意外に大事なお金の置き場所

こんにちは、福本です。

皆さん、お金の”置き場所”についてしっかり考えたことってあるでしょうか。
え?それってタンス預金とか銀行とかのこと?

はい、遠からずなのですが、”何に”(=例えば現金なのか、株なのか、債券なのか、など)お金をかえておくか、ではなく、“どこに”(=課税口座なのか非課税口座なのか、はたまた年金資産なのか、など)お金を置くか、ということです。

これは、私たちも大変お世話になっているI-Oウェルスの岡本さんがもともと紹介されていた考え方で、「アセット・ケーション」というようです。

似た言葉に、「アセット・ロケーション」というものがありますが、これは「資産配分」などと訳されたりして、自身や家族の資産計画やリスク許容度に併せて、現金、株、債券などの配分を決めて運用することです。
長期でのパフォーマンスはこの資産配分次第で決まる、とも言われています。

これに対し、「アセット・ロケーション」つまり、”資産の置き場所”も長期的な資産形成においては重要な要素ということなのです。

2014年にスタートしたNISA(少額投資非課税制度)
2016年よりスタートしたジュニアNISAiDeCo(個人型確定拠出年金)
そして2018年よりスタートするつみたてNISA

近年様々な税制メリットを持つ制度がスタートしています。
※ちなみにNISAとつみたてNISAは選択性です

それぞれ制約はあるものの、長期での資産形成においては活用しない手はない、国が堂々と非課税を認めた制度です。
これまで資産運用というのは、株でも債券でも投信でも利益に対して一律に20%課税されるというものだったのが、”お金の置き場所”によって税が免除される。最終的な効果がずいぶん変わってくるものになりました。

特に2018年からスタートするつみたてNISAは、年間の投資額は40万円に限られるものの、最大で20年間非課税になります。また、iDeCoは60才まで引出不可ですから、年齢によってはさらに長く非課税で運用できることになります。

このように、長期に亘って非課税メリットを享受できる制度を最大限に活用するにはどうしたらよいか。そこに、この「アセット・ロケーション」という考え方が重要になるのです。

一般的に、リスク(ブレ)が高いものほど、長期で保有すれば高いリターンが期待できます。であれば、長期の資産形成を前提とした非課税口座でこうしたリスクは高いけれども期待リターンも高い商品(=株式や株式投信)を保有し、課税口座では、預金や債券、または、短期的に換金するかもしれない資産などを保有する方が、断然運用効率が上がるというわけです。
(下記はイメージ図)

課税口座の中でバランスを考えて債券と株を保有したり、はたまた長期で非課税で運用できるiDeCoでも預金と株式ファンドに分けて投資をしてしまったりしませんか?これはとてももったいないですね。
お金の置き場所(ロケーション)それぞれの特性を活かして、資産の配分(アロケーション)を決めることが運用の効果を高める重要なポイントになりそうです。

将来に向けて、じっくりゆっくり殖やしていく資産は、「お金の置き場所は非課税口座」で「なるべく期待リターンの高い株式や株式投信を活用する」のが正解。その際に、私たちの商品がお手伝いできたら本当に嬉しいです。

渋澤と伊井がコモンズを創業したとき、本当の意味での長期の資産づくりを応援するファンドを作りたいという想いが原点にありました。約10年経って、まさにその想いを制度が後押ししてくれる時代になりました。

より多くの方の長期の資産づくりに、コモンズ30ファンドをご利用いただけるよう、私たちも益々がんばっていきたいと思っています。

金融庁主催つみたてNISAフェスティバルに参加してきました!

草食投資隊セミナー 広島&大阪

おはようございます。 渋澤健です。

この土日は、セゾン投信の中野晴啓さんさんとレオス・キャピタルワークスの藤野英人さんと私が2010年から形成している「草食投資隊」セミナーを広島で午前・午後のダブルヘッダー、そして、大阪で開催しました。

結成した当時から、セミナーなどで我々が伝えているメッセージは本質的に変わっていません。したがって、当時は業界ではアウェー感がありました。しかし、今回のつみたてNISAにおいて、日本国内のおよそ6000本の投資信託から金融庁が「仮確定」した120本の内、アクティブ運用の投資信託はたった15本。そして、その内の5本が草食投資隊が運用する投資信託です。風向きにしっかりと草食投資隊は乗っていたんですね。

