候補者近況報告~~第10回コモンズSEEDCap応援先選定~

~・~・~・~・~・~・~・~・
6月3日月曜日、第10回コモンズSEEDCapの応援先推薦にご協力いただけますよう、お仲間(2019年3月末時点でコモンズ30ファンドをコモンズ投信の口座で保有されていた皆様)にメールをお出ししております。

「1人を選ぶのは、本当に大変!」というお声も多々頂戴しております。
そこで本日は最終候補者の近況をお知らせいたします。
~・~・~・~・~・~・~・~・
候補者(1)鳥居晴美さん
特定非営利活動法人 子供地球基金
【第3回コモンズ社会起業家フォーラム登壇者】          
フォーラム(2011年)当時のスピーチはこちらよりご覧ください。 
今月の鳥居さんは、東京都内の児童養護施設、岡山県被災地、そして、入院中のこどもたちと一緒に絵を描いてきました。こどもたちの心を、絵を描くことによって開放し癒していけますように、自ら飛び回っています。
児童養護施設で暮らす子どもたちと、凧に絵を描きました
 

虐待などの理由で東京都内の児童養護施設で暮らす子どもたちと、凧に絵を描きました。
想いのままに描いた凧が空に舞い上がるように、思いっきり走って飛ばして、遊びました。

岡山県にて 仮校舎で勉強している子たちと絵を描きました。
岡山県にも行きました。
昨年の水害で、未だ避難所暮らし、仮校舎で勉強している子どもたちと一緒に絵を描いてきました。鳥居さんは被災直後にも現場にかけつけて、ワークショップを行っています。
神奈川県立こども医療センターにて
神奈川県立こども医療センターでのワークショップの様子。
入院中のこどもたちと大きな窓ガラスに絵を描きました。


候補者(2)長谷川琢也さん
一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン
【第9回コモンズ社会起業家フォーラム登壇者】 
フォーラム(2017年)当時のスピーチはこちらよりご覧ください。

今月のはせたくさんもあちこちの海を巡っています。フランス・カンヌまで、漁業のプロモーションを学びに行かれたり、北海道の苫前で早朝のタコ樽流し漁を見学したり、鹿児島では水産物の事業の取材に行かれたり。フィッシャーマンを盛り上げるため、日々奮闘中です。


北海道の苫前で早朝のタコ樽流し漁を見学。
鹿児島では水産物の事業の取材。
  

フィッシャーマンジャパンの飲食店事業として立ち上がったお店・東京 中野にある「魚谷屋」で消費者と漁師を繋ぐイベントも開催


候補者(3)
武藤将胤さん                  
般社団法人WITHALS                  
【第10回コモンズ社会起業家フォーラム登壇者】
フォーラム(2018年)当時のスピーチはこちらよりご覧ください

脳は正常なまま全身が動かなくなり、意思疎通が困難になるALS。意識はそのままなのに、誰ともコミュニケーションがはかれず、体に閉じ込められてしまう、そんな状態になってしまうのがALS。
自身のALSも徐々に進行している一方で、武藤さんは新しいプロジェクトを発表!
最後の希望となる脳波でのコミュニケーションを実現する第1歩として、自身が伝えたい言葉を脳波で選択し、ラッパーと共に音楽で届けるBRAIN RAPに挑戦。
https://camp-fire.jp/projects/view/170345
先週そのプロジェクト発表イベントが東京・原宿で開催されました。

この脳波プロジェクトは電通サイエンスジャムとの協働プロジェクト。
他にも、自分の声を100%失ってしまう前にデーターを記録し、気管切開をした後にも自分の声のデーターを使ってコミュニケーションをはかることができるALS SAVE VOICEALSも発表。
「ALS SAVE VOICE」プロジェクトは東芝デジタルソリューションズのコエステーションとオリィ研究所のOriHime、OriHime Eyeを使用した3社共同プロジェクトです。


 
夜にはデモンストレーション。
DJとVJを眼の動きだけで同時にプレイするシステムを披露。
たくさんのオーディエンスが、平日の夜にも関わらず、原宿の会場に駆けつけていました。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
候補者のプロフィールとメッセージを今一度、下記のページよりご覧ください。

既に寄せられている推薦文はこちらでご紹介しています。
コモンズSEEDCap2019応援先の推薦はお済みですか?
https://park.commons30.jp/2019/06/seedcap2019.html

わたしがこの人を推薦したいその理由~第10回コモンズSEEDCap応援先選定~
https://park.commons30.jp/2019/06/10seedcap.html

権利のお持ちの方はぜひ推薦のご協力、お願いいたします。
ご自分を推薦されたい方をSNSなどで応援してくださっても大歓迎です。

ぜひこの3組の候補者を、みなさまと共に盛り上げていきたく、何卒よろしくお願いいたします。

コモンズSEEDCap担当 馬越裕子


つみたてNISAの「恒久化」と「全世代への適用」に、声を!

おはようございます。渋澤健です。

土曜日(22日)の日本経済新聞朝刊のM&I(18面)にコモンズこどもトラストの取り組みが紹介されました!


