新しい時代へワクワク

おはようございます。渋澤健です。 平成時代の最後の12月31日を迎えました。2018年は格言によると「戌笑う」はずでしたが、結果的には尻尾を巻いた結果になりましたね。

でも、私はワクワクしています。ひとつの時代が終えれば、必ず新しい時代が始まるからです。長期的な大局観では、そのような展開が見えています。


どのような新しい時代になるのか。それは、はっきりと見えません。だから、「見えない未来を信じる力」が大事なんです。

技術革新が進むことには間違いないでしょう。ただ、技術革新があるから好景気ということでもありません。例えば、第二次産業革命の曙に日本では明治維新がありました。新しい時代の始まりです。

でも、その時の世界情勢とは1873年から1896年まで続いた「大不況」がありました。この期間、経済成長はマイナスにはならなかったです。ただ、石油や電力という新エネルギー、そして、鉄鋼という新素材などの技術革新により生産性が飛躍的に高まり、価格下落と失業を招きました。当時の各国は関税など自国主義が入り乱れた時代です。

ということは、現在の第四次産業革命です。これからの見通しが良くないのかと不安になるかもしれません。でも、1900年から現在まで、人類史上で最悪なこともありましたが、最高なこともあったのです。もし、1873年から現在まで、つみたて投資を継続していたら、、、すごいことになっているでしょうね!

"History doesn't repeat itself, but it does rhyme."  「トム・ソーヤの冒険」など名作の著者である作家マーク・トウェインの名言ですが、全く同じことが繰り返すことがないが、そこにはリズム感があると考えて良いと思います。

一直線の右肩上がりが永遠と続くことはない。けれども、ずっと下がり続けることもない。ということも言えます。下がれば下がるほど割安感が増して、その後の上昇が期待できるのです。だから、焦らず、見えない未来にワクワクしながら、つみたて投資を継続して、つみたて投資を始めて、保有する投資信託の口数という資産をコツコツと増やしましょう。

今年の株価。来期の企業業績。これら短期的な動向を確認することは大事ですが、人生100年の時代において、新しい時代がこれから始まるという大局観における資産形成の実践がとても大事です。

その大局観において理に適っている資産形成の行動が、つみたて投資です。新しい時代のひとつの要素として、つみたて投資が脇役から主役になる。そんな予兆を感じています。

コモンズ投信のお仲間の皆様、今年も長期投資にご一緒させていただき本当にありがとうございました。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

投資は未来を信じる力~本年もありがとうございました~


コモンズ投信 伊井です。

本日、大納会を迎え、2018年の最終営業日となりました。
本年も皆さまには大変お世話になりました。
役職員を代表し、心から御礼を申し上げます。

今年は、リーマンショック以降、最も世界経済が良好な状況でスタートし、株式市場も世界的に高値を更新する地域が多く見られました。
日本においても、10月には日経平均株価が27年ぶりの高値を更新しました。
しかし、その後は、世界的な景気減速懸念や米中貿易摩擦の激化などから世界の株価は大きく下落しています。
コモンズ30ファンドザ・2020ビジョンともに同じように年末にかけては下落し申し訳なく思っています。
さて、私たちは、投資には「未来を信じる力」が大切だと考えています。
短期的な株価の変動に一喜一憂することなく、目線をあげて、少し先の未来を考えることでその力は育まれていきます。

30年目線で企業の成長を考えるコモンズ30ファンド、2020年を起点に加速する日本の変化をお見せするザ・2020ビジョン。
2つの違ったタイプのファンドを通じ、「未来を信じる力」を、お仲間の皆さま、投資先企業社会起業家障がい者スポーツ団体といった、“今日よりもよい明日”を願う皆さまと共に育んでいきたいと考えています。
また、“顔の見える”運用会社として、リアルのセミナーやイベントも積極的に開催してまいります。
来春は、京都と東京で、投資先企業や寄付先に集っていただき10周年イベントを開催いたしますことを、ここにお知らせいたします。
 さて、少し先の未来をのぞいてみましょう。
来年は、いよいよ5月から新元号に移行し名実ともに新しい時代がはじまります。
6月にはG20サミットが大阪で開催、9月にはラグビー・ワールドカップが日本で開催されます。
そして2020年の東京オリピック・パラリンピック、2025年には大阪万博、2027年にはリニア中央新幹線の開業、と続きます。

私たち、そして次の世代へ。来年も一緒に未来を信じる力を育んで参りましょう!
それでは、皆さま、よいお年をお迎えください。



~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
10周年コモンズフェスタ~未来を信じる力~を開催します
おかげさまで運用開始10周年を迎えます。
これまでの10年これからの10年を皆さまと共に語り合う会を京都・東京の2都市で開催いたします。
京都(2019316日国立京都国際会館にて)
東京(201946SMBCホールにて)

10年間大切にしていること、お仲間と共にファンドを育む仕組みをインタビュー形式連載にてまとめました。是非お読みください。
97.7%―カスタマー最幸戦略で結果を出したコモンズ流投資の秘密―

◆ザ・2020ビジョンの寄付のしくみ「POINT(ポイント)」
今年1218日ファンド決算日時点におけるザ・2020ビジョン受益者に対し、選定協力のお願いのメールをお送りしています(1225日)。
推薦募集期間は、2019116日までです。
みなさんの貴重な声をぜひお届けください。

◆贈る喜び&つみたてキャンペーン好評実施中!◆
大切な人に、未来のための資産づくりをプレゼント。
紹介した方、された方、両方に図書カードを進呈しています!

