2万円台を回復した日経平均株価から見えること

コモンズ投信 伊井です。

師走に入った今月1日、日経平均株価が約3ヵ月ぶりに2万円台の大台を回復しました。3ヵ月前の2万円と今回の2万円は、同じ中身なのか違う中身なのか、、、。丁度、2日の日経新聞朝刊でも2万円に回復した相場を解説していました。日経平均株価の直近の安値を付けた9月29日から2万円を回復した12月1日までの戻り相場をけん引した銘柄が掲載されています。

この間、日経平均株価の上昇率は18.2%ですが、TOPIX100の構成銘柄(大型株で構成されています)をみると、上昇率1位は東京エレクトロンの52.4%、2位は小野薬の51.3%と続き、コモンズ30ファンド構成銘柄では、5位ダイキン34.4%、6位クボタ34.4%、7位SMC33.8%、17位日立26.0%、18位日東電工25.8%と上位20社のうち6社が投資先企業でした。

この夏の相場の下落局面では、7月から9月に外国人投資家の7兆6千億円もの大幅な売り越しが目立ちました。この金額はアベノミクスがスタートした2013年、2014年で外国人投資家が買い越した金額の約半分となります。この下落で、相場は全面安となりましたが、その後の戻り相場を見てみると、中長期の企業価値以上に売られた銘柄の戻りが早かったことが分かります。

引き続き、コモンズ30ファンドにご期待ください。