日経電子版のコラムに寄稿した、「寄付と投資で貢献 子に教えるお金の使い方」からの転載ですが、このように紙面でもご紹介いただけるとはうれしいです。

「老後資金2000万円問題」の炎上によって金融庁が身動きが取れなくなり、「つみたてNISAの恒久化」が遠のくのではないかと心配する声が聞こえてきます。

今回の問題が勃発する前の6月初旬に官邸に招かれ、安倍首相との夕食意見交換会に招かれましたが、日本の新しい時代の人口構造の急変化を見据え、つみたてNISAの「恒久化」および「ジュニア(未成年)を含めた全世代への適用※」をお願いしました。気に留めていただけていればうれしいのですが。
※現状ではつみたてNISAは成人だけの制度で、未成年は使えません

皆さんも、是非とも、色々な場面で「つみたてNISA」の「恒久化」および「ジュニア(未成年)を含めた全世代への適用」の必要性について声を上げてください。日本は民主主義の国です。民意を反映するのが政治(与党であろうが、野党であろうが)の責務です。どうぞよろしくお願いいたします!

わたしがこの人を推薦したいその理由~第10回コモンズSEEDCap応援先選定~

~・~・~・~・~・~・~・~・
6月3日月曜日、第10回コモンズSEEDCapの応援先推薦にご協力いただけますよう、お仲間(2019年3月末時点でコモンズ30ファンドをコモンズ投信の口座で保有されていた皆様)にメールをお出ししました。
~・~・~・~・~・~・~・~・

コモンズからのメールを受け取ってくださったお仲間のみなさんから、現在、推薦の声が届いています。

どなたにしようか、本当に迷う、、困った、、、という声も今年も聞こえてきています。

それだけに、心をこめて、お1人を選んでくだり、なぜそのような選択をされたのか、ご自分ならではの理由を教えてくださる。
このように真摯に社会課題に今回も向き合ってくださったみなさまに、心から感謝申し上げます。

前回同様、わたしたちのもとに届いたお仲間からの貴重な声をご紹介いたします。
これから選考に当たられる方は、参考になさっていただいても構いません。
ひとりでも多くのみなさまからの貴重な推薦の声をお持ちしております!

候補者(2)長谷川琢也さん
フォーラム(2017年)当時のスピーチはこちらよりご覧ください。
【第9回コモンズ社会起業家フォーラム登壇者】


〇漁業の持続的発展は世界中の食糧問題の解決につながることから、東北から世界へ発信できる日本ならではの貢献が期待できる。
(東京 30代 男性)

セキュリテ被災地応援ファンドで応援している方がメンバーでもあり、以前から活動を応援していました。
ものすごく前向きに、かっこよく活動されていて、単なる課題解決だけに留まらない、見ているこちらも元気になるような姿が素敵だと思います。
(福岡 30代 男性)

〇漁業の持続的発展は世界中の食糧問題の解決につながることから、東北から世界へ発信できる日本ならではの貢献が期待できる。
(東京 30代 男性)

候補者(1)鳥居晴美さん
フォーラム(2011年)当時のスピーチはこちらよりご覧ください
【第3回コモンズ社会起業家フォーラム登壇者】



子供の健全で健やかな成長なくして、人類の進展はありません。感性豊かな人づくりの一環として、絵を通して輪ずくりする活動に共感する
(山形 70代 男性)

〇他の団体の参考になるのでは?と思うほど、個人や企業の参加がしやすい様々な機会があります。
日本も世界も同じように活動して資金もスポンサーも集めて運営されており、対象が子供であるということ、言葉にできないことを絵で描くことで表現させて心を救う、また才能を伸ばして作品を収益に繋がるなどの仕組みが素晴らしい。
(東京 40代 女性)

〇子供が子供を救う、という使命に共鳴します。
                              (東京 70代 男性)

候補者(3)武藤 将胤さん 
フォーラム(2018年)当時のスピーチはこちらよりご覧ください。
【第10回コモンズ社会起業家フォーラム登壇者】



ALS という難病は、世間でも段々と認知されてきておりますが、まだ治療法が見つからず今現在に至っております。
ALS以外の難病も含め、患者さん達の生きるための希望を創出する仕掛けを作り、社会との関わりの中で、生きがいを見つけるきっかけを提供すること。
それが患者さんの治療を続ける励みになるかもしれない可能性を信じたいので推薦いたしました。
(神奈川 9歳のお子さん(こどもトラスト口座)の保護者)

〇治療法が確立されていないALSをもっと、多くの人に認知されるべきだと思ったから。
(東京 30代 女性)

〇今回はコモンズが課題に一緒に取り組むことで何ができるか?を何よりも考えました。
”何らからの病気である”というのは、確かに大変なハンディであるけれども、”○○な状態である”ということを抱えながら生きていくのは程度差であれ、だれにでもあることだと思います。
どんな状態であっても自分らしさやQOLを大切にできる世の中にしていきたいと思います。
また、それを可能にするテクノロジーが必ずあると思うし、企業や産業界と連携する際にコモンズが何かしら関われるのではないかと考えます。
(コモンズ投信社員 40代 女性)


候補者のプロフィールとメッセージを今一度、下記のページよりご覧ください。
l
権利のお持ちの方はぜひ推薦のご協力、お願いいたします。
ご自分を推薦されたい方をSNSなどで応援してくださっても大歓迎です。

ぜひこの3組の候補者を、みなさまと共に盛り上げていきたく、何卒よろしくお願いいたします。

コモンズSEEDCap担当 馬越裕子


「SDGs」と「論語と算盤」

おはようございます。渋澤健です。昨日は波浪注意報が流れていた北陸へ。金沢でSDGsジャーナルが主催するセミナーでSDGsと「論語と算盤」について講演させていただきました。

