【第6回コモンズSEEDCap応援先選定プロセスがスタート】

去る6月16日(火)に、2015年3月末日現在にコモンズ30ファンドの受益者であったみなさま宛てに、会長渋澤よりメールを出させて頂きました。今年度の第6回コモンズSEEDCap応援先の推薦ご協力お願いのメールです。

そうです。今年もSEEDCap応援先選定のプロセスがスタートしています。

コモンズSEEDCap(社会起業家応援プログラム)は、コモンズ投信がコモンズ30ファンドの信託報酬における当社収益分の1%相当を、社会的イノベーションにチャレンジする社会起業家に寄付して応援するプログラムです。 


第5回コモンズSEEDCap応援先 村田早耶香さん (認定NPO法人かものはしプロジェクト 共同代表)  

応援先に選ばれた人物(所属団体)は、金銭的な寄付だけではなく、年間を通して、その活動を当社コモンズレターやウェブ、 FB、などでご紹介しながら協勤いたします。

今年も過去にコモンズ社会起業家フォーラムでご登壇くださった以下三人の社会起業家がSEEDCapの応援先の候補になります。それぞれ人並み以上の熱い想いと志、行動力をもって活動に取り組んでいらっしゃいますので、最終的にお一人だけ選ぶのがいつも難しいことがうれしい悩みです。
そういう意味で、SEEDCapの選考プロセスには、コモンズの「お仲間」【コモンズ30ファンドの受益者】皆さんのご協力をいただいています。
候補者プロフィールとアピールメッセージを一読いただき、一名を「推薦」して、その理由を一言、50文字程度を上限に、会長渋澤にメールにてお送りいただくというご協力。
「投票」ではありませんが、皆さんから頂戴した推薦とその理由は、外部 三名・内部三名で構成する選考委員会の討議に大変重要な判断材料になります。

ということで、現在受益者のみなさまからの推薦メールが続々と寄せられているところでありますが、みなさまにも最終候補者のみなさまをご紹介させていただきます!

<<候補者1>>
今井紀明(いまい のりあき)さん 
NPO法人D×P(ディーピー) 共同代表

1985年札幌生まれ。2010年立命館アジア太平洋大学卒業。
18歳のときにイラクで 人質に。その後、大阪で専門商社
での勤務を経て、現在はNPO法人D×P(ディーピー)の
共同代表を務め、通信制・定時制高校の生徒に向けたキャ
リア教育事業を主に大阪と京都で展開する。2013年2月、
ビジネスプランコンペedge2013にて「優秀賞」受賞。

【ご本人からのアピールメッセージ】
「俺なんか10円の価値」
「俺なんて社会に出てもなんもできひん」
不登校や中退などの挫折経験や経済的困窮、複雑な家庭事情…
様々な事情を抱えた高校生が自分の将来に希望を持てないまま、
中退や進路未決定状態で卒業しています。
NPO法人D×P(ディーピー)は「ひとりひとりの若者が自分の
未来に希望を持てる社会」を目指し、高校生が成功体験
(自己肯定感)と社会関係資本(人と のつながり)を獲得し、
自分の将来に意欲を持てるようになるためのプログラムを提供
しています。
社会人ボランティアと深く対話し自己開示しあう授業、学校を
超えて繋がりあうD×P部活動、親元を離れて働く経験をする
インターンプログラム等を提供します。

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<<候補者2>>
鬼丸昌也(おにまる まさや)さん 
特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス理事・創設者

1979年、福岡県生まれ。立命館大学法学部卒。高校在学
中にアリヤラトネ博士(サルボダヤ運動創始者/スリランカ)
と出逢い、『すべての人に未来をつくりだす能力がある』と
教えられる。2001年、初めてカンボジアを訪れ、地雷
被害の現状を知り、「すべての活動はまず『伝える』ことか
ら」と講演活動を始める。同年10月、大学在学中に「全て
の生命が安心して生活できる社会の実現」をめざす「テラ・
ルネッサンス」設立。2002年、(社)日本青年会議所人間
力大賞受賞。地雷、子ども兵や 平和問題を伝える講演活動は、
学校、企業、行政などで年120回以上。遠い国の話を身近に
感じさせ、一人ひとりに未来をつくる能力があると訴えかける
講演に共感が広がっている。

【ご本人からのアピールメッセージ】
大学4年生時、カンボジアで、地雷が人々にもたらす悲しみを
感じ、地雷問題に対して、自分ができることはなんだろうと、
問いかけたところから、テラ・ルネッサンスは始まりました。
英語も話せない、資金もない、地雷除去の技術もない、そんな
私でも、この問題を伝えることだったらできる。その小さな決
意から、日本国内での講演活動を開始。講演を聞いてくださっ
た人々が、支援の輪を広げ、現在では、地雷除去支援、地雷被
害者支援、元子ども兵の 社会復帰支援など、<紛争被害者の自
立と自治を促進する>支援活動を、各地で展開できるようにな
りました。「私たちは微力であるが、無力ではない」。その言葉が、
私たちの活動を体現してくれています。ひとり一人の小さな良心を、
世界平和に向けた具体的な力に変えるべく、各地での支援活動に
まい進してまいります。

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<<候補者3>>
志村真介(しむら しんすけ)さん 
ダイアログ・イン・ザ・ダーク 代表

1962年兵庫県生まれ。関西学院商学部卒業。学生時代に写真家・
藤田浩氏に師事。その影響で目を使わず感性を使った写真の撮り
方を学ぶ。卒業後は広告代理店に入社。東京支店に転勤し、上京。
その後、財団法人店舗システム協会(経済産業省所轄)にてマーケ
ティング・コンサルタントに従事。モノを流通する仕組みを考える
傍ら、モノなきものの価値を伝えるダイアログ・イン・ザ・ダーク
を広めることを模索。1999年秋、東京ビックサイトにて日本初の
「Dialog in the Dark」を実現。10年間、各地で短期開催を行う。
2009年、東京・外苑前での常設展開設を機にダイアログ・イン・ザ
・ダークに専念することを決意し、現在に至る。

【ご本人からのアピールメッセージ】
ダイアログ・イン・ザ・ダークは、暗闇のソーシャルエンターテインメ
ントです。参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、8名ほどのグループ
を組んで入り、暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障害者)に案内
される経験をします。普段の助ける⇔助けられる関係が逆転した状況の中、視覚以外の様々な感覚の可能性と人と関わる心地よさに気づき、コミュニケーションの大切さ、人のあたたかさを思い出します。1988年ドイツで生まれ世界32カ国、130都市以上で開催され、2015年 現在で800万人を超える人々が体験。日本では1999年に初開催され、10年間短期イベントを続け、2009年より東京・外苑前にて常時開催しています。これまで日本では約16万人が体験し好評を得ています。

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