未来予想図 はじめに:ファンドマネジャーの糸島です

未来予想図 
はじめに:ファンドマネジャーの糸島です
2016-08-22-MON

<糸島孝俊ってどんな人?>
皆さん、こんにちは。私の名前は、糸島孝俊(いとしまたかとし)。日本株を運用している現役ファンドマネジャー(=ポートフォリオマネジャー)です。運用経験は通算20年と業界ではかなりのベテランの域に入ります。

私は、大手証券会社に入社後、同グループにてセルサイドの企業調査アナリストや、年金のファンドマネジャーを経験しました。大手銀行系運用会社に転職後は、投資信託(日本株アクティブファンド「凄腕」)などのチーフファンドマネジャーとして最大で5000億円近い資金を運用させてもらいました。ヘッジファンドでファンドマネジャーを経験後、2013年2月より「コモンズ投信」に入社して現在に至ります。投資信託における今までの受賞歴(モーニングスター、リッパー、R&I)は最優秀ファンド3回、優秀ファンド2回です。

2013年12月から運用を開始した「ザ・2020ビジョン」の中の、「2020Vision」には「しっかり先を見通せる」との意味があり、変化を見通せる運用をしたいという想いを込めています。米国では、通常「20-20vision」というと正常な視力のことを言います。20フィート離れていても文字を認識出来る視力の例えです。なるほどって感じですよね。

<ファンドマネジャーってなに?>
ファンドマネジャーを直訳すれば、特定の目的の資金(fund)を運営・管理する人(manager)となります。目的に沿って預かった資金(委託された財産)を運営(運用)していくということです。

ファンドマネジャーの中でも、アクティブファンドのファンドマネジャーは日々ファンドのパフォーマンス(運用成績)を向上させるべく、寝ても覚めても1日24時間、頭のどこかで株式マーケットのことを考えています。10年、20年、30年先の世の中を見据えながら、一方で日々起こるすべてのコト、政治・経済の動向はもちろんですが、例えば今こんな商品が売れているよ!とかこんなつぶやきに注目が集まっているよ!とか、究極明日の天気予報まで!そうした情報がマーケットにどんな影響を与えるかをいつも考えています。というより、考えてしまう、という方が正しいかもしれません。それはそれは楽しい作業です。

<ファンドマネジャーの業務>
日本株アクティブのファンドマネジャーの場合、株式を売買して利益を稼ぐという「投資判断」に加えて、「情報収集」や「受益者(※)への運用報告」が主な業務となりますが、弊社ではさらに「営業」という重要な業務が追加されます。

<情報収集>
ファンドマネジャーにも様々なタイプがありますが、私のような日本株アクティブ型の場合、企業説明会への出席、企業の投資家担当者(IR)への取材、証券会社に所属するアナリストとの意見交換などに多くの時間を割いています。

<投資判断>
私が運用する絶対リターン追求型の厳選投資ファンドにおいて、どの銘柄をどの程度投資するかという判断が運用成績を決定するので、言うまでもなく「投資判断」は極めて重要な業務です。投資判断は、業績予想に対して現状の株価の妥当性を判断する「定量分析」と、経営者の質や変化、ブランド価値など数値ではとらえにくい要素を判断する「定性分析」によって決定されます。

<受益者への運用報告>
受益者に運用結果をお伝えすることはファンドマネジャーにとって最大の責務といっても過言ではありません。通常、ファンドマネジャーは月次報告書や年一回の運用報告書という形で受益者に運用報告を行います。

<営業活動>
ファンドマネジャーが営業活動もするの?と、驚く方がいるかもしれません。日本の大手運用会社では、ファンドマネジャー業務を個人技量ではなく、組織として均一化したいと考えるため、ファンドマネジャーの個人名を開示しませんが、米国を始めとする金融先進諸国では開示が常識です。日本では非常識であっても、私は誠心誠意、運用業務を全うするために責任の所在を明確にすべきと考えており、「顔が見える運用」を実践しています。したがって、四半期毎の受益者向けセミナーを全国で開催して運用結果を直接説明するとともに、月間の運用報告を弊社HPにて動画配信しています。そして、テレビや新聞などへの出演も無理のない範囲で前向きに対応しています。これらは、リアルタイムに私が考えていること(投資スタンスや見通し)を発信するためだけでなく、私の元気な姿や声を受益者に感じとってもらうことで、安心してもらうことが目的です。

※受益者とは、ファンドマネジャーに運用を依頼するお金の出し手。運用会社にとってはお客様。

運用部長兼チーフポートフォリオマネジャー
糸島孝俊

次のコラム⇒未来予想図 1:株式投資に不可欠な集める力

未来予想図 7:『Society 5.0』における勝ち組の条件
未来予想図 6:人工知能とファンドマネージャー
未来予想図 5:ザ・2020ビジョン2017年の着眼点
未来予想図 4:『CYBERDYNE』という会社
未来予想図 3:ロボット有望株が空売りファンドの標的に?
未来予想図 2:VR・ARで広がる○○の世界
未来予想図 1:株式投資に不可欠な集める力
未来予想図はじめに:ファンドマネジャーの糸島です

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四半期恒例のファンド説明&運用報告会を下記日程で開催します。
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