資産づくり、避けてほしいこんな失敗

 今年もはや、9か月が過ぎようとしています。

年初、昨年末からの流れを引き継ぎ好調にスタートしたマーケットも、世界的なコロナ禍の拡大への懸念から3月には1月の高値から30%以上下落する事態に見舞われました。

その後、各国が協調して財政や金融政策をとったことが功を奏し、足もとで、マーケット全体としてほぼ、コロナ禍の前の水準にまで戻しています。

 

資産づくりをコツコツ励まれている皆さまにとっても、今年は学びの多い年だなあと感じているのではないでしょうか。

私たちは日ごろから、積立は「なるべく早く始めて、続けること。解約はお金が必要な時に」と繰り返しお伝えしています。



こうしたメッセージが届いていたのか、3月の下落局面でもつみたて契約の中止や減額、解約といった動きはそう多くなく、結果としてこの時期には安くたくさんの量が購入できたので、多くの方が6-7月には損益がプラスに戻っていらっしゃいました。

 

もちろん、積立投資そのものへの支出を見直さなければいけない、というケースもあると思います。

そういった場合でも、減額はするけれども休止はなるべく避ける、またお金が必要な場合は必要な金額だけ解約する、といった形で対応していただくとよいと思います。

一度休止をしてしまうと、再開には手間と気持ちの両面で二の足を踏んでしまいがちだからです。

 

また、コモンズでつみたてプランをご利用いただいている方の中には、コモンズ30ファンドとザ・2020ビジョンの2つのファンドの両方で積立を行ってくださっている方も多くいらっしゃいます。

その中で、積立の合計金額はそのままに、ファンドごとの毎月の積立金額を変更するケースをたまに見受けるのですが、これは合理的な行動とは思えません。

具体的には短期的なパフォーマンスだけを見て好調な方のファンドの金額を増額する(もう一方のファンドを減額する)、といったケースです。
積立投資の有効性がより発揮されるのは、「一定期間、一定額を一定期間継続する」場合ですので、前述のように、金額変更は支出の面からその見直しなどが必要な時であって、基準価額の動きで判断するのはオススメできない、ということです。

 

資産づくりに、難しいテクニックや価格を追うことは不要です。

一度決めた金額を、なるべく継続すること、が成功の最大の秘訣です。

ものもお金も使われてこそ価値を生み出す


9/6(日)こどもトラストセミナーで 【メルカリ】を体験しよう!~ものとお金の価値を学ぼう~をオンライン開催しました。

参加してくれたのはコモンズ投信に口座を持っている25人の小学生です。(参加資格を問わない見学枠も設けました)

クイズやワークをふんだんに織り込んだ楽しい内容で、チャットや画面を通してのやり取りも活発で大変盛り上がりました!


当日のセミナーの内容や様子はメルカリさんの記事に詳しく書かれていますのでそちらをぜひご覧ください。

こども向け投資イベントで、メルカリを使ってものとお金の価値を学ぶワークショップを開催しました! #メルカリな日々

私たちが実施しているこどもトラストセミナーおかねの教室のなかで繰り返し話している「おかねは(ものも)ぐるぐる回って未来をつくる」というメッセージ。

メルカリさんが“ものとお金の価値を学ぶこども向けのセミナー”を実施していることを知り、一緒にセミナーを開催していただけないかオファーしたことがことのはじまりです。

実は、近頃はおかねの教室でも「メルカリ」の例をあげて、こどもたちに価値と値段の違いについて説明していたのです。

セミナーの最後にほんの少し時間をいただいて、こどもたちに「お金の循環」について話しました。

『ここに1000円札があります。私が1年間この1000円札を引き出しに入れて大事にしまっておいたとします。1年後この1000円が生み出した価値は??0円ですね。おかねは人の役に立つことができませんでした。

では、次に、私がこの1000円を使って何かを買ったとします。それを売ってくれた人はその1000円で別の何かを買い、さらにそれを売ってくれた人がその1000円でまた別の何かを買って…1年間で3人の人の手に渡ったとしたらどうでしょう? 1000円の商品が3回売れたので、売上1000円×3回=3000円となり、この1000円は3000円分の価値を生み出したことになりますね。さらに言えば、商品を買った3人も1000円分の価値の商品が手元に残っていますね!こうしておかねは世の中をぐるぐると回ることで人の役に立つ力を発揮します

「ものもおかねも必要以上に抱え込まずにぐるぐる回す!」

これこそ、これから私たちが豊かに元気に楽しく暮らすコツだと思います。』

今日のセミナーを聞いた皆さんはものもお金もぐるぐる回して、しっかり使える人になってくださいね、と締めくくりました。


おかねの教室ではこれまでも「価値」という抽象的なものの説明に試行錯誤を繰り返してきました。今回のようにものやサービスなど形ある目に見える具体例があることで、こどもたちも価値についてぐっと理解しやすくなったようでした。


メルカリはコモンズ投信のファンド、ザ・2020ビジョンの投資先企業でもあります。

「地球の資源が大切に使われ循環されていく豊かな社会を実現するサービス」「ものを捨てない選択肢や、ものを大切に使う気持ちを育み、これからの世界を生きていく子どもが、限りある地球資源を大切に使う循環型社会について考えるきっかけづくりの取組み」、そういった企業の姿勢や成長性を私たちは長期投資家としても高く評価しています。

メルカリさんとは今後も共に未来をつくっていくパートナーとして、様々な取り組みをご一緒したいと思いました。

マーケティング部 横山

アフターコロナの会社の存在意義とは

おはようございます。四連休はいかがお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

私は、ほぼ予定が入っていないので、来週以降の講演資料の準備や締め切りがある複数の連載記事の執筆に当てています。が、予定通りに、なかなか事が進まないですね…w

さて、年末に向けて「銀行員のための『論語と算盤』とSDGs(仮)」という書籍企画の執筆の準備のために先週からご厚意いただいている地域金融機関の経営トップの方々に取材をお願いしています。

やはり色々とお話をお伺いしたり、意見交換すると色々なアイデアが浮かんできて、とても参考になります。いままでの対話の中で、これは良い!と思ったことをひとつご紹介させていただきます。

めぶきフィナンシャルグループの小野訓啓さんから頂戴したアイデアです。小野さんは(コモンズ30ファンドの取り扱いでお世話になっている)足利銀行の取締役の在任中に、私が主宰している『論語と算盤』経営塾の塾生になっていただいたご縁からお付き合いをいただいている方ですが、フットワークが軽くて知的好奇心が豊かな銀行マンです。

取材インタビューの内容は、アフター・コロナのこれからの地域金融機関の有り方について色々とお考えを賜りましたが、その最後の一言に小野さんがご指摘されたお考えが最も印象的でした。小野さんから「是非、使っていただきたい」ということなので、お言葉に甘えて、ご紹介したいと思います。

アフターコロナの会社は以下になります。


つまり

ですね。

ということは、、、この二つを合わせると

になります。

アフターコロナの(地域金融機関のみならず)会社の存在意義とは何か。それは「付き添う」こと。素晴らしいです!

株主資本主義からステークホルダー資本主義へという意識が欧米社会でも広まっている現在、確かに会社の存在とは、株主のみならず、社員、取引先、顧客、そして、もちろん社会や環境などと付き添うことが大事になります。

まさにコロナ禍を経て、社会が求めている会社の存在意義とはACCOMPANY(付き添う)ことで、よりよい人間社会を共創することだと思います。

会社の存在意義とは20世紀モデルであった「利益最大化」から21世紀モデルである「価値最大化」へと意識が高まっています。これが現在の時代の先進的な潮流だと思います。「付き添う」存在は、大事な価値を提供していることに間違いありません。

小野さん、素敵な示唆をいただき、どうもありがとうございました!

