SDGs投資という新しいお金の流れ

おはようございます。渋澤健です。

やはり地球温暖化の影響なのでしょうか。従来の梅雨のしとしという風情を感じることない季節で、熱帯豪雨が常になっていますね・・・被災地にお見舞い申し上げます。一日も早く平穏な日常生活が戻ることをお祈りいたします。

さて、この土日はウェビナーが立て続きました。ビフォー・コロナでは講演のダブルヘッダーは移動が大変でしたが、今ではクリックで次のセミナーへと移動できます。便利と言えば便利で、聴講者の皆さんがチャットやQ&Aに積極的にご参加いただけるとライブ感もあります。

拙著「SDGs投資」出版セミナーシリーズでは土曜日は、いつもお世話になっているtsumiki証券の仲木威雄さんとマイクロクレジットのローン投資を提供するクラウドクレジットの杉山智行さんコモンズ投信の三社のコラボ・イベントを開催しました。

証券会社、マイクロクレジット会社、投信会社と異なる業種ですが、forgoodな新しいお金の流れをつくろうという共通点があります。


また日曜日はコモンズ社会起業家フォーラムの登壇者でもあるテラ・ルネサンスの鬼丸昌也さんとRICCI EVERYDAYの仲本千津さんと楽しくお話させていただきました。

三年ぐらい前にサロン的なこじんまりとした会場で鼎談した三人ですが、今回はその後に色々と展開があったお二人とオンライン・セミナーでご一緒させていただきました。やはり、ほしい未来を描き、それに行動することは大事ですね!そして、仕事のパートナーとの「出会い」が大切なカギです。
*こちらのオンラインイベントはYoutubeコモンズTVでもご覧いただけます。



「SDGs投資」とはMeからWeへと新しいお金の流れだと思います。Meだけの投資は、いずれ行き詰まると思います。しかし、Weへの投資でWeが繁栄すれば、Meも恩恵を受ける。そのようなサーキュラーな関係を目指すことがSDGs投資です!

「SDGs投資」のWEBセミナーシリーズは、まだ続きます!是非ともご参加ください!

◆7月20日(月)19:00~自然電力株式会社 代表取締役 磯野謙さん
2020年7月13日月曜日

コモンズ30ファンドはESGファンド?


皆さん、こんにちは。

コモンズ投信 伊井です。

まずは、この度の九州や長野、岐阜などでの集中豪雨で被害にあわれた方に心よりお見舞い申し上げます。

ESGという言葉を見聞きする機会は、この数年多くなっていることと思います。
運用の世界でもESG投資が重要と言われるようになってきました。
具体的には、単に決算などの財務情報を分析しての投資ではなく、
E」=環境(Environmentでは、地球温暖化につながる二酸化炭素の排出量を抑える努力をしているのか、事業が地球環境の破壊につながっていないか、再生可能エネルギーへの関心は高いかなどを確認、
S」=社会(Socialでは、労働環境の改善をしているか、人権問題はないか、女性活躍を推進しているか、地域社会への貢献をしているのかなどを確認、
G」=ガバナンス(Governanceでは、経営の透明性、多様な価値観、企業不祥事が起こらない仕組みなどを確認、することで、本当にいい会社を選ぶことが結果として投資のリターンにもつながる、との考え方です。

さて、先般、コモンズ30ファンドが、こうしたESGの評価が高い企業を多く組み入れているとのことで、ESGスコア1位の投資信託になったという記事が日本経済新聞電子版に掲載されました。



ドイツのESG評価会社のデータをもとにランキングされたものですが、さらに分析結果としてESGスコアの高いファンドは市場平均よりも運用成績がよい、という結果になっているとの内容でした。

