groundと通じるものがあると思ってます。「今日よりも、よい明日」に共感する人々が集まってくるところCommon Groundです。

楠本さんが場づくりで意識されていることは、「コンテキストを通じてつながり」を創るること。そのために、カフェという「リアルな共感メディア」を日本全国で、様々な形でつくっていらっしゃいます。

これは、コモンズが目指したいところと通じていると思っています。

投信会社の機能とは金融商品というモノを提供することでしょう。(だから、色んな規制に縛られる。。。。)

しかしながら、コモンズ投信の存在意義とは、モノを提供する機能だけではなく、コトという意味を世の中に提案するためだと思っています。

その意味とは、「共感メディア」をつくること。。。 会社設立の起源に、そんなことを考えていたことを思いだしました。

運用会社も、モノからコトへと時代に応じた進化が必要です。

色々な学びがあった素晴らしい機会をいただきました。どうもありがとうございました!