成熟した株の時代であるかこその厳選型アクティブ投資

おはようございます。渋澤健です。

2019年が閉じて、これから新しい年を迎えます。
30年前の今日、新年早々に日経平均の4万円突破は確実であるという鼻息が荒かった時代でした。でも、そうならなかった。「プロ」の予測と言っても、そんなものです。
当時では60倍を超えるPER(Price Earnings Ratio/株価収益率)を正当化していましたから。


昨日(12/29日曜日)の日本経済新聞の一面記事「バブル30年 成熟した株」は、長期投資家にとって必須の読み物なので、是非、一読ください。ニッセイ基礎研究所の分析によると、PER60倍が正当化されていた30年前の日経平均は15倍が適正水準で、算出された株価と大きく乖離していました。

一方、現在の日経平均のPERは14倍なので、ほぼ適正水準であると言えます。2004年ぐらいから、日経平均株価指数は概ねPER15倍の適正水準に沿って推移してきました。

今後も長期投資家が見極めるべきことは、その「E」(=Earnings/企業の収益の水準)の行方です。ただ、景気の行方が曇り気味のところ、その「E」の成長エンジンは5Gへの期待など一部の業種に限られている側面があります。

また、2004年以降から実施されている超金融緩和政策が「E」を支えてきました。そういう意味では、「E」が超金融緩和依存症になっているかもしれないことも気にかかります。

一方、PBR(Price Book-value Ratio/株価純資産率)と10年後の騰落率で比較すると現在の1.17倍は「割安」の領域であり、「割安の時の長期投資は報われやすい」という分析は安心材料になります。

ただ、こちらも気をつけた方がよいことがあります。総額で算出されるPBRの水準だけでは、PBRが極端に低い銘柄と極端に高い銘柄が混在し二極化しているようなときも個別銘柄の状態が見えないということです。

要は、マクロ分析だけでは実態がしっかりと見えないのが株式市場の現状ではないでしょうか。運用コストが安いETFやインデックス型ファンドが注目を集めている昨今ですが、実は、「成熟した株」の時代では、「全体」に投資するのではなく、個別銘柄を吟味する厳選アクティブ型の長期投資の目利きが重要になります。また、現在の「プロ」達は、株式市場の何の状態を正当化しているのか。

このチャレンジにコモンズ投信は応えなければなりません。

本年は大変お世話になりました。
どうぞ素晴らしいお年をお迎えくださいませ。

限界をつくらないMOVE FES. 2019  By WITH ALS

12月22日(日)夕方から雨脚が強まったにも関わらず多くの人々が、新木場STUDIO COASTに足を運びました。
そこで繰り広げられたのは、「限界をつくらない」音楽の祭典。



第10コモンズSEEDCap応援先 WITH ALS 武藤将胤さんプロデュース&出演のイベント、MOVE FES. 2019 Supported by Hard Rock Experienceが遂に実現しました。

武藤さんの挑戦に刺激・感銘を受けたアーチストたちが、限られた時間にも関わらず、想いをこめたパフォーマンスを次々と繰り広げていきました。


そして最後に登場した武藤さんは、武藤さんの脳波をコンピューターで読み取り、テキスト化してラップの演奏を行う近未来型「BRAIN RAP」を、この舞台で初お披露目しました。


この「BRAIN RAP」には特別な想いが込められています。
ALSは筋力が失われていく難病。
最近では言葉が発せなくなっても、眼球の動きなどを使った技術でコミュニケーションが測れるようになったものの、最終的に眼球や瞬きもできなくなる状態になると、「完全閉じ込め状態 TLS」になってしまう。
動かなくなった体の中に意識だけ閉じ込められ、誰ともコミュニケーションがはかれない状態がやってくる。
その現実に向き合いながらも決してあきらめることなく、最新技術の進化を求め、活動を続ける武藤さん。
その姿勢に多くの人々が動かされてきました。

「ALS患者のみならず、全ての人が有限な時間の中で生きています。
だからこそ今、この一瞬、一瞬を大切に生きよう。
強いVISIONがあれば、
きっとどんな人生だって無限に切り開ける。
きっと人生に限界なんてない。

