コツコツ♪つみたてコラム「結局みんな、どうしてる?」

今日は、コツコツ♪つみたてコラム最終回

これまで8回に亘り、つみたて投資について色々な角度からお話して来ました。

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コツコツ♪つみたてコラムバックナンバーはこちら
1:投資と資産形成って違うの?
2:コモンズ君のつみたてデビュー物語・上
3:コモンズ君のつみたてデビュー物語・中
4:コモンズ君のつみたてデビュー物語・下
5:インデックスorアクティブ つみたてにおける違いは?
6:コモンズ君つみたての評価額の計算の仕方
7:いつからはじめたらいいの?
8:いつまで続けたらいいの?
9:結局みんな、どうしてる?
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最終回となる今回は、「結局みんな、どうしてる?」というのをお伝えしたいと思います。
どんなに理屈を並べても、始めてみなければわからない、だからこそ、隣のあの人がどんな投資をしてるか、って気になりませんか?

どんなに素晴らしいプロのアドバイスより、もしかしたらその方が100倍説得力があるかも、なんて私自身は思ってしまいます^^

さてさて、そんなこんなで、コモンズでつみたて投資をしている人たちは、どんな人達なのか。
まずはプロフィールから。
コモンズで直接口座を開設してくださっている方々の年齢プロフィールはこんな感じです。

未成年口座が17%と高いのが、コモンズの特徴です。(こどもトラストはこちら
そして、全顧客のうち、つみたてを利用されている方の割合が70%超いらっしゃいます。

また、金額を見ると、コモンズ30ファンドの平均が20,785円、ザ・2020ビジョンの平均が19,276円(いずれも2018年1月時点)となっています。両方つみたてをされている方もいらっしゃるので、合計2-3万円というのが平均となりますでしょうか。

前回のブログでは、(つみたては)どれくらい続ければいいのか、というお話の中で、毎月3万円をつみたて、年率7%で運用できた場合のシュミレーションデータをご紹介しました(カッコ内はたんす預金=すなわち0%の場合)。
その場合、5年で207万円(180万円)、10年で497万円(360万円)、20年で1475万円(720万円)、30年で3400万円(1080万円)となります。すごい!!(楽しみ♪)

ではいよいよ、コモンズでつみたてを続けてこられた方の声をご紹介しましょう!
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【Q:どの商品にどんな風に投資していますか?理由は?】


C30Fつみたて月1万2000円
月々3,000円からということなので、孫が4人いるので3,000円を4人分で12,000円。すべてお任せなので素人には楽です。(70代女性)

2020Vつみたて月3千円
C30Fつみたて月1万円
最低金額から始めました。少し余裕ができたので、30ファンドはキリのよい1万円に上げて、ザ・2020ビジョンをまた最低金額で始めました。(50代女性)
C30Fつみたて月1万円
2020V購入後そのまま保有
未来をつくる投信というコンセプトに惹かれて投資しました。一緒に未来をつくるという意味で自動買付で長く続けるのがいいと考えています。(40代男性)
2020Vつみたて月3千円
自分の中ではまだお試しといった思いがあるので、少額で、まずはスタートすることを優先して最低金額からはじめました。(30代男性)
C30Fつみたて月1万円
無理のない金額で気づけばもう3年続けています。自動積立なら手間もかからず分散投資にもなって買い忘れもありません。(30代女性)
C30Fつみたて月3万円
2020Vつみたて月1万円
こども名義でもつみたて月1万円。一攫千金を狙うものではないので、つみたて預金のつもりで毎月こつこつが良いと思っています。(40代男性)


【Q:あなたの「投資」教えてください!】

40代男性 公務員(~700万円未満)
   妻、子供(11歳、8歳、7歳、7歳)



コモンズ投信で投資を始めたきっかけ
預貯金ではお金が増えない。年金の掛け金は増えて、将来受け取る年金額はさらに減ると思っています。
リーマンショック・個別株で損失を出して、安心して運用できる先を探していたところ日経新聞で渋澤さんがコモンズ30ファンドを設定するという記事を読んだのがきっかけでした。
取引開始時期
2009年1月
私の運用スタイル
現在は、ザ・2020ビジョンに積立で毎月23,000円。
上記の運用スタイルの理由
投資知識もつき、今後はつみたてを続けつつ、スポットでもコツコツ購入予定です。
投信は引き出しも比較的しやすいので預貯金代わりにしています。
感想または失敗談を教えてください!
優れたファンドマネージャーやスタッフの皆さんがいるので安心して託すことができます。今振り返れば、リーマンショック後の2009年から2012年までもっと積立金額を増やしておけばよかったと思っています。


