<プレゼン抄訳>日東電工株式会社「お客さまのニーズを汲んで大きく進化」

日東電工株式会社
グローバル経営戦略部 IRグループ部長 塩路 隆太 様
「お客さまのニーズを汲んで大きく進化」

日東電工といっても、恐らく多くの方は何の会社なのか、イメージがつきにくいと思いますので、私どもの会社が何を作っている会社なのか、という点を中心に、お話しさせていただきたいと思います。

まず、2016年3月決算見通しは、8000億円を少し欠けるくらいの売上高とみております。グローバルに展開しており、売上の7割を海外が占めています。現時点で主流となる製品はオプトロニクスで、光学製品として用いられる電子部品です。これが売上、利益の半分を占めており、なかでも液晶パネルに貼られている偏光フィルムが主力製品です。液晶ディスプレーは、角度を変えて見た時に、綺麗に見えなくなるという問題があり、その問題を解決するのが、偏光フィルムです。
また、スマートフォンやタブレットPCのタッチパネルの上には、透明導電性フィルムが貼られており、指を動かすことでスイッチの役割を果たしていますが、これも弊社は高いシェアをいただいています。

もともと弊社は、電気絶縁材料を100年前に作った会社です。したがって、今もテープは中心事業のひとつで、たとえば両面接着テープなどは、家電や自動車などの製造工程でも、さまざまな箇所に使われています。さらには、自動車関連だとボディの鋼板を薄くしても強度を保てるような材料も作っています。

そして近年、大きく伸びているのがライフサイエンスの分野です。オプトロニクス分野に比べて売上はまだまだ小さいのですが、最近注目されているものとしては、「核酸医薬」という、DNAやRNAなどの構成成分である核酸を用いた医薬品があります。これによって、従来、治療が困難だった病気の治療が可能になると期待されている分野で、医薬品メーカーからの委託を受けて、薬の製造を行っています。

私どもの進化の過程は、たとえば液晶フィルムを例に取ると、最初は腕時計の表示板に貼り付けることからスタートし、電卓の表示板、ワープロの画面、パソコンの画面、そして携帯電話やスマートフォン、タブレットPCの画面というように、デバイスの進化に伴って、各メーカーの要望に沿った製品を作ってきました。また、これから先は液晶ではなく、有機ELを用いたパネルが主力になると思われますので、それに対応した製品への要望も高まっています。
このように、お客様の要望に伴い、私たちは大きく進化してきました。それを、今後も続けていきたいと考えています。