社会起業家フォーラムに参加した人たちの声

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          【参加者募集】
      コモンズ投信株式会社SEEDCapプログラム
        「第9回コモンズ社会起業家フォーラム」
      
       2017年10月7日(土) 14:00~17:00
     東京都文京区@文京学院大学 仁愛ホール
◆◇~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞~∞◇◆

こんにちは。
コモンズ投信の寄付のしくみを担当しております馬越です。
いよいよ第9回コモンズ社会起業家フォーラム開催まで後17日となりました。

そしてこの度、昨年開催しました第8回の動画をアップしましたのでお知らせいたします。

毎年参加者の方の声をまとめた動画「VOICE」。
ここには目の前の社会課題解決にいち早く立ちあがった社会起業家の人たちのメッセージを参加者の人たちがどう受けとめたのか、その想いがたくさん込められています。

「投資を通して社会貢献する」

「寄付ってうれしい」

「できるところから」

「滴を大河に」


みずから、それぞれに、よりよい明日のためのソーシャルアクションを見出す人たちの表情がそこにはあります。
ぜひご覧ください。


会場にいらっしゃるのは、年代も様々。学生さんからシニア層まで。
お子さんとご参加くださるお姿も毎年お見かけいたします。
はじめての方も、お友達やご家族とのご参加も大歓迎です。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

今年第の登壇者顔ぶれは下記リンク先よりどうぞ!
https://www.commons30.jp/seminars/detail/546

今年のテーマは「自分のミッション(存在意義)」。
マイク一本と想いだけを手にした彼らの熱き7分間のスピーチリレーに、今年もご期待ください!
第8回コモンズSEEDCapの応援先に決定した一般社団法人more trees 事務局長 水谷伸吉さんに対する授賞式も行います!

コモンス30ファンドが求めるのは、+α

おはようございます。渋澤健です。連休は大型台風が接近している中、日本全国中で大勢の方々が移動されていると思いますが、特に大きな問題がなかったことを祈願しています。

さて、連休の初日の土曜日に、東京でモーニングスターの投信EXPO2017 が開催され、2000人ほどの参加者が六本木のミッドタウンの会場に駆けつけました。世間では、これほど投信への関心が高いのか!と肌で感じることができた、とても刺激的なイベントでした。

来場者は1日で2500名近くに上りました。














そのイベントのオープニングセッションの大ホールで、モーニングスターの代表取締役社長の朝倉智也さんの司会により、バンガード・インベストメンツ・ジャパンの投資戦略部長の塚本俊太郎さんとご一緒にパネルディスカッションに登壇する機会に恵まれました。

大ホールは満席になっため、第二会議室からの中継があったほど関心が高く、とてもうれしかったです。

メイン会場の様子
第2会議場の様子














そのパネルのテーマとは、「資産運用新時代を勝ち抜く真の運用戦略とは ~インデックス運用とアクティブ運用が徹底討論!~

WOW! 世の中のインデックス運用の王者であるバンガードに対して、アクティブ運用の代表として白羽の矢が立つとは大変光栄なことであると感じました。

どのような展開のパネルになるかと思っていたところ、オープニング・コメントの時に塚本さんがコメントが印象に残りました。

我々は拡大することを目的にしている訳ではなく、正しいことを貫いて顧客が評価してくれているからこそ拡大している。

これに、希望を感じました。

確かに、そうだと。コモンズが思う正しいということを貫くしかない、と。

インデックス運用のファンドのメリットである低コストは、特に長期投資の場合、その通りだと思います。ただ、低コストのインデックス運用のファンドを求めるだけであれば、世の中にはバンガード以外の存在は意味ありません。

誰が運用しようと、その成果が変わらないということがインデックス運用なので、その場合、世界一の運用会社であるバンガードに任せば良い。それだけのことであるからです。

でも、インデックス(パッシブ)運用と比べて、「アクティブ運用」と一言で言っても、実は、その内容は多種多彩です。色々な戦略のアクティブ運用が存在しています。

では、そのアクティブ型ファンドがコストに見合うかと判断どうするか。

やや、専門的な話になるかもしれません。しかし、α(アルファ)=超過リターンとβ(ベータ)=相関性の分析が基本だと思います。

インデックス型ファンドのβは基本的に1.0です。それは、指数とほぼ連動することが目的としているファンドですから。

そして、インデックス型ファンドのαは0です。なぜなら、超過リターンを、そもそも期待していないからです。

一方、アクティブ型ファンドの場合、ベータが1.0以下であれば、リスクを抑えている。1.0以上であれば(レバレッジなど用いる)リスクを積極的に取っていることになります。

