第13回コモンズSEEDCap選考に寄せられた声

前回、第13回コモンズSEEDCap応援先をNPO法人PCV 住岡健太さんに決定させていただいたことをご報告しました。

今回は、最終候補おふたりへの推薦の声をご紹介させていただきます。

木下壽子さん(きのしたとしこ)さん / 一般社団法人住宅遺産トラスト
https://hhtrust.jp

【木下さんへの推薦の声】

街並みはその社会の空気や雰囲気を左右するとても大切なものでそこに住む人の心を育むと思っています。日本の街並みは時間軸でも短い、物理的なサイズでも小さい、そういう範囲で考えられた、サイズの揃わないモザイクのような街並みです。もう少し落ち着いた、歴史の感じられる、しっかりとした雰囲気や空気の街並みにしていくためには、年月の経った建物がしっかりと残っていける仕組みが必要で本件のような取り組みはそういう希望を感じさせてもらえる取り組みだと思いました。ぜひ頑張っていただきたいです。(お仲間からの声)

○多少なりとも不動産に関わる仕事をしているので、趣のある古き良き建物が管理されず朽ち果てていくのを悲しく思っておりました。かと言って、それらの建物の維持管理は難しく高額な費用が必要で、またとても不便で快適ではないことも承知しております。一人では何の問題解決にもなりませんが、このような活動をしていらっしゃることをとてもうれしく思い、応援したいと思いました。(お仲間からの声)

○従来より、住宅や建築物に対して興味(TVを見る程度で知識はありませんが)がとてもあって、1択で決めました。我々の投資運用でも同じように、じっくりと対象物(投資であれば企業)について精査・調査し、対話・検証を通じて良いものに力を注ぐ(≒投資する)となり、共通するものも感じており、理念・考えに共有していただける仲間にその良さを広めていくという意味でも共創のキーワードが繋がっております。
今後このようなアップサイクルな取組みが拡がっていけば、日本の魅力が高まっていくのではないかと感じます。
(社員からの声)


守谷玲太(もりやれいた)さん / 株式会社アートモリヤ
https://artmoriya.com/

【守谷さんへの推薦の声】

○私の住む京都でも伝統産業の伝承が課題になっています。技術をイノベーションで伝承可能な形にすることは重要だと感じました。またその技術を、若年層や障がい者の方などに継承していくことに賛同いたします。ぜひ支援したいと思います。(お仲間からの声)
 
○継承する方たち。その中でわたしは、Japan blueの守谷さんを推薦します。藍をどう活かすか。藍染めだけではなく、絞りの技法の継承、藍の生産などにも繋がる。藍の深い色と魅力に引き込まれました。特に強く残してほしい気持ちから、推薦を決めました。 
(お仲間からの声)

○藍は必ずしも必要とはしていないかもしれないですが、日本の伝統文化として何度もなくなりそうになりながらも残っていることが、とてもよいです。そういった文化は残ってほしいですし、現代風に進化させているところも共感します。また、藍の色合いをみたり、自分で藍染をすると、よりよい暮らしができると思います。なかなか上手に染まらないけど、出来たときの達成感があります。そんなところもコモンズと似ていると感じます。
(社員からの声)

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

今回の全社員による討議、最終選考委員会において、最終候補者となった木下さん、守谷さんに対して、それぞれ5万円ずつの寄付金の授与、及び、1年間を通して共に様々な形でのコラボレーションを実現させていただくことと致しました。

お仲間のみなさん、社員が平和と同様に大切と考えたお二人の「継承への挑戦」を、様々なワークショップ、トークイベント、こどもたちとのこどもトラストセミナー、企業へのご紹介を展開する形で応援していきます

わたしたちコモンズ投信はこの1年が、第13回コモンズSEEDCap応援先最終候補者のみなさんと共に、未来につなげたい大切なものの継承に深く向き合い、共に模索し、次なるアクションを見つけていく機会となることを確信しています。

改めまして、今回の選定のご協力に、コモンズ投信一同、お仲間の皆様に深く感謝申し上げます。