GEに学ぶ


コモンズ投信 伊井です。

 今週、日本GE株式会社 代表取締役で、GEキャピタル社長兼 CEOの安渕さんをお招きして、『「GE世界基準の仕事術」から学ぶグロースバリュー』とのタイトルでセミナーを開催しました。 

 GEは120年続く長寿企業ですが、CEOは現在のイメルト氏で9人目。長期的な視点にたった経営
が特徴です。また、GE株は1896年にニューヨークダウがスタートした時から、唯一、現在まで指標銘柄であり続ける企業でもあります。

GEはこの120年間、それぞれの時代の変化に対応して事業内容を変化させ、企業として進化を続けています。まさに、長期投資に適した銘柄といえます。


 コモンズ30ファンドは、経済・金融や政治など事業環境が変化しても世代を超えて進化し続ける“強い企業”、約30社へ集中投資を行っていますので、GEの取り組みはとても参考になります。
例えば、全社員に求める共通の価値観・行動規範として「グロースバリュー」を徹底しています。人事評価においても仕事の成果×グロースバリューをマトリックスで評価されます。


 コモンズ30ファンドの投資先でも、東京エレクトロンの「TELバリュー」、ディスコの「DISCO VALUES」、コマツの「コマツウェイ」、ユニ・チャームの「ユニ・チャーム ウェイ」など企業理念や価値観などを強固にすることで長期的な成長を確かなものにしている企業が多いです。


このように、企業が長期的に成長を続ける源泉をしっかり見極めることで、長期投資に適した企業かどうかが見えてきます。


コモンズ30ファンドを今後もご期待ください! 





こどもNISA

コモンズ投信 伊井です。

先般、一部報道で、NISAの拡充策の中に、NISAのこども版の創設が観測記事として出ていました。こどもトラストを展開しているコモンズにとっては嬉しいニュース

さて、NISAのこども版?何それ??という方も多いと思いますが、コモンズ投信は、民主党政権がこども手当をスタートする段階から、このNISAのこども版の創設を政府に提言してきました。先月も、有志メンバーでジュニアNISAの創設を盛り込んだ提言をしたばかりです。


○個人資産形成の拡大に向けた提言
http://www.commons30.jp/blog/wp-content/uploads/2014/06/6b2ed1d8b47b7110821baa881c699965.pdf


NISAのモデルとなった英国では、2005年に「チャイルド・トラスト」という制度として導入され、現在は「ジュニアISA」として定着しています。この制度が導入された目的は、?国民の貯蓄性向を高め、全ての子どもが大人になる時点で、一定額の金融資産を保有しているようにする。?国民の金融リテラシーを高め、親子で貯蓄の習慣を身に付けて金融機関と適切に取り引きが出来るようにする、というものです。


【チャイルド・トラスト制度のポイント】
・口座開設時(通常、生後1年以内)と7歳の誕生日の2回、国から250ポンド(2005年当時の為替レート1ポンド=約200円で約5万円)が口座に現金支給(低所得者は倍額)。
・口座内での売買益・利息及び配当ともに課税されないが、18歳になるまで引き出し不可。
・口座には、年間1,200ポンド(当時の為替レートでは約24万円)を上限に親、祖父母、友人などから非課税で資金の拠出が可能。
・16歳からは、子ども本人が運用も可能。
*2011年秋からは、国からの支給を廃止し、口座への年間の非課税拠出額を1,200ポンドから3,000ポンドに引き上げるなどして、当制度をジュニアISA制度(税制優遇付き子どもの為の個人貯蓄口座)に変更しました。


私は、金融教育は、こどもたちが自分のキャリアデザインを考えるためだったり、社会人として自立してからのライフデザインを考えるとき、必要となるスキルだと考えています。
コモンズ30ファンドを題材に、親子でこどもたちの将来の職業や就職先の話題をしてくれたら嬉しいなーといつも思っています。