◆年末年始の営業時間、お取引についてのお知らせ◆
■コールセンターの営業時間
年末  20181228日(金) 通常通り17時まで
休業日  20181229日(土)~201913日(木)
年始    2019 1 4日(金) 通常通り9時より
ご注文受付時間などの詳細は以下URLよりご確認下さい。

97.7%―カスタマー最幸戦略で結果を出したコモンズ流投資の秘密vol.4―

97.7%―カスタマー最幸戦略で結果を出したコモンズ流投資の秘密―
バックナンバー
vol1.(Q、97.7%というのは何を意味しているのですか?)
vol2.(Q、本当に長期で積み立てるだけで「97.7%」の仲間に入れるのですか?)
vol3.(Q、コモンズ投信がどういう運用をしているのかを教えて下さい)
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Q、長期投資の大切さを知ってもらうため、コモンズ投信はこれから何をするのでしょうか。

投資とは、未来を信じる力だと思います。もし、日本がこれからダメな国になることが自明なら、誰もそのような国の会社に投資しようなどとは考えません。

同じことは、視野を世界に広げた場合にも当てはまります。古くは1929年の世界大恐慌、1987年のブラックマンデー、2000年のITバブル崩壊、2008年のリーマンショックなど、幾度となく生じた世界的な金融ショックと株価急落にも関わらず、多くの国の株式市場で株価が高値を更新し続けてきたのは、その国に住んでいる人が、自国の未来を信じているからです。

なかなかバブル後の高値を抜けずにいる日本の場合、他の国に比べて未来を信じる力が弱いのかも知れませんが、だからこそ私たちが提唱している「対話」が、重要な意味を持ってきます。

コモンズ投信を対話の場として、ファンドを保有して下さっているお仲間、投資先の企業、寄付先である社会起業家、障がい者スポーツ団体、そして私たちのファンドを販売し、共にお仲間の資産形成に寄与して下さっているパートナー(販売金融機関)が集まり、対話することによってより良い企業活動が醸成され、より良い世の中を創り出していく。
そうすれば、日本人の未来を信じる力が、今以上に強くなるでしょう。
持続的な社会を築きたいという気持ちは、誰もが持っているものです。






とはいえ、そもそも人が集まって来なければ、コモンズ投信が描いているコモングランド(共有地)は成り立ちません。
だからこそ、私たちは持続的な社会を基盤にして、新しい時代を切り開いていくため、コモンズ投信に集まってくる人々を、少しでも増やしていきたいと考えています。

そのためにも、まずはコモンズ投信という投資信託会社を、一人でも多くのお仲間と共に、「楽しさ」や「ワクワク」を共有できるような会社にしていく必要があります。

運用によるリターンでお仲間に報いるだけでなく、ESGやダイバーシティ、男女共同参画社会など、社会の関心テーマに関連した部署で働いている人をお呼びして勉強会を開いたり、投資先企業の工場見学に出掛けたり、あるいは毎年開催している周年イベントに投資先企業のトップをお招きして、私たちのお仲間が、トップマネジメントと会って対話する場を設けたりするなど、一人でも多くのお仲間が集まれる場づくりに、これからも積極的に取り組んでまいります。

ただ、この手の活動をコモンズ投信だけで展開しても、拡がりに限界が生じてしまいます。
だから私たちは、共にコモングランドを盛り上げ、一人ひとりが信じることのできる未来を築いていきたいという意識を共有できる金融機関とも、パートナーとして、現役世代の応援につながる資産形成ビジネスを、共創する取組にも力を入れていきます。

私たちのコモングランドに集う、お仲間、投資先企業、寄付先、販売会社等パートナーの皆さん、そうした皆さまとの共創により次の時代を共に拓いていきたいと考えています。(連載終)

寄付月間2018特集 企業の寄付の取り組み【森永乳業編】 


こんにちは コモンズ投信 寄付のしくみ担当の馬越です。

今月は寄付月間
こちらは、コモンズ30ファンドの投資先をはじめ、企業での寄付の取り組みについて、寄付月間共同事務局の仲間たちと取材し、ご紹介していくシリーズです。
*前回は資生堂の花椿基金をご紹介しました。
今回は森永乳業森乳スマイルクラブについてのレポートを寄付月間共同事務局メンバー、トビタテ留学ジャパン木勢さんよりお届けいただきます。


~森乳スマイル倶楽部・森永乳業~

寄付月間共同事務局の木勢です。
組織の中で管理職の方をはじめ、「組織の風通しをもっとよくしたい・・・」、「意欲的に働く人を増やしたい・・・」といった悩みを抱えていませんか。
もしかすると、寄付がその解決の糸口につながるかもしれない。そんな気持ちを抱いたのが、森永乳業株式会社でのインタビューでした。私と同じく寄付月間共同事務局のコモンズ投信 馬越さんと訪問しました!


森永乳業では、「森乳スマイル倶楽部」と呼ばれる、従業員の自発性に基づいた寄付活動を通して、社会貢献活動を支援するという趣旨で12年以上活動を継続しています。
森永乳業及びそのグループ会社で働く方々で趣旨に賛同する人が加入し、「月々の給与の100円未満の端数と1100円(最大10口)」のいずれかを選択もしくはその両方を選択して、寄付金を拠出・積み立てる仕組みです。
会社も、加入者から集まった寄付額と同額を上乗せして寄付しています。

201812月現在、1800名を超える従業員が加入しています。
活動の継続によって「森乳スマイル倶楽部で社内の人との新しいつながりができた」「本業では関わることのない業務にもチャレンジすることができた」といった従業員のみなさんからハッピーな声が上がるようになったとのこと。

10年も超える活動をどのように維持・継続できたのでしょうか。
自ら運営委員として森乳スマイル倶楽部の運営に携わる飯田さま(以下写真左)と倶楽部活動を支える事務局を担う小林さま(同 右)から直接お話しを伺うことができました。
(以下インタビュー敬称略)


Q. 森乳スマイル倶楽部が10年以上も継続できた理由はどの辺りにあるのでしょうか?

(飯田)
森乳スマイル倶楽部では、加入者に対してアンケートをとり、その結果をもとに寄付先としてふさわしい団体を決定しています。
寄付先も事業分野である「食」に限定せず、まず寄付で社会貢献活動を支援することに重点が置かれています。
寄付する口数単位が100円であることや給与の端数といった金額感も、無理なく続けられると思える要素ですね。