SDGs(Sustainable Development Goals)とは2015年に国連総会で満場一致で採択された持続的な開発目標です。「誰一人取り残さない」という壮大な人類の共通目標であり、それを達成するために17のゴールに169のターゲットが提示されているという構成になります。

「初めて聞いた」という方々が多いと思いますが、この数年間でかなり認知度が日本社会で高まってきていると感じていて、地方の中小企業や若手の間でもSDGsに高い関心を持っている方々が多いです。


一方、「論語と算盤」とは「日本の資本主義の父」と云われる渋沢栄一の思想です。今までは、「道徳経済合一説」=倫理的資本主義という解釈が定説でしたが、私は「論語と算盤」の現代意義はサステナビリティであると思っています。

サステナビリティのために「算盤」は不可欠です。でも、「算盤」だけを見つめているとつまずいてしまうかもしれない。また、世の中が著しく変化している最中に「論語」しか読まない場合でもサステナビリティが問われます。

コモンズ投信を設立した理念に「世代を超える投資」を日本社会へ提供したいと思いまいした。まさに、サステナビリティです。最近、「人生100年に2000万円を用意しなければならないなんて、けしからん」という騒動がマスコミの煽りによって炎上しましたが、コモンズ投信に共感していただいている「お仲間」たちは不思議に思っているでしょう。なぜ、大騒ぎしているのか。

「今日よりも、よい明日」とは与えられるものではなく、みずから創っていくサステナブルな未来。それは一人(ME)でできることではないので、みんな(WE)の力を合わせて実現すること。そのような仲間たちが集まるのがコモン・グラウンド(共有地)、コモンズ投信の社名の由来です。

金沢には、また7月27日(土)にコモンズ10周年感謝の集いに参ります!ぜひ、また、大勢の皆さんとご一緒したいです。どうぞよろしくお願いいたします!


コモンズSEEDCap2019応援先の推薦はお済みですか?

6月3日月曜日、コモンズSEEDCap2019の応援先選定にご協力いただけますよう、お仲間(2019年3月末時点でコモンズ30ファンドをコモンズ投信の口座で保有されていた皆様)にメールをお出ししました。

現在続々と、推薦の声が届いています。
下記にご紹介させていただきます。

候補者(3)武藤 将胤さん 
般社団法人 WITH ALS 
フォーラム(2018年)当時のスピーチはこちらよりご覧ください。
【第10回コモンズ社会起業家フォーラム登壇者】




〇AlSという病気も、また、テクノロジーの力でこの病気の方に勇気と希望を与えられることも、世の中にはまだよく知られていないと思います。
この活動が広がることで、この患者さんはもちろん、様々な困難に直面している人にも希望を与えることができるのではないかと思い、推薦します
(東京 50代 男性)

〇治療法がないALSなどの病気を抱え、未来への希望を持てなくなっている人たちに対して、楽しく過ごせる場を提供していることや、ボーダレス社会を目指しているところに共感しました。
またこの活動は、すべての人に夢と希望を与えてくれると感じました。
(福岡 50代 女性)

〇難病患者さん、重い障害を抱えた方やその家族、介護従事者の全体をサポートする団体のため、推薦致します。
テクノロジーでサポート出来ることも徐々に増えてきました。(音声合成技術や介助支援ロボット等)が、病状や障害の重さによって、技術も、支援も日々進化が必要です。
スピード感はもちろんのこと、長期的な支援がなければ、研究開発、社会の意識も成熟しません。コモンズ投信のスタンスに合っていると思い、推薦致します。
今回も悩みました。
どの企業家さんも長期的な応援が必要ですね。私も勉強になります。
ではよろしくお願い致します。
(広島 40代 女性)

候補者(2)長谷川琢也さん
フォーラム(2017年)当時のスピーチはこちらよりご覧ください。
【第9回コモンズ社会起業家フォーラム登壇者】


〇「フィッシャーマン」を1000人増やせば水産業は変わる'というスローガンが、具体的で実現可能な言葉として響いてきました。
日本の一次産業の新たな発展は、これからの日本に不可欠な社会的な課題だと思っていますが、その解決の糸口につながる活動だと感じ推薦します。

(京都 40代 男性)

〇東日本大震災前より風光明媚な三陸海岸が好きで何度か訪れていました。
8年が経過し、人の記憶が風化していく中で、三陸の代表的な産業である水産業を未来へ繋ぐプロジェクトに共感し推薦したいと思います。
このようなプロジェクトがあることにより、若い就業希望者への道しるべになれば良いと思っております。
単純ですがこれからの美味しい魚を食べ続けたいですし!
(埼玉 40代 男性)

〇「カッコよくて、稼げて、革新的」
この言葉に惚れました。
飲み食い大好きなので、この先も美味しいお魚を手の届く価格でずっと食べられるように、フィッシャーマンたちに期待したいと思います。
海の資源が失われつつあることを感じつつも、ただ指をくわえて見ているだけでしたので、投資しながら少しでもお手伝いになれば、と思い、
フィッシャーマン・ジャパンさんを推薦したいと思います。
(兵庫 40代 女性)