前政権の「継続」とは「宿題」に答えを返すこと

おはようございます。渋澤健です。
本日は自民党総裁選が実施されます。令和時代で一番最初に就任する日本の総理大臣が実施的に決定することになりますね。

株式市場は今までの日本政府の経済政策が継続されると想定していて、新しい時代の新しい総理大臣の登場にマーケットのインパクトは限定的と考えているようです。

2012年に発足した長期政権の経済政策である「アベノミクス」は初期ではかなりマーケットにインパクトを与えました。けれども、最近は「アベノミクス」という活字を紙面で見ることもすっかり少なくなっていて、影が薄くなっていました。

しかし、景気のピーク感がある最中で世界を直撃したコロナ禍を被っても、株式市場が直近の高値圏へ戻しています。アベノミクスの第一の矢(金融政策)と第二の矢(財政政策)の株式市場への影響は、良くも悪くも、確かであると言えるでしょう。前政権の経済政策の「継続」ということは、第一と第二の矢が継続するということになります。

しかし、「アベノミクス」は宿題も残しています。その宿題は第三の矢である構造改革です。 

前政権の政策を「継続」するということであれば、この宿題への答えを返していただく必要があります。 実務を執行する手腕がある実力派という評価されている総裁・総理大臣候補であるからこそ、その期待にはお応えいただきたいと思います。

必見!社員が綴った「社会起業家フォーラムとわたし」

こんにちは。コモンズ投信うまごえです。

第1回目には、50名ほどの参加者で始まったコモンズ社会起業家フォーラム。昨年の第11回には約250名の方々に会場にお越しいただき、これまで登壇くださった社会起業家の方々も120名となりました。

この数年は、フォーラム登壇を新たな社会起業家の方々にお願いすると、こんな言葉をいただけるようになりました。
「とても光栄です。このイベントは社会起業家の登竜門といわれているんです」。
なんだか恐れ多い気持ちになります。

目の前の社会課題解決に向き合ってきた今までのご自身の経験や想いを、真摯に伝えくださる7分間。フォーラムでの7分間のスピーチは、スライドなどいっさい使わない状況なので、少し心細くもなるような素の状態でお話いただくことになります。

この120名x7分が生み出してきたものは何か。新型コロナの影響を前に、担当者として改めて振り返っています。

今まで、この120名x7分を支えてきた人たちの中に、当社の社員の存在があります。
「投資信託の会社なのに」もっとも大切な行事のひとつとして社員総出で開催してきたこのフォーラム。今回改めて、その社員たちの声を取り上げさせていただきました。
フォーラム特設ページに掲載中の社員コラム【社会起業家フォーラムとわたし】。
それぞれの中に大切に育まれてきた社会課題と出逢う経験、受け入れる経験、そして何か新しいものが心に芽生えた想いが詰まった投稿になっています(担当者としては、涙なくしては読めませんでした)。ぜひご覧ください。

社会起業家フォーラムとわたし

今年第12回目となるフォーラムは、完全オンラインで開催することとなりました。新型コロナの影響によって、リアルの場を「得意」とするこのフォーラムをオンライン化することを残念に思う気持ちもあったのは事実です。しかし、一方で、ずっと願ってきたことが叶う場ともなりました。

全国のみなさまへ。
このフォーラムをお届けできる時がやってきました。このことを社員みんなでとてもうれしく思っています。ぜひ全国からたくさんの方々にご参加いただき、より良い明日を感じることができるこの空間をお楽しみいただきたいと願っています

第12回コモンズ社会起業家フォーラム
10月3日(土)13:00~16:50 
詳細は第12回コモンズ社会起業家フォーラム特設ページをご覧ください。
お申し込みはこちらから



環境・社会における企業のインパクト


おはようござます。渋澤健です。九州方面の方々は気が休まることない一晩だったと思いますが、超大型台風による災害・被害が最小限で収まったことを祈願しています。


今年は長引いた梅雨、史上最強の猛暑、そして大型台風など明らかに天候が乱れており、地球温暖化と少なくとも相関関係があり、私は専門性ありませんが、因果関係もあると思ってしまいます。いずれ、地球温暖化は遠い未来や遠い場所のことではなく、我々の日常生活や企業の事業・業績にも悪影響を与えるリスク要因であるということに直視する必要があります。

海外の論調では、アンチESGのトランプ政権の下でも、炭素税の導入をリアルなリスクとして企業経営トップら討議しているハーバード大学のフォーラムなどの動きがあります。日本企業も、地球温暖化が自社の事業の重要なリスク要素とする問題意識を高めることが急務ではないでしょうか。

実は多くの日本企業がTCFD「気候関連財務情報開示タスクフォース(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)」署名しており、賛同機関数は20207月末において290社で世界一です。(他は英国210、米国193、オーストラリア71、等。)しかし、情報開示に賛同する署名に留まることなく、積極的に地球温暖化への解決策に取り組んでいるという姿勢を世界に見せることの方が重要だと思います。

また、時代は非財務的な企業価値の情報開示だけでなく、Impact WeightedAccountsという会計制度へにも反映するという次のステージへと進む動きが世界にあることに日本企業は認知し、乗り遅れることないように期待しています。

以下は先週に掲載された、Impact Weighted Accountsの研究をリードしているジョージ・セラファイム教授とシニア・アドバイザーのロナルド・コーエン氏のハーバード・ビジネス・リビューへの投稿です。英語ですが、一読をお勧めします。


In recent years, most major international airlines have reported healthy profitability. But our calculations show this to be a mirage. In the case of Lufthansa and American Airlines, for example, accounting for their environmental costs of $2.3 and $4.8 billion respectively would make both companies unprofitable.
空港会社のリアルな収益性は、環境関連のコストを考慮すべきではないかという主張です。

To date, there has been no way for companies to account for their benefits and costs to society and the environment. We have been working to change that.
今まで企業の経済的・環境的インパクトを計上する術がなかったが、それを変えようとしている。

The era of impact transparency has begun, and it is moving the goal posts for businesses and investors. Technology and Big Data have combined with longstanding efforts by many individuals and organizations to make the measurement and valuation of corporate impact a reality. With the arrival of impact transparency, impact and profit set the new rules of the game.
(企業の)インパクト透明性の新しい時代が始まり、インパクトの測定・価値創造が現実となる新しいルールメイクへの動いが始まっている。

It is not all negative though. Companies also create positive impacts through their products and employment, which do not show up in their bottom line.
そのインパクトの全てがネガティブではない。商品や雇用創出というポジシティブなインパクトも存在しているが、それが会計制度では現状では反映できていない。

In the meantime, we each have a valuable role to play. If you lead a company, then measure and communicate your impact-weighted performance. If you are an investor, demand impact transparency from the companies in which you invest and use impact-weighted numbers to assess opportunities and risk. If you are a regulator or government official, mandate the publication of impact-weighted accounts, and use taxes and other incentives to motivate companies and investors to create positive impact. And since we are all consumers, let’s buy the products and services of companies that deliver positive impact to improve our planet and society.
この新しい流れを促進するために、経営者、投資家、規制当局、そして何よりも消費者が果たせる役割がある。

Impact transparency will reshape capitalism. By shifting the pursuit of profit away from negligently creating problems to purposefully creating valuable solutions for the world, it will redefine success, so that its measure is not just money, but the positive impact we make during our lives.
インパクトの透明性を高めることで、資本主義をつくり変えられる。収益を求めることが問題を産む現状から、課題解決を提供する地球規模の価値創造へと転換できる。


この「インパクト」という言葉を投資や企業経営の文脈において聞き慣れていない方が多いと思いますが、これからどんどん普及して行くと感じています。大事なことは、企業は環境や社会にネガティブなインパクトを与えるだけではなく、むしろ、ポジティブなインパクトをつくっているということが企業の存在意義の要になるという時代になってきているということです。

もっとインパクトについて理解を深めたいという方へ。
GSG Global Impact Summit 2020  #gsgsummitが、今週の9日、10日、11日に開催されますが、オンラインで聴講が可能です。世界におけるインパクト投資の先端の大イベントです。こういう世界的イベントに、日本人の参加がもっと増えることが、これからの時代の日本にとって大切だと痛感しています。

完全オンライン開催!第12回コモンズ社会起業家フォーラム

こんにちは
コモンズ投信 渋澤健です。

ウイズ・アフターコロナで世の中は今までの当たり前が通じなくなりました。
でも、ネガティブがあれば、そこには必ずポジティブもある。
陰陽の関係ですね。
今年のコモンズ社会起業家フォーラムも「ニューノーマル」にチャレンジします。
リアルからオンラインへ!