(小林)
活動開始当初は、経営陣からの強いサポートも必要でしたが、今は運営委員が自身の業務に加えて森乳スマイル倶楽部の活動に安心して取り組める仕組みを取り入れているからだと考えています。
例えば、毎年10団体を超える組織に寄付を行いますが、領収書の手続きや振込、予算の確保は事務局で行なっています。
このようにすることで、運営委員も安心して、企画業務に専念できます。
また、運営委員として活動するための交通費や打合せ時間の捻出は全社的に支援がなされており、活動に安心して取り組める環境を整備しています。

(飯田)
従業員も、ちょっとしたきっかけがあれば社会貢献活動に参加してみようと思う人が多いのでは感じます。
社会貢献意識が高いことは、スマイル倶楽部に加入する従業員の割合が全体の4割近くに上ることにも表れていると思います。

また、運営委員が毎年「社会貢献活動をどのように支援していくのか」を寄付先の選定だけにとどまらず、全国にまたがる営業拠点・工場の人にも気軽に関わってもらえるようなイベント企画を検討・実施することまで担います。
直近では、南インド地域の子どもたちに絵本を贈る活動にも全国の従業員が参加し、家族で日本の絵本に現地語の翻訳シール貼りを行いながら、社会貢献を身近に感じるいいきっかけをつくれたと好評の声をもらいました。

~インタビューを終えて~
森乳スマイル倶楽部では運営委員自ら音頭をとって、寄付による支援の他にもチャリティイベントへの参加や加入者向けの情報発信等にも努めているそう。
一人でも多くの従業員に社会貢献活動に関わってもらいたいという想いを強く感じました。
寄付も自分だけで行うよりも、組織のなかで仲間で一緒に楽しく寄付をする。
これが寄付を広めるコツになるかもしれないと思わせるインタビューでした。

寄付月間共同事務局 木勢・馬越



第6期POINT応援先の選定にご協力ください!

こんにちは。コモンズ投信 馬越です。

いよいよ、ザ・2020ビジョンでの寄付プログラム(通称POINT・ポイント)
の次期応援先選定プロセスが本日よりスタートします。
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<寄付プログラムPOINTとは?>
POINTは、障がい者スポーツのチャレンジャーに寄付をするプログラム。
「ザ・2020ビジョン」の決算時に翌年度の応援先最終候補者を決定し、
毎年審査を行う(連続しての受賞も可能)。
翌年度末の「ザ・2020ビジョン」の残高に基づき、寄付額を決定し運用
報告会にて発表・授与式。
*ファンド第2期からこの寄付プログラム・POINTはスタート。
第2期から第4期応援先は、特定非営利法人 日本視覚障害者柔道連盟。
第5期応援先は、一般社団法人 日本知的障害者水泳連盟。

<選考方法 及び 今回のスケジュール>
最終候補者をコモンズ投信で選出。
12月25日 最終候補者3団体を発表!
「ザ・2020ビジョン」の受益者及びコモンズ投信社員から、自分が推薦
したい候補者を選び、理由と共にその声を届けていただく。
→12月18日ファンド決算日時点におけるザ・2020ビジョン受益者に対し、12月25日に選定協力のお願いのメールをお送りします。
→2019年1月16日 までにお知らせする指定フォームより推薦の声をコモンズ投信にお届けください。(弊社社員含む)
推薦締切り:2019年1月17日(木)午後15時までに延長しました!
外部審査員を含む最終選考委員会を開催し、受益者及びコモンズ投信社員からのメッセージも参考に寄付先を決定する。
→2019年1月18日開催予定→次期POINT応援先 プレスリリースなど発表予定
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さて、こちらで次期応援先最終候補者・3競技団体のご紹介もさせていただきます
(敬称略)

<<候補者1>>(継続候補)

【団体名】(一社)日本知的障害者水泳連盟 
【ビジョンワード】水泳を通じて世界の舞台へ
【Webサイト】http://jsfpid.com/
【アピールメッセージ】
知的障害者水泳は、知的に障害のある方々にとって、数少ないパラリンピックの正式種目です。知的障害者水泳は競技ルールから泳ぎ方等オリンピックの水泳競技と全く同じルールで競われます。つまり皆様のご存知の水泳競技と違いはありません。補助具なども使用せず自身の身体のみで勝負をする真剣勝負です。
連盟では、50mプールでの長水路大会や25mプールでの短水路大会等年間3回の大会を主催しております。他に強化指定選手を対象とした強化合宿を通じ、競技の普及、競技力の向上、選手の発掘を行っております。
今年度は『みんなの水泳の絵』と題して選手による絵画展も開催し、少しでも競技を見る機会や、選手たちを理解していただけるよう進めております。
今年度も若い選手を中心に世界記録の樹立や国際大会での金メダルの獲得など『水泳を通じて世界の舞台へ』飛び出す選手が多く現れました。
しかしながら、こういたニュースが社会的に耳にする機会はまだまだ少ないのが現状です。
今後も、未来を担う若い世代の選手が『水泳を通じて世界の舞台へ』羽ばたけるよう更なる強化を進めていくとともに、知的障害者水泳を観戦できる機会を増やし、知的障害者水泳を理解していただける交流の場を設けます。
世界に羽ばたいていく姿を一緒に感じられるよう、みなさまのあたたかいご理解、ご支援をお待ちしております。


【発信者】連盟事務局 黒田岳史さん
<<候補者2>>(新規候補)