候補者(1)鳥居晴美さん
フォーラム(2011年)当時のスピーチはこちらよりご覧ください
【第3回コモンズ社会起業家フォーラム登壇者】


一人一人の子供の能力を開花させてあげたい。
しかし、生まれた環境によりそれが制限されている。
自信喪失してる子供にも、自分を信じる力をはぐくんでほしい。
そのためのサポートをぜひお願いしたい。
(神奈川 40代 男性)

〇一見社会的インパクトが計測しにくい事業を長いこと続けてこられていることに共感の輪を感じます。
子育て世代も多いコモンズの顧客がseed cap以外でも関わりやすい団体さんなのではないかと思います。選択肢をみて思いましたが、「課題解決に急を要さない」団体さんも応援されるといいなと思っています。
子供や若者に関わる団体さんの選出が過去多いのでWITH ALSも良いですね。
(東京 30代 男性)



毎年、ひとりに決めきるのは本当に難しい、というお声を頂戴します。
わたしたち最終選考委員会でも大変苦悩して、寄付先を選定させていただいています。
どうかみなさまの貴重な推薦の声をお届けいただき、選考に役立たさせてください。

また、一方で、お一人でも多くの応援の声を、候補者の方々にお届けしたいと思っています。
みなさんの声が、社会課題解決のために道なき道を歩む候補者たちの励みとなり、支えとなります。

候補者のプロフィールとメッセージを今一度、下記のページよりご覧ください。
ご参加ください!第10回コモンズSEEDCap応援先選定!
https://park.commons30.jp/2019/05/10seedcap.html
l
権利のお持ちの方はぜひ推薦のご協力、お願いいたします。
ご自分を推薦されたい方をSNSなどで応援してくださっても大歓迎です。

ぜひこの3組の候補者を、みなさまと共に盛り上げていきたく、何卒よろしくお願いいたします。

コモンズSEEDCap担当 馬越裕子

10周年感謝の集い@広島!

おはようございます。渋澤健です。

土曜日は、伊井と初めて二人そろって広島へ参りました。10周年感謝の集いにご参加くださったコモンズの「お仲間」および新たな「お友達」、どうもありがとうございました!ご一緒することができてうれしかったです。


冒頭では伊井と私の7分間スピーチ。コモンズ社会起業家フォーラムを見習って、パワポなし。その時に一番伝えたい想いをお話しします。それは、もちろん、コモンズを支えてくださる皆さまへの感謝です。


トーク・セッションで、伊井と私で今までのコモンズを振り返えり、その後のワークセッションでこれからのコモンズについてご参加された皆さんと考えます。


5月26日に大阪で開催した感謝の集いの参加者がご提案していただいた「ありたい未来」のキーワード集からバトンを受けた広島では、「健康」「働き方」「教育」というキーワードにフォーカスを当てていただきました。人生100年の日本社会の新しい時代にとって、とても大切な要素ですね。

次回の7月27日の10周年感謝の集い@金沢では、このバトンを受け取って、更に掘り下げて行きたいと思います。ぜひ、ご一緒に考えましょう!楽しみにしています。


コモンズ投信の理念セッション

おはようございます。渋澤健です。

昨日はコモンズ投信の経営理念、つまり、『存在意義』(ミッション=What We Do、あるいはパーパス=Why We Do)および『コア・バリュー』についてコモンズのメンバー同士で共有するという有意義なオフサイトを実施しました。

創業者として経営理念については色々な機会や媒体で発信しているつもりでしたが、きちんと言葉で明記するプロセスでメンバー同士で共有・確認することは小さな組織でも大事であると感じています。

午前中は、一人ひとりのメンバー同士がお互いの仕事や想い実践する応援・提案するワーク・セッションを通じて、お互いを支え合うという協力体制への心得が確認できました。


午後は、コア・バリューのセッションへと展開しましたが、社員目線からコモンズって結構、創業時の理念をぶれることなく実践し続けているということが確認できたようです。


また、伊井や私の視点からは、その理念が一緒に働いているコモンズのメンバーで結構、腹落ちしているということが確認できてうれしかったです。また、二年前に、今回の経営理念セッションのキックオフのオフサイトを実践していたときと比べると笑い声も多かったように感じました。


やはり、丁寧な対話って大事だなと良い教訓になりました。

ご参加ください!第10回コモンズSEEDCap応援先選定!

今回で10人目となるコモンズSEEDCap(シードキャップ)応援先の選考がいよいよスタートします!
コモンズ投信のお仲間のみなさま、ぜひこのプロセスにご参加ください。

コモンズSEEDCapとは、私たちコモンズ投信が創業以来続けてきた社会起業家支援。
社会課題にいち早く気づき立ち上がった社会起業家に、弊社が受け取る信託報酬の1%相当を寄付し、1年間広報支援などでも応援するというプログラムです。

