石川に支援物資を届けてきました
コモンズ投信運用部の奥です。
3月12日に金沢で障害者やホームレスの居住支援をしているNPO法人安心生活ネットワークいち(https://ichi-kanazawa.org/)を訪問し、社内で集めた寄付と物資を届けてきました。
3月12日に金沢で障害者やホームレスの居住支援をしているNPO法人安心生活ネットワークいち(https://ichi-kanazawa.org/)を訪問し、社内で集めた寄付と物資を届けてきました。
今までつながりが無かった団体ですが、第10回コモンズコモンズ社会起業家フォーラム登壇者の中島かおりさんが運営する認定NPO法人ピッコラーレ(https://piccolare.org/)の新事務所移転のミニパーティで、「いち」の上久保理事とたまたま出会ったご縁です。
石川で地震が起きた後、私のことを思い出して電話をかけてくださいました。そこで次のようなことを知りました。
- 0.5次避難(自主的な自宅周辺での避難)では支援物資が当初より届かず、1次避難(被災地内での避難)では避難所に入れない人が沢山いる。2次避難(被災地周辺での避難)では、金沢などから輪島に通うのは大変で、倒壊家屋が放置されたまま。3次避難 (仮設住宅などへの避難) では、仮設住宅に入ることが叶わない人が相当数いる。
- 石川県は全国平均より耐震化率やインフラ更新率が低く、高齢化率が高い。
- 高齢被災者を介助する人手が不足している。行政側も被災者、高齢者が多い。
- 高齢者や障害者などの支援を求める声がなかなか届いてこない。
- 水道管破裂で断水が続いており、ボランティアが来てもなかなか活動できない。
- 補助金5万円は領収書で申請する形式で、また、振り込みの時期が2カ月先ともいわれているため、手元資金が無い人は活用できない。
- 障害者は罹災証明を自らとることができず困っている。
- 行政の手が回っておらず、そもそも罹災証明がなかなか出ない。
特に高齢化やインフラは全国的な問題です。今回の災害の検証で得られる教訓が多くありそうです。
緊急で必要なものを伺うと、仮住まいに必要な家具家電や、高齢者の付き添い人員確保のための資金が足りないとのことでした。このことを社内に周知したところ、コンロ・オーブン・ヒーターや衣服・食事などの物資と寄付が集まりました。
(社員宅にて積み込み)
季節外れの雪に見舞われながらも谷村理事長のもとになんとか届けることができました。被災者の方に渡ってとても喜ばれているとのことで、期待に応えられてホッとしています。
コモンズの輪が、北陸にも広まりますように。
(左から、谷村理事長と奥)