【エル・システマ 子ども合唱祭in東京・うたで誰もが輝く時間】をコモンズ投信と聴きに行こう!〜第14回コモンズSEEDCap応援先 最終候補者応援レポート〜

以下は、第14回コモンズSEEDCap最終候補であった一般社団法人エル・システマジャパン 菊川さんの応援期間最後のご報告です。

2024年7月15日(月祝)東京

参加者:計14名

コモンズお仲間、社員と関係者

(菊川さんと記念撮影)

♪イベント概要

イベント名:子ども合唱祭in東京 うたで誰もが輝く時間

主催   :エル・システマジャパン

開催場所 :国立オリンピック記念青少年総合センター大ホール

出演   :東京子どもアンサンブル、舞鶴子どもコーラス、相馬子どもコーラス

♪当日の様子

東京代々木の大ホールに、400人以上の観客が集まりました。代表の菊川さんが、子どもの権利を意識した活動を行ってきたことをスピーチして、開会されました。

東京、舞鶴、相馬で活動する、それぞれ小学生から高校生で構成されたコーラスが集まり、披露したすばらしい歌声は、コーラスごとのカラーがあり、そして最後は全員で一つになって合唱して、とても迫力がありました。

東京子どもアンサンブルでは、メンバー同士で、目の見えない子が動くのをそうでない子が手を引いて誘導しますが、両方の子の息が合わないとさっと動くことが出来ないという説明がありました。歌の途中でソロの定位置にさっと出たり戻ったりと、正に息がぴったりです。

東京子どもアンサンブル (エル・システマジャパン写真提供)

舞鶴のコーラスは美しいピアノ伴奏と歌声で観客の心をつかみました。練習の成果を存分に出し切れたそうです。

舞鶴 (エル・システマジャパン写真提供)

相馬コーラスは、振り付けや英語の歌も楽しく、3月の相馬音楽祭よりさらにパワーアップしたステージを披露しました。

相馬(エル・システマジャパン写真提供)

全員で歌った「こどものへいわ」は思いのつまった一曲で、東京では初演とのこと。ハンドベルの鐘の音とコーラスで聴衆を釘付けにしました。大きな感情が爆発したようなパートの次の瞬間に調和のハーモニーに戻れる歌い手達は、本当に1人1人すごいのです

東京舞鶴相馬合同(エル・システマジャパン写真提供)

歌い手も聴き手も、コンサート開催を支える人も、会場にいるみんなが音楽の力を感じて、勇気や希望あふれる感動のコンサートとなりました。

♪感想・メッセージ

(第一回コモンズ社会起業家フォーラムの撮影から周年行事や社会起業家関係の撮影を担当してくださっている株式会社KONTE 渡邉カメラマン)最初は、震災から立ち直りながら、10年でここまで出来るようになりましたと言うものなのかと思っていましたが、コンサートとしての仕上がりがとても良く、楽しませていただきました。途中からは、こどもと言うワードを忘れていました。東京の皆んなは、見えない中でのピッチの取り方などが、どーやってるのか、とても不思議でした。そして、楽曲も多岐に富んでフェスのような感覚になりました。また、聞きに行きたいです。

(学生インターン 鈴木)子どもたちの合唱からは、本当に音楽が好きで心から楽しんでいることが伝わってきました。子どもたちが一生懸命歌っている姿を見て、途中感動で泣いてしまいそうでした。また、私も大学のサークルで音楽をやっていたので、音楽をしたいと思ったときに同じ思いを持った仲間と一緒に切磋琢磨できる場があることの重要性を改めて感じました。年齢や障がいの有無に関係なく、全ての子どもたちが音楽に関われる場を作っているエル・システマさんの活動を応援したいと思いました。

(コモンズ投信総務部小森 エル・システマジャパン応援リーダー)歌っている時の表情を見て、のびのびと仲間と生きていく大切さや音楽の力、エル・システマさんの活動のすばらしさと実りをひしひしと感じておりました。「ともだちはいいもんだ。目と目でものが言えるんだ」、「いつでも君を見ているよ」・・・各歌の歌詞がまっすぐに大人の観客の心に沁みて、大きな癒しと元気をいただきました。毎週の練習が楽しいというのを聞いて、この合唱団が、歌いたいと思った子ども達の日常つまり人生にあることに、かけがえのない大切さを感じました。

すてきな歌声を聴かせていただきまして、本当に、ありがとうございました。

記)エル・システマジャパン 応援リーダー 小森春子

左・応援リーダー 小森 右・ソーシャルエンゲージメントリーダー 馬越

今回のイベントをもって、一旦第14回コモンズSEEDCap最終候補者であられた菊川さんとエル・システマジャパンさんの応援期間は終了となりますが、応援リーダーを務めた小森は各地の活動の場に出向き、ご一緒させていただき、多くを学ばせていただきました。

本物を伝えるというこだわり、その場を継続する大切さ、そして様々な方を巻き込んでいく重要性。

そして何より音楽の力とこどもたちの力。

小森による過去の記録記事は、引き続き以下でご覧いただけます。

エル・システマジャパン作曲教室(変な音を、作ってみよう)

エル・システマ 駒ヶ根子どもオーケストラ演奏会2023


最後に、コンサート翌日に菊川さんからいただいたメッセージをご紹介させていただきます。

「昨日は多くの皆様と一緒にご参加くださり、本当にありがとうございました。

早速の素晴らしい感想もとても嬉しいです。

終演後も話されてましたが、想像の斜め上をいく子どもたちのパフォーマンスを実感頂けたと言うコメントから、つくづくやっていてよかったと思います。

なかなか、音楽性と社会性を両立することは、言うは易し行うは難しで、日々、文化、芸術、教育、福祉と理念が交錯しぶつかるフロンティアでもあります。

12年やってきましたが、まだまだだと思うこともありますが、一方、この12年間で変わってきたということも感じており、これがインパクトなのかな、とも考えます。

長い道のりではありますが、これからも頑張っていきたいと思います。

あ、12月25日夜はスペシャルな企画を計画しております。

また、皆様の予定を空けておいて頂ければ幸いです!

よろしくお願い致します。

エル・システマジャパン 菊川」