コモンズ30ファンドは、「30年目線で、30社程度への厳選投資を行い、企業との対話を大切にする」ファンドであり、ESGを標ぼうしたファンドではありません。

しかし、30年という超長期の時間軸で企業の実力を評価するときには、ESGの要素は当たり前のように分析項目に入ります。

こうして改めて外部機関の評価で、ESGの評価が高い企業で構成されている投資信託となったことは、これまでの10年を超える当社の投資プロセスや結果に、一定の評価がもらえたことでもあり、私たちにとりましても嬉しいニュースとなりました。

今回のコロナ禍での投資先企業各社の取組みを見ても、単に自社の利益だけを追求せず、お客さま、社員、地域社会にも配慮した行動が数多く見られました。

今後もこうした各社の取組みを、しっかりと皆さまにお伝えしていきたいと思います。
引き続き、ご期待ください!




2020年7月10日金曜日

味の素の西井社長との対話

おはようございます。渋澤健です。

さて、拙著「SDGs投資」を題材にしたウェビナー・シリーズを展開していますが、先週の木曜日(2日)には、ビッグなゲストをお招きしました。コモンズ30ファンドの投資先である味の素株式会社の代表取締役社長CEOの西井孝明さんです。

味の素のコーポレート・メッセージであるEat Well Live Wellは、コロナ禍の自粛中には特に大事な心得でしたが、塩分を控えながら「うま味」を活かして美味しい食生活を楽しむ生活はいつでも日常化したいものです。

実は、西井社長とは自粛中に二回ほどウェブ会議でガバナンスについて意見交換させていただいていましたが、大企業の社長とオンラインで対話できることはウイズ・コロナの歓迎すべき新しい常識です。社長室にお伺いする緊張感も良いですが、オンラインを通じた対話では、西井社長のお人柄もありますが、親近感を覚えます。

ライブ配信を逃した方は、是非とも、COMMONSTVにアーカイブされた以下の対話の動画をご覧ください。


SDGs(持続可能な開発目標)が2015年の秋に国連の総会で採択された翌年の2016年の統合報告書の社長メッセージで「また、地球持続性や 食資源などの環境課題についても、国連の持続可能な開発目標(SDGs)やコンシューマー・ グッズ・フォーラムのテーマへ主体的に関与していきます」といち早く明言された日本企業であることが印象に残っています。

今回の対話でこの先見力についてお伺いしたところ、社長にご就任された直前のポストがブラジル味の素社長/取締役常務執行役員ラテンアメリカ本部長であったことで、SDGsの前身であったMDGs(ミレニアム開発目標)から注目されていて、2015年に社長にご就任されたときには既に着眼されていたとのことでした。

また現地でのご経験により、ブラジル人は仕事する時間は日本人より短いが、その時間の生産性が高い(つまり、Live Well)という教訓から3年前に本社でも在宅ワークの制度を取り入れていたので、今回のコロナ禍においてスムーズにステイホーム・モードに入れたようです。前々回の私のブログでお伝えしたように、過去5年間の「健康経営銘柄」において4回も選定されている理由が見えてきますね!

新興国の責任者であったからこそ、西井社長が見えていた味の素の企業価値の創造のポテンシャルがあったと察します。また、新興国の責任者からいきなり本社の経営トップに抜擢されるような人事を日本企業で聞いたことありません。これは味の素の魅力的な「見えない価値」ですね。世代を超える投資を目指すコモンズ30ファンドにとって、とても大切な価値です。

西井社長、お忙しいところ、どうもありがとうございました!

「SDGs投資」のWEBセミナーシリーズは、まだまだ続きます。是非ともご参加ください!