【団体名】(一社)全日本テコンドー協会
【ビジョンワード】オリパラ一体の競技団体、健常者と障がい者のバリアフリー
【Webサイト】https://www.ajta.or.jp/ 
【アピールメッセージ】
テコンドーは、韓国発祥の武道であり、2000年シドニーオリンピックから正式競技として行われ、パラリンピック競技としては東京2020パラリンピック大会から初採用となります。
日本において競技団体がオリパラ一体というめずらしい競技団体です。世界的にテコンドーは多くの人に愛される競技となりましたが、日本においてはまだマイナーな競技であり、我々全日本テコンドー協会としては、テコンドーとパラテコンドーの普及促進にむけて頑張っております。
東京2020大会を大きなチャンスとして、オリンピックパラリンピック大会に参加する選手たちにテコンドーの面白さを、日本国民に伝えてもらいたいと思いっております。対人の打撃格闘技という、パラスポーツとしてはめずらしい競技ですが、その魅力を体感していただけるように、各種大会を行ったり、体験会やデモイベントにも積極的に参加しております。
今回寄付金をいただけるならば、東京パラリンピック大会の日本代表選考会を行う経費にさせていただきたいと思います。
大会経費は選手の参加費を主な財源として行いますが、パラテコンドーの大会ですと参加人数が少ないため、赤字となります。そのため健常者選手の大会と一緒に行う方法でしかできませんでした。
あまり障がい者スポーツらしくない競技ではありますが、皆様の寛大な判断をお願いしたいと思います。


【発信者】協会事務局 永田智美さん 

<<候補者3>>

団体名】(一社)日本障害者カヌー協会
【ビジョンワード】水の上は究極のバリアフリー
【アピールメッセージ】
1枚目の写真がわたしたちが目指す世界です。
障害があってもなくても、カヌーに乗って水の上に出たら段差も坂道も壁もありません。
誰もが思う方向に自由に進め、同じ目線に立って楽しめます。
私達は、このカヌーの楽しさをともに体験しながら、障害者の社会参加を促進し、生活圏や行動圏を拡大させること、
そして隔たりのないユニバーサルな社会作りに貢献したいと考えています。
大切なことは、自分の主役は自分自身である事。
それは障害があってもなくても同じであり、関わる全員が同じ思いで集まる事です。
どの道を目指すことも自由に自分で選べる、そして選ぶからにはとことん楽しむ。
それが協会の基本理念であり、共生社会に発展する思いだと考えています。
たくさんの障がい者の可能性と楽しみを生みだすものとなるような活動を続けたいと思います。
皆様からの寄付は、障害を持つ方の様々なチャレンジの機会をつくる場であるCanoe Baseの維持費に使わせていただきます。
CanoeBaseは障害者健常者関係なく、たくさんの笑顔あふれる場所を目指しています。


【発信者】協会事務局 上岡 央子さん

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この12月は、寄付月間
寄付月間は、寄付文化を日本にもっと醸成させようと民間企業・NPO・行政が協働して行う全国的なキャンペーン。

コモンズ投信も共同事務局・推進委員会・リードパートナーを務め、初年度より積極的に関わってきたこのムーブメント。今年は500名を超える団体が賛同パートナーとなり、各地でこの寄付月間を盛り上げてくださっています。

わたしたちは今年もこの寄付月間中に、大切に育むザ・2020ビジョンの寄付のしくみ・POINT(ポイント)の最終候補者3団体を発表させていただきました。

決定後は寄付をお渡しするだけでなく、応援先団体の活動に注目し、ファンドのご報告レターなどで大会や団体が取り組んでいることなど受益者のみなさまに情報を提供することで、広報活動にもご協力させていただいて参ります。

今年3月に開催しました周年イベントでは、第5期応援先の日本日本知的障害者水泳連盟の黒田事務局長にご登壇いただいたり、こどもトラストセミナーへのご協力もいただき、更に多くの方々に認知していただいたり、実際に大会の応援に伺わせていただいたり、大会会場での選手による絵画展にも協力させていただきました。

ぜひこちらのブログもご覧ください。
【<9周年イベント>寄付プログラムプレゼン&トークセッション】
https://park.commons30.jp/2018/04/blog-post_4.html

【応援! 日本知的障害者水泳】
https://park.commons30.jp/2018/06/blog-post_11.html

【POINTで日本知的障害者水泳連盟を応援】
~みんなの水泳の絵 絵画展~
https://park.commons30.jp/2018/11/point.html

ファンドの6期目となる来期も、心をこめて真摯に寄付先を選定し、応援していきます。
障がい者スポーツ競技団体の活動に伴走させていただくことは、ダイバーシティーに富んだ豊かな未来を共創することになると確信しているからです。

欲しい未来へ寄付を贈ろう。

引き続き、来期のPOINT応援先選定にもご注目ください。

寄付のしくみPOINT担当 馬越裕子

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97.7%―カスタマー最幸戦略で結果を出したコモンズ流投資の秘密vol.3―

97.7%―カスタマー最幸戦略で結果を出したコモンズ流投資の秘密―vol1.はこちら
97.7%―カスタマー最幸戦略で結果を出したコモンズ流投資の秘密―vol2.はこちら

Q、コモンズ投信がどういう運用をしているのかを教えて下さい。

コモンズ30ファンドに焦点を当ててご説明します。コモンズ30ファンドは日本株を投資対象としたアクティブ運用の投資信託です。
アクティブ運用とは、さまざまな考え方があるのですが、簡単に言えば、銘柄選択に力を入れることによって、より良いリターンの実現を目指す運用手法です。
より良いリターンを目指す方法は、ひとつではありません。企業の成長性に着目して投資先を選別するグロース投資、株価の割安さに着目するバリュー投資、マーケットの上昇局面、下降局面というトレンドに沿ったポジションを取るトレンドフォローなど、さまざまなアプローチがあります。
アクティブ運用には、「これが正解」という答えはなく、各運用会社が、「うちはこの運用手法で運用します」という投資哲学を投資家に提示し、それに共感した投資家が、そのファンドに投資するのです。