したがって、βが1.0以下で、αがプラスであれば、それは「良い」ファンドになります。

言い返れば、インデックス運用の目的はβだけであり、αではありません。

一方、アクティブ運用の存在意義は、+αです。

ちなみにコモンズ30ファンド(信託報酬込み)の設定来のβは0.80ぐらいで、αは4%ぐらいです。ということは、過去の実績ベースで平たくいえば、指数が0%のときに、コモンズ30ファンドのリターンは大体4%ぐらいという+αを受益者に還元できたということになります。

さて、このような分析から見いだせる大切な示唆があります。

βにはコストをかける必要がないということです。なぜなら、低コストのインデックスファンドがあるからです。

一方、運用費用を指しい引いた後のαにはコストをかける価値があるということです。

今週からコモンズ30ファンドの信託報酬(税抜き)を0.98%へ下げます。βの部分をインデックスファンドの平均的な信託報酬である0.20%を支払っていると考えれば、αの部分への期待に0.78%を支払っていただくということになります。(いずれも、税抜きベース)

この0.78%が、αに値するコストなのか。それは、消費者である個人投資家のご判断になります。

先週の金曜日に、コモンズ30ファンドの投資先である日立製作所をお招きし、当社が取り組んでいらっしゃるダイバーシティ経営について、対話方式のセミナーで色々と教えていただきました。


例えば、女性の活躍について、プロフィール、つまり、外形的、数値的な目標を否定するわけではないが、それが本質ではないというコメントが大変印象に残りました。その通りですね。

これらは、コモンズ30ファンドの投資先企業の非財務的な「見えない」価値だと思います。目先の業績や株価の影響は直接見えないかもしれません。しかしながら、企業の持続的な価値創造のためには不可欠なことである。そして、「対話」があるからこそ、その見えない価値の見える化へとつながる。そう確信しています。




このように、投資先企業の見えない価値の見える化という「+α」を追求するファンドがあっても、良いと思いませんか? 私は、そう思います。

わたしたちのミッション

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お申込みはお済みですか?
第9回コモンズ社会起業家フォーラム
~寄付月間2017公式認定企画~
日時:10月7日(土) 14時~17時 
場所:東京都文京区@文京学院大学 仁愛ホール
お申込み詳細はこちらから
http://www.commons30.jp/seminars/detail/546
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こんにちは。コモンズ投信の寄付のしくみSEEDCap担当の馬越です。

今週全国各地の地方紙に、弊社で開催しているコモンズこどもトラストセミナーの様子が取り上げられました。(愛媛新聞、岩手日日、新潟日報、陸奥新報)


「使う」「ためる」「投資する」「寄付する」4つのお金との付き合い方があることをこどもたちに知ってもらうお金の教室シリーズ。最初はこどもたちの頭には「使う」「ためる」しか存在しないのですが、「投資する」「寄付する」について学び進めていくと、一瞬にしてこどもたちの視野が広がっていきます。誰かが、自分がこうなって欲しいという未来のためになくなってほしくないという存在のために働いていることに自分たちのお金を使うことができる「投資」、今の自分たちでは直接解決できない社会課題に取り組んでいる人たちに自分たちのお金を使うことができる「寄付」。「お金との付き合い方」を学ぶことによって、こどもたちの中に社会と主体的に繋がっていく力が培われていきます。

10月7日(土)、今年もコモンズ投信が創業以来大切にしているイベントのひとつ、コモンズ社会起業家フォーラムを開催します。社会課題に自分なりの方法で主体的に関わる術を模索して参加してくださる方が多いイベントです。
今年は漁師、がんサバイバー、LGBT、アフリカの女性たち、アジアの活動家たち、住宅遺産の継承、性被害にあうこどもたち、孤立するこどもたちといった様々な社会課題と向き合う社会起業家たちが集結し、スピーチリレーを展開します。
そして、今年のスピーチテーマは「自分のミッション(存在意義)」。登壇者ひとりひとりが、何を自らのミッションとして突き動かされているのか。7分間の熱きスピーチリレーに、今年もどうぞご期待ください。
昨年の様子です。