私たちコモンズ投信は、創業以来、年に一度、社会起業家フォーラムを開催し、「今日よりもよい明日」を求める多くのお仲間(社会課題の解決に自分も何かしらのアクションを起こしたいと考える方たち)が同じ場所に集まることで、すてきな化学反応と笑顔が生じることを促してきました。
この空間は近年どんどんその規模は大きくなり、イベント開催をお手伝いくださる「コモボラ」(コモンズボランティア)の皆さんのお力を借りて実践することができていました。
それが、ニューノーマルでは、大勢が同じところに集まることができません。
オンラインで同じような場を提供できるか未知の世界になります。

でも、リアルの開催でも課題がありました。
参加したいと思っていても、なかなか会場まで足を運ぶことができなかった方も多かったと思います。
そこでオンラインであれば、日本全国から簡単に参加できます。
コモンズ投信のビジョンに共感いただいている「コテコテのファン」の方から、「ふ~ん、ちょっと覗いてみようかな」という方まで、どなたでも気楽にご参加いただくことができます。

「対話」がコモンズ投信の設立の根幹にあります。
今回、その対話の手段が変わるだけで、その対話の目的はかわりません。
ワクワクすること。
ウイズ・アフターコロナであるからこそ、見えない未来にワクワク感を抱くことって大事だと思います。

コモンズ投信は、ニューノーマルで新たな対話の有り方にチャレンジいたします。
是非ともご一緒に! 
みなさんとのお時間を、今年も楽しみにしています。

まだ参加者が50名くらいだった第3回開催の時の渋澤

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12回社会起業家フォーラム特設ページはこちら!
社会課題解決のために自ら行動を起こしたリーダーたち。
今年は新型コロナの影響下でオンラインでの開催としますが、想いだけを手にした彼らの7分間のスピーチリレーに、今年もご期待ください!
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666Xの投資を逃した男からのレッスン

おはようございます。渋澤健です。


厳しい残暑。
終息の気配を見せない新型コロナ・ウイルス。
そして、安倍首相の退陣。

色んなことが起こってますね~  雲行きは油断できない状況ですが、どのような展開になるかわからない。だからこそ、こつこつと積み立てる長期投資を継続させることに理が適ってると思います。

さて、最近、昔の自分の個人的な投資エピソードについて、ふと思い出しました。

時は1996年。私はNYで大手ヘッジファンドのトレーダーとして勤めていました。ある日、とある米企業の株価が目に留まりました。安い…。この会社の商品は個人的に好きで使っていたけど、最近はパッとしないな。創業者はもういないけど、良い会社だと思うんだけど。安いな~。買おうかな。個人的に。

このような思いが頭に過りました。でも、個人用の口座をつくるのは色々と面倒だな思いながら、すぐに行動しませんでした。色々と忙しかったし。。。いずれ、その会社の株を買うことは自分の意識から失せていました。

さて、その会社の1996年当時の時価総額は30億ドルでした。日本円で3000億円程度。それなりに知名度がある会社でしたが、当時の大企業と比べて、そんなに大きな存在ではありませんでした。

そして、現在その会社の時価総額は、、、色々なところで報道されているようになりました。時価総額が2兆ドルになったアップルだからです。

あのとき、あの株価で買っていたら、、、、仮に100万円だったら、、、電卓を叩いて計算してみました。わお。今は、6億6667万円になっていた~・・・・涙。

この私の個人的な投資の失敗談で、長期投資の色々なレッスンがありますね。

企業価値の成長と長期投資は相性が抜群に良い!

けど、仮に、あのとき、あの株価で買っていて、アップルの株価が2倍になっていたら自分は売っていたかもしれません。10倍になっていたら確実に売っていたでしょう。

したがって、長期投資は価格を見ちゃだめ。あくまでも価値を見るべき。

ちなみに、あの時の翌年の1997年にアップルの業績は更に悪化し、創業者であるスティーブ・ジョブスが(最初はコンサルタントとして)復帰しています。それでも資金繰りの関係で倒産間際という危機に陥る。そんな時に、ジョブスのライバルであったビル・ゲイツのマイクロソフトが1億5000万ドルを出資して助け船を出したのです。さすが、ゲイツさん。アップルの価値をしっかりと見ていたんでしょうね。

でも、そのゲイツさんでもアップルの将来の価値創造を見据えることはできなかったようです。5年後の2002年から2003年にかけて、マイクロソフトは全てのアップル株を売却し、5億4500億円で現金化しました。5年で5倍弱。全然、悪くないですけどね。

でも、もし、マイクロソフトがずっとアップル株を保有していたら現在はどれくらいの価値になっているのか。。。1166億ドルです!

12兆円強ですから、日本株式時価総額2位のソフトバンクグループの時価総額にちょっと足りないくらい。ゲイツさんもアップルの長期的な価値ではなく、そのときの価格を見て売却して、悔しがっているのかな?でも、現在のマイクロソフトの時価総額は1.6兆ドルですから、彼らか見ると誤差の範囲と思っているかもしれません。

やや言い訳になりますが、アップルという666Xの投資を逃した1996年では、その時の株式市場の注目が自分の判断力に影響していたのかもしれません。当時、周りでは「モトローラは素晴らしい会社」と絶賛する声が多かったのです。携帯電話のリーディングカンパニーとしてモトローラは注目を浴びていましたが、PCメーカーの「旬」は去っていたのです。

1986年から1996年の10年間でアップルの株式は2割ぐらい上昇していましたが、一方、モトローラは5倍以上。同じICT部門でも、セクター・ローテーションが起こっていたのです。

でも、個別銘柄の勝ち負けはわからない。だから、投資銘柄を入れ替えるアクティブ運用よりも、株式指数のインデックスに投資する方が長期的に有利であると一般的に云われます。確かに、インデックスファンドの方が運用費用が低いので、長期的に投資する上でコスト的に有利なことは確かです。著名な長期投資家であるウォレーン・バフェットさんも素人はインデックスファンドで十分と言っています。

でも、バフェットさんはアメリカ人であり、アメリカ人の個人投資家を念頭に発言されています。日本の個人投資家の場合、ここが注目すべきポイントです。

1996年の世界の時価総額の上位5社以下でした。

1 General Electric
2 Royal Dutch Shell
3 Coca Cola
4 NTT  (なんと!)
5 Exxon Mobile

そして、もちろん現在の上位は(米国では)GAFAMが占めています。Coca Colaは28位、Exxon Mobileは30位、GEは108位まで落ちています。

一方、現在の日本株式市場ではNTTは未だに5位。(ちなみにNTTドコモは6位。) 

1996年と現在の二つのスナップショットを比べて見えることは、アメリカの株式インデックスの新陳代謝が著しく高いことに比べて、日本のインデックスの新陳代謝は低いということです。

つまり、アメリカ株のインデックスファンドに投資をしていれば、長期的には、その構成はアクティブに入れ替わっているということ。でも、日本のインデックスファンドの構成はまさにパッシブ。

だから、アメリカ株式のインデックスの長期投資は成長を獲得しているので理に適っているけれども、日本株式のインデックスの長期投資は必ずしも同じことが言えないということです。

また、アクティブ運用の場合は個別銘柄の成長ストーリーなどワクワクする価値の創造がありますが、パッシブ運用の場合は一社一社が見えなくなり、見ているのは全体の市場動向、つまり価格だけになります。

企業の価値創造に確信を持てるのであれば株価が下がっても気にならなく、むしろ安く買えるとうれしくなりますが、市場動向の価格を見ていて株価が下がると気分を害します

だから、私の場合は日本株式の長期投資はアクティブ運用の方がパッシブ運用より適してると思います。でも、将来のことは誰もわからないので、アクティブか、パッシブか、は好き嫌いの次元の話で良いかもしれません。長期投資には自分に満足感あることが大事ですから。

でも、アクティブ運用であろうが、パッシブ運用であろうが、共通点があります。長期的には、マーケット・タイミングで良い結果は出ない。666Xを逃した男だからこそ、断言できます。こつこつと積み立て投資を長期的に継続すべき。自分は、それに悔いはありません。

コモンズ投信の通年ご紹介制度、ついにスタート!

