渋沢栄一なら、こどもにお金をどう教える?

 みなさん、こんにちは  
コモンズ投信 馬越です。  
さて、clubhouseをご存知ですか? 
アメリカ発の音声だけのSNS サービスで、いわゆる雑談、つまり“おしゃべりをする”または“おしゃべりを聞く”というものなのですが、日本では20211月後半から急激にユーザー数が増え始めています。 
わたしもおっかなびっくり登録してみたのですが、まあ、様々なお部屋が立ち上がり、いろいろなテーマでの会話が生まれています。 

昨日、初心者馬越が数ある中から辿りついたのは、「お金のプロが語る『こどもにお金をどう教える?』」というお部屋。 
有名ブロガーさんたちが立ち上げたお部屋とあって、びっくりするほど大勢の人々が参加していました。 
そして祝日にも関わらず、みなさんにとって非常に関心のあるテーマなのだなということがわかりました。 

『こどもにお金をどう教える?』 
これは、こどもトラストセミナーを開始する当初からわたしたちコモンズ投信にも多く寄せられてきたご相談。  
金融教育をどうしたらいいのかわからない。 
そうですね、当たり前です。
多くのお父さんお母さんもまた、受けてこなかった教育ですから、いざ、自分が教える立場になっても、どのように教えて、どのように実践させていったらいいのか、悩みます。 

ましてや昨今は電子マネーというものをこどもたちも使いこなすようになってきたので、見えなくなってくるお金の使い方をどう伝えていこう。 
また子育てでは大抵、こども達には失敗をさせたくないと考えがちです。 
こどもが転んで怪我をしてしまったら、自分が怪我した時以上に痛い想いをしてしまう親御さんたちも多いと思います。 

お金となったら尚更で、お金で失敗はさせたくない、大変なことをしでかしてしまいそう、とりかえしのつかいないことになるかもしれない、だから、なるべく大人になるまでお金のことには触れずに、お金は大人が管理するようにした方がいい、そう思われるお気持ちもすごくよくわかります。 

ただし、失敗しないで乗れるようになる乗り物はあるでしょうか? 
練習しないでできるようになることはあるでしょうか? 

わたしたちコモンズ投信がお子さま向け、時に親子のみなさまに向けて開催するこどもトラストセミナーでは、お金についてノウハウを教えるというより、「考え方をどうつくっていくのか」「価値観をどう育てていくのか」に重きをおいています。 

お金の使い方は人生に等しく、正に「選択の連続」です。
 
お金を何に使うのか、何のために貯めるのか、どんな会社に投資したい(応援したい)のか、どんな未来・社会を願って寄付をするのか。 
すべてにおいて、自分の「ものさし」が育っていることで、自分の中で納得感が増し、そして、「だれのせいでもない人生づくり」につながっていきます。 

そうなのです。
こどもトラストセミナーでは、多くのお子さんたちに、お金についての考え方の練習をしていただいています。 
*以下のブログは、今年1月に開催した「お年玉をどう使おう?」の様子です。 
http://mm.commons30.jp/?c=8477555&o=a0E5F00001Nx1TCUAZ&v=2f208847 

最後に私事になりますが、わたしの息子たちは、22歳と19歳になりました。
下の息子は年末に二十歳のお誕生日を迎えるので、いよいよこどもトラスト口座を卒業します。
自分で口座の名義変更手続きをするように、そしてそれまでにコモンズのセミナーをちゃんと受けるように伝えています。
すでに受け継いだお兄さんには、運用報告のレターがあることや、今度こんな企業さんが来てセミナーでお話しくださるよ、など伝えたりしています。
時にパスワードをなくしては、こっそりコールセンターにお世話になっているのではなかろうかと案じたりしますが、基本、こどもに任せています。
ふたりは揃って、「家庭で、オープンにお金の話ができるのはいいことだ、自分のためになる」、と言います。 
そして、今わたしは、お金儲けをしたいと考えている次男と、NHKの大河ドラマを一緒に観られたらいいなあと淡い期待を抱いています。 
お金は儲けるだけではないことを、渋沢栄一の一生を知ることで、少し影響を受けてくれないかなぁと目論んでいるところです。 


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参加者募集中!【オンライン開催】  
こどもトラストセミナー  
渋沢栄一に学ぶmeからweへのお金の使い方  
228日(日) 14:0015:30  
https://www.commons30.jp/seminars/detail/1147


【オンライン】 こどもトラストセミナー お年玉をどう使おう? ~お正月企画~開催しました!

2021年新年早々、東京都内の学童保育ウィズダムアカデミー3校にこどもトラストセミナーをお届けし、111日にはオンラインでも開催することができました。

今回のワークショップでは、お年玉がそもそも持っている意味を知ることから始まり、自分だったらどんな風にお年玉を使ってみたいか一緒に考えてみました。
お年玉がお金として配られるようになったのはいつから?
100年前から?」「それとも100年以内?
お年玉はお金でない時代、何だったかな?
石だったかな?」「おもちだったかな?

そもそもは新しい年、神様に捧げていたお餅、家長がその年も健康に過ごせるようにとこどもたちにもお餅を配った、これがお年玉の始まりと言われています。

それがお金に変わってきたのは、昭和30年代、高度経済成長の最中。
博物館に石が飾られているのを見たことがある!石だと思う」と答えてくれた子もいたり、お年玉がそもそもお餅だったというのは、こどもたちにはちょっと意外だったようです。
さて、新しい年がいい年になりますようにという願いが込められたお年玉をどうように使おう、と改めて考えてみたのが今回のワークショップでした。
つかう、ためる、ふやす、きふするの4つの使い方の中で、こどもたちは、ふやす、ときふするを今回新しく知ることになります。

ふやすは、「会社を応援すること」で、「お金に働いてきてもらうこと」だと伝えます。さて、どんな会社を応援したいかな?とこどもたちに尋ねると、やはりこの時期、「きめつのやいばのかいしゃ」に人気がありました。

また、ビックカメラ、任天堂と答えるお子さんもいました。
そして校舎横のクロネコヤマトのトラックをみんなで見て、コロナ禍である今、たくさんの人がいるお店に行くことなく、自分たちのところに欲しいものを届けてくれる会社の存在を意識して、「ものをはこんでくるかいしゃ」と記入してくれた子もしました。お父さんががんばっているので、お父さんの会社にという子も。
寄付先には、「みずをきれいにしてくれるところ」「WWF」「コロナ禍でがんばってくれる病院」「困っている人に」など、ありました。

「お金の使い方を分けて考えるのははじめてだったので、おもしろかった、これからもやってみたいと思います」と感想を教えてくれた子もいました。
オンラインセミナーへの参加の様子)


新型コロナ感染拡大の影響大きく大変なことの多い子育て環境ですが、お子さんたちの健やかなる成長を、今年もコモンズ投信は精一杯応援していきたいと思います。

2月には特別企画をご用意させていただきました!ぜひ奮ってのご参加、お待ちしています。
【オンライン開催】こどもトラストセミナー
渋沢栄一に学ぶmeからweへのお金の使い方
228日(日) 14:0015:30


12月末に開催しましたオンライン「寄付の教室」の様子は、以下ブログにてご紹介しております。
https://park.commons30.jp/2021/01/2020.html