わたしたちは、寄付も、よりよい世の中を次世代へつなげる利他の「長期投資」と考えているため、寄付も投資と同じように本業として取り組んできました。

◇コモンズSEEDCapに関してはこちら

さて、今回もコモンズ投信の社内選考委員で、過去の社会起業家フォーラムの登壇者より、候補者3名を下記の方々に決定いたしましたのでお知らせいたします。

(フォーラム登壇順)
●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇


候補者(1)鳥居晴美さん【第3回コモンズ社会起業家フォーラム登壇者】


特定非営利活動法人 子供地球基金  https://www.kidsearthfund.jp/
フォーラム(2011年)当時のスピーチはこちらりご覧ください

(プロフィール)
息子の為に表現教育に特化した幼稚園を創立し、そこで息子が描いた一枚の絵がきっかけとなり1988年子供地球基金創立。世界中で子どもたちと絵を描くワークショップを行い表現する事の大切さを伝えている。
世界12カ所に、キッズアースホームを設立。
また世界中の子どもたちのメッセージを伝える為、国外ではポンピドゥーセンターを始め世界三千カ所以上で展覧会開催。
1989年多言語サービスの(株)イスト経営開始。
2005年カンボジアのフェアトレードドレス FENTONを開始。
2018年子供地球基金がノーベル平和賞ノミネート。

(メッセージ)
1988年日本で創立以来、戦争、災害、貧困、病気、様々な理由で心に傷を負った子供達と48ヵ国以上で絵を描くワークショップを行っています。

想像力豊かな子供達を育てる事を目的とし、子供達の表現活動を応援しています。
絵を描く事で心に耳を傾け本当の自分を発見し、自分の力で生きる光と希望へと繋いでいます。
純粋な子どもたちのアートが苦しんでいるこどもたちを救う基金になり、世界中で心の輪がひろがっています

Kids Helping Kids まさに子供達が子供達を救う活動です。
画材と必要な物資を無駄なく現地に直接届ける寄付活動、子供たちのメッセージを送る為3000回を超えて行っている展覧会活動、精神的なよりどころとなる世界12か所に設置したキッズアースホーム活動があります。







候補者(2)長谷川琢也さん【第9回コモンズ社会起業家フォーラム登壇者】



一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン https://fishermanjapan.com/
フォーラム(2017年)当時のスピーチはこちらよりご覧ください。

(プロフィール)
ヤフー株式会社石巻ベースに勤務。
自分の誕生日に東日本大震災が起こったことがきっかけで、東北に関わり始め、被災地の農作物や海産物、伝統工芸品などをネットで販売する「復興デパートメント」や「三陸フィッシャーマンズプロジェクト」の立ち上げ等に従事。 
漁業の未来をみつめる漁師たちに魅せられ、漁業を「カッコよくて、稼げて、革新的」な新3K産業に変え、担い手が途絶えることのないよう、地域や職種を超えた漁師集団フィッシャーマン・ジャパンを設立。
2018年10月、ヤフーが持つ力を日本の海の課題解決に活かすためにWebメディアGyoppy!を立ち上げ、海と人をつなぐため、奮闘中。

【メッセージ)
2018年、70年ぶりに漁業法改正案が可決、成立しました。海の資源を管理しよう、海の動植物が育つ環境を守ろうという新しい動きです。さぁ、長年見て見ぬ振りをしてきた問題を、私たちは解決できるでしょうか。

一方、1961年に70万人いたという漁師は、1992年32万人まで落ち込み、2017年には15.3万人にまで減りました。さらに近年、漁師の平均年齢は60歳。

私たちが「フィッシャーマン」と呼ぶ人たちは漁師だけではありません。水産業に関わるいろいろなスキルを持つ職業人を定義していて、この「フィッシャーマン」を1000人増やせば水産業は変わると信じて活動しています。


漁師が困った時、1000通りの解決策があったら、いつか本当に「革命」を起こせる、と本気で思っています。




候補者(3)武藤 将胤さん 【第10回コモンズ社会起業家フォーラム登壇者】


一般社団法人 WITH ALS http://withals.com/
フォーラム(2018年)当時のスピーチはこちらよりご覧ください。

(プロフィール)
1986年ロサンゼルス生まれ、東京育ち。難病ALS患者。一般社団法人WITH ALS 代表理事、コミュニケーションクリエイター、EYE VDJ。
過去、(株)博報堂で「メディア×クリエイティブ」を武器に、さまざまな大手クライアントのコミュニケーション・マーケティングのプラン立案に従事。
2013年26歳のときにALSを発症。現在は、世界中にALSの認知・理解を高めるため「WITH ALS」を立ち上げコミュニケーション×コラボレーションの力を駆使した啓発活動を行う。

(メッセージ)
WITH ALSは、ALSの課題解決を起点に、全ての人が自分らしく挑戦できるボーダレスな社会を創造することをミッションとして活動する団体です。

人は誰しも自分らしく、未来への可能性に希望を抱きながら日々を生きています。

しかし時に、自分らしく未来への可能性を諦めかけてしまうような、さまざまな困難に直面します。私が発症した、身体の筋肉が徐々に動かなくなっていく治療法が確立されていない、進行性の難病、ALSもその一つです。


我々は、ALSをはじめとするハンディキャップを抱えた人たちの可能性を広げながら、誰もが垣根なくワクワクすることができるボーダレスな体験を、エンターテインメント・テクノロジー・ヒューマンケアの分野で創出していきます。 


●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●
今年もお仲間(今年3月末時点でコモンズ30ファンドの受益者であったみなさま)に向けて、「3名の方の中でどの方、どの活動を応援したいか?!」その推薦理由と共にお知らせいただきますよう、お願い申し上げます。

募集期間は6月3日~6月27日
6月3日に推薦のお願いのメールを対象者のみなさまに配信させていただきます。

最終選考の発表は7月上旬を予定し、10月5日に開催が決定した今年11回目を迎える社会起業家フォーラムで授賞式を開催します。

ひとりでも多くのお仲間のお声を最終選考委員会(6月28日開催予定)での決定の参考とさせていただきたく、何卒よろしくお願いいたします。

コモンズ投信 寄付のしくみ担当
馬越裕子

10周年感謝の集い@大阪!