30代女性 会社員(~700万円未満)
   両親と暮らしてます



コモンズ投信で投資を始めたきっかけ
10数年前に「年金がもらえなくなるかも!!」とかなりの危機感を持ったから。金融雑誌の中で「コモンズ投信が始まった」という記事を読んではじめようと思いました。
取引開始時期
2011年4月
私の運用スタイル
コモンズ30ファンドに毎月3万円、ザ・2020ビジョンに毎月1万円を「つみたて」で投資しています。時々スポットで2~10万円追加で買っています。
上記の運用スタイルの理由
つみたてなら、ドルコスト平均法で買っていけるのと手間がかからないから。臨時収入があった時はスポットで購入。
感想または失敗談を教えてください!
コモンズで投資を始めたきっかけは、まさしく「顔の見える投資」をしたいと思ったから。
一番最初の投資は、忘れもしない近くの銀行で買った「パトナム・ディバーシファイド・インカム・トラスト」。正直、今でもどんなファンドだったのかよくわかりません。購入後どんどん円高になり、配当をタイミングみて円にしたので、トータルで損はしませんでしたが、これからは「わけがわからないもの」に投資するのはやめよう!と思い、「説明が理にかなっている」「私でも理解出来る」「何より投資しているものが何か見える」を基準に資産運用しています。選択肢の一つがコモンズでした。セミナーで直接話を聞くことができるのも、安心感が増すのでいいと思います。
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なるほど、皆さん、失敗や後悔も含めて経験を積まれながら、続けてくださっているのですね。
そして見えてくるのは、こんなポイント。
・つみたてだと手間がかからない
・長く続けられる
・「顔の見える投資」により安心できる

こんなところでしょうか。
続いて、こどもトラスト(未成年口座)でつみたてを続けてこられた(7年以上)親御さんから頂戴した感想もご紹介します。

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社会貢献が見えるファンドで積み立てのメリットもあると思ったので、こどもトラストを選びました。7年経過して、順調に資産が増えているので運用結果には満足しています。また、「企業を応援する→その企業が社会に役立つことをして大きくなる→自分にも資産増で還元される」というように、お金の流れを子どもにわかるように説明でき、この点もよかったと思います。(11才男の子のお父さま)

■新聞でこどもトラストの紹介記事を読んで、大学の学費に充てるつもりでこどもトラストをはじめました。リーマンショック後の経済状況が見通せない中、将来を見据えた資産形成というコンセプトに魅力を感じました。社会貢献を意識した運用方針も評価しています。(13才でスタート現在お子さんは20才のお父さま)

■当時(7年前)は子どものための資産作りをコンセプトにした投信がなかったため、コモンズ投信のこどもトラストを選びました。7年経過して、現状は元本より資産がふえているので結果には満足しています。子どもの成長とともに応援できる(投資先企業/ファンド)に共感できることもよかったと思います。(11才男の子のお父さま)

■月々3000円から長期視点でコツコツ投資ができるので、こどもトラストを選びました。7年経過して、現時点では満足していますが、今後も現在以上のパフォーマンスを維持できることを期待しています。社会に貢献する企業に投資している点と、長期視点に立っている点がコモンズのファンドにしてよかったところです。(10才男の子のお父さま)

自分が投資先を悩むことなく安心して任せていられると思いこどもトラストを選びました。7年経過して、相当の運用益が出ているため投資結果には満足しています。投資に対する考え方に共感できることもこどもの資産作りのパートナーとして選ぶ際に重要だと思います。(17才、19才のお子さんのお父さま)

■知人からの紹介でこどもトラストをはじめました。7年経過して、資産がふえているので投資結果に満足しています。今後も続け学費プラス振袖代くらいになったらうれしいです。(7才女の子のお母さま)