 いつもコモンズ投信をご愛顧いただき誠にありがとうございます。

一昨年のBABYキャンペーンに続き、この度、コモンズ投信では新たな通年サービスをスタートすることとなりました。『コモンズ投信のご紹介制度』です。



コモンズ投信に口座をお持ちのお客様が、ご家族やご友人にコモンズ投信をご紹介いただき、そのご紹介されたお客様が新たに口座開設と同時に1万円以上のつみたて契約をされた場合に、

ご両人にご希望のコモンズ投信のファンド1,000円分(またはQUOカード500円分)をプレゼント!というものです。

詳細は、< こ ち ら >

近年、ご家族やご友人からの紹介がきっかけでコモンズ投信にて資産形成をスタートする方が一層増えてまいりました。その割合は4割近くにもなり、すでにたくさんの方にご紹介いただいていることがわかります。

一般的に金融商品の紹介はハードルが高いものですが、これまでにも

「コモンズのような運用会社があることをもっと多くの人に知ってほしい」

「リスクがある金融商品は他人にすすめづらいが、コモンズの場合はメルマガでのこまめな情報提供や、セミナーで直接話を聞けるなど説明がしっかりしているので紹介しやすい」

「寄付などの仕組みがあるので投資以外の点でも紹介しやすい」などのお声をたくさん頂戴してきました。

このような声を多くいただけることは、口座をお持ちの皆様が「コモンズ投信を身近な人に紹介してもいい」と思える経験をしていただけた証と考え、日ごろ私たちをご紹介していただけることへの感謝として、『コモンズ投信のご紹介制度』通年サービス開始へと踏み切った次第です。

一年中、いつでも、そして何人でも、ご紹介いただいて構いません。

ぜひ、このサービスを皆様に使っていただけたらと思います。


※9月7日(月)以降の口座開設お申込みより適用となります。

詳細は、< こ ち ら >


コモンズこどもトラスト親子セミナーをオンラインで!

 おはようございます。渋澤健です。

相変わらず日中は暑いですが、早朝の空気に季節の変化を微かに感じますね。

さて、土曜日に初めてオンラインで金沢の会場に東京から繋いでコモンズこどもトラストの親子セミナーを開催しました!初挑戦でした!

講師を務めた横山さんは、「ありがとう」によってお金が経済社会で動くこと、使う・貯める・寄付・投資という4つのお金の使い方で「MeからWeへ」という考え方、そして、「成長」というワクワク感を応援すること等、こどもたちへ温かい気持ちを込めて説明してくれました。共催者のご尽力のおかげで映像も音声もバッチリでした。

たくさんのコンテンツが詰まった1時間も集中力が持つかなぁと心配していましたが、親子で一緒にするワークもあり、最後まで踏ん張ってくれました!w 

もしかすると一番大切なことは、小学生のときから親子で向き合ってお金について考えて話し合うことのきっかけをつくれたことだと思います。これからも続けていただきたいですね!

今回の親子セミナーは、金沢青年会議所の皆さんのご依頼によって実現することができました。同じ日に金沢港50周年およびクルーズ船ターミナルの開設を祝う『KANAZAWA MINATO ATARIMARE 2020 カナザワノヒカリプロジェクト~希望の光・挑戦・明るい未来の創造~』という町おこしイベントを主催され、セミナーに景色がすてきなターミナル施設の会場をご用意していただきました。どうもありがとうございます!

午前中には「渋沢栄一の思想を現代に活かす~MeからWeへのお金の使い方~」という講演の機会もいただきました。コロナ対策は万全!

ザ・2020ビジョン基準価額20,200円突破記念プレゼントを実施し枡!

 ザ・2020ビジョン基準価額20,200万円達成を記念して、
コモンズ投信にてザ・2020ビジョンをお持ちの受益者の方を対象に、プレゼント企画を実施し!!(この文章に既視感のあるみなさま、再びです!)


今回、プレゼントさせていただくのは、2017年度SEEDCap応援先、more trees(モア・トゥリーズ)さんの【枡コモンズオリジナルバージョン!】

コモンズ30ファンド基準価額3万円突破の際の記念品。
今回も、側面にコモンズのロゴ、ザ・2020ビジョン基準価額20,200円突破記念の印字、
底面にmore treesのロゴ入りです!


more treesさんは、「都市と森をつなぐ」活動の一環として、国産材を有効活用し、都市で活動するデザイナーや地域の職人と協働で、オリジナルプロダクトの企画等を行っています。今回、コモンズ30ファンド3万円達成を記念してオリジナル【枡】を製作いただいたのに続き、ザ・2020ビジョン20,200円突破でもご協力いただきます!

ザ・2020ビジョンは、「変化」をキーワードに企業の成長角度や成長スピードの大きな変化を捉えるファンドです。コロナ禍で経済全体は厳しい局面にありますが、逆にオンラインでの医療、教育、リモートワークの急速な進展などで成長のスピードが加速している企業も出てきています。ファンドのコンセプト通りに、そうした企業への投資を行ってきたことが、足もとでの当ファンドの好調さにつながっています。
そして何より、”信じて””託して”いただいたお仲間の皆さまの永年の後押しがあってのことだと、心より感謝いたしております。

こうした経緯から、今回、こちらの【枡】
ザ・2020ビジョン受益者の方、10名を対象にプレゼントさせていただきます!

応募方法等
申込期間:8/21~8/28(発送:9/10ごろ)
対象となる方:コモンズ投信でザ・2020ビジョンをお持ちの方
選定方法:コモンズスタッフによる厳正なる抽選
申込方法:対象者の方に、応募フォームのURLが記載されたメールをお送りしました。
(8/21 17:00頃送信、メールタイトル: 【プレゼント応募フォーム】ザ・2020ビジョン基準価額20,200円達成記念プレゼント企画)
当選発表:プレゼントの発送を持って、発表にかえさせていただき!!

今後とも、コモンズ投信をどうぞ、よろしくお願いいたします。

株式市場の格差

おはようござます。渋澤健です。

あっ暑いですね~! 猛暑とコロナ禍のダブルパンチの夏ですが、くれぐれもご自愛ください。

さて、株式市場の温度も高いですね。経済社会の課題、政治の課題、など様々なリスクがあるのに、お構いなし。一体、市場はどこへ行くのでょう。青天井?


特に、色々な問題が経済、社会、政治の側面で顕著なアメリカの株式市場の上昇が目を奪います。なぜ?