7月11日(土)10:00~クラウドクレジット株式会社 代表取締役CEO 杉山智行さんtsumiki証券株式会社 代表取締役COO 仲木威雄さん

7月12日(日)13:00~ 認定NPO法人テラ・ルネッサンス創設者 鬼丸昌也さん、株式会社 RICCI EVERYDAY COO 仲本千津さん

◆7月20日(月)19:00~自然電力株式会社 代表取締役 磯野謙さん

2020年7月6日月曜日

2030年のSDGs達成は地球の未来に対する試金石


こんにちは。コモンズ投信 福本です。


誰もが一度は耳にされたことがあるフレーズですよね。
これは、コモンズ30ファンド投資先企業「味の素」のコーポレートスローガンです。

また、同社はいち早く「SDGs(Sustainable Development Goalsの略)」に対して本業を通じた達成に取り組みを開始した企業の一つです。

72日、社長の西井さまをゲストにお招きし、同社の取組みや西井さまが考える「SDGs」についてお伺いする機会に恵まれました。

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SDGs投資」21世紀のサスティナブルな投資とは?ゲスト:味の素社長 西井孝明さん

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西井さまは2015年に味の素の社長に就任。ちょうどその年に国連でSDGsが採択されました。
その前のブラジル社長時代、すでにSDGsの前身であるMDGs(ミレニアム開発目標)へも強い関心を持っておられたこともあり、SDGsが採択され自身が社長に就任されたと同時に社を上げてSDGsへの取組みをスタートさせたそうです。
SDGs17テーマのなかでも、健康と環境に重点的に取り組むと決め、「食と健康の課題解決への貢献によって10億人の健康寿命を延伸させる」ことを掲げました。
また、気候変動(温室効果ガスの削減、水資源の使用量削減)、資源循環型社会構築(プラスチック廃棄物の削減、フードロスの削減)、サスティナブル調達(森林破壊、生物多様性、人権、動物との共生に配慮した原料調達)について、具体的な目標を定めています。
また、こうした取組みによって年間当たり80-100億円に上るリスク対策費用の削減につなげるとしています。
こうしたお話を伺う中で、西井さまはSDGsについて、繰り返し「指標であり、目標、そして経営の根幹にあるもの」とお話しされていました。

また、SDGsが目的・目標であるならば、ESG(環境・社会・企業統治)は手段です。
これまでは、E(環境)とG(企業統治)については見える化が進んできましたが、今回、コロナ禍において、企業のS(社会)への取組みが注目されるようになりました。
同社は、S(社会)への貢献として、減塩を重要なテーマとして取り組まれているそうです。
減塩に貢献できる商品の比率を上げていくことで、社会に貢献する。
それは、付加価値の高い商品であることから値段も高いため、同社の経済的なメリットにもつながります。
このような取組みを数値化して、「見える化」を進めているそうです。

また、働き方改革をいち早く進めた同社のガバナンスは、コロナ禍においても注目を集めており、経済産業省が発表している「健康経営銘柄(従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる企業)」にも4年連続で選出されています。
このコロナ禍においても、健康経営を推進してきたことで、世界にある同社の工場では、罹患者をほとんど出すことなく工場の操業を止めずに済んだとのことでした。

健康経営にいち早く取り組むきっかけになったのも、西井さまのブラジル時代の経験があったとのこと。
非常に生産性の高い働き方をしていることに感銘を受け、社長に就任したタイミングで、効率よく働き甲斐のある会社を目指したいと全社に働きかけ、テレワークの推進や会議・紙の削減などを一つ一つ行ってきたそうです。
こうした甲斐もあり、コロナ禍でもスムーズにテレワークの体制移行が実現できたことは、長期的な競争力に大きく影響していくだろうとおっしゃっていました。

そして、改めてSDGsは指標であり目標である。本業を通じて達成に貢献していきたい、そして同時に我々も成長していきたい」とおっしゃいました。

最後はSDGs達成は未来への試金石です」という言葉で締めくくられました。

今回のSDGs投資セミナーは同社の「見えない価値」を実感させていただく貴重な機会となりました。



2020年7月3日金曜日

7月15日は親子の未来を支える会 林さんと話そう


本日7月1日、現代ビジネスに掲載されたこちらの記事をぜひお読みください。
中には、第11回コモンズSEEDCap応援先に決定した NPO法人親子の未来を支える会の林信彦さんのコメントも取り上げられています。