■子どもが生まれた2009年頃はまだ世の中もリーマンショックを引きずっているような時期で、毎月貯蓄をしていましたが金利もつかず、このままだとつまらないと思い、積み立てしている金額のうち一部(1万円)をこどもトラストにしようと考えました。7年経過して、40~50%増になっているので投資結果には満足しています。途中何回か一部解約して現金化しました。あとは放っておいています。相場が急激に動いたときなどにメールマガジンが届くこともこどもトラストを選んでよかった点のひとつです。こどもトラストセミナーの投資先企業見学にも参加したいです。(8才女の子のお母さま)
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さて、いかがでしたでしょうか。
私たちコモンズ投信は、お仲間の皆さま一人ひとりの、幸せと豊かな生活の実現に少しでもお役に立てる存在でありたいなと思っております。





★過去のバックナンバーはこちら★

1:投資と資産形成って違うの?
2:コモンズ君のつみたてデビュー物語・上
3:コモンズ君のつみたてデビュー物語・中
4:コモンズ君のつみたてデビュー物語・下
5:インデックスorアクティブ つみたてにおける違いは?
6:コモンズ君つみたての評価額の計算の仕方
7:いつからはじめたらいいの?
8:いつまで続けたらいいの?
9:結局みんな、どうしてる?

コモンズの今後の展望のための経営決断

おはようございます。渋澤健です。

今週末は、寒かったですね~! 
これからも寒い日々が続きそうですが、どうぞご自愛ください。

さて、そんな寒い朝。
特に、それが特に月曜日になると、目前に広がる風景ってこんな感じではないでしょうか。


やっとの思いで温かい床から出たと思うと、目の前に立ちはだかるのは寒い坂道。
周辺を見渡すと石ころだらけ。

ふ~・・・ という気持ちで重い足を進める。。。

でも、目の前に見える景色を、異なる視点から見てみる。
例えば、ずっと、ずっとズームアウトして遠いところから見てみると、目の前の坂道は、、、

9周年コモンズフェスタ~未来を創る私のアクション~

こんにちは!福本です。

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◆9周年コモンズフェスタ
3月10日(土) 10:30~18:00@コングレスクエア中野
https://www.commons30.jp/9th/
【運用報告会】10:30~12:00
【コモンズフェスタ】13:00~18:00
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来る3月10日(土)、コモンズ9周年フェスタを開催します。
今年は、コモンズ30ファンド投資先企業から、資生堂魚谷社長、三菱商事さま、コマツさま、ザ・2020ビジョン投資先企業から、株式会社マネーフォワード取締役執行役員兼Fintech研究所長瀧さま、コモンズSEEDCap応援先more treesから水谷さま、コモンズPOINT応援先知的障害者水泳連盟さまをお招きして開催します!

そして今年のテーマは「未来を創るわたしのアクション」
コモンズ投信の社名の由来は「Common Ground」
これは、”今日よりもよい明日”を実現したいと願う未来志向の人たちが集まってくる共有地でありたいという想いが込められています。
2018年は、コモンズ投信の第1号として運用を開始したコモンズ30ファンドがいよいよ10年目という節目の年に当たります。
この節目の記念すべきイベントで、私たちコモンズ投信と、共に歩んでくださる皆さまとが創りたい未来のために、何が出来るかを考える場に出来たらと思っております。

基調講演は、資生堂 代表取締役 執行役員社長 兼 CEO 魚谷雅彦さまがご登壇予定。
140年を超える歴史を持つ同社は、2014年に魚谷さまが社長に就任後、矢継ぎ早に様々な改革に着手、業績は今期(2018.12期)、過去最高純益の更新を窺うほどに回復しています。
持続的な成長と長期的な価値創造にどのように取り組まれているのか、渋澤がじっくりお話をうかがいます。
また、ザ・2020ビジョンのコンテンツとしては、自動の家計簿アプリ「マネーフォワード」を世に送り出し、急成長を遂げるマネーフォワードにて、Fintech研究所長を務める瀧さまの登壇が決定。「Fintechで変わる金融サービス、そして社会(仮題)」と題し、2020年以降の日本、社会がどのように変化していくのかをお話しいただきます。

さらには、同時開催として、会場横のホワイエでは、昨年に続きこどもトラストセミナーも開催予定。ご家族で楽しめるイベントにして参ります。

ぜひ、ご家族・ご友人お誘い併せの上ご参加下さい!