財政金融政策、悪材料の折り込み、今後の回復等、色々な理由はあると思いますが、ひとつ注目すべきは「株式市場」の構成です。

アメリカの大企業を代表するSP500を構成する企業を時価総額(全体の割合)のランキングを検証すると、上位5社が全体の22.6%を示していることがわかります。(注:Alphabet=Google)

なるほど、こちらGAFAMの業績はコロナ禍の悪影響があまりなく、むしろプラスになっているかもしれませんね。

Components of the S&P 500

#            Company                          Weight       

1            Apple Inc.                         6.718578              

2            Microsoft Corporation       5.673433               

3            Amazon.com Inc.              4.747293               

4            Facebook Inc. Class A        2.252184               

5            Alphabet Inc. Class A         1.632619               

6            Alphabet Inc. Class C         1.593182              

                       累計     22.61

上位10社には「老舗」企業もランクインしていて、全体の3割弱を示します。

7            Berkshire Hathaway Inc.   1.478605              

8            Johnson & Johnson           1.398895               

9            Procter & Gamble       1.205605              

10          Visa Inc. Class A               1.195897

                       累計   27.88  


上位20社で4割弱。

11          JPMorgan Chase & Co.      1.119067               

12          UnitedHealth Group          1.093957

13          Home Depot Inc.              1.086809              

14          Mastercard Incorporated   1.032596

15          NVIDIA Corporation          1.010128            

16          Verizon Communications   0.868767

17          Walt Disney Company       0.848652            

18          PayPal Holdings Inc          0.813299            

19          Adobe Inc.                      0.776848               

20          AT&T Inc.                       0.76456    

                                        累計  37.22


上位30社で全体の4割強。Before GAFAMの時代を代表する大企業の名前も見えてきます。

21          Pfizer Inc.                       0.760682

22          Netflix Inc.                      0.759461

23          Merck & Co. Inc.              0.756279

24          Bank of America Corp       0.73813   

25          Intel Corporation              0.73763   

26          Comcast Corporation        0.709022

27          PepsiCo Inc.                    0.686711               

28          Coca-Cola Company         0.670919

29          Walmart Inc.                   0.669799            

30          Exxon Mobil Corporation   0.652431    

                                          累計 43.6

上位40社でほぼ5割。Before GAFAMの「ハイテク」企業も色々と登場していますが、そういう意味では同じITC分野でも主役が入れ替わっているのがわかりますね。

31          Cisco Systems Inc.          0.649975

32          Abbott Laboratories         0.641579

33          salesforce.com inc.          0.630777

34          Chevron Corporation        0.601621

35          AbbVie Inc.                     0.598631            

36          Thermo Fisher                 0.590296

37          McDonald's Corporation    0.550831            

38          Costco Wholesale             0.53176

39          Accenture Plc                   0.529602            

40          Bristol-Myers Squibb Y      0.513366      

                                           累計 49.44


そして、上位50社、全体のたった10%が時価総額ウェイトの5割強を示しています。

41          Amgen Inc.                       0.507479               

42          NextEra Energy Inc.           0.499399            

43          Medtronic Plc                     0.487337               

44          NIKE Inc.                          0.473307

45          Broadcom Inc.                   0.472482            

46          Linde plc                           0.469619            

47          Danaher Corporation          0.467733

48          Union Pacific                      0.461865

49          QUALCOMM                       0.457701

50          Eli Lilly and Company         0.453345             

               累計 54.193

 

大企業であることは間違いないですが、「へえ、GAFAMとこんなに差があるんだ」という思った会社のランキングです。IBM, GE, GM, DuPont, Dowは上位50社から外れています。

54          Oracle Corporation          0.403377              

58          IBM                                  0.398271

61          3M Company                    0.342271              

62          Advanced Micro Devices    0.341615               

64          Wells Fargo & Company    0.334905

79          Caterpillar Inc.                 0.273147               

103        Applied Materials Inc.       0.214461               

108        General Electric               0.205557               

142        DuPont de Nemours Inc.  0.153354              

159        General Motors Company0.123717              

167        Dow Inc.                        0.11757   

207        Ford Motor Company       0.097924              

224        Motorola Solutions Inc.   0.08923   

285        Southwest Airlines Co.    0.065402              

303        Delta Air Lines Inc.          0.058939

368        Hewlett Packard              0.04448   

419        United Airlines                 0.032462               

499        Xerox Holdings   X            0.011608               

500        Gap Inc.                             0.011409                


一昔のアメリカを代表していた企業の会社のプレゼンスが、SP500でこれほど下がっているのか、と改めて時代の変化を感じます。特に工業・製造業の相対的な下落は著しいですね。

これほどの「格差」が株式市場に生じているのであれば、その指数が必ずしもアメリカの経済社会の全体を反映していないことがわかりますね。

アメリカでさえ、このような経済社会の実態との株式市場の乖離が存在しているのであれば、トヨタ自動車がいずれ時価総額トップである日本の株式市場は尚更です。

長期的な積み立て投資でパッシブ運用を好む方々が少なくないですが、アメリカの株式市場は、「全体」の反映ではないかもしれませんが、新陳代謝によって時代の変化を反映していると言えるでしょう。

市場の行方が永遠に青天井になるはずないと思いますが、やはり時代の変化に適応できているアクティブ運用の方が、(過去ではなく、これからの)長期投資に期待できると思います。もちろん、その「アクティブ」の手腕にも格差がありますが。

その手腕を信じることなく投資家全員がパシッブ運用に留まるとどうなるか。時価総額が大きい会社には買いが増え、ますます時価総額が拡大し、格差もますます広まってしまう。

これが、健全な株式市場とは思えません。

株高の夏

 皆さん、こんにちは

コモンズ投信 伊井です。

この時期はお盆があり、終戦記念日がありと日頃とは違った想いを馳せる時期でもあると思います。

今年はコロナ禍ということもあり、例年とは違いなんとなくモヤモヤ感もあると思いますが、歴史を振り返り、未来を想うことは大切なことではないかと思います。

未来と言えば、株式市場は未来を映し出す鏡の一つ。

その株式市場は、この暑さとともに好調です。

日経平均株価で6月上旬以来の23,000円を超えてきました。

この夏は、米国はじめ世界的に株高となっています。


丁度、企業の4~6月期の決算発表がほぼ出揃い、企業の業績は昨年の同時期に比べると全体的に大きく落ち込んでいます。

そんな中での株高に違和感のある方も少なくないと思いますが、実は、アナリストなどの市場関係者の予測よりもかなり良い結果となっています。

つまり市場関係者は、かなり悲観的な予想をしていた部分があるのですが、実際は思ったほど悪くない、逆にむしろ良い企業も出てきているのです。

さて、コモンズ投信の2つのファンドも好調です。

年初来のパフォーマンスをみると、昨日現在TOPIX(東証一部株価指数)で▲4.32%、日経平均株価▲1.72%、コモンズ30ファンド+0.70%ザ・2020ビジョン+11.55%となっています。


当社の2つのファンドは年初来でプラスになっていますので、既にコロナショックを乗り越えたとも言えます。

コモンズ30ファンドではカカクコム、信越化学、SMC、ダイキン工業、東京エレクトロン、ユニ・チャーム(銘柄コード順)が、今年、上場来高値を更新しています。


また、特に好調なザ・2020ビジョンでは7月末時点で組入上位10銘柄に「チェンジ」「メディアドゥ」が新たに登場しましたが、いずれの株価も足元で上場来高値を更新中です。

コモンズ30ファンドの基準価額が3万円台を視野に、そしてザ・2020ビジョンが2万円台の大台が目前(これを書いている時点では確定値は出ていません)になってきていて、お客さまからも、「そろそろ大台変わりますね!」との応援メッセージを複数いただいています。

社内でも、記念の感謝企画を大至急計画中です。

コロナ禍で、気持ちも沈むこともあると思いますが、この株高は未来をリードする企業が頑張っている証でもあります。当社の運用チームはじめ全スタッフもコロナ禍で頑張っています。

引き続き、コモンズ30ファンド、ザ・2020ビジョンにご期待ください!

一日も早いコロナの終息を願っています。

ザ・2020ビジョン基準価額20200円突破記念!の感謝企画!

ぜひ、皆さまからの応援メッセージをお寄せください!

  『 メッセージフォームはこちら!! 』

さらに!ザ・2020ビジョン基準価額20200円突破を記念したプレゼント企画を行います。

詳細は8/21(金)のメルマガにてお知らせします。お楽しみに!!


※文中に記載の内容は過去の実績であり、将来を予測・あるいは保証するものではありません。また、特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。


教えて!未来予想図~2020年、人の居場所の変化~

 今日は2020年6月次レポートの掲載コラム「未来予想図」を「テレワークの普及によるオフィス市場の変化」というテーマで綴った背景について運用部アナリストの原嶋さんに聞きました!