MOVE FES.このメッセージを届け、ALSの啓発、そして一人ひとりの人生の限界を切り開いていく音楽フェスティバルです。」

WITH ALSは、MOVE FES.というイベントを通じて伝えたかったことをこう語っています。

わたしたちコモンズ投信のコモンズSEEDCapからの寄付も、主に今回の「BRAIN RAP」の開発費に使っていただいています。

残念ながら緊急入院によって第11回コモンズ社会起業家フォーラムの登壇がかなわかった武藤さんからいただいたこちらのメッセージもぜひご覧ください。


*このインタビューを撮らせていただく際に、来社していただいた時の様子は下記ののブログをご覧ください。
武藤さんと出逢う『 NO LIMIT YOUR LIFE 』な時間


MOVEFES最後の演目は、EYEVDJが披露されました。
眼球の動きを使って、音楽、映像、照明を操作するDJ。
途中、パフォーマンスには、発症した当時のまだふっくらとして自分で歩行もできていた武藤さんの映像から現在に至るまでのドキュメント映像も組み込まれており、彼の挑戦の日々を観客であるわたしたちは目の当たりしました。

そして、武藤さんの進化していくパフォーマンスに心動かされるわたしたちは、「あきらめてしまう」ことの意味を問い正さずにはいられませんでした。



最後のごあいさつで、年明け1月の手術を控え、「あきらめない」という言葉を絞り出す武藤さん。
その周りには、「笑顔」と「レスペクト(敬意)」と「感謝」の気持ちが溢れていました。


武藤さんの夢は、来年2020年開催されるオリンピック・パラリンピックの開会式、閉会式でパフォーマンスを披露することです。

コモンズ投信のミッションの中にある「未来を信じる力」。

第10回SEEDCap応援先である、武藤さんはその言葉そのものの存在です。

武藤さんは夢をきっと実現してくれる、そう思わずにはいられない、今回のイベントでした。


MV「ROAD TO 2020」2020年東京オリンピック・パラリンピックを目指して

(社長 伊井 SEEDC担当 馬越 カメラマン 渡邉 でMoveFes2019に行ってきました)

4月25日のコモンズ11周年のイベントでもWITH ALSの活動紹介をさせていただく予定です!
どうぞお楽しみにされていてください!

コモンズSEEDCap 馬越裕子




世代を超える大作品

おはようございます。渋澤健です。

昨日の日曜日に、さっそく、見ました。スターウォーズという長編にわたる3つの三部作の最終回、Episode 9「スカイウォーカーの夜明け」


エンディングロールを目で追いながら、昔、昔の遠いところへとちょっとワープしました。私が高校一年生のときです。場所は米テキサス州のヒューストン市の郊外。スターウォーズの第一作であるEpisode 4「新たなる希望」*を初めて見て、野外の暗いところに停車した自分の車のボンネットの上に寝っ転がって、夜空の星を眺めながら、遠い遠いところへとワープスピードで飛べたらなと想像していました。(*ご存じない方へ、スターウォーズの全作品は4/5/6の真ん中の三部作から始まり→1/2/3→7/8/9へと進みました。スピンオフ作品が二つあります。)

でも、そのときの自分は自身の未来は全く見えていなかった。まさか、42年後に自分はスターウォーズ最終作を日本の東京の街で自分の大学生と高校生の息子たちと鑑賞しているなんて想像できていませんでした。時間がかかりましたが、遠いところへ飛んでいました。世代を超える大作品であり、感慨深いです。

世代を超える長期投資を目指すコモンズ投信の準備会社を一人会社として立ち上げたのは2007年でした。その時の12年後である今。多くのコモンズの長期投資の「お仲間」に恵まれるようになりました。本当にありがたいことです。

これから30年後のコモンズ投信の姿は、はっきりと見えません。コモンズのEpisode何回になっているのでしょうねw。でも、きっと、そこにはコモンズの次世代がいるはず。大作品は世代を超えられるはずですから。

感謝の集いフィナレーin名古屋

おはようございます。渋澤健です。


昨日は、各地を巡回するコモンズ投信10年「感謝の集い」の最終回を名古を開催しました。街中は、すっかりクリスマス気分!