コツコツつみたてコラム♪「いつまで続けたらよいの?」


今回は、「(つみたて投資は)いつまで続けたらよいの?」答えたいと思います。

実はこのテーマ、1年半ほど前にもこのブログで書いたことがあります。
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どれくらい続けたらいいの?に答えます。
https://park.commons30.jp/2016/08/blog-post_25.html
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身も蓋も無い回答になりますが、このときは「ずっと」がその答えでした。

ただ、改めて読み返してみても、やっぱり「身も蓋も無い」ので今回は別の観点から考えてみたいと思います。

でも、
資産形成とは「貯めながら殖やす」ことである、とご説明してきました。
「貯める」とは、それこそ日本人の得意技。
財形貯蓄に代表されるような、毎月一定額をコツコツ「貯めて」いくものです。

例えば金利(利息)が0円でも、毎月3万円、5年間「貯める」と、総額は180万円になります(3万円×12ヶ月×5年間=180万円)。

資産形成においては、そのお金をただ「貯める」のではなく、お金にも働いてもらって(すなわち、投資によってお金を"活かす”)ことにより、お金にも成長してもらいます。

その成長度合いは、各々、どれくらい成長して欲しいか、その目的とする成長に応じてどのような金融商品を選ぶか、によって変わってきます。

例えば、世界の経済成長程度にお金も成長してもらいたいと考えると、年率で3%程度が見込まれます(日本株・日本国債・外国株・外国債券に25%ずつ投資した場合/あくまで過去の実績によるものです)。
先ほどの例に当てはめると、毎月3万円、5年間つみたてながら運用した結果は191万円になります。

また、より高い成長を期待して、日本株式のみで運用すると、年率7%程度のリターンが期待できます。この場合、毎月3万円を5年間積み立てながら運用すると207万円となります。

毎月3万円ずつ、つみたてしながらそれぞれの利率で運用した場合のシュミレーションデータ
(あくまでシュミレーションです)


考え方としては、
1.ゴールを設定(すなわち、いつまでに、いくらという目標)し、そのために必要なつみたて金額、必要な利率、運用する(続ける)年数を考える
2.お金にも働いてもらう、という観点から目標を設定せず、とにかく続けられるだけ続ける

大別すると、今日のお題の答としてはこの2つに分けられるのではないかと思います。
ちなみに、私は以前のブログでも宣言しているように、2.のタイプです。

なお、1.のケースであっても、目標に到達したら即座につみたてや運用をやめてしまうのではなく、「積立しながら、運用しながら使って(引き出して)いく」ことも出来ます。

人生100年時代とも言われ、長寿化をリスクとするのではなく、楽しみとしていくためにもこのような考え方が必要になってきていると思います。

また、こうした考えを実践する後押しとして、iDeCo(個人型確定拠出年金)制度つみたてNISAなど、相次いで税優遇制度がスタートしています。

そして。
上記のように、毎年一定率ずつ値上がりするようなケースというのは実際はありません。
10年間運用してならしてみたら、年率3%だった、年率7%だった、というのが現実です。
すると、考え方として提示した1.のケースであっても、"いつまでにいくら"、というのが想定通りにはいかないことも踏まえながら、時間的余裕を持つことも必要になってきます。つまり、下がっていて思ったような運用成果になっていない場合も想定して、その場合にはもう少し時間をかけてお金を育てていく、という意味です。

このブログでも再三お伝えしていますが、つみたて投資は下がっているときこそたくさん口数が買える投資です。

ですから想定どおりにいかない時こそ、少しガンマンをして”続ける”事が大事になってくるのす。

結局は、お金を育て続けるという観点から、なるべくつみたて投資は続ける、ということが今日の答えではないでしょうか。

皆さんは、どのように考えますか?

