エル・システマジャパン事務所を訪問〜第14回コモンズSEEDCap応援先 最終候補者のひとり、菊川さんとのその後!〜
こんにちは!ソーシャル・エンゲージメント・リーダー 馬越です。
6月に第14回コモンズSEEDCap応援先が一般社団法人えんがお 濱野さんに決定しましたが、その後も、最終候補であった一般社団法人エル・システマジャパン 菊川さん、NPO法人青少年自立援助センター定住外国人支援事業部 田中さんとのコミュニケーションも続けさせていただいています。
7月は、コモンズ投信社員内で今年エル・システマジャパンの応援リーダーを務める総務部 小森と共に、エル・システマジャパンの事務所にお邪魔してきました。
以下は、小森の訪問レポートです!
ぜひご覧ください!
お聞きした内容
♪活動概要
エル・システマはベネズエラで始まった活動です。
日本では、自治体と協定を結び、小学生から高校生を対象に無償で音楽を習うことの出来る支援活動を運営されています。
楽器は寄付・寄贈によって調達しており、眠っていた物や大事な物が贈られ、大事に使われています。
参加者は、コンサートに出たり、一流の音楽家と触れ合ったりする機会もあります。
練習は、コロナ禍では、オンライン指導も取り入れて出来る限り頑張ったそうです。
♪2013年エル・システマジャパン設立エピソード
日本ユニセフ協会で東日本大震災の緊急支援本部で働いていた菊川さんは、福島やそこにいる子供たちの深刻な状況を目の当たりにされました。
震災の一年後に、音楽を通して被災地の子どもたちの生きる力をはぐくむために、菊川さんや教育・音楽関係者、ドイツからの思いがけない1本の電話(!)によって始まったそうです。
「相馬はもともと音楽の根付く土壌で、エル・システマをここだったらやれるかなと思いました。支援したい気持ちがある人も、ついやりたい事中心になりがちです。5年、10年先の東北の人々に本当に必要なものを考えなければなりません。」
♪子供たちの様子や、大切にしていることについて
・オーケストラでも合唱でも、みんなでつくることを大切にします。
・子ども対象の音楽療法ではなく、楽器や声楽といった純粋に音楽(技術)を身に着けることとその過程を大事にされています。子ども同士でも後輩に自分が習ったことを教えます。
・学校を越えた活動となり、異年齢の子どもたちが集まることで、演奏技術習得にとどまらない素晴らしい1人1人の居場所となっている様子がお話から伝わってきます。特に、日本は文化芸術にお金をかけず学校では削減対象になりがちなところ、地方の子ども達にも妥協のない音楽の場を作ろう、という思いもそこにあります。
・今後、ジャズや民族音楽など、ジャンルを広げるのは面白いと思っておられるそうです。
♪今後のコンサート等予定、その他
・弦楽リボン・児童養護施設プロジェクト
https://www.elsistemajapan.org/gengakuribbon
・10月14日 群馬県中之条町 作曲教室
・11月5日 大阪でコンサート、前日のシンポジウムでもステージがある予定
・12月2日 駒ヶ根子どもオーケストラ発表会
・12月24日頃 大槌子どもオーケストラクリスマスコンサート
・2024年2月24日 沖縄 作曲教室
・2024年3月23日、24日 相馬子ども音楽祭
・2024年7月 合唱コンサートを予定(東京)
今後、エル・システマジャパン応援リーダー小森と共に、コモンズや関係団体とのコラボも企画検討し、お仲間のみなさんのご参加も呼びかけさせていただきます♪