5月の大阪6月の広島7月の金沢9月の仙台10月の福岡11月の札幌と続けてきているコモンズ投信の感謝の集いでは、「これから創りたい未来」を達成するために重要だと思われる3つのキーワード「健康」「働き方」「教育」をワークショップ形式でまとめました。

レクチャー式のセミナーを想定して初めてご参加いただいた方々は驚いたと思いますが、これが、コモンズ投信が大事にしている参加型「対話」の一環です。コモンズとの対話だけではなく、コモンズに長期投資を託して下さっているお仲間同士の「対話」も、とても大事ですから。

長期投資は数字に落とし込めることは原則ですが、それに加えて(こんな人がコモンズ投信に長期投資を託しているんだ、、、等)「体感」することが、醍醐味だと思いっています。


前回の札幌のワークショップでは「お金の働き方」「お金の健康」「お金の教育」という観点から議論を深めていただきましたが、これを一言を表現すれば、ウェル・ビーイングだと思いました。

今回の最終回にはその「ウェル・ビーイング」に対して、これからのコモンズ投信へのお仲間からの期待は何かということをディスカッションのテーマにしました。


そこから見えてきたことの一つは「可視化」。何に、どのような判断で投資をしているかということを、もっと丁寧に説明する必要があるなと感じました。

また、コモンズへの期待に「想い」があったことがうれしかったです。これは、例えば、投資先の気候温暖化への意識。あるいは、SEEDCapPOINTなどのコモンズ独自の寄付プログラムを通じて社会課題に応えようとしている姿勢。コモンズが長期投資を通じて「今日よりも、よい明日」を目指すという想いが伝わっているようで感慨深ったです。

そして、やはり、これですね。次世代への取り組み。これは、コモンズのこどもトラストセミナーや親子で参加する会社訪問など今までの10年間に積極的に取り組んできたことですが、これから10年は、もっともっとレベルアップ、そして、日本の各地へと広めなければならないという奨励をいただき、ありがたかったです。


今日の最高は出会いは中学一年生のK君。インベスターZという投資の漫画を読んで関心が高まり、お父さんを説得して、コモンズ投信へとたどり着いたと。本当に素晴らしいですね!設立10年間を経て、今までやってきた事が間違っていなかったんだという素敵なエールをいただきました。本当に、どうもありがとう!


で、ご来場された皆さんとの記念写真を撮るの失念してしまいましたが、会場のケータリングで開催した懇親会にも残っていただいたお仲間たちとご一緒に!後片付け、原状復帰までお手を貸していただき、感謝感謝感謝です。これが、「お客様」に留まることない、本当の意味での「お仲間」ですね!

どうもありがとうございました!

NISA「2階制度」の複雑化はNG

おはようございます。渋澤健です。
土曜日の日本経済新聞は日本政府・与党のNISA制度の刷新の方針を一面のトップ記事で報道しました。皆さんは、どのように反応されましたでしょうか。