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「つみたてNISA」による国民の意思表明

おはようございます。土曜日にパシフィコ横浜で開催された楽天証券の「新春講演会2018」に草食投資隊がパネルディスカッションに招かれました。去年は3500人ぐらいが来場した大イベントですが、年初からの株式相場の地合いが影響しているのでしょう。今年は、去年を上回る勢いだったようです。活況に溢れていました。


ただ、「つみたてNISA」の口座を開設しているかというパネルからお問いかけに挙がった手は疎らでした。大ホールだったので、手を挙げることを躊躇された方々もいらっしゃったでしょうが、それでも、全体の1割程度でしょうか。

つみたてNISA」は、今まで貯金だけに頼っている個人に投資の実践によって長期的な資産形成を始めていただく、最適なきっかけづくりだと思います。今回の講演会に来場されている方々は既に株式投資を実践しているので、税優遇の金額が少額であるということに魅力を感じないのかもしれません。

でも、年間40万を現在の制度期間である20年間積み立てると元本は800万円になります。投資ですから、結果は確実なものではありませんが、その元本が倍増しているシナリオも十分ありえます。

現在の年齢から20年後の自分の暮らしを想像して、そのときに、それくらいの金額が無税で手元にあると創造すると、ちょっとした余裕を感じるはずです。月々3万3333円(およそ年40万円)という金額だけで味わえる将来へのワクワク感はビギナーであろうが、ベテランであろうが悪い話ではありません。

また、少額から始められ、数多くの投資の選択肢から長期投資に適切であろうという「お墨付き」を金融庁からいただいた投資信託が「つみたてNISA」の対象となっています。誰でも始められることが「つみたてNISA」のメリットです。

誰でも始められるので、そういう意味では日本全国の成人のほぼ全員が参加できるのが「つみたてNISA」です。もし、ほぼ全ての日本人の成人が「つみたてNISA」を実践しているのであれば、それは国民の総意の意思表明になります。

日本は民主主義の社会ですから、全国民の総意が反映されることは当たり前のことで、「つみたてNISA」の期間が20年から恒久化される、金額が増額される、未成年も対象になる等の現在の制度が改善することも実現できるはずです。

全国民が参加する「つみたてNISA」とはコモンズ投信の設立の想いである「今日よりも、良い明日」を共に創ることと完全に合致しています。コモンズ投信に直接開設していただいても、楽天證券など取り扱い金融機関でも大丈夫です。セゾン投信でもひふみ投信でももちろん良いです。大事なことは、日本全国の皆さんが「つみたてNISA」による長期投資に参加することです。

ぜひ、皆さん、将来の余裕を築く「つみたてNISA」を始めてください!

コツコツ♪つみたてコラム「いつから始めたらよいの?」


今回は、「(つみたて投資は)いつから始めたらよいの?」答えたいと思います。

「○○やるなら?」
「今でしょ!」
が流行語になったのは、すでにウン年前・・・

突然ですが、クイズです。

Q.つみたて投資を成功させるのに一番必要なものは何でしょう?



A.時間

です。独断は百も承知。
しかし言わせていただくならば、知識でも商品選びでも、または、資産でもありません。

つみたて投資とは、「貯めながら殖やす」投資法であるというのは当コラムでも繰り返しお伝えしてきました。
***バックナンバー***
投資と資産形成って違うの?
コモンズ君のつみたてデビュー物語~見落としがちな「量」の考え方~
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この、「貯める」には、時間が一番重要であることは、誰も違和感が無いでしょう。
コツコツ続けていくことが一番の近道です。

そこに、「投資」という要素が加わったからといって、急に「時間」が重要でなくなる、なんてことにはならないのです。

むしろ、つみたて投資の原則である「定期的に、一定額ずつ購入する」ことにより、価格が高いときには少ない量を、価格が低いときにはたくさんの量を購入していきますから、一定量ずつ購入する場合よりも購入の平均単価を下げることが出来ます。
そしてそれを続けることにより「負けにくい投資」が実現していくのです。

ここまで読めば、今日の答えは明白ですね。

「いつから始めればよいの?」
「今でしょ!!」

となります。

そして最後にもう一つ。
以前のコラムの引用になりますが、下記の点もぜひお伝えしたいところ。
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ミホ福本:そして、もう一つ、投資を始めるタイミングに悩むとコモンズ君は言いましたが、つみたての場合は、スタートのタイミングに悩む必要はないのです。

コモンズ君:というと?