この記事を最初に私に教えてくれたのは、実は当社の社員。
林さんの活動がより現場に近く感じられる記事でした」と。

今回の最終選考では3人の候補者に対する推薦が過去に類がないほどの接戦でした。
ただそんな中で決め手の一つになったのが、林さんたちの活動に対して、溢れ出る想いが詰まったメッセージが多く集まったこと。

「今回も一つだけ選ぶのは難しいですね
その中で、出産という大事業がかかえるいくつかの問題に気づかせてくださった林先生の活動を選ばせてもらいました
ますますの活動のご発展をお祈りしています」

「子育てや生まれる前からの病気、障害をテーマにされており、その家族を支える活動をされているところに共感しました。産科医という立場からでしかできない、見えない視点での活動を期待しています。」

「子供は未来の宝です。元気に生まれてくる赤ちゃんが一人でも多くなりますようにと思い、林さんの取り組みに賛同したいと思います。」

「生まれる前からの治療への道を開くのに共感します。
今後、医療診断技術が向上するトレンドを考えると、胎児に対してのケア、そして情報提供はすごく大切な事だと考えます。」

「友人が子供を授かり、重度な障害があることがわかりました。彼女はとても強く、それでも産む決心しました。産まれた子は、産まれて間もなく亡くなりました。彼女のように強い人ばかりではないので、もっと力になってもらえるような仕組みが増えると良いと思います。」 

など、様々な声をお寄せいただきました。
こういった社会課題を初めて知りましたという声もありました。

林さんの「命」にフォーカスした活動の決意と姿勢に、多くの人々が心動かされました。すべての人が出会う「命」、その「命」と向き合う姿勢を私たちに示唆してくれるその活動に、そして、「命」と向き合うことを決して一人ではさせないとするその活動に、わたしたちは「未来を信じる力」を感じることができました。

この数ヶ月、私たちは、新型コロナの影響によって、経済活動をにブレーキをかけるような、未だかつてない挑戦を世界中でしてきました。

まさに「命」のために。

私たちコモンズ投信はお仲間とみなさんと共に、林さんと親子の未来を支える会のメンバーの方々と一緒に、これからの1年間を過ごすことによって、この「命」に改めて向き合っていけたらと思います。

まずは第一弾、応援先決定記念イベントとして、7月15日にオンライン対談イベントを開催します。

#forgoodお金の未来を考える
with
親子の未来を支える会 林さん
~ー(マイナス)1歳のいのちと向き合う~
715日(水) 19:0020:00 (受付開始時間 18:50

ぜひ皆様のご参加をお待ちしています!

コモンズSEEDCap担当 馬越裕子
2020年7月1日水曜日

教えて!未来予想図~自動車産業への想い~

製造業や小売の調査を中心にカバーしているシニアアナリストの上野さん。コロナ禍のリモートワークで通勤時間がなくなって、新聞や企業やバイサイドレポートを丁寧に読む時間を確保することができたそうです。すると日ごろから考えていた企業の未来を拓く3つの要素がしっかり整理されたとのこと。そして今回の企業決算をうけてその考えは確信に変わったそう。原稿をベースにしたインタビューで一段と熱がこもった「自動車産業の継続的な研究開発」について想いの丈を語ってもらいました。


解説 運用部シニアアナリスト 上野 武昭


聞き手 マーケティング部 横山 玲子


上野 今回は未来を拓く3つの要素として、人財を大切にすることリスクへの早めの備え継続的な研究開発を挙げて説明しました。

横山 上野さんのアナリストとしての視点を改めて整理した感じですね?

上野 そうです。すべて重要なことです。ちなみに3つ目に挙げた「継続的な研究開発」というのは製造業、特に自動車産業をみて日頃思っていることです。自動車に話を絞ると、日本の自動車業界は、世界的に強いポジションにいます。そして、中長期に向けて、企業価値を高めるため欠かせない、継続的な研究開発をやっています。しかし、株式市場での評価は低い状況にあります。

横山 どういうことですか?