コモンズ30ファンドの場合、最も重視しているのが「長期の視点」です。
企業は1日にして成らず。1週間、1カ月、1年という短い時間軸で、目に見える成長を遂げられる企業はありません。多くの企業が、5年、10年という長い時間軸のなかで、成長を遂げていきます。
ところが、株価は日々変動します。それこそ、数カ月間で株価が倍になるケースも珍しくありません。その企業の利益そのものが倍になったわけでもないのに、なぜか株価だけが倍になるのです。だからこそ、株式の短期売買で利益を得る投資家がいるわけですが、それは株価を買っているだけのことで、本当の意味で株式を買っているわけではありません。
株式投資は5年、10年、あるいは20年という長い時間軸のなかで企業が成長した結果、得られる果実を得る行為です。そのためには、企業が成長する時間軸に合わせて、株式を保有しなければなりません。

コモンズ投信の運用は、まさにそれです。日本企業の場合、社長の平均在任期間は5年弱と言われていますが、優れた経営者は常に20年後、30年後の企業をイメージして、今をしっかり経営しています。
あの日本電産に至っては、100年後を想定して経営の布石を打っているそうです。コモンズ30ファンドが「30年目線」で投資先企業を選んでいるのは、こうした長い時間軸で実現されると思われる企業の成長力にコミットするためです。


現在、コモンズ30ファンドには30銘柄が組み入れられています。
その平均保有期間は7年半です。コモンズ30ファンドは、2009年1月に運用を開始したので、その時期から持ち続けている銘柄もあります。ここまで長期にわたって銘柄を保有し続けるファンドは、米国にはありますが、国内ではほとんどありません。
コモンズ投信は、日本株アクティブ運用の投資信託会社としては、非常に稀有な存在であると自負しています。
<Vol.4>に続く
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次回以降のコンテンツ(予定)


コモンズくつろぎ忘年会2018


昨日12月18日夜、コモンズのお仲間40名以上がお集まりくださって、コモンズくつろぎ忘年会を開催することができました。
会長渋澤が乾杯の音頭をとらせていただきました。

そもそもこの“くつろぎシリーズ”。
これはコモンズ投信の小さな会議室から始まった集い。
毎月水曜日の18時半から、会議室が、お仲間(受益者)のみなさんとわいわいと楽しく過ごせる空間に一変して、くつろぎBARに。
様々な職業のお仲間がお集りくださり、営利組織も非営利組織もごちゃまぜになっていただくと、そこはあっという間に大人の夢の語り場になっていきました。
どうしたらわたしたち大人が次世代に明るい未来を残せるだろう、なんて時に本気に話し合い、時にとっても楽しく語り合い。

最近は毎月開催こそありませんが、年に数回、このくつろぎBARは引き継がれています。

そして平成最後のくつろぎ忘年会が昨夜行われました。


コモンズ投信の集いにいらっしゃるのは初めてです!とおっしゃる方もご参加くださったり、長年ご参加をくださっている方のお顔もあったり、より良い明日を願う方々が集うこのコモングラウンドを気に入ってくださっている方々の笑顔でいっぱいの素敵な空間となりました。

中には、わたしたちの寄付のしくみコモンズSEEDCap第3回応援先の侍学園の長岡さんと侍学園沖縄校の蟇目さんのお姿も!
侍学園 理事長 長岡さん
沖縄校蟇目校長も加わって
12月は寄付月間であることから、参加者のみなさんと共に、未来を信じる力を集めて寄付をしたいと思い、今回の参加費のうち、ひとり500円を沖縄校の修繕費に寄付させていただきました。
わたしたちの応援先だった当時は、拠点の長野県・上田校だけでしたが、現在では沖縄校、東京校が加わり、3校となった侍学園。
各地で行き辛さを感じるこどもたち、若者たちの傍らに寄り添い、自発的な自立を支えています。
今年夏の台風で新校舎崩壊という大打撃を受けた侍学園 沖縄校へのご支援については、ぜひこちらから詳しくご覧ください。
http://samugaku.com/news/9375/

また先日実現することができましたコモンズPOINTで応援中の日本知的障害者水泳連盟による「みんなの水泳の絵 絵画展」も再現することができ、金沢に行くことができなかった受益者のみなさんにも選手たちの作品を見ていただくことができました。
日本知的障害者水泳連盟 事務局長黒田さん
みんなの絵絵画展@くつろぐ忘年会
今年1年どんなことをコモンズ投信が日本知的障害者水泳連盟さんとご一緒できたかなどについても、連盟事務局黒田さん、イベントにご参加くださったお仲間のみなさんからもお話いただくことができした。                     

 また、連盟黒田さんからは最後にアピールメッセージもいただくことができました。コモンズPOINTは今月末から来月上旬にかけて、次期応援先決定のプロセスに入ります。ザ・2020ビジョンのファンドの受益者であるみなさまは、どうぞ近日中に届きます推薦メールへのご協力、よろしくお願いいたします。

その後は、プレゼントのくじびきを行わせていただいたり、限られたお時間で様々な形でお越しくださったみなさんと楽しませていただくことができました。

2018年もまた、より良い明日に向かって歩いてこられたのは、コモンズが展開するコモングランドにこうしてお集まりくださるお仲間みなさんのおかげです。
ここに改めて御礼申し上げます。

また来年春は、10周年イベントが開催されます。
その場において、みなさんと共にまた新たな10年に向けて語り合えますことを、コモンズ投信一同楽しみにしております。
2019年も、どうぞよろしくお願いいたします。

コモンズ投信
馬越裕子

実感しました。長期投資への関心は高い!