ミホ福本:例えば5年間つみたてをする場合、1回1万円ならば、合計で60回=60万円つみたてをすることになりますが、1回のインパクトは1/60ということになります。またそれが、最初の頃は残高も少ないので、そこでの価格変動の効果というのはそう大きくないということになります。

コモンズ君:1年経過後、12万円つみたてしていたとして、先ほどの2016年の例で言えば、12.54%のリターンがあったというけれど、金額に直せば、1.5万円ほど増えたという効果だったということですね。

ミホ福本:そうです。もちろん、小さくはないですが、100万円に対する12.54%のリターンだとしたら12.5万円増えた、となり効果を大きく実感できますが、投資額が小さいうちは、プラスもマイナスも、実額の効果としては小さいのです。

コモンズ君:なるほど、それで始めるときのタイミングは気にしなくてよい、となるわけですね。

ミホ福本:それより、なるべく早く始めて、「貯める」時間を長くした方が効果があるということなのです。

コモンズ君:タイムイズマネー!

ミホ福本:そのとおり!
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この内容も、セミナーなどでお話しすると、ハッとされる方が多いのが事実です。
つまり、何事も始めるときは、不安や心配がつき物なのでついつい慎重になってしまいなかなか踏み出せないことが多いのですが、その最初のインパクトというのが長い目でみればとても小さいものである、ということです。であれば、躊躇する間に、その時間を無駄にしてしまうことより、その時間をしっかり味方にしたほうが有利であるということなのです。

なお、今回のテーマについては、渋澤がこちらでもお伝えしています。
つみたて投資は賢いリスクの取り方

さて、次回は「いつまで続けたらいいの?」にお答えしていきたいと思います。

どうぞ、お楽しみに!!
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1:投資と資産形成って違うの?
2:コモンズ君のつみたてデビュー物語・上
3:コモンズ君のつみたてデビュー物語・中
4:コモンズ君のつみたてデビュー物語・下
5:インデックスorアクティブ つみたてにおける違いは?
6:コモンズ君つみたての評価額の計算の仕方
7:いつからはじめたらいいの?
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原点回帰による維新のとき

おはようございます。渋澤健です。

昨日販売の日経ヴェリタスに掲載されたコラムで今年への想いを書きました。


今年は「明治150年」。そして、「つみたてNISA」が始まります。

今までの金融業界の常識とは「お金が余っている人」と「お金が必要とする人」をつないで手数料を稼ぐフロー・ビジネスになっていました。一方、「つみたて投資」が示唆しているのは、業界の常識の原点回帰です。

つなげて手数料を頂くことに意味がないわけではありませんが、それだけを重視して依存するビジネス・モデルは、特に地域と密着する金融機関の原点でしょうか。

日本初の銀行をつくった渋沢栄一は「銀行は大きな河のようなものだ。銀行に集まってこない金は溝に溜まっている水やポタポタ垂れている滴と変わらない。せっかく人を利し国を富ませる能力があっても、その効果はあらわれない」と当時のスタートアップ・ベンチャーであった「銀行」の存在感を示しました。

特に地域金融機関は、「一滴一滴の滴から大河となる」地域と共に繁栄するストック・ビジネスが原点にあるはずです。そして、そのストックは時間をじっくりとかけて積み上げるものです。

今年を「銀行維新」という意気込みで積極的に「つみたてNISA」に取り組んで将来へのストックを構築した銀行と、仕方なく形だけつくっている銀行の20年後の差は歴然としているに間違いありません。

そのストック・ビジネスの再構築に、コモンズ投信はステークホルダーとしてお役に立ちたいと考えています。つみたて投資を全国に広めることはコモンズ投信の設立理念です。そういう意味で、「つみたてNISA」をきっかけに地域金融機関がコモンズ30ファンドの取り扱いを始めていただいている傾向に大変うれしく思います。

ただ、気になっていた経営課題もありました。「つみたてNISA」対象ファンドになるためには、設定5年以上で資金流出の月が1/3以内であるという条件があります。コモンズ30ファンドは問題なくクリアしていた条件でしたが、2013年12月に設定したザ・2020ビジョンが設定5年に向けて、条件を満たすことが難しくなってきたことです。

資金が月次に流出し続けるということは、色々な理由があると思います。
ただ、平たく言えば、少なくない受益者、つまり、「今日よりもよい明日」を共に創るステークホルダー、コモンズ投信の「お仲間」たちからの信頼が失せているという客観的な現実に尽きます。

