アフターコロナの会社の存在意義とは

おはようございます。四連休はいかがお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

私は、ほぼ予定が入っていないので、来週以降の講演資料の準備や締め切りがある複数の連載記事の執筆に当てています。が、予定通りに、なかなか事が進まないですね…w

さて、年末に向けて「銀行員のための『論語と算盤』とSDGs(仮)」という書籍企画の執筆の準備のために先週からご厚意いただいている地域金融機関の経営トップの方々に取材をお願いしています。

やはり色々とお話をお伺いしたり、意見交換すると色々なアイデアが浮かんできて、とても参考になります。いままでの対話の中で、これは良い!と思ったことをひとつご紹介させていただきます。

めぶきフィナンシャルグループの小野訓啓さんから頂戴したアイデアです。小野さんは(コモンズ30ファンドの取り扱いでお世話になっている)足利銀行の取締役の在任中に、私が主宰している『論語と算盤』経営塾の塾生になっていただいたご縁からお付き合いをいただいている方ですが、フットワークが軽くて知的好奇心が豊かな銀行マンです。

取材インタビューの内容は、アフター・コロナのこれからの地域金融機関の有り方について色々とお考えを賜りましたが、その最後の一言に小野さんがご指摘されたお考えが最も印象的でした。小野さんから「是非、使っていただきたい」ということなので、お言葉に甘えて、ご紹介したいと思います。

アフターコロナの会社は以下になります。


つまり

ですね。

ということは、、、この二つを合わせると

になります。

アフターコロナの(地域金融機関のみならず)会社の存在意義とは何か。それは「付き添う」こと。素晴らしいです!

株主資本主義からステークホルダー資本主義へという意識が欧米社会でも広まっている現在、確かに会社の存在とは、株主のみならず、社員、取引先、顧客、そして、もちろん社会や環境などと付き添うことが大事になります。

まさにコロナ禍を経て、社会が求めている会社の存在意義とはACCOMPANY(付き添う)ことで、よりよい人間社会を共創することだと思います。

会社の存在意義とは20世紀モデルであった「利益最大化」から21世紀モデルである「価値最大化」へと意識が高まっています。これが現在の時代の先進的な潮流だと思います。「付き添う」存在は、大事な価値を提供していることに間違いありません。

小野さん、素敵な示唆をいただき、どうもありがとうございました!