コ・門・センス~間のお話し

おはようございます。渋澤健です。

私は「論語と算盤」経営塾という会を主宰していて、今年の5月から9期生を迎えます。年齢、性別、分野、地域が多彩で、且つ好奇心と行動力が豊富な塾生に恵まれているので、そのご縁を継続するため、年に3回ほど、OBOG勉強会も開催しています。先日の会にはカフェカンパニー楠本修二郎さんを講師としてお招きしました。


楠本さんにとって「論語と算盤」とは「ビジョンとビジネス」や「夢と実績」という未来志向だそうです。

私にとって「論語と算盤」は「と」の力。一見、矛盾に見えても、その矛盾の中に潜んでいる新しい価値の創造を見つけて、実現できる力です。

楠本さんのお考えとシンクロしていると感じていて、お話しすると、いつも視野が広がって刺激的です。

楠本さんは「空間」づくりの名人です。豊かな感性を活かして、様々なテーマのカフェを100店舗以上つくっています。カフェとは人々が集まる空間。コーヒーを楽しみながら、情報交換し、そこから新しい価値を創造する場でもあります。保険業界で著名なロイズの起源とは商船の貿易商人が集まってきたコーヒーハウスでした。

その「空間」に「時間」を過ごす「人間」。この3つの「間」について話が盛り上がりました。私は「間」という漢字がすてきだと思っています。「門」から「日」の出が見えるワクワク感が「間」です。まさに、コモンズ投信で言う「今日よりも、よい明日」です。

その話を受けて、楠本さんが手元のペンで、こんなイメージを描いてくれました。


良いですよね~♪

楠本さんもL.A.で関与されている「クール・ジャパン」の外務省プロジェクトであるJapan Houseの説明資料で日本人の感性を「間」とキーワードで結んでいます。楠本さんは「間」をsenseと英訳されていましたが、う~ん・・・・さすがに、抜群のセンスの持ち主ですね! 感銘を受けました。

コモンズ投信の社名の由来は「コモン・グラウンド」です。人々が集まってくる共有地、つまり「空間」です。そこに集まってくる人々は長期投資という「時間」をかけて、「今日よりも、よい明日」という夢を実現する場所です。

分野が異なるものの、カフェカンパニーが実践しようとしていることと、コモンズ投信が実践しようとしていることは、同じなんじゃないかなと思っています。

翌日の通勤電車で、その余韻を楽しんでいるところ、ふと思いました。

「コ」、つまり、共に「門」から眺めて見える「日」の出から生まれてくるsenseが「間」。これは、コ・門・センス(common sense)ですね! 

「今日よりも、よい明日」という未来志向です。

コモンズ投信を仲間たちと一緒に設立したセンスは、まさに、これなんです♪

カフェと同じような雰囲気で、気軽に立ち寄ってくれる「空間」(コモンズ)で「時間」を過ごしてくださる「人間」の想いの共感、共助によって「今日よりも、よい明日」を共創する。これが、コモンズ投信が目指しているところです! 是非とも、ご一緒にどうぞ!