また、参加者のみなさま同士で繋がりの輪を広げていただく対話タイムの時間を利用して、
コモンズブースも設置します!ホワイエに設置したコモンズブースでは、「この際聞いておきたかった!お金について!資産形成について!つみたて投資について!」のプチセミナーも開催予定です。口座開設の資料の記入方法など、何でも質問できるコモンズブースを是非ご活用ください。

事前の質問も募集中です!
「お金について、こんなこと質問してみたかった!」という方、次のフォームにご記入いただき疑問に思う点やあなたがお金で挑戦してみたいことなどを教えてください!
https://www.commons30.jp/inquiry/form.php?form=59b89e4bf195f

コモンズ投信の長期投資のファンドや寄付のしくみを知っていただけることで、お金の循環について関心を持ってくださる方が年々増えていることを実感しています。投資は初めて、という方からもご相談を受けることが少なくありません。
消費、貯金、投資、寄付、お金との付き合い方が様々ある中で、みなさまの「より良い明日を生み出すお金との付き合い方」を探すお手伝いをすること、それがわたしたちコモンズ投信のミッションだと思っています。
会場にてみなさまにお会いできますことを、コモンズ投信スタッフ一同楽しみにお待ちしております。
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昨年のフォーラムの様子はこちらをご覧ください。
〇スピーチ動画
https://www.youtube.com/playlist?list=PLyi0qtYATa_EeZ9AwSl1gyjWl_BYCxSHo

〇コモンズブログ 
http://park.commons30.jp/2016/10/blog-post.html

〇会長渋澤のブログ 
http://alt-talk.cocolog-nifty.com/alternative/2016/10/8faces-2e47.html

昨年のフォーラムには述べ200人以上の方々が参加してくださいました。
(昨年の参加者の声)
〇やはり直接聞かないとわからないこと、共感できないことが多いと感じました。
〇対話の時間ではいろいろな人とお話ができ、とてもよかったので続けてほしい。
〇この社会起業家フォーラムは、コモンズで投資する理由のひとつです。

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■10月29日(日) コモンズSEEDCap受賞者とのこどもトラストセミナー開催!
コモンズ投信で定めたジュニアの日関連イベント!
今年度SEEDCap応援先・都市と森を繋ぐ活動を展開する一般社団法人more treesの水谷伸吉さんとのコラボ企画!奮ってのご参加お待ちしております!

こどもトラストセミナー 「隈研吾さんのつみきで街をつくろう!」with 一般社団法人more trees(モア・トゥリーズ)
10月29日(日) @東京・ウィズダムアカデミー三鷹・吉祥寺校
午前の部
http://www.commons30.jp/seminars/detail/566
午後の部
http://www.commons30.jp/seminars/detail/567



インデックス運用とアクティブ運用が徹底討論!

おはようございます。渋澤健です。

今度の土曜日(9月16日)に、とても面白い展開になりそうなパネル・ディスカッションの登壇の機会をいただきました。

モーニングスター社が主催する投信EXPO2017の朝一のラインアップで、

テーマは・・・

長期投資では、一般的に、インデックス運用の方がアクティブ運用より有利と言われています。でも、机上ではなく実践した場合、その一般論は本当なのか。特に日本株式の場合は、、、

つみたて投資を「やりたい」!

おはようございます。渋澤健です。急に秋の気配が感じられるようになりましたね。

~「滴から大河へ」「無力ではなく、微力」
微力な一滴一滴でも足し算・掛け算によって勢力ある大河になる~

このようなメッセージを、金曜日のCANPAN主催のNPOセミナー「活きたお金のあり方」、土曜日の宇都宮で開催された清和建設北関東社主催のCSRセミナー「愛と勇気と資本主義」で二日連続、ご来場された皆さんにお伝えしました。

CANPAN主催NPOセミナー「活きたお金のあり方」

清和建設北関東社主催CSRセミナー「愛と勇気と資本主義」

このメッセージの背景にあるのは、
一人ひとりが『自分や家族や社会の将来に対して、自分は今、何が出来るか』という問いかけです。