解説 運用部アナリスト 原嶋 亮介

聞き手 マーケティング部 横山 玲子 


横山 今回はコロナと不動産ですね

原嶋 最近ニュースでオフィスを解約しました、とか面積を縮小しました、とかあるいは地方に移して完全テレワークにしました、みたいな話っていうのも結構出ています。
それがどこまで広がるかは正直わからないですけれども、その変化はすでに出ているし、この先オフィスの価値観が変わるのは間違いないだろうという思いで書いてみました。

横山 どんな風に変わってきていますか?

原嶋 特に渋谷に本社があるようなIT系の会社では、明確に「オフィススペースを減らします」という話をしています。
こうした会社の多くはテレワークできる仕事ということもあって、足元では渋谷エリアの空室率の高さが指摘されますが、これから先はまた戻ると思います。
今までの渋谷は空室がなかったので入りたくても入れない会社がいっぱいあって、そういう会社は、恵比寿や五反田や品川などの物件を探して入居していました。
そういう会社にとっては待ちに待った空室で、しかも自分たちが当初想定していたよりも面積が小さくてもいいとなると、渋谷に移転しようと考える可能性は高いと思います。

横山 そうまでして渋谷に…?

原嶋 渋谷はIT業界の会社にとって街として魅力的です。
自分たちが目標とするような企業もたくさんいて、流行の発信地という意味合いもあって渋谷という街にいる意味があります。そうして渋谷に移転する企業が出てくると、それらの企業が入居していたスぺースが空いていきます。具体的にどのエリアとは言いませんが、ある程度広い面積を確保するために選ばれているだけで、そこにいる意味は乏しいというようなエリアから、渋谷や、あとは丸の内・大手町に戻ってくるような流れが出てくるだろうと思っています。

横山 リモートワークも進んで、必要なオフィスサイズも変わりますよね。

原嶋 社員の人数分の机を並べたオフィスにはもうならないですよね。
人数の半分ぐらいの座席を用意しておいて、来た人は空いている好きな席でやってくださいねというフリーアドレスが一般的になるのではないかと考えています。そして、フリーアドレスが進むと必然的に起こるのがペーパーレスです。
私が以前、在籍していた会社でオフィスをフリーアドレスにした際にも、圧倒的にペーパーレスになりました。
キャビネットスペースって想像以上に場所を占領していてそれがいらなくなる分もオフィスの面積として減るので、オフィス面積縮小、フリーアドレス、ペーパーレスの流れはちょっと逆らえないかなという気がしています。

横山 ペーパーレスが進むことは社会全体にとってもよいですよね。

原嶋 一方で今後はオフィスに行く目的というのがかなり問われると思っています。
これまではとりあえず集まりましょうっていう感じだったと思いますが、これからは、会社に行くときには何をするのかがかなり重要になると思います。
少し前に、富士通がオフィスを半減するという報道がありましたが、これも、通勤での移動時間など、突き詰めて考えたら多分そんなに必要じゃなかったっていう議論があったのでしょう。
コロナだから半分テレワークでいいです、じゃなくて、オフィスに何をしに行くのかというそこの目的をしっかり明確にしないといけないと思います。

横山 オフィスの使い方とか位置付けが全く変わってきますよね。

原嶋 社員のコミュニケーションとか集まって何をするかってことを主眼にしたオフィスの作りに変えていきますっていうことですね。
オフィスってなくてもいいよねって話でもなく、目的や位置づけが変わってリニューアルするんだったらどういうオフィスがいいのか、と。

横山 開放的で自然と会話が生まれるオフィスがいいと思います!

原嶋 リモートワークだと効率が落ちるというアンケート結果が出ているなどリモートワークは難しいんじゃないかという意見もまだまだ根強いですが、そこはインフラとテクノロジーが進化するから、今はハードルが下がってきていると思います。例えばそのテレワークができない理由って何ですか?という質問の回答に「情報セキュリティ」というのがあります。
特にコールセンターなどの個人情報を扱う業務がそうだと思いますが、たとえばチューリッヒ保険会社でも在宅でもコールセンターの電話業務ができるようにしているという記事がちょうど今日(2020/7/6)の日経にも出ていました。

横山 コールセンターのリモート化は着手できているところがまだまだ少ないですよね

原嶋 同社はかなり初期の段階からコールセンター業務を在宅で実施していた会社だと思いますが、今その流れが広まってきて損保ジャパンとか三井住友海上も在宅でできるように体制を整えています。
結局インフラとかテクノロジーのところでセキュリティなどが強化されて実現したわけです。
そう思うとリモートワークの壁ってずっとあるわけではないという風には思っています。

横山 一言で「不動産」と言っても実際は市場規模の大きい業界ですよね。都市開発、オフィス開発、RIET、住宅、など投資という観点で今回のこの大きな変化がポジティブ、またはネガティブに働くところはどんなところですか。

原嶋 住宅には変化があるでしょうし、商業施設にはすごくネガティブな影響があるだろうと思っています。
住宅に関して言えば、仕事部屋が欲しいので郊外で家を建てる、という動きが結構あるという話をこの6月のハウスメーカーの月次報告などでも聞きました。
どれくらいそれが広まるのかはわからないですけど、そういうことを考える人も出てくるのは想像できます。
あと都市型商業施設と言われていた、場所で言うと銀座とか原宿とか代官山とかあと丸の内側にも一部ありますが、そういうところっていうのは基本的には賃料がすごく高いので今まで店舗内も密になるような作りだったのですが、これからはそういうところで人を集めて商売するっていうことがちょっと難しいですよね。

原嶋 もともと大型の商業施設って、郊外のショッピングセンターみたいなところに展開していたけれど、人口動態もあって地方や郊外でのビジネスが難しくなってきて、これからは都市型だ、といって、都心部をはじめとした駅近の立地にシフトしてきたのに、コロナでやっぱりそっちじゃなかったっていきなり言われても急には戻れない。これは非常に厳しいです。
REITに関して言えば、今までは総じて東京23区内の物件の比率は高ければ高いほど安心できるって言う話だったのがこれからは分散だと言われても急にそっちには行けないので、やはり厳しいです。

横山 「不動産」ですからね…ひょいっと手軽には動かせないですよね。

原嶋 反対に、ポジティブなところでは物流です。日本ビルファンドというオフィス型リートで、J-REITで最大の時価総額を誇る銘柄と、日本プロロジスリートという物流型リートの代表銘柄があるんですが、元々1年前までは時価総額が倍ぐらい離れていた(日本ビルファンドの方が大きかった)のが、一時的に日本プロロジスリートが日本ビルファンドを抜いてJ-REIT全体でも最も時価総額の大きい銘柄になりました。これが関係者にしてはとってはかなりセンセーショナルな出来事だったんじゃないかなと。

横山 物流は取扱量も大幅に増えていますね。お店で買い物をすることが本当に少なくなりました。

原嶋 配送業者がいて、ECにアクセスできる環境さえあれば不便なところでも買い物に困らないっていうことを考えられるようになったっていうのはかなり大きいと思います。別に都会で近くに商業施設ある必要もないよねっていうような認識が広まっていますよね。山奥でもAmazonさえつながっていれば欲しいものは全部手に入るんだからそこで住めるんじゃないかって、なんかそういう感覚ってあるのかなと。

横山 この流れがデジタルを活用したスマートシティ、さらには災害に強いまちづくりなどにつながっていくといいですね

原嶋 福島県会津若松市に会津大学という大学がありますが、ここはプログラミング教育に力を入れていて日本でもその領域では指折りの高い技術力とか技術者を輩出していると聞きます。また、会津若松市は地域活性に熱心で、少し前に地域通貨を導入しますというニュースも出ていました。もともとは不便さや過疎化や高齢化が進んでしまってコミュニティが維持できないというのが地域活性に取組むきっかけだったのでしょう。地域の生き残りをかけた取組みなのだと思います。そして、今後はそういうことに熱心なコミュニティには人が移っていくでしょう。これから地方に移住しようという人はインフラや教育が整備されているのはもちろん、こうした特色ある街づくりを熱心にやっているところに集まっていくと思うので、市町村単位で勝ち負けは出てくるし、災害についてはハザードマップが再認識されていると思います。

横山 今回のコロナ禍がもたらす「人の居場所の変化」で、原嶋さん個人の願望や期待はありますか?

