ビギナーのファンド選び方
おはようございます。渋澤健です。土曜日に広島を訪れました。訪れる度に「やっぱり、平和が良い」と思う原爆ドームですが、今回は今まで見たことない角度から見ることができました。広島の復興力は、本当に世界に誇れる功績ですね。
さて、この素晴らしい眺望を体感することができたのは、広島で働く女性を応援するフリーペーパーのトマトがおりづるタワーで開催したセミナーに、長期投資の長年の同志であるセゾン投信の中野晴啓さんと登壇する機会をいただいたおかげです。
ほとんどの受講者が投資のビギナーでした。例えば、「現在、何となく積み上げている定期預金のお金がもったいないと感じているが、どのように活用すべきか」という初歩的な(且つ、そのようなケースが多い)”問い”から、つみたてNISAに「数多くの中からどのような判断でファンドを買い付けすれば良いのか」という”問い”もいただきました。
これは、一人ひとりが、それぞれの価値観によって判断すべき事項なので一言で正解をお返しできません。ただ、大事なことは”問い続ける”、つまり、試行錯誤を繰り返しながらアクションを起こすことだと思います。
お気に入りの商品を購入するときと同じで、もちろん機能は考慮しなければなりませんが、最終的には自分のフィーリングや感性が決定的な判断材料になるのではないでしょうか。ファンド選びも、基本的に同じだと思います。
投資のことについて素人でも全く大丈夫です。大事なことは自身の好奇心を活かし、今回のようなセミナーに足を運び、色々と問いかけることです。特にビギナーの方は、投資したら「失う」かもしれないというイメージがあります。ただ何もしない場合、確実に失っているの「時間」です。自分自身の見えない未来のためにコツコツつみたて投資で使える時間です。
未来ははっきりと見えません。しかしコモンズ投信の設立理念である「今日より、よい明日」を目指すという将来ビジョンへに共感を覚えれば、自分自身の未来を信じる力が少しずつ使われ始めていることです。
共感とは、心のベクトルが同じ方向に向いているということです。同じ方向にベクトルが向いているのであれば、「足し算」や「掛け算」によって、よりよい明日が実現できるはずです!
長期投資の成果を測る数値化のデータ、および、運用コストの把握は大事なことです。でも、長期投資の醍醐味とは、デジタル化された数字だけでは測れない、アナログ的な価値を「体感」することです。
自分の将来の安心安全はもちろんのこと、みんなと一緒に「今日よりも、よい明日」を目指すことに価値があると思いませんか?