上野 日本の自動車メーカーの株価は、PBR*(株価純資産倍率)でみると、トップ企業でさえ1倍を下回っています。これは、現在の株価が、企業の資産価値(解散価値)を下回っているということを意味します。業界によって、PBRの水準は異なりますが、今の株式市場では、デジタル関連を中心に成長力の高そうな企業が高い評価を受けています。日本の会社のなかでグローバルで競争力が高いのは、車を中心に多くは製造業です。グローバルでの競争力が高いということは、産業のすそ野も広くなり、多くの雇用も生み出すことができます。

横山 PBRが低いというのは何を意味しているのでしょう?

上野 PBR(株価純資産倍率)=ROE**(自己資本利益率)×PER***(株価収益率)という計算式から成り立っています。PBRの低い業種はROEが低いか、PERが低いということです。ROEが低いとは、資本を効率的に使って利益を出せていないということです。PERが低いとは、いろいろな理由がありますが、人気がないということが言えます。

横山 人気ですか。なぜ、人気がないのでしょうか。

上野 短期的な業績に魅力が乏しいことと、中長期での成長力に不透明感があるということだと思います。若者の車離れとよく言われますが、若い人で車を所有する人が少なくなったことや車業界全体として、将来のための設備投資や研究開発投資に資金が必要で短期的には利益が出にくい構造があります。中長期的には、自動運転の世界になれば、車の価格は大幅に高くなるのではないか(一般消費者が買うのか)、カーシェアリングになれば、車の販売台数が減るのでないか、など懸念を持つ人もいます。中長期に向けての懸念について、自動車産業の未来を丁寧に納得できる形で、投資家や世間に説明する情報発信力が自動車業界のトップに求められていると思われます。

横山 確かに。今実態が確立しているだけに未来を想像するのが難しい感じがします。

上野 中長期の姿に不透明感が強いと、株価のディスカウント要因になりかねません

横山 明るい未来が想像できない業界に投資するのは避けたいですもんね。

上野 その通りかもしれません。ただ、明るい未来が想像できないわけではありません。見えにくい部分が多いので不安感のほうが強くなっているだけだと思います。

横山 重要な産業ですし、まだまだ伸びしろはありそうですよね。

上野 伸びしろは大きいと思います。今回の未来予想図でも書きましたが、日本の自動車メーカーの優れた環境技術で、新興国を中心に改善が遅れている大気汚染の改善に大きく貢献することができます。また、自動運転技術の発達は、EC物流、飲食のデリバリーなどへの進化にもつながっていきます。話は、初めに戻りますが、だから、中長期のための研究開発は重要なのです。

横山 なるほど。そんな苦境でも大きな投資して研究開発をやっているわけで、「そこを応援したい」というのがコモンズのスタンスということですね?

上野 私たちは長期投資先として、ホンダを組み入れています。自動車産業の将来は見えにくい部分があります。しかし、有望な産業だから米国の巨大IT企業などが関わろうとしてきています。ホンダは勝ち残っていける会社だと思っています。ホンダが持っている、見える価値、見えない価値を十分に生かしながら進化して欲しいと思います。

横山 日本企業はこの先どのように変わっていくのでしょうか?

上野 企業の本質は変わらないと思います。それぞれの会社にはやはり「人を大切にすること」とか「リスクへの備え」とか、それからやっぱり製造業なら「どんな時でも継続して研究開発を落とさない」こと。すぐには成果が出ないかもしれないけど、これは10年後、20年後に必ず戻ってくる。この部分を今こそ大切に見なきゃいけない気持ちになっています。企業側はそれをうまく伝えて欲しいですし、私たちもそこをお手伝いできたらと思っています。

横山 上野さんの製造業への愛がビシビシ伝わってきました!ありがとうございました!