おはようございます。渋澤健です。本格的な冬の訪れを感じた週末でしたが、いかがお過ごしでしたか。

私は朋友のセゾン投信の中野晴哲さんと一緒に広島と名古屋で開催されたセミナーで講師を務めました。

広島(土) 投資のいろは☆学び隊とtomatoの共催の「プロから学ぶ賢いお金の育て方」セミナー

名古屋(日) 名古屋市役所の職員向けの「長期投資の基礎知識」セミナー

ご覧のとおり、両方の会場が満場御礼の状態。質疑応答タイムでは初心者の素朴な質問もあり、とても質が高い集まりでした。

株式市場の不安定な動きは続いています。しかし、場所や聴講者は異なっても、長期投資へ関心は高いと実感しました。コツコツと毎月定額を自動的に買い付ければ、株式市場が下がった局面ではより多くの口数を積み立てることができます。

だから、目先の株式市場の動きに動揺する必要ありません。継続することが長期的な資産形成のコツです。

中野さんと私が属している会社は異なります。でも、メッセージは同じです。長期的なつみたて投資を始めて、そして、継続しましょう。お金をコツコツと素直に育てましょう。見えない未来を信じましょう。

そうすれば、「今日よりも、よい明日」に報われるでしょう。

97.7%―カスタマー最幸戦略で結果を出したコモンズ流投資の秘密vol.2―

97.7%―カスタマー最幸戦略で結果を出したコモンズ流投資の秘密vol.1―はこちら

Q、本当に長期で積み立てるだけで「97.7%」の仲間に入れるのですか?

97.7%に入っているお仲間がどういう方なのかを、まずお伝えしたいと思います。
私たちが運用しているファンドの保有者を年齢別に分けると、30代から40代の資産形成層が中心です。30代が14%、40代が25%なのですが、他の投資信託会社に比べて珍しいのは、未成年の口座件数が非常に多いということです。実に全体の16%を占めています。



コモンズの未成年口座は「こどもトラスト」という名称で0歳から19歳までの人が加入できます。こどもの親権者が契約書類を記入し、口座開設後は大人の口座と同様、定期的に積み立てていきます(購入方法は一括購入も可能)。
こうして月々、コツコツと積み立てていけば、お子様が成人した時、教育資金の足しにしたり、あるいは成人式の準備に充てたりするための資金を作ることができます。

こどもトラストでは、親子でお金について学べる「こどもトラストセミナー」を定期的に開催しています。コモンズ投信の投資先となっている会社を見学するツアーなども行っており、こどもたちが社会や日本のことを考えるきっかけにもなっています。
セブン&アイにてレジ打ち体験



また、30代~40代というのは、将来の老後資金などを作っていかなければならない資産形成層ですが、年齢的に働き盛りで夫婦共働きも多く、さらに育児期でもあります。こうした年代の人たちに、企業を研究して株式の個別銘柄に投資するスタイルの運用は不向きです。だからこそ、専門家に運用を委託する投資信託が今注目されているのです。
私たちが提供している投資信託とその周辺のサービスは、日々の生活に忙しい人たちでも簡単に長期投資の恩恵を受けられる仕組みになっています。

たとえば「コモンズ30ファンド」は、30年というひとつの世代を通じて長期的な成長が期待できる上場企業30社に投資します。
個人で個別にこうした企業30社の株式を購入するとしたら最低でも数百万円の資金が必要ですが、コモンズ30ファンドは投資信託なので積立投資なら月々3000円からという少額資金で購入できます。
コモンズ投信の投資信託で資産形成をしている方は、富裕層というよりも、普通に真面目に働いている人たちです。
そういう人たちが毎月、コツコツと積立投資を続け、かつ保有し続けた結果、97.7%という数字に結びつきました。つまり、積立投資と長期保有という2つの原則をしっかり守りさえすれば、97.7%の仲間に入ることができるのです。

問題は、長期で保有し続けられるかどうかです。当然、長期で投資をしているといいときも悪いときもあります。好調なときはよいとして、悪いときにはコモンズ投信もお仲間も胆力が試されます。

そんなとき、保有し続ける気持ちを支えてくれるのが「日頃からの対話」です。

私たちは投資先企業を訪問したりやセミナーや周年イベントなどを通じて、企業が経営理念をお仲間に伝えるだけでなく、お仲間の声を投資先企業に伝えることで、投資先企業とお仲間が対話できる場を設けています。

堀場製作所BIWAKO E-HARBAR訪問の様子

コモンズ投信の「コモンズ」とはコモングランド、すなわち共有地のことであり、そのために私たちは「参加型運用会社」を目指しています。

それは、お仲間の参加だけでなく、投資先企業が参加するという意味合いも含め、大勢の人がコモンズ投信というコモングランドに集まり、対話をすることで運用の見える化が進み、同時に社会を良い方向に進めるための力が生まれると考えます。

また、私たちは金銭で受け取れる経済的リターンだけでなく、社会問題を解決に導くことで得られる社会的リターンも追及しています。お仲間だけでなく、誰にとっても住みやすい社会を築くため、ファンドの運営管理費用の一部を社会起業家に寄付しています。

こどもの社会的孤立の予防に取組む、
2018年度コモンズSEEDCap応援先PIECES(ピーシーズ)の小澤いぶきさん
いぶきさんを講師にお招きして開催した子育てセミナーの様子
コモンズ投信のお仲間はそのような考えに共感してくださり、長期でファンドを保有することが可能なのだと思います。
<vol3.に続く>
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次回以降のコンテンツ(予定)
Q、コモンズ投信がどういう運用をしているのかを教えて下さい。
Q、長期投資の大切さを知ってもらうため、コモンズ投信はこれから何をするのでしょうか。


継続は力なり、つみたて投資の本番

おはようございます。渋澤健です。週末は、かなり冷え込みましたね。これから寒い日々が続くと思いますが、どうぞお身体をご自愛ください。

さて、株式市場の気温も急激に下がっています。日中の貿易摩擦の修復の期待は一瞬の内に終わり、新たな展開を見せています。欧州も、イギリス、フランス、ドイツと各国の首脳が窮地に立たされています。このような世界情勢で株式投資の見通しを気になさっている方々も多いと思います。

