ネガティブには必ずポジシティブがある

おはようございます。渋澤健です。

週末は巣ごもり生活で外出自粛され、今朝もテレワークで自宅から週明けの仕事に就かれている方々が多いと思います。私もそうです。

でも、幸運と思わないと。このような状況で、職場で仕事しなければならない方もいらっしゃれば、医療従事者のように命をかけて働いている方もいらっしゃる。そして、仕事をしたくても、仕事が無くなった方も多いです。

たぶん、自分の子供達が、彼らの子供や孫たちに伝えている世の中の大惨事が現在、起こっているのでしょう。紀元前BCの時代(Before Corona)と紀元後ACの時代(After Corona)が色々な側面で大きく変わっていると予感しています。

さて、今日はステイ・ホームで、こちらの再校ゲラの確認作業をします。恐らくGW近辺ぐらいには出版できるかと思います。題名は「SDGs投資~資産運用しながら社会貢献」になる予定です。


このような章立てになっています。

第1章 MeからWeへ~投資の本質
第2章 論語と算盤、SDGsと投資~”と”で持続する経済社会
第3章 ESGとSDGsという双子の関係~手段と目的
第4章 コモンズ投信~楽しくなければ投資じゃない!
第5章 インパクト投資~新しいお金の流れにスイッチオン

良ければ、是非とも、手に持ってご笑覧ください。

SDGs(持続可能な開発目標)とは、ご承知のとおり、2030年まで「誰一人取り残さない」という壮大な人類の目標です。そのカウントダウン10年に入ったタイミングで新型コロナウイルスのパンデミックが発生するとは感慨深いです。長年、母なる地球のメッセージに、きちんと耳を傾けていなかった人類が、まるでお叱りを受けたようです。

SDGsを達成するためには政府頼みだけでは不可能であり、民間の動員が重要であるということが「SDGs投資」の趣旨です。パンデミックにより、現在は国が分断されている感じがしますが、パンデミックを終息させて、ふたたび人類の持続可能な経済社会が立ち直るには各国の協力・協調というコラボレーションが不可欠です。

世界の株式市場の大混乱で、ESG(環境、社会、ガバナンス)やSDGsが後回しになるという声が上がっているようですが、とんでもないです。これからが本番です。ESGやSDGs経済活動の「おまけ」ではなく、人類の経済社会の持続可能性の「核心」です。感染症対策は貧しい途上国の問題と思っていたとしたら、大間違いでしたね。

でも、ネガティブには、必ずポジティブがあるはず。大きいな課題があるからこそ、そこに新たなイノベーションが生じる。そして、これらを実現させるために必要なことは、そう、未来を信じる力である、投資です。