コモンズ投信の取締役会では、この予兆が見えていた1年ぐらい前から重大な経営課題として議論が繰り返されました。半年ぐらいのレビュー期間を経て、経営が下した決断は木曜日(2018/1/11)のプレス・リリースおよび金曜日(2018/1/12)の本ブログで伊井からのメッセージでお伝えした内容のとおりです。

原点回帰によって「銀行維新」を期待するのであれば、コモンズ投信の原点回帰も、「つみたてNISA」が発足する「明治150年」のタイミングで不可欠です。

「コモンズらしさ」とは何か。
それをしっかりと、わかりやすく表現するために、今回のザ・2020ビジョンの再構築に手掛けることにいたしました。

ザ・2020ビジョンは「変化」に投資するファンドという位置付けです。これから、ザ・2020ビジョンは原点回帰による維新を経て「変化」して新しい時代を拓くことに努めます。
どうぞ、ご期待ください。

新体制で臨むザ・2020ビジョン

コモンズ投信 伊井です。

年初のこの時期、当社は新たな決断をさせていただき、ザ・2020ビジョンの運用責任者を糸島から私に変更し、新体制で臨むこととしました。
https://www.commons30.jp/files/uploads/NewsRelease_20180111.pdf

私たちは、お客さま本位の業務運営=フィデューシャリー・デューティーをとても大切にし、会社の進むべき羅針盤としています。その内容は、『お客さま本位の業務運営』として表明しています。その中で、「私たちが考えるお客さま本位とは、単なる投資に伴う経済的な成果だけではなく、お客さまとの長期的なお付き合いの中で、お客さまの【今日よりも、よい明日】を考える希望に寄り添い、少しでもお役に立つことを実践していくことと考えています。」また、「私たちは、商品を販売するのではなく、お客さまのライフスタイルをイメージして当社の価値(投資哲学、サービス、商品)を伝えていくことで、結果的に豊かなライフスタイルを実現させる手段として当社の商品が選ばれていくことを目指しています。」としています。

また、長期投資の可能性を追求し、共創による価値創造こそが私たちの目指すcommon ground(=共有地)の実現であると考えています。今回の変更は、こうした創業の原点に立ち返り、よりお客さまの期待に応えていくための決定として理解いただければ幸いです。
“変化”を体現するファンドとしてザ・2020ビジョンに込めた想い、運用方針に変更はありませんが、私は、ベンチャー経営者も含め、年回200名程度の経営者とさまざまな形でお会いしています。こうした経験をコモンズ30ファンドとは違った形で、ザ・2020ビジョンに反映させていきたいと考えています。
引き続き、皆さまに応援いただけると幸いです。

今後、セミナーなどを通じて、運用状況などを丁寧に説明させていただきます。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

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従来のご案内から内容を変更してセミナーを開催します。
詳細は下記よりご確認下さい。

ザ・2020ビジョンファンド説明&運用報告会
【名古屋】1/13(土)18:30~20:15 @ウィンクあいち(906)
【大阪】1/14(日)13:30~15:15 @AP大阪梅田茶屋町(H+Iルーム)
【福岡】1/21(日)14:00~15:45 @アクロス福岡(607)
【東京】1/27(土)13:30~15:15 @FinGate




つみたて投資は賢いリスクの取り方

おはようございます。渋澤健です。

先週、初めてお会いしたフリーランスのお仕事に就いている方とメールのやりとりで、小さなお子さんもいらっしゃるので「つみたて投資」を始めることを検討したいというメッセージをいただきました。これは喜ばしいことです。

でも、最後の一言が気になりました。「相場のタイミングなど見ながら色々と調べたい」と。

色々と調べることは大切です。でも、雲の流れを見ている如く、相場のタイミングを見ていると、恐らく、「つみたて投資」になかなか踏み切ることができないと思います。

特に今年は年初からの相場はすごいです。自分の長年の体験でも記憶にないほどの勢いでゲートからスタートを切りました。

大手証券会社の店頭も最近では見たことないような数のお客さんで殺到しているようです。もしかすると、これから相場がどんどん上昇してしまうかもしれないという「不安」に煽られているからでしょう。