*PBR(株価純資産倍率)今の株価が、その企業の1株当たり純資産の何倍まで買われているかを示す指標。1倍以下の水準では会社が保有する純資産の額より株価の方が安いことを示している。

**ROE(自己資本利益率)とは、自己資本(純資産)に対してどれだけの利益が生み出されたのかを示す指標。

***PER(株価収益率)今の株価が、その企業の将来の1株当たり利益の何倍まで買われているかを示す指標。将来への期待値や、人気の度合いを示す。

※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。

2020年6月29日月曜日

SDGsの5つの「できる」

おはようございます。渋澤健です。

週末は雨模様の地域が多かったと思いますが、いかがお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

さて、拙著「SDGs投資」の出版WEBセミナーシリーズを金曜日に開催し、シンクタンク・ソフィアバンク代表の藤沢久美さんに登壇いただきました。自称「スーパー・フリーター」である藤沢さんは、僭越ながら、自分の同志であると思っている方で、とても楽しい対話の時間になりました。


色々と話題に富みましたが、特に印象に残ったのは日本企業のSDGsの取り組みへの藤沢さんの違和感です。確かに、「SDGs」という言葉、バッジなどは普及していますが、SDGsの17の目標に自社の事業をマッチングしていることがほとんどで、むしろ大事なのはSDGsの5つの特徴であるというご指摘です。

これは、経済産業省が、SDGsを提唱した国連のAgenda 2030の原則理念を日本社会の文脈に適応化した特徴のようです。

・普遍性(Univerality) - 先進国を含むめて、すべての国が行動
・包括性(Leaving no one behind) - 人間の安全保障の理念を反映し誰一人取り残さない
・参画性(Interconnectedness and Invisibility) - すべてのステークホルダーが役割を果たす
・統合性(Inclusiveness) - 社会・経済・環境に統合的に取り組む
・透明性(Multi-stakeholder partnerships) - 定期的にファローアップ

実は、私もちょうどこの5つの特徴について考えていたところでした。半年ぐらい前から別の出版企画のご依頼を受けており、この5つ特徴を用いる書籍構成を悶々と考えていて、6月末まで何とかまとめてみますと編集者にお答えしたところ、現時点で何にもなっていないことに気がかかりでした。

でも、藤沢さんのご指摘のおかげで、やっと本で伝えたいメッセージが降りてきて、スイッチが入った感じがしてます。さすが、同志!

もともと私はSDGsの17のゴールと169のターゲットを「できる・できない」の軸で考えていることが課題であり(なぜなら、「できない」ことがあまりにも多いので)、むしろSDGsを「やりたい・やりたくない」の軸から考えなければならないと思っていました。

「やりたい」と思っているのであれば、目前に答えが見えなくても、試行錯誤を繰り返しながらも、いずれ「できる」ところへ到着する可能性が高まるからです。

でも、藤沢さんがご指摘されるように、上記のSDGsの5つの特徴は「できる・できない」という選択肢があるのではなく、企業が必ず「できる」ことでなければならないことです。企業のトップが、普遍性・包括性・参画性・統合性・透明性が「できない」とは口が裂けても言えないことですから。

編集者に、どのようにお詫びのメールを書くべきか気が重かったのですが、肩の荷がちょっと軽くなった感じがしてます。まだ、原稿はこれからで、編集者には怒られるかもしれませんが・・・ いずれ、藤沢さんに大感謝です!

これから、「SDGs投資」のWEBセミナーシリーズは続きますので、是非ともご参加ください!


7月2日(木)12:00~ 味の素株式会社 代表取締役 取締役社長 最高経営責任者 西井 孝明さん

7月11日(土)10:00~クラウドクレジット株式会社 代表取締役CEO 杉山智行さんtsumiki証券株式会社 代表取締役COO 仲木威雄さん

7月12日(日)13:00~ 認定NPO法人テラ・ルネッサンス創設者 鬼丸昌也さん、株式会社 RICCI EVERYDAY COO 仲本千津さん

◆7月20日(月)19:00~自然電力株式会社 代表取締役 磯野謙さん
<Coming Soon>