おはようございます。渋澤健です。週末は、良い天気に恵まれたところが日本全国で多かったと思いますが、暑かったですね~!最近、春を楽しむ日々が少なくなっている感じがします。

さて、昨日は大阪で記念すべきキックオフイベントを開催しました!コモンズ投信(正確に言うとコモンズ30ファンド)の10周年を機に、コモンズの「お仲間」へ感謝をお伝えしたいという想いで伊井と私が同時に地方を巡る「対話」の場を設けるシリーズの第一弾です。実は、過去10年間、伊井と私が一緒に登壇するセミナーって、案外、レアなんです。(要は、言いたいことは、希少価値があるイベントである、と…w!)


10周年のイベントなので、過去の振り返りももちろんありますが、今回の地方巡回の感謝の集いの狙いは、むしろ、これからの未来のこと。「一人ひとりの未来を信じる力を合わせて次の時代を共に拓く」ことを存在意義としているコモンズ投信ですから、「今日よりもよい明日」のイメージづくりに務めたいと思っています。

また、伊井と私がマイクをずっと握っていることなく、ご来場された皆さんの参加型の「対話」の場に努めたいと思っています。以前からコモンズのセミナーに参加されている方々にとって「対話セッション」はいつものことですが、初めて参加される方々も少なくなかったと思うので驚かれたかもしれません(ごめんなさい!)。でも、すぐに、活発な意見交換が交わされる、ライブ感に満ちた集いになったと思います。

また、今回は夫婦でご参加いただいた方々、あるいは奥さまから「あなたが行って話を聞いてきて」と参加していだいた方などいらっしゃって、うれしかったです。


今回の大阪は感謝の集いの第一回目という位置づけであったので、【わたくしたちがこれから創りたい未来にに必要な要素のテーマ出し】にご協力をいただきました。


自分の健康や子どもたちの教育、または将来の働き方など、やはり「暮らし」に関連するテーマが多かった感じがします。次回から、この大切なテーマについて深掘りと展開をしていきたいと思います。

また、「暮らし」とは自分の目の前に見える大切な要素でありますが、例えば、環境(温暖化)や財政赤字問題など、目先では見え難いテーマの議論の展開もしたいと思います。

次回は、6月8日(土)@広島です!どのように「今日よりもよい明日」の議論が展開するか楽しみです! ご都合がよい方々はご家族、お友達をお誘いいただき、是非ともお越しください!

「感謝の集い」シリーズが始まります!

おはようございます。渋澤健です。九州方面は大雨の災害等を被り、東京の週末は晴れで、涼しい風がちょっと強く吹いて爽やかな天気でした。温暖化の影響でしょう
か。不安定な天候が常になりましたね…

さて、お知らせです。コモンズ30ファンドの10周年をきっかけに、社長の伊井哲朗と一緒に地方を巡る「感謝の集い」を開催することになりました。過去の10周年を振り返ることより、これからの10年、「わたしたちがこれから創りたい未来」について皆さんと一緒に語り合いたいという趣旨です。


なので、会社説明や運用報告を主としている会にはならないと思います。その代わりに、コモンズ投信って、どうような想いで運営している運用会社かということを体感していただくことを目指しています。既存の受益者(コモンズのお仲間)には、是非とも、ご確認の意味でご参加していただきたいです。また、コモンズ投信のことを聞いたことがあって関心を持った方々にも、是非とも、コモンズのことをもっと知っていただきたいので大歓迎いたします。

伊井も私もかなりの回数のセミナー講師活動を年間に行っていますが、実は、この度10年間、二人のセミナーってあんまり開催したことないのです。そういう意味では、初の取り組みでもあります。

また、コモンズ投信のマーケティング部ではない会社の他のメンバーも参加してもらいます。「顔が見える」運用会社は、会社のトップやマーケティング部だけではなく、コモンズ投信の日々の運営をサポートしてくださる方々の顔も見えることが大切ですよね。いずれ、楽しいアットホーム的な会にしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!

「10周年感謝の集い」の第一弾は今月の大阪、そして、第二弾は来月の広島と日程が決まています。

【大阪】 5月26日(日)
お申込み → https://www.commons30.jp/seminars/detail/807

【大阪】 6月8日(土)
お申込み → https://www.commons30.jp/seminars/detail/809

自分たちの地域でも開催してほしい!というたくさんの声を寄せていただくところにその後も回りたいと思っています! 大勢の皆さんとご一緒できることを楽しみにしています!