私は現状のNISA制度の刷新については100%賛同します。しかしながら、「2階建て」という方針は残念ながら評価できません。
制度の普及のために必要なのはユーザー、つまり、国民の視点からの簡素化です。今回の「2階建て」は、色々な意見を取りまとめるための妥協、複雑化であり、本来の政策目的を達成できないリスクが高まると思います。
簡素化という側面では答えは極めてシンプルです。現状のNISA、(現状では超複雑な)ジュニアNISAを廃止して、つみたてNISAの恒久化および未成年にも適用する一本化という刷新です。つみたてNISAは、極めてシンプルで優れた制度だと思います。
NISAを廃止しなくて、2階建てという複雑化を増す制度にする方針を示している理由は、「株やってる」顧客層から手数料収入を得る既得権益ある業界への配慮であると推測します。つみたてNISAは金融庁から認定された投資信託しか適応されなく、その条件として販売手数料がゼロでなければなりませんから。これでは、業界が儲からなく、不満の声が上がっていることでしょう。
しかし、NISAという制度は業界のために施行された税優遇制度ではないはずです。国民のためです。そして、その政策意図は、より多くが「貯蓄から投資へ」に関心を持ってもらうことです。
人生100年の生活を踏まえ、今まで貯金しかしてこなかった国民が、長期的な資産形成のために、少しずつ投資に目を向けるための呼び水となることがNISAの政策的意図です。既に「株やってる」層への税優遇制度ではないはずです。
現に、つみたてNISAが施行されてから、若手や女性の投資セミナーなどへの参加率が高まっていると実感しています。この傾向を、つみたてNISA制度の恒久化により、更に後押しすべきです。
また、これからの日本の人口動態(逆プラミッド)を見据えれば、未成年の未来のためのNISA制度は不可欠であるものの、現状の「ジュニアNISA」の制度設計は複雑すぎます。せっかく、大変意義がある制度なのに利用が少ないのはニーズがないのではなく、制度が複雑だからです。つみたてNISAを未成年に適応できるだけで、この問題は解決できます。極めてシンプルなことです。
NISAの刷新は急務です。でも、それはあくまでもユーザー視点のため。「2階制度」が、本当により多くの様々な世代の国民を「貯蓄から投資へ」と動員する制度設計なのか、しっかりと政府・与党に吟味していただきたいと思います。お願いいたします。

親子で学ぶ寄付&「論語と算盤」

おはようございます。渋澤健です。

もう12月。年々、時が経つスピードが速まっている感じがします!

さて、今年もコモンズ投信は「寄付月間-Giving December 2019」のリードパートナーを務めています。月間中に日本全国で開催される認定セミナーコモンズ投信のキックオフイベントとして、こどもトラストセミナー「論語と算盤」&「寄付の教室」という親子セミナーを日曜日に開催しました!


前半は親子が分かれて、親が「論語と算盤」セミナーそして、子どもが「寄付の教室」に参加し、後半は発表タイム。子どもたちが気になった寄付先の理由について発表してくれました。元気よく協力してくれたおかげで、笑顔が多い学びの場になりました!

寄付とは、色々な意味で「長期投資」だと思っています。金銭的な「リターン」が自分に戻ってきませんが、次世代に「今日よりもよい明日」を還元するための出資が寄付ですから。


その寄付が、日本社会の普通の日常生活に融合されることが大切なんじゃないかなと思っています。こちら↓は「普通」な格好ではありませんが。。。


変なサンタの登場でも喜んでくれた子ども達のこころは寛容です。


ザ・2020ビジョンに追い風!

こんにちは。伊井です。

2020年を目前に、今、世の中の変化が非常に著しくなっています。
ザ・2020ビジョンは企業の「変化」に着目して投資をするファンドでもあり、今、この追い風を強く感じて運用しています。
2019年年初来のパフォーマンスは、昨日現在で37.65%(同期間の日経平均株価が16.96%、TOPIX配当込17.03%)と好調なパフォーマンスがまさにそれを物語っています。
この大きな変化の波は大企業にも小型成長企業にも訪れています。
大企業ではソニー、日本初の世界に通用するネット企業のエムスリー、リクルート、日本電産など。小型成長企業ではワークマン、ラクスル、マネーフォワード、SHIFTなどに投資をしています。
今、株式市場でも人気のワークマンは北関東のスーパーマーケットから分離した作業服専門チェーンで、機能性があるのに、徹底的に安いのが特徴です。
従来、運送業や設備工事業、土木業などに従事する人たちが購買の中心だったのが、SNSや口コミで支持され、一般消費者への購買も広がってきています。
需要予測システムやトレンド分析の活用などで売れ残りを減らす施策も展開していて業績も急成長している企業のひとつです。
当ファンドがワークマンに投資を始めたのは株価3,000円台から、今、3倍ぐらいにまで成長してきています。

まだまだ組入れ比率は低いのですが、“次のワークマン候補”となるマザーズの銘柄にも多数投資していますし、日々の発掘にも余念がありません。

投資先企業を市場別に見ると今は東証一部が6割程度、マザーズが3割弱程度となっています。ここまでの株式市場の上昇局面ではフルインベストに近い状況できましたが、今後、過熱感が出始める局面や市場の変動が大きくなりそうな局面では現金比率を高めていく予定です。