これらは以前から「株やってる」人々。あるいは、しばらくお休みしていたか、日経平均2万円以上のところで保有していた株を手放してしまった方々がほとんどでしょう。

一方、これから株式投資を始めたいと思っている方には、「相場のタイミングを見たい」ということは当たり前に聞こえるかもしれません。株式投資は価格変動がある「リスク商品」ですから。

そして、明らかに今年の株式投資のリスクは高まりました。このリスクの正しい意味は「危険」という意味ではなく、「不確実性」です。これから株式投資が爆謄して一気に上昇するリスクが高まりましたし、急にハシゴを外されるリスクもあります。

でも、同じ「リスク」が伴う商品でも、異なる「リスクの取り方」があります。

現在の相場環境で、信用取引(要は、お金を借りて投入金額を増やす)によるレバレッジ投資は高い「リスクの取り方」です。ものすごく利益を上げる可能性がある反面、元本以上の損失を被る可能性もあります。

一方、同じリスク商品でも「つみたて投資」は賢い「リスクの取り方」だと思います。毎月定額に、長期的に少額を投入するので、時間軸のリスク分散の効果があるからです。現在のちょっぴり余裕あるお金で、将来の余裕資金をコツコツと積み上げる投資です。タイミングを見て、積み立てる時間を無駄にするより、早く始めて、その貴重な時間を使うべきです。

同じ時間の中で色々な不確実なことが起こるリスクはあり、どれほど我々がこれから時間(人生)が残っていることも不確実です。ただ、その時間が過ぎ去ってしまうことには確実です。賢く、その時間を使いたいですね。

新年のご挨拶

コモンズ投信 伊井です。

明けましておめでとうございます!
私にとって年始の嬉しいことの一つに、お客さまからの沢山の年賀状やSNSを通じて、お一人お一人の年始の抱負や希望などをシェアいただけることがあります。

コモンズに頂く年賀状の特徴は、家族での年賀状が多いことです。

「こどもトラストを利用していた娘が成人を迎えます」、「社会人になった息子にコモンズを勧めました」、「娘が昨年、 more treesのセミナーに参加させて頂きとても喜んでいました」などのメッセージと共にご家族の楽しい雰囲気の写真も添えられていたり。

また、今年は、景気や株価の回復もあってか「今年こそ、コモンズ始めます!」と宣言された年賀状も例年になく多かったです(笑)。

こうした年賀状を読むところからがコモンズの仕事始めです。

背筋が伸びる瞬間であり、今年も頑張ろう!と年始にエネルギーを注入してもらっています。

改めて感謝申し上げます。

さて、2018年の大発会は、日経平均株価で23,506円(+741.39円)と大幅高となり、幸先のよいスタートとなりました。

十二支から占う株式相場の格言では、『辰巳(たつみ)天井、午(うま)尻下がり、未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ、戌(いぬ)は笑い、亥(い)固まる、子(ね)は繁栄、丑(うし)はつまずき、寅(とら)千里を走り、卯(うさぎ)は跳ねる。』となっています。

昨年は、「申酉騒ぐ」で、米国トランプ大統領に象徴されるような世界的な政治の混迷、北朝鮮などの地政学的リスクでまさに騒ぐことが多かった一年でした。

今年は「戌は笑い」との格言からは相場は順調に高値を狙う可能性もあります。

さらには、干支の順番からは「子は繁栄」までは相場が良い見通しになっています。

つまり2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでは強気相場というわけです。

もちろん、不確実な時代にそう簡単には強気にはなれないと思いますが、コモンズ30ファンド、ザ・2020ビジョンの両ファンドは皆さまの長期的な資産形成にお役にたてるように、日々の地道な調査活動をベースに株価に一喜一憂することなくしっかりとした運用を続けて参ります。

本年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。



前向きに思い切って実行する年

あけましておめでとうございます! 渋澤健です。



今年は、戊戌(つちのいえいぬ)です。戊は「茂」と同じ意味で、草木が茂る陽気なイメージがあるようです。ただ、剪定して刈り込むことで風通しや日当たりをよくすることが次のステージへつながるということになります。

そういう意味では、今年は「新旧・陰陽が繁雑に交差する中、枝葉果実が生い茂っていく中で、陽気を見定め、真剣な果断によって維新・一新に繋げるべき年」だそうです。