コモンズ投信の寄付のしくみ
ファンドの運用・販売会社であるコモンズ投信が、CSRやボランティアの位置づけではなく、なぜ、本業として寄付に取り組むのか。この説明からはじめたいと思います。寄付月間 |
わたしたちは、寄付も、よりよい世の中を次世代へつなげる利他の長期投資、「未来への投資」と考えています。
コモンズ投信は金融という分野で投資を通じて「今日よりもよい明日」を実現するために設立されました。
同じように、例えば、非営利活動や障がい者スポーツのような「利益」を成長のエネルギー源にするのが難しい分野でも、「今日よりもよい明日」に近づくため、寄付というかたちのお金を循環させていきたいと考えています。
また、受益者(ファンドを保有する人)の皆さまにも「投資」を通じてこの活動に主体的に関わっていただけるように、ファンドを通じて寄付を行うしくみにしています。具体的には毎年の寄付先の選定に加わっていただき、その団体の活動を一緒に応援していただいています。
受益者と社会課題についての勉強会 |
「コモンズ30ファンド」の寄付のしくみ「コモンズSEEDCap」は、いち早く現代社会の課題に気づき、その解決のために立ち上がった社会起業家を支援しています。毎年10月に開催しているコモンズ社会起業家フォーラムは社会課題に立ち向かう人たちとの出会いの場。今年も新しい11名がスピーチリレーを行います。
2016年社会起業家フォーラム登壇者 |
また、「ザ・2020ビジョン」の寄付のしくみ「コモンズPOINT」は障がい者スポーツを通じて、社会的なダイバーシティ(多様性)が進むことを願っています。障がいをもつ人と直接出会って話しをしたり、一緒にスポーツを楽しむ機会をこれからもたくさん作りたいと思っています。
視覚障害者柔道の応援観戦 |
2015年にはコモンズ30ファンドの投資先企業とコモンズSEEDCapによる協働を生み出す第一歩として、営利・非営利を超えてよりよい未来をつくるソーシャルアクションイベントを開催しました。
わたしたちコモンズ投信は、これからも受益者のみなさまと共に、今日よりよい明日にむかって継続的に行動する存在でありたいと思っています。
過去の社会起業家フォーラム登壇者との定期会合 |
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