社会を、未来を誰かのせいにしないこどもたち
今年のこどもの日も、こどもトラストセミナーを開催しました。
意外と知らないこどもの日の趣旨ですが、改めて調べてみると、祝日法によれば「こどもたちの人格を重んじ、幸福をはかるとともに、お母さんにも感謝する」こととされています。
そのような日に、こどもたちの意見が飛び交うこどもトラストセミナーを今年も開催できたことは、コモンズ投信としてもとても嬉しい幸せな日となりました。
意外と知らないこどもの日の趣旨ですが、改めて調べてみると、祝日法によれば「こどもたちの人格を重んじ、幸福をはかるとともに、お母さんにも感謝する」こととされています。
そのような日に、こどもたちの意見が飛び交うこどもトラストセミナーを今年も開催できたことは、コモンズ投信としてもとても嬉しい幸せな日となりました。
こどもトラストセミナーでは、こどもたちひとりひとりの主体性を大事にしています。
何故ならば、こどもたちは未来の社会の担い手。
自分たちの未来の選択を誰かのせいにしない人に育って欲しいという願いを込めて開催させていただいていいます。
どんな未来が欲しいかな、こどもたちの声に耳を傾けます。
こどもトラストセミナーには正解はありません。
たとえば、今回の寄付の教室でも、寄付先選びや、お金の使い分けに挑戦してみましたが、なぜそれを、そのことを選びたいのか、こどもたちはそれぞれに既に自分の答えを持っていたりします。
こどもトラストセミナーでは、冒頭から、自分の気持ちや考えを自分なりに表現してみることからスタートします。
そして次に、自分なりにお金の使い方について選択をしていきますが、その選択を自分はなぜそうしたいのか、改めて考えてみることで思考が育ち、彼らの中に自分の行動に対する主体性が育っていきます。
そして次に、自分なりにお金の使い方について選択をしていきますが、その選択を自分はなぜそうしたいのか、改めて考えてみることで思考が育ち、彼らの中に自分の行動に対する主体性が育っていきます。
今年のこどもの日の午前中は、小1、小2のお子さんたちが中心になって参加してくれました。
そして、こどもたちは提示された3つの社会課題に取り組む活動から、自分なりの寄付先も選ぶことができました。
子供地球基金を寄付先に選んだ子の理由:自分はこんな風になったらいいな、っという絵を描いたりすると気持ちが明るくなる。つらいことがあっても、絵を描けば、気持ちを変えられるかもしれない。だから自分は子供地球基金を応援したい」
午後の高学年の部では、SDGsの要素も取り入れてみました。
また、社会課題はひとりでは解決できなくても、みなが助け合っったら解決できることがある、ということを事例をもって示していったら、こどもたちの考えがどんどんクリアーになっていきました。
そして、高学年のお子さんたちの寄付選びには、現在選定プロセスにあるコモンズ30ファンドの寄付のしくみ 第12回コモンズSEEDCap応援先選びを体験してもらいました。
東日本大震災の復興支援に従事するアスヘノキボウの小松さんがいいのか。
スポーツで地球のゴミ問題にチャレンジするソーシャルスポーツイニシアチブの馬見塚さんなのか。
それとも、自分たちと同じくらいの年齢で、日本でも困難な環境下にあるこどもたちの支援につながるチャイボラ の大山さんを選ぶのか。
参加者ふたりは、悩んだ結果、馬見塚さんのスポーツゴミ拾いを寄付先に選んでいました。
その理由はそれぞれの経験や考えが現れているものでした。
「世界に関わる問題を解決して欲しいから、スポーツゴミ拾いを選びました。」
「この間、海亀がビニールを飲んでしまったニュースを観ました。また、近所でカラスがゴミを加えていくのも見ました。人間だけでなく他の動物たちにも関わる問題だから、ぼくはスポーツゴミ拾いを選びました。」
こどもたちの言葉に、わたしたち大人はいつも驚かされています。
最後にふたりが選んだスポーツごみ拾いがSDGsの何番の目標に関わることなのかもみていきました。
13,14,15と地球環境に関する目標には間違いなく当てはまっているのね、としながら、12の「つくる責任、つかう責任」にも関わっていることにも気づくことができました。
高学年の参加者の感想:「SDGsを去年上級生が発表してくれて知って、どこかに寄付をしたくなった。でも、寄付をしたくてもどこに寄付ができるのかわらかなかった。今日具体的に活動している団体のことを知ることができてよかった」、「SDGsの17つの目標をみながら、もっといろいろ寄付をしてみたくなった」。
こどもトラストセミナー恒例のいつもの質問を今回もしてみました。
「お金持ちってどんな人?」
今回のこどもたちには、「悪い人」と答える子はいませんでした。
お金を稼ぐ時も使う時も自分のことばかりを考えている人は「悪いお金持ち」で、他人のことも自分のことも考えられるのが、こどもたちがもっている「いいお金持ち」のイメージ。
こどもたちの答えから、どうやら、「いいお金持ち」が増えていきそうな、そんな「いい予感」がしています。