来週からいよいよ師走相場ですが、運用チーム全員でしっかりとこの好調を維持していく所存です。どうぞ、長期継続で、ザ・2020ビジョンを応援ください!まだ、保有されていない皆さんは、是非、ご検討ください。



※本投稿の内容は個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。
※投資パフォーマンスは、過去一定期間における実績を示したものであり、将来の運用成果を予想、あるいは保証するものではありません。


【ファンドを贈ろう】

そろそろ今年もあと一ヶ月。
クリスマスソングがあちらこちらで聞こえてくる時期になりました。

コモンズ投信からの年末年始の贈りものは、贈る喜び&つみたてキャンペーンです。
今回のキャンペーンはエントリーして条件を満たした方にもれなくコモンズのファンド500円分をプレゼントしています。

先日、外を歩いていたら、お店に小さな植木鉢の植物栽培キットが売っていました。
かわいくラッピングされたそれは植木鉢に土も種ももう入っていて、封を切って陽の当たるところにおいておけば、あとは待つだけ。かわいい芽が出て少しずつ成長するのを楽しめるというものでした。

贈る喜びキャンペーンのファンドプレゼントは、街で見かけたそんな栽培キットに似ているな、と想像がふくらみました。

口座(植木鉢)とファンド(種)
プレゼントを受け取った人はこれがきっかけで心優しいGreen Thumb(グリーンサム=植物を育てるのが上手な人)になるかも。
同じように、今回のキャンペーンプレゼントがきっかけでお金との付き合い方が上手な人にもなれたら。
そんな想いを込めて、ぜひ大切な方に私たちの”ファンドの栽培キット”のプレゼントを選んでくだされば幸いです。

※口座を開設するのは口座名義人ご本人です


*** きっかけをプレゼント。贈る喜び&つみたてキャンペーン ***

期間:11月11日(月)~2020年1月31日(金)
条件を満たした方に当社のファンド500円分をプレゼント!

●贈る喜びキャンペーン
期間中にご紹介いただいたご家族・ご友人が「当社に新規で口座を開設」&「つみたてプランを同時申込」すると、口座を開設いただいた方と、ご紹介者様それぞれに500円分の当社のファンドをプレゼント!

●つみたてキャンペーン
コモンズ投信で口座をお持ちでない方は口座開設と同時につみたてプランの申込
コモンズ投信で口座をお持ちの方はつみたて新規/再開/ファンドの追加/増額
いただくと、500円分の当社のファンドをプレゼント!

※各キャンペーンにはエントリーが必要になります。詳細はこちら


休みながらも投資

おはようございます。渋澤健です。

最近、気温が下がったり、上がったりで定まらないですね。是非とも体調管理を整えてください。

毎日のように講演が連続している私は先週の木金の出張先で風邪気味になり、週末は家で静かにしていました。最近のハイペースで身体が悲鳴を上げていたのに、きちんと耳を傾けなかったからでしょうね。


やはり、自身のウェルビーイングのためにしっかりと休養する心がけが必要です。

「休むのも相場」という長年の格言もありますし。

特に現在は、世界中のマクロ経済の行方が良くても横ばいという状態で、これからの後退のリスクを払しょくできないのに、株式市場は高値圏。あんまり居心地が良い状態ではありません。そういう時には欲張らないで「休む」ことも必要でありましょう。

ただ、「休みながらも投資」という考えもあります。それは、つみたて投資です。

半年~1年など目前の動きに気にすることなく、いつ相場が上昇するか反転するかに気を配る必要もなく、ゆったりとした気持ちで、毎月定額を自分の銀行口座から自動的に買い付ける。短期的な「ゆらぎ」に気にすることなく、長期的に「未来を信じる力」をちょっぴり、毎月、使うだけ。

コモンズ投信の今までの実績では、5年間以上のつみたて投資を実践いただけた方は、どのタイミングでもほぼ全員の損益がプラスになっていました。(もちろん、これは未来を保証する訳ではありません。が、未来を信じる参考材料にはなりますね。)