しかしながら、長期投資への関心度は変わらず高いと感じています。金曜日の東京、土曜日の名古屋は日経新聞が主催するセミナーで登壇しましたが、大勢の方々が会場にご来場くださいました。


両方の会場において、私のメッセージは同じでした。

市場が下がっている局面で、多くの投資家が退場しようとしているタイミングこそ、長期投資家が将来のために仕込める機会が訪れている、と。これは、自分が10年前に立ち上げたコモンズ投信という運用会社の立場ではなく、18年間、一個人としてつみたて投資を長期的に実践している経験からのメッセージです。

その18年間の間には、リーマン・ショックや3.11という局面がありました。相場は下がりました。多くが退場しました。ところが、そのとき、気楽にコツコツと毎月定額を購入するつみたて投資を実践し続けました。そうすると、うれしいことが起こりました。

下がれば下がるほど、もっと口数が買える! 当然ですよね。

このように考えると、気持ちが楽になり、自分が損をしている!というような焦りはまったく無縁でした。自分の「宝箱」の中の口数が少しずつ、でも、確実に増えている。

将来、その「宝箱」のフタを開けたときに、納得してこのように言うでしょう。

継続は力なり。

そう。継続するからこそ、資産が形成できるのです。

そして、自分の気持ちの持ち方によって、継続することが楽しくなります。

暑い季節から冷え込む季節になることは日本では当たり前のこと。そして、冷え込む日が続いて朝方が暗くても、いずれ必ず春が訪れます。気温が上がって夏へとなる。日本人は、このように四季をずっと楽しんできました。株式市場にも四季があります。

そのような季節を私たちは楽しむことができるはずです。なぜなら、いずれ、寒い季節は去るから。そのときには、しっかりと口数を蓄えているから。

下がっちゃうなら売っちゃうよ、とタイミングをはかる人のほとんどが体験できることができない楽しさです。

さあ、これから、つみたて投資の本番が始まりますよ!

寄付月間2018特集 企業の寄付の取り組み【資生堂編】


花椿基金・SHISEIDO
~三方よしの精神で社会を明るく照らす寄付のカタチ~

寄付月間学生インターンの桐葉です。
今回、推進員かつ共同事務局メンバーのコモンズ投信馬越さんとトビタテ留学ジャパンの木勢さんと共に、コモンズ投信の投資先である株式会社資生堂の寄付の取り組みについてお話をお聞きする機会に恵まれました。


社会に貢献したいけれど、どうすればよいのだろう。
そのように考えたことはありせんか?

資生堂では美しい生活文化の創造を目指し、社会の役に立ちたいと願う社員が気軽に寄付できる仕組みを整えています。
NPO/NGO法人を支援する、その名も花椿基金


社員が積極的に運営委員として盛り上げ、給料から少しずつ気軽に寄付ができる仕組みです。
社員のみなさんが共感する社会問題に取り組む団体を運営委員が毎年審査して選ばれているので、自分がより関心のある寄付先をその中から簡単に選んで応援することができます。
テーマとなる社会問題は、女性・子どもから環境・海外の貧困援助・災害被災地復興支援など幅広く展開しています。

またSocial Studies Day制度があり、関心のある社会貢献活動を会社のサポートを受けながら行えます。

このように、先進的な制度のおかげで社会価値創造に関心が高く、社員のみなさん自らが花椿基金を続けるために頑張っておられます。
社友含め3000名以上が参加されているそうです。

復興支援寄付付きフレグランスに代表される寄付付き商品を販売する事業型や、花椿基金に代表される募金型を通して、社会に「寄付という価値」を広めている資生堂。
創業者の三方よしの思いを引き継ぎ、寄付というカタチで資生堂は社会に対する感謝の気持ちを還元しているのです。

社員のみなさんが主体的に且つ気軽に寄付ができるこの花椿基金を、資生堂が一企業として続けられていることに、わたしはとても心を動かされました。
創業理念を引き継ぎ、社会へ恩返しするという熱い思いをもって働いている資生堂の社員のみなさんを、改めて心から美しいと感じました。

社員の思いを寄付というカタチにし、社会に目を向ける・社会に貢献する仕組みを整えているからこそ、資生堂は社会を明るく照らす企業であると感じ、改めて同社の社会貢献事業に注目し、かつ学んでいきたいと思っています。
左から 桐葉 木勢 馬越
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今月は寄付月間。
コモンズ30ファンドの投資先企業をはじめ、企業の寄付の取り組みをご紹介したいと思います。
次回は、森永乳業森乳スマイルクラブについてお届けいたします。

コモンズ投信 寄付のしくみ・寄付月間共同事務局 馬越裕子 


97.7%―カスタマー最幸戦略で結果を出したコモンズ流投資の秘密―


「共通KPI」
資産形成に関心のある人なら、きっと1度は耳にしている言葉ではないでしょうか。

KPIとはKey Performance indicatorの略で、組織やチームの最終目標を達成するための過程を計測・評価する指標のことです。「重要業績評価指標」などと訳されます。

金融庁は2017年3月、「顧客本位の業務運営に関する原則」を公表し、金融事業者に対して、KPIを自主的に設定するように促してきましたが、個々の金融事業者が設定した自主的なKPIでは、一般の人たちが顧客本位の良質な金融商品・サービスを提供している金融事業者を選ぶのが難しいという意見が多く聞こえたため、誰でも簡単に金融事業者を比較できるようにするために、共通KPIが設定されました。

今、話題になっている共通KPIは、投資信託を販売している金融機関を対象にしたもので、

①運用損益別顧客比率
②投資信託預り残高上位20銘柄のコスト・リターン
③投資信託預り残高上位20銘柄のリスク・リターン

という3つの指標について、販売金融機関に公表させるもので、このうち運用損益別顧客比率において、コモンズ投信は他の販売金融機関を寄せ付けない強さを見せました。

97.7%というのは、コモンズ投信を通じて、コモンズ投信が設定・運用しているファンドを購入しているお客様(コモンズ投信では、ファンドを購入して下さっているお客様のことを「お仲間」と称しているので、以下、お仲間と表記します)のうち97.7%の人が、利益になっているという意味(2018年3月末時点)です。