原嶋 どこに移るかという際に、災害に備えるという発想を持っていることが重要だと思っています。南海トラフ地震も確実に発生すると考えておいたほうが良いですし、発生すれば避難する時間の余裕なく、大津波が日本を襲います。この辺りは内閣府のホームページに、南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループがまとめた詳細な報告がありますので、ご興味のある方はご確認ください。また、今回の九州、東北を襲っている水害もひどい状況です。災害があることを前提としてそれに備える、それはハザードマップをよく見て大丈夫そうなところに住むということだと思います。逆にそうしないと大変だという危機感があります。
コロナ禍で「人が場所を移る」ことをきっかけに、安全な場所に、テクノロジーが活かされスマートシティ化が進み、災害から命を守りつつ新しい暮らしが始まればいいと思っています。

横山 ありがとうございました!

ESGへのコミットメントは定款で示すべき

おはようございます。渋澤健です。

猛暑と新型コロナ・ウイルスの真夏ですが、くれぐれもご自愛ください。

さて、日曜日の日本経済新聞の朝刊の仏ダノンのCEOのインタビュー記事が面白かったです。
フランスの2019年の法改正により施行された ‘Entreprise à Mission’ 。ダノンはpurpose driven company (使命を果たす会社)への定款変更が6月の株主総会で99%の株主の賛同によって認めらました。
具体的には「定款にESG(環境・社会・企業統治)に関連する新たな4つの目標を盛り込んだ。(1)製品を介した健康の改善(2)地球資源の保護(3)将来を社員と形成すること(4)包摂的な成長――だ。取締役のメンバーはこれらの目標に対して責任を負う」こととなりました。

シェアホルダー(株主)資本主義からステークホルダー資本主義を意識した動きであり、初めての上場会社とダノンは胸を張っています。

ただスイスのネスレは2008年から定款で「事業パーパスは、長期的な持続可能な価値創造」と示しているので、正確にいうとダノンは国家の新しい法律に基づいた初上場企業ということでありましょう。

日本では‘Entreprise à Mission’ のような会社法はありませんが、コモンズ30ファンドの設定来からの投資先であるエーザイは定款で「本会社は、患者様とそのご家族の喜怒哀楽を第一義に考え、そのベネフィット向上に貢献することを企業理念と定め、この企業理念のもとヒューマン・ヘルスケア (hhc) 企業をめざす。」と示しています。十分に胸を張っても良いですよね。

世の中のESGの流れにおいて「日本は昔から三方良しがある」という声をよく聞きます。だったら、もっと多くの日本企業がそのように定款に示すべきでしょうね。少なくとも、コモンズ30ファンドの投資先企業には、そのように期待したいです。

こどもトラストの投資先企業コラボセミナー

こんにちは。マーケティング部の横山です。
今年のお盆は、私は家で静かに過ごすことになりそうです。

コモンズ投信も毎年夏休みにはこどもたちとともにたくさんのイベントを行ってきました。
特に夏休み期間に開催していた投資先企業とのコラボセミナーでは各企業の「働く現場」にこどもたちとお邪魔して見学・体験させてもらう大人気のセミナーでした。

大人が働く現場を直接見ることで、大人もこどもも、その会社が持つ使命や、社会を支えてきた歴史、さらにはそこではたらく人たちの真剣さに触れることができます。
そして「なぜこの会社を応援したいのか」ということを心で考えられるようになります。
投資先企業見学は、はたらくこと・お金を得ること・投資で応援すること、を肌で学ぶ絶好の機会と考えています。

これまでコモンズ30ファンドの投資先企業ではダイキン、セブン&アイ、デンソー、ヤマトHD、シスメックスにご協力いただき店舗体験、工場見学などを体験しました。

ブログで紹介しています→ 
こどもトラストセミナーでデンソーTAKATANAファクトリーへ行こう!


例年とは少し勝手の違う今年の夏ですが、素敵な投資先企業コラボが実現できることになりました!
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こどもトラストセミナーで【メルカリ】を体験しよう!
~ものとお金の価値を学ぼう~

9月6日(日)10:30~12:00 オンライン開催
https://www.commons30.jp/seminars/detail/1070
※こどもトラスト口座にてファンドを保有のお子さまより申込を受付け開始
※募集開始は8月22日9:00~となります
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メルカリはザ・2020ビジョンの投資先であり、同社の掲げる循環型社会の実現は私たちコモンズ投信も大変共感するところです。

ちょうど私が担当している「おかねの教室」で値段と価値についてメルカリの例を使って話したりしていたところ、メルカリがこども向け、ものとお金の価値を学ぶセミナーをやっているという情報をキャッチし、さっそくご一緒させていただけないかオファーしたところ快く引き受けてくださいました。

当日はこどもたちと一緒に『ものも、おかねも「巡る」』ことを勉強できると思います。

一つ一つの企業活動の営みが社会を作り、そしてそれを応援することが「投資」であること、そしてそのことはコロナ禍であっても変わりません
私たちの仕事も、そしてこどもトラストセミナーも、これまで通り誠実にこつこつ進めていきたいと思っています!

ご興味ある方はぜひご注目ください。


◆その他のコモンズのこども向けセミナー
8月16日(日) 09:30〜11:30
【ZOOMセミナー】2コマ連続 こどもトラストセミナーおかねの教室(小4〜6対象)
「投資を探求せよ」
https://www.commons30.jp/seminars/detail/1058


さて、今年の夏休みは、、、

おはようございます。渋澤健です。

冷えたスイカが美味しい季節になってきましたね!長い梅雨もやっと明けました。

一方、コロナ禍。いつ頃に明けてくれるのか、全く検討が付きません。

特に、アメリカ。人口100万人あたり死亡者数のチャートでは、G7諸国を比べると、英国やイタリアの方が多いですが、アメリカのトレンドはぐんぐんと右肩上がりに上昇しています。財政・金融政策でお金がジャブジャブと経済社会に供給されているので、株式市場は高値圏ですが、経済面でも、社会面でも、政治面でもアメリカ人のフラストレーションとテンションが高まっています。秋の大統領選挙に向けて、どこかのタイミングで市場が下落する局面があっても不思議ではありません。

一方、日本(100万人あたり8人)はG7諸国の間で死亡者数が圧倒的に少なく、かなりの優等生です。


ただ、最近の報道のとおり、感染者数は過去最高の水準になっています。もちろん検査数が4月~5月と比べると増えているので、感染者数が増えることは当たり前のことです。また、重症者数は全国で80名です。重症者数は当然ながら、死亡者数の先行指標になります。

ただ、数週間前には、重症者数は32名ぐらいまでに落ち着いていたところ、それが、先週は60名を超えてきて、現在は80名になっています。死者数は全国で1000名を超えてきました。

下記の対数チャートで感染者数の伸び率を見ると、G7諸国では日本とアメリカのトレンドがほぼ同じぐらいであることがわかります。




やはり、引き続き、3密を避け、うがい、手洗いとマスク着は大事ですね。

そろそろ夏休み。でも、どこかに出かけるということが気晴らしになりそうもありませんね。でも、スイカは家の冷蔵庫で冷やすことができます。足るを知る夏、ということでしょうか。

ESGは手段であり、SDGsは目的である

こんにちは、コモンズ投信福本です。

「SDGs」という言葉をよく耳にするようになりました。
これは、2015年に国連総会で採択された人類共通の目標で、誰一人取り残さない世界を2030年までに築くという壮大な計画のこと。
17のゴール(目標)と169のターゲットが示されています。