これは結構、らくちん。と、思うのが自分自身の19年ぐらいの経験則です。コモンズ投信を設立する前から、私はつみたて投資を個人として実践していました。途中でリーマン・ショックがあっても気にならなかったです! むしろ、しめしめ、かなりの口数を仕込めると当時は喜んでいました。


是非とも、「休みながらも投資」を初めていない方はご一緒にどうぞ。そして、既に「休みながらも投資」を既に始めている方は、そのままご継続を。「継続は力なり」という格言もありますから。

【こどもたちの未来を信じる力を育む】


こんにちは。コモンズ投信馬越です。

あれよあれよと2019年もあと1か月ちょっと。
お子さまのいらっしゃるご家庭では、クリスマスプレゼントのこと、お年玉のことがお父さま、お母さまの頭を忙しくしていきますね。
どれくらいの金額のものをあげよう、お年玉はいくらにしよう、そうして悩まれるのは、お子さまたちの金銭感覚をいかに育てていくかを大切に思っていらっしゃるからではないでしょうか。

わたしたちコモンズ投信のお仲間(受益者)の6人に1人は未成年口座
保護者のみなさまがお子さまたちの未来の夢に向かって教育資金形成をされている、この口座をわたしたちは「こどもトラスト」と呼んでいます。

この口座には、こどもトラストセミナーというイベントがあります。
これからの時代、金融教育が益々必要になってくると思う、でもお金のことをどのようにこどもたちに伝えていったらいいかわからない、そもそも自分が育った家庭で親とお金の話をしたことがない、といったお父さま、お母さまからのご相談の声は、こどもトラスト口座が始まった当初から多くありました。

そしてわたしたちは、こどもたちに自分たちが未来の社会を創っていく担い手になっていくことを実感し、そして、その中でお金とも主体的につきあっていくことを学んでいって欲しいと考え、こどもトラストセミナーを展開してきました。

「お金を手にしたら、みんなはどうするかな?」という問いに、こどもたちから出てくる答えはだいたい2つ。
「つかう」と「ためる」。
お菓子やゲームを買うために、お金を使いたいな~。
昨今6ポケット(一人の子供に、両親と双方の祖父母の合わせて6つの財布から金が注がれること)を持っているこどもたちは、クリスマスプレゼントに何が欲しいかと聞かれてもすぐさま浮かばないといったことも少なくありません。
お年玉は、大きなお金を持たせるのは心配と、「ママが貯金しておいてあげるから」ともらったらすぐ没収、なんていう話も珍しくありませんね。
「ためる」と答えた子に、「何に使うの?」と聞くと、「将来何があるかわからないから、とっておく」、少し将来を恐れているような発言をする子も、実は少なくありません。
こどもたちの未来を信じる力がストップしているような、そんな風に感じることがあります。わたしたち大人が心配になるような将来を用意してしまっているのか、と反省したりすることも。

一方、こどもたちが「寄付」について学ぶと、これが面白い効果をもたらすことがあります。
犬の殺処分のこと、貧困に苦しむこどもたちがいること、森が壊されていること、などなど、世界のどこかで起きている「困った」に出逢った時、こどもたちは自然と自分たちにできる何かを考えます。
放っておきたくない問題に気付いた時、一瞬、こどもたちは自分たちの力は小さく、何もできないのではないかとも思います。今、自分がしていることを放り投げてまで、その問題に向き合えないと素直に口にします。

でもそんな時に、自分たちに代わって、「困った」に向き合っている大人たちがいることを伝えます。そして、自分たちの力が小さくても、多くの同じ想いの人たちが集まれば、自分たちに代わって課題に向き合っている人々の活動を支えることができることを知ります。
自分たちの気持ちが、自分たちのお金が、未来を信じる力に変わり得ることを学びます。



この考えは実は投資に対する考え方にも共通します。

投資先企業を訪問するこどもトラストセミナーも毎夏開催しているのですが、そこでも、自分たちに代わって、こんな素敵な仕事をしてくれている会社を応援したい、という想いを参加した多くのこどもたちが抱きます。