<10周年イベントレポート>企業との対話パネルディスカッション「長期投資で経済リターンと社会リターンを結びつける」


「長期投資で経済リターンと社会リターンを結びつける」
旭化成株式会社IR室室長 濱本太司氏
エーザイ株式会社IR部ディレクター 竹井孝志朗氏
東京エレクトロン株式会社IR室室長代理 八田浩一氏
コモンズ投信株式会社代表取締役社長 伊井哲朗
コモンズ投信株式会社シニアアナリスト 上野武昭
コモンズ投信株式会社シニアアナリスト 末山 仁



コモンズ投信 代表取締役社長&CIO 伊井哲朗
伊井  最初にこれまでの各社との対話のエピソードを交えてご紹介させてください。エーザイは、私たちが2009年1月にコモンズ30ファンドの運用を開始して、まだ投資金額が1000万円ぐらいしかなかった時に、コモンズ30塾へのご登壇をお願いしたら、「是非、伺います」とおっしゃって下さり、担当役員の方をはじめ、私たちのお客様と共に初めて企業との対話が実現できた会社でした。
旭化成は当時、16あった事業を9つに絞るのに、選択と集中でどのように事業を再建していくのか。それから、グローバルトップを目指すとはどういうことなのかを教えていただいたことを記憶しています。
東京エレクトロンは、長期投資を実行するに際して、半導体製造装置のように非常に大きな波がある会社は無理だと言われていましたが、私たちはその波を乗り越えてでも成長を続けられる強い会社ではないかと考えて投資しました。結果として現在、私たちの想像を超える成長を続けていらっしゃいます。
ところで皆さんはIR担当者ということで、国内外のさまざまな投資家と会っていると思うのですが、皆さんの目から見て長期投資家がどのように映っているのか、あるいは長期投資の意義や期待するところについて教えていただけますか。

旭化成株式会社IR室室長 濱本太司様
旭化成濱本様  私たちは長期の経営理念として、「世界の人びとの“いのち”と“くらし”に貢献する」ということを掲げております。この理念に基づいて、選択と集中を繰り返しながら事業を変化させてきました。そして、「昨日まで世界になかったものを。」をグループスローガンに、もともと長期目線の経営を行ってきました。
企業が成長するためには、ステークホルダーの理解と支持が必要です。投資家のタイプは多様ですが、長期目線での成長を目指している私どもとしては、とりわけ長期投資家からのご理解と共に、要所でご助言いただくことに期待しています。

エーザイ竹井様  この10年間、エーザイを取り巻く経営環境や株価の状況は、非常にアップダウンが大きいものでした。それでも温かく見守っていただけたことに感謝をしております。
また、厳しいご意見も頂きました。オムロンと共に参加させていただいた統合報告書について意見し合うワークショップでは、参加された個人投資家の皆様から、私自身が想定していた以上に厳しいご意見をいただきました。自分では「これでも良い」と思っていたのですが、やはり投資家の方々から意見をいただき、ブラッシュアップを図ることが大事だということに改めて気付かされました。
それ以来、機関投資家を中心に、統合報告書に関してご意見を伺うためのミーティングを定期的に開催しております。

東京エレクトロン株式会社IR室室長代理 八田浩一様
TEL八田様  半導体業界は非常にボラティリティが高い業界です。最近でこそ状況が改善し、徐々にボラティリティは下がってきましたが、過去を振り返ると、景気が良かった次の年は売上が一気に半分以下になって赤字に転落する、ということもありました。
そういう状況を理解して、長期保有して下さる投資家の方々の存在は非常にありがたいと思っています。常に右肩上がりの業界はありませんし、一時的に下がったとしても、それは次の成長に向けて投資するチャンスでもあります。だからこそ、厳しい局面でも一緒に乗り越えてくれる長期投資家の存在は、心強くもあります

伊井  私たちは長期投資を標榜し、ファンドを運用しているわけですが、それにはやはり受益者の皆さんのご協力が必要です。いくら私たちが長期投資をしたいと思っても、受益者の方々が短期の購入・解約を繰り返すと、資金の流出入が安定せず、結果的に長期投資が出来なくなるからです。
幸い私たちのファンドは、多くの方が、積立投資によって長期的に資産を託して下さっています。皆さんの資金がコモンズ投信を通じて、企業の長期的な付加価値を高める活動資金となり、成長の結果が果実となって受益者の元に還っていく、そしてまた投資する。そういうサイクルをしっかり回していきたいと思います。
さて、では次は、東京エレクトロン担当の末山さん、質問をお願いします。

コモンズ投信 末山仁
末山  これから5GやIoTが世の中の流れになり、データセンターもどんどん増えていくという状況の中で、半導体の微細化にも限界があるのではないかという声がよく聞こえてきます。本当に限界が来るのか、それはいつ来るのか興味は尽きませんが、半導体製造装置を作っているメーカーとして、このあたりをどう見ていらっしゃるのでしょうか。

TEL八田様  NAND(ナンド)フラッシュではすでに微細化が限界点に達しています。そこで今行われている進化としては、縦に進んでおります。縦にたくさん積むことによって、集積度を上げています。それが今、データセンターで使われているNANDフラッシュの実情です。
今後はDRAMやロジックデバイスにも微細化の限界が来るでしょう。ただ、これまで半導体は微細化だけで進化してきましたが、ここから先はNANDと同じように、違う方向に進むと考えております。例えば、人間の脳を模式した脳型コンピュータやその先に商用化されると言われている量子コンピュータは微細化ではなく、材料や構造の進化で実現されると思われます。
2045年にAIが人間の脳を超えるだろうと言われている「シンギュラリティ」に向かって進むでしょう。単に人間の脳を超えるだけではなく、人間ができないことをロボットにやってもらって、人間の生活を豊かにするような社会が来るのではないでしょうか。

