『おとなになっても、おぼえていたいとおもいました。』
こんにちは。コモンズ投信 馬越です。
昨年末から、リクエストをいただき、社会法人みわの会の保育園の複数の校舎に、「こどもトラストセミナー MeからWeへのおかねの教室」をデリバリーさせていただいています。
先日は、千田保育園に伺いました。
これは、眠気と戦うおちびちゃんたちとの時間になるだろうから、きっとカオスになるな、と、腹をくくって園の中へ。
「お金持ちはニコニコしているよ」
「いや、ニコニコしていても悪いことを考えてるかもしれない」
「お金があるから、自分のためにもみんなのためにもお金を使えるから、やっぱりいい人!」
と色んな声、考えがみんなから飛び出してきます。
そして、お金はどこから来るのか想像してみたりしながら、いいお金持ちになる練習をみんなでしてみることにしました。
自分の好きなお金との付き合い方、みつけられるかな?
こちらから問いかけながら、逆に小さな子どもたちからいつも私の方が教わるのは、みんな、自分だけよくても幸せになれないということを、小さな頃から知っているということです。
寄付先選びの練習をしてみると、
オラウータンのいない未来はやだなーと、森林保全の団体を選ぶ子。
人間だけでなく動物も守りたい、が理由。
震災や戦争で家族や家をなくした子どもたちに、元気になる絵のワークショップを届ける団体を応援したい子。
わたしも絵を描くとすっきりしたり、元気がでるから、が理由。
日本に来た外国人の子たちに日本語を教えてくれる団体を選んだ子。
言葉がわからなくて、ひとりだけ違うことをして恥ずかしいおもいをしたらかわいそう。
自分だったらやだなあ、が理由。
つかう、ためるだけでなく、社会と関わるお金の使い方、とうし、きふといった概念を知っていくと、こどもたちの中で、世界がぱーっとひろがっていくのをいつも感じます。
みんなに、感想を聞いてみると、
「おかねのこと、知ることができてよかった!」
「わかってうれしい」
なんて嬉しい声が聞こえてきました。
そして、驚かされたのが、ある女の子の言葉。
『おとなになってもおぼえていたいとおもいます。』
そんな風に思ってくれてありがとね。