「つかう」、「ためる」という主語を「I」とする自分の目の前にある視野に留まる世界から、「寄付」「投資」は主語を「we」としてこどもたちの視野をぐんと広げていくことを、わたしたちはこどもトラストセミナーで度々目の当たりにしてきました。
寄付や投資を学ぶ時、こどもたちの中にそもそも備わっていた「未来を信じる力」がぐんと伸びていくことを感じます。

こどもトラストセミナーも、初めて開催してから7年が経とうとしています。

【第1回目こどもトラストセミナーの記念すべき動画】

こどもトラストセミナーに当初参加してくれていた子どもたちは、大学受験を控えていたり、実際にもう大学生だったり。
そして最近では、赤ちゃんの頃にこどもトラストをもって、ようやく参加できるようになりました!と新たな小さなお仲間たちがこどもトラストセミナーにデビューしてくれていま
す。




■こどもトラストセミナー「寄付の教室」ご案内
寄付月間である12月には、毎年こどもトラストセミナー「寄付の教室」を開催しています。

〇今年は初の試みで、保護者のみなまさには、会長渋澤による「子育てに役立つ論語と算盤」をご用意しています。
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こどもトラストセミナー「論語と算盤」と「寄付の教室」
@ウィズダムアカデミー目白校 (東京)
121() 10:0013:00
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〇寄付月間キックオフイベント キフフェス2019でも寄付の教室開催
会長渋澤もパネルディスカッションで登場します。
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キフフェス2019
@日本サッカー協会 JFAハウス1F ヴァーチャルスタジアム(東京 文京区)
121() 13:3016:30
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■コモンズBABYキャンペーンに新しくファンドプレゼントが追加!
詳細はこちら

■年末年始の恒例!贈る喜び&つみたてキャンペーン!

期間:1111日(月)~2020131日(金)
条件を満たした方に当社のファンド500円分をプレゼント!
詳細はこちら


コモンズ10周年感謝の集いin札幌

おはようございます。渋澤健です。日曜日は爽快な空の下の札幌。(昨夜から朝までかけて吹雪いていたようですが。)


大阪から始まり、広島→金沢→仙台→福岡から札幌へとつながっている「コモンズ10周年感謝の集い」。前半はコモンズから現状と過去の10年の振り返りを踏まえ、後半は今まで巡回した各地のディスッションから生じた「私たちが創りたい未来」のための大事な3つのキーワードを参加者の皆さんが深掘りにチャレンジしていただきました。


生計を支える「働き方」は未来にとって不可欠。そして、そのために「健康」と「教育」が大事であるという関係性が今までのディスカッションを通じて見えてきました。


そして、今回はお金の「働き方」、お金の「健康」、お金の「教育」という側面から考えてみました。急な無茶ぶりに、目が点になっていた方々もいらっしゃいましたが(すみません・・・)、会場がガヤガヤと盛り上がってきました。


お金の「働き方」には想いが必要である。


そして、「健康」なお金とは、そのような想いを支えている。


さらに、そのようなお金の「教育」は時間を要する。


「働き方」を支える「健康」も「教育」も直ぐにオンデマンド的に生じる成果は見えないので、そういう意味で「長期投資」と同じですね。

このような「お金」の関係性が見えてきました。

次回は、「感謝の集い」の最終回。12月15日の名古屋です! さて、「私たちが創りたい未来」の3つのキーワードはどのようなまとまりを見せてくれるのか。楽しみです。是非、ご参加ください!お待ちしております。

みんなの水泳の絵2019絵画展@高知

こんにちは。
ザ・2020ビジョン寄付のしくみ コモンズPOINT(ポイント)担当 馬越裕子です。

わたしたちコモンズ投信は、この寄付のしくみを通して、日本知的障害者水泳連盟の選手たちと出会い、選手たちの水泳に対するひたむきな想いや姿勢に感動しました。
そして、より多くの方々に選手たちの魅力を知っていただきたいと思い、連盟事務局と相談を重ね、昨年、選手たちの絵画展を水泳競技大会の会場において共催させていただくことができました。
金沢での大会を皮切りに各地で行ったのが、12名の選手の作品による「みんなの水泳の絵2018」絵画展でした。