今、SDGsへの取組を自社の価値創造につなげようとする動きも広まってきています。

そしてわたしたちコモンズ投信では、会長渋澤が5月に発売した新著「SDGs投資」を記念して、同テーマでオンラインセミナーシリーズを開催してきました。

シンクタンク・ソフィアバンクの藤沢久美さんはSDGsについて、大事なのはSDGsの5つの特徴(普遍性・包摂性・参画型・統合性・透明性)であるとおっしゃいました。
今、日本企業の多くがSDGsの取り組みを17の目標に自社の事業を紐づけることに躍起になっているが、本質は事業が5つの特徴に合致しているかどうかの方が大事、とのご指摘です。

コモンズ30ファンドの投資先である味の素の西井社長にもご登壇いただきました。
西井社長はSDGsの前身であるMDGs(ミレニアム開発目標)へも強い関心を持っておられたこともあり、SDGsが採択され自身が社長に就任されたと同時に社を上げてSDGsへの取組みをスタートさせたそうです。
そしてSDGsについては「指標であり、目標、そして経営の根幹にあるもの」と位置付けていると繰り返しおっしゃっていました。


コモンズ投信は世代を超える投資、つまり長期投資を標榜しています。
それとSDGsの共通点はまさにサスティナビリティ(持続性)です。
今、企業は持続的な成長を遂げるために必要な要素としてESG(E:環境、S:社会、G:企業統治)への取組みを加速させています。
つまり、ESGは長期的な成長のための手段であり、SDGsは目的、と言い換えられるでしょう。

私たちコモンズ投信が運用するファンドは、いずれもESGファンドを標榜はしていません。
ただし、長期的な価値創造、という点でESGは投資先を選んでいく上での重要な要素であり、その先にSDGsの達成があると考えています。

先に紹介したSDGs投資対談シリーズでは、
認定NPO法人D×Pの今井さん(第5回SEEDCap応援先)

テラ・ルネッサンスの鬼丸さんとリッチエブリデイの仲本さん(社会起業家フォーラム登壇者)

自然電力の磯野さん(社会起業家フォーラム登壇者)

とも対談を行いました。ぜひ、ご視聴ください!

数字は常にコンテキストを考慮しよう

おはようございます。渋澤健です。

せっかくの四連休でしたが、豪雨など不安定な天候、そして何よりも新型コロナ・ウイルスの感染が再び広まっているので、ステイ・ホームされた方が多いと思います。

東京では感染者数が(日曜日の段階で)6日連続で200名以上が確認されており、全国データを見ると、4月の感染者数を超えてきています。


明らかに第二波のように見えます。

でも、その割には、4月と比べると自粛疲れなのか、街中では人の動きがそれなりにありますね。危機感が薄れているのでしょうか。やや心配になります。

ただ、別のデータセットを見ると世間の人の動きが4月と異なる理由も見えてきます。死者数が圧倒的に少ないのです。また死者数の先行指数になる重症者数が「倍増」したという見出しの報道もありましたが、それは全国で32名が64名になったからです。確かに倍増ですね・・・・でも、64名です。全国で。


7月25日現在で今まで死者数の集計は全国で993名です。確かに新型コロナ・ウイルスに感染しなければ亡くなる方ではなく、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

でも、人口100万人あたり8名ぐらいです。

毎年、日本では130万人以上の方々が様々な要因で亡くなります。厚生労働省によると令和元年では137万6000人が亡くなる推計です。単純計算では、毎日3770名が亡くなっていることになります。

繰り返しますが、今年に入ってから新型コロナウイルスで亡くなった方は993名。日本国内で新型コロナ・ウイルスによる最初の死亡者が発表されたのが2月20日です。7月25日まで155日ですから、毎日6名が全国で新型コロナ・ウイルス感染により亡くなったということになります。毎日3770名の死亡者数が「普通」なのでパニックする必要はありません。

もちろん決して、新型コロナ・ウイルス感染を軽視するべきではない。手洗い・うがい・マスク着用、そして、3密を避けることの徹底は必要です。

ただ、数字に煽れることなく、常にコンテキストと照らし合わせて考える習慣を身に付けるべきだと思います。それは、新型コロナ・ウイルス感染だけでなく、新聞の見出しや報道のヘッドラインで表示される様々な経済ニュースでも同じです。

実態を把握するために数字は不可欠。ただ、数字は必ずしも実態の全体像を表していないということも忘れてはなりません。

社会的共通資本と「わからん」


おはようございます。渋澤健です。この週末は瀬戸内のベネッセアートサイト直島で開催されたオンライン・フォーラム「今、瀬戸内から宇沢弘文~自然・アートから考える社会的共通資本」の総合モデレーターを務めました。

宇沢国際学園の占部まりさん福武財団ベネッセホールディングスという色々なご縁の複雑系なつながりで、このようなすてきな機会をいただけたことを心より御礼を申し上げます。約1500名のお申し込みをいただいた盛況な大イベントであり、多くの学びや気づき、そしてすてきな出会いに恵まれたフォーラムでした!


宇沢弘文先生が提唱した「社会的共通資本」とはSocial Common Capitalともいわれ、すべての人々が「ゆたかな経済生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力ある社会の安定的な維持を可能にする自然環境と社会的措置のことで、これを社会共通の財産」とする考え方です。

登壇者としてご一緒させていただいた鈴木寛さんによると「宇沢論」とは、交換不可能な(市場でプライシングできない)大事なものがあるという概念です。「資本主義と闘った男」とも称されている宇沢先生のシカゴ大学の同僚であった故ミルトン・フリードマンの市場原理主義と対立したと言われていました。ただ、両氏は考えは異なるけど、互いへのリスペクトはあったようです。


セッション①の「教育」では鈴木寛さんに加え、ドミニク・チェンさん(東京から)、宮口あやさん(サンフランシスコから)、セッション②の「とりまくもの」=自然では舩橋真俊さん、森田真生さんという超クリエイティブ系のラインアップで、皆さんの濃くて、深くて、示唆に富むお話をファシリテーションするモドレーターとして知的のワークアウトさせていただきました。




鈴木さんが提唱する「近代化からの卒業」(これは、決してアンチ近代化ではなく、Beyond近代化の構想です)とはどのような未知の世の中なのでしょう。そこには人間の声だけではなく、自然の声にも耳を傾けるべきとご指摘される森田さん、および「モノ・カルチャー」ではなく多様性を重視する協生農法によってアフリカのブルキナファソの砂漠を生態が豊かな緑園へと変身させる検証実験に成功している船橋さんが、ヒントを与えてくれています。

ただ、ポスト近代化の世界でも、一人では何もできません。他との協力体制が必要となります。そのときに、様々な価値観や考え方にはドミニクさんが提唱するトランスレーション(例えば、デジタル化された情報を体感できるアナログ化など)が必要となりますし、権力集中型からコンセンサス型で答えを集約するブロックチェーン技術の実用化に取り組む宮口さんの視点からの展開に色んな可能性を感じます。

そして、アート。特に現代アートは「わからん」という声が少なくないでしょう。ただ、アートとは見えなかった価値(大切な数値化できないことも含む)を可視化させる力があると思います。フレーミングと言っても良いかもしれません。

「無限門」という李禹煥氏の作品が、ここに無ければ、この場所の景観を同じように楽しめたでしょうか。景色は変わっていない。けれども、作品を設置することで、見えていなかった美しさが、可視化できている。


この「フレーミング」という概念に、数値化が難しい企業の非財務的な見えない価値の可視化のヒントがあるような気がしています。見えない価値の正しい「答え」を定めることは困難ですが、「わからん」ことを前提に「問い」を繰り返すことが大事だと思います。

社会的共通資本や近代化の卒業が現実的なのか。それは「わからん」です。でも、わからんから、そこに存在感や可能性がない訳でもありません。この世の中で、人間では「わからん」ことの方が圧倒的に多いです。ただ、人間が「わからん」でも、そこに存在していることは否定できません。

「わからん」を拒否することなく、「わからん」で思考停止することなく、より謙虚に、よりオープンに、好奇心と想像力を活かせば、見えないものが見えてくるかもしれないですね。