ちなみに2位はレオス・キャピタル・ワークスの91%、3位はセゾン投信の84.9%というように、上位3位までを直販系投資信託会社が占めました。

さて、どうして「97.7%」という、他を圧倒する数字が出たのでしょうか。

4回に分けて、97.7%という数字の裏側にある仕組みを「コモンズ流カスタマー最幸戦略」と名づけ、コモンズ投信代表取締役社長の伊井哲朗氏に伺っていきたいと思います。

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Q1、97.7%という数字は何を意味しているのですか。

投資信託の販売金融機関は、共通KPIとして「運用損益別顧客比率」の数字を公表しています。

もちろん、発表していない金融機関もあるのですが、各金融事業者が共通KPIの基準日とした2018年3月末で、36の金融事業者がこの数字を発表しました。

コモンズ投信の場合、基本的に直接販売の形態をとっているため、販売金融機関のひとつとして数字を発表したわけですが、正直、自分でもこの数字には驚いています。

97.7%とは、2018年3月末時点で、コモンズ投信が設定・運用している「コモンズ30ファンド」を保有しているお仲間のうち、97.7%の人たちは損失を被らず、利益を享受していることを意味します。

97.7%の内訳は、以下のようになります。

+50%以上・・・・・・・・・・・17.2%
+30%以上+50%未満・・・・・・29.1%
+10%以上+30%未満・・・・・・42.2%
0%以上+10%未満・・・・・・・・9.2%
-10%以上0%未満・・・・・・・・2.1%
-30%以上-10%未満・・・・・・0%
-50%以上-30%未満・・・・・・0.1%
-50%未満・・・・・・・・・・・0.1%

+50%以上が17.2%というのは、2018年3月末時点でコモンズ30ファンドを保有しているお仲間の17.2%が、50%以上のリターンを得ているという意味です。
逆に0%未満、つまり元本割れしているお仲間は、全体の2.3%です。

次に口座開設年別の損益状況を見てみましょう。2009年に口座を開いて、コモンズ30ファンドを購入したお仲間のうち99.4%の方の損益状況がプラスです。2011年から2013年に口座を開設した方は100%がプラスです。

これは、口座を開設した時期の、株式市場の環境もあるとは思いますが、基本的には長期にわたって積み立てて下さっている方が多いからだと考えています。

2017年は19.6%、2018年は12.3%の方がマイナスになっていますが、これはマーケットがやや荒れている状況のなかで、口座を開設して積立投資
を始めてからの期間が短いため、その効果がまだ存分に発揮されていないからでしょう。

これは良くお仲間の方や、これからコモンズ投信のお仲間になろうとして下さっている方の前でもよくお話するのですが、積立投資は長期間続けることで、初めて効果が現われるのです。

もうお分かりいただけたかと思いますが、運用損益別顧客比率で97.7%という、極めて高い数字を上げられた理由は、私たちの意を汲んで下さり、長期投資にお付き合いいただいているお客様が大勢いらっしゃるからです。
仮に、コモンズ30ファンドが優れた運用を行っていたとしても、すぐに利益確定のための解約をするようなお客様ばかりだと、運用損益別顧客比率の数字は上がりません。

それに加えて、いささか手前味噌ではありますが、ファンドの購入を申し込んで下さったお客様に対して長期投資の大切さを説明してくれた弊社コールセンター、コモンズ投信のさまざまな取り組みについて情報発信してくれた弊社マーケティングなど、まさにオールコモンズによる取り組みがあったからこそ、このような成果につながったのだと思います。<vol.2へ続く>
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次回以降のコンテンツ(予定)
Q、本当に長期で積み立てるだけで「97.7%」のお仲間に入れるのですか?
Q、コモンズ投信がどういう運用をしているのかを教えて下さい。
Q、長期投資の大切さを知ってもらうため、コモンズ投信はこれから何をするのでしょうか。

ユニ・チャームの創業者の言葉

おはようございます。渋澤健です。

先週、コモンズ30ファンドの投資先企業であるユニ・チャームの創業者の高原慶一朗さんのお別れ会に参列しました。没87歳でした。都内老舗ホテルの大会場で数千人の参列者が献花している花のステージの中央に飾ってある巨大な写真から、高原さんがすてきな笑顔で微笑んでいらっしゃいました。

喪主である高原豪久社長と最初にお会いしたのは今から30年ぐらい前。知人に誘われた飲み会でした。その時、ユニ・チャームの創業者の御曹司と知人が教えてくれましたが、当時では、その同い年の男性が日本を代表する名経営者になられるという先見力は私にはありませんでした。

それから、長年のブランクがありましたが、今から15年ぐらい前に、とある「論語と算盤」の勉強会で再会しました。その後、自分が立ち上げる長期投資のファンドに高原さんが経営される会社に投資させていただくという先見力が、またその時も欠けていました。2017年のコモンズ投信8周年イベントでは基調講演、そして、私との対談に登壇いただいています。

実は高原慶一朗さんとも財界文芸誌の「ほほづゑ」の同人として、ちょっとご縁がつながっていた時期がありました。ただ、数年前に退会されていて、同誌で私が担当している対談でお話をじっくりとお伺いする機会を逃してしまい、とても残念です。

お別れ会で献花を経て高原豪久さんとご挨拶を交わしてから、ご案内された別の大会場には高原慶一朗さんが残された言葉が大きな展示で紹介されていました。







言葉が、熱いです。

そして、このように創業者の熱い言葉を大切にしながらも、時代や事業環境の変化に応じて新天地を拓いていく会社は、良い会社だなぁと感銘を受けました。


これからの、ますますのご進展に期待しています!