そして今年も、コモンズPOINTの寄付金を活用して、「みんなの水泳の絵2019」絵画展を実現することができました。

第1回目の展示は、11月10日、高知県くろしおアリーナにて行われた第22回日本知的障害者選手権(25m)水泳競技大会にて。



受付横のスペースが絵画展会場となりました。


水泳をテーマにした18名のすてきな作品を、多くの来場者が観てくださいました。



















絵画展を開催していて嬉しいことのひとつは、描き手ご本人とお会いできることです。
 
 
 昨年も出展してくださった選手とは嬉しい再会!
今回はどの部分をどうこだわったのか、など、前回よりもたくさんお話をしてくださる選手もいました。
twitterを始めました、と教えてくれたのは津川選手。
https://twitter.com/takuya_tsugawa
そして今回初めてお会いできた選手も!

またこんなシーンにも嬉しくなってしまいます。

みなさん、ひとつひとつの作品をとてもとても丁寧に、大切にするように観てくださいます。
こちらはチームを率いて大会に参加されていた指導者のおひとりで、「本当に泳ぐのが嬉しいんだな~」と絵を見てそんな感想を教えてくださいました。

下記写真の左手、青い冊子は、今回配布させていただいた「みんなの水泳の絵2019」のリーフレットです。
全作品と、その解説、そして日本知的障害者水泳連盟、コモンズ投信の想いについてもご紹介させていただきました。
このリーフレットもお渡しすると、その場でしっかりと目を通してくださる方が本当に多くいらっしゃいました。


写真右手は、当日ご覧いただい方の感想の言葉の数々。
下記にご紹介させていただきます。

「あたたかい絵に、ほっこりしました」(ボランティア)

「見ていて、楽しくなりました。もっと増えればいいですね!」(選手家族)

「やさしく心があたたかくなる絵に、元気と希望をいただきました。ありがとうございました」(選手家族)

「宮崎からきました。表情や動きがうまく描いてあり、素晴らしいです。これからもいい絵、楽しみにしています」(選手家族)

「見ていて、楽しいです。」(選手)

「今年もていねいにかざっていただき、ありがとうございました」(出展選手家族)

「昨年も金沢の大会で拝見しました。楽しい気分になるすてきな作品ですね。今年もありがとうございました」(選手家族)

「東京から来ました。初めての高知です。とてもあたたかい絵が多いですね。心が安らぎます」(選手家族)


東京2020パラリンピック日本代表推薦選手に内定した山口選手も立ち寄ってくださいました。
ご一緒にいらしたお父さまともお話することができ、お父さまはリーフレットの中に、選手登録のご案内ページがあるのがとてもいいですね、と誉めてくださいました。
なぜなら、山口選手が選手登録したのはなんと2年ほど前のことで、それまで大会があるということをご家族はご存知なかったそうです。

またPOINTという寄付のしくみで、コモンズ投信がお仲間(受益者)とご一緒に、日本知的障害者水泳連盟のご支援を決めさせていただいたことをお伝えすると、とても喜んでくださいました。
多くの連盟のスタッフが大会開催のためにご尽力されていることをよくご存知で、「連盟のみなさんには本当に感謝しています」、とおっしゃっていました。




そして今年も、コモンズPOINT応援団(ボランティアしてくださるコモンズのお仲間)に、絵画展運営をお手伝いいただきました。本当にありがとうございました。
コモンズPOINT応援団のお仲間には、絵画展の準備や片づけ、リーフレットの配布、お客様の対応などお世話になり、そして今回も、メダルの授与にチャレンジしていただきました。

 





選手のみなさんとの対話の時間を経験していただき、ありがとうございました!

機会をくださった連盟の事務局の方々にも、心から感謝申し上げます。

お近くの方はぜひ、選手たちの素敵な作品の鑑賞と、懸命にレースに挑む選手たちを応援に、ぜひお越しください。

お待ちしています。

コモンズPOINT 担当者
馬越裕子