ザ・2020ビジョン第8期の決算を迎えて

こんにちは 、伊井です。
今週20日、おかげさまでザ・2020ビジョン第8期の決算を迎えることが出来ました。

ファンド受益者の皆さま、応援いただいている皆さまに心から感謝申し上げます。
2013年の12月に立ち上げた当ファンドは、
「2020年を起点に日本は新たなステージに入る」、
「その変化を捉えた運用で、5年先くらいの企業の大きな変化をファンドを通じて多くの方に伝えたい」、
「新しいステージのひとつは共生社会の実現のはず、それなら当ファンドでの寄付先は障がい者スポーツにしよう」

との想いが原点にありました。

そして、今年、その共生社会を目指す象徴的なイベント、東京パラリンピックがコロナ禍の難しい環境下で開催され、大会を通じて、共生社会を目指すとのコンセプトがよく聞かれました。
共生社会とはダイバーシティとインクルージョンが実現した社会とも言われます。
ダイバーシティは日本語では「多様性」、インクルージョンは「包摂」です。

文科省は、共生社会とは「誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合い、人々の多様な在り方を相互に認め合える全員参加型の社会」と表現しています。

当ファンドでは今期、「NPO法人 日本視覚障害者柔道連盟」「一般社団法人 日本知的障害者水泳連盟」を寄付先として応援(※)させていただきました。



代表選手の活躍に心から感動しましたし、スポーツを通じた社会変革の機運を感じることも出来ました。

さて、ファンドの運用成績の方は、今期は+0.86%と僅かなプラスに留まりました。このため、今期は分配金を0円とさせていただきました。

今期の運用成績には物足りない印象をお持ちの皆さんも少なくないと思いますが、2019年から2021年11月末までの約3年間の運用成績に注目していただくと、当ファンドは+113.25%上昇しています。
同期間のTOPIX(東証株価指数;配当込み)は+38.24%、日経平均株価+39.01%、東証マザーズ+31.84%に対して大きな超過収益を出しています(あくまで過去の実績であり将来を保証、あるいは予想するものではありません)。

まさに、2020年近辺に企業が大きな変化を起こし始めているからこその超過収益だと思っています。

投資先企業は、コロナ禍という難しい事業環境でしたが、その中でも変化にチャレンジして大きな成長につなげてくれています。

さて、既に第9期の運用が始まっています。今期もコロナ禍後の経済再稼働や脱炭素でのエネルギーの変化、消費者の生活スタイルの変化への対応を企業側は求められています。
当ファンドでは引き続き、こうした変化をしっかりと捉えることの出来る企業に厳選して投資していきます。引き続き、ご期待ください。

さて、コモンズのお客さまでは、コモンズ30ファンドとザ・2020ビジョン、両ファンドを積み立てされている方が少なくありません。
両方とも同じ日本株のファンドですが値動きはかなり違いますので両ファンドの組み合わせは相性もいいと思っています。
是非、ザ・2020ビジョンをまだ保有されていらっしゃらない方には、ご検討いただけましたら幸いです。

それでは、よいクリスマスをお迎えください。

※第8期POINTの寄付金額は69万円となりました。両団体に34.5万円ずつ寄付させていただきます。