伊井  これからの時代は車も家電も半導体という頭脳を持つようになっていきます。そういう状況では半導体の需要も用途もどんどん膨らんでいく、半導体は“産業のコメ”でありますのでこれからも長期で成長していくマーケットと考えています。では続いて上野さんから旭化成さんに質問をお願いします。

コモンズ投信 上野武昭
上野  旭化成は時代の変化に合わせて、先取りしてビジネスの重点を柔軟に変えてきているというイメージがあります。産業界全般に求められていることだと思いますが、業務改革や働き方改革に、御社ではITやデジタルをどのように活用していらっしゃるのですか。

旭化成濱本様  IT、デジタル革命をうまく活かし、業務改革、働き方改革、成長路線を描くのは必須です。足元では製造・開発の現場で優先的に取り組みを始めています。まず製造現場では、いわゆるIoTです。工程に各種センサーを取り付けて、そこから情報を収集し、工程全体のモニタリングおよび自動調整を実現しています。
また、開発の現場では、マテリアルズインフォマティクスといって、さまざまな素材を設計するに際して、さまざまな情報を活用しながらコンパウンドのレシピや触媒の開発に活かしています。また、各種特許や技術論文をビッグデータ解析して技術俯瞰マップを作り、次の開発、戦略に役立てるといった試みを行っています。

上野 これまではグーグルやアマゾンなどプラットフォーマーばかりが注目されてきましたが、これからはITを使う側がもっと注目されてくると考えています。

末山  エーザイさんに伺いたいのですが、認知症の新薬開発に挑戦されるなか、将来的に認知症は完治するのかどうか、仮に完治するとしたらいつなのかについて教えて下さい。あと、がん治療の新薬開発にも取り組んでいらっしゃいますが、がんも治る病気であるとお考えですか。

エーザイ株式会社IR部ディレクター 竹井孝志朗様
エーザイ竹井様  まずがんについては、国立がん研究センターが発表しているデータによると、10年間の相対生存率は平均で約60%に達しています。もちろん、がん腫によって高いケース、低いケースはあります。肝細胞がんやすい臓がんのように非常に生存率が低いものもありますが、すでにがんに対しては、一定の希望が持てる時代になっているのではないでしょうか。抗がん剤の開発は、製薬企業が最も力を入れており、まさに日進月歩です。いつになるのかをお約束はできませんが、全てのがんが治る時代は来ると私は信じています。
一方、認知症については、この15年間、アメリカでも全く新薬が開発されていない状況です。エーザイは、認知症の領域で2つの候補品について、臨床試験の最終段階であるフェーズⅢ試験を実施しています。エーザイが新薬開発に成功し、この状況を打開することができれば、認知症の治療がよくなる時代がより早く訪れるのではないかと考えています。逆にエーザイが失敗すれば、大勢の人が望んでいる時代の到来が、少なくとも5年は遅れるのではないでしょうか。多くの方々が希望を持てる時代になるよう、エーザイは今後も頑張っていきたいと思います。

伊井  20年前認知症の薬アリセプトが出されたとき、これで認知症の進行が遅くできる、いずれ治るのではないかということで世界が期待しました。日本の製薬メーカーがその領域に飛び出していったことをうれしく思いました。先日ひとつ新薬の開発を断念したとのニュースはありましたが、挑戦しないと成功はないのでどうぞがんばっていただきたいと思います。トップランナーとして業界を牽引していって欲しいと思います。
最後、長期というキーワードに関連して、持続性・サステナビリティについて考えを伺っていきたいと思います。

上野  これは化学メーカー全般に大きく関わってくることだと思うのですが、脱プラスティックや循環型社会について、化学メーカーでもある旭化成さんとしては、どう考えていらっしゃいますか。

旭化成濱本様  やはり化学メーカーとしては、環境に優しくという考え方は昔から持っています。そういうこともあり、再生繊維などのように天然由来の原料を使用するケースが増えています。
また昨今、海洋プラスティックの問題で、脱プラスティックの傾向が強まっていますが、一面的に捉えてプラスティックはすべてダメというような極論ではなく、もっと全般的に捉えて、プラスティックゴミをどう処理していくのかを考えていく必要があるでしょう。現に、プラスティックが人類にとって非常に便利なものであり、世界的に普及しているのも事実ですから、一企業ではなく、さまざまな業界、たくさんの国と共に取り組む必要があると考えています。
もちろん、メーカーとして3R(Reduce/Reuse/Recycle)として、製造過程で出る廃プラスティックを出来るだけ少なくする、出来ればリサイクルする、どうしてもリサイクルできないものについては、サーマルリサイクルといって、焼却をしながらその熱エネルギーを再利用するという方法を考えて目下、取り組んでいる最中です。

会場の様子
伊井  環境の問題は大きな問題で、コモンズ投信が企業の投資判断する際にも、そこのところの取組みはしっかり見させていただいています。これからの資産形成は、単なる経済的なリターンだけではなく、社会的なリターンとの総和が大事であることを先のセッションでもお伝えしましたが、持続可能な社会をつくることに多くの企業が取り組んでいけば、それは私たちが生活する社会にも直結していて、大きな社会的リターンとして返ってくるということが実感できるトークセッションとなりました。ありがとうございました。

~各社の企業プレゼンテーション(動画)~
旭化成株式会社プレゼンテーションはこちら
エーザイ株式会社のプレゼンテーションはこちら
東京エレクトロン株式会社のプレゼンテーションはこちら