意外に大事なお金の置き場所
2017年9月27日水曜日
こんにちは、福本です。皆さん、お金の”置き場所”についてしっかり考えたことってあるでしょうか。
え?それってタンス預金とか銀行とかのこと?
はい、遠からずなのですが、”何に”(=例えば現金なのか、株なのか、債券なのか、など)お金をかえておくか、ではなく、“どこに”(=課税口座なのか非課税口座なのか、はたまた年金資産なのか、など)お金を置くか、ということです。
これは、私たちも大変お世話になっているI-Oウェルスの岡本さんがもともと紹介されていた考え方で、「アセット・ロケーション」というようです。
似た言葉に、「アセット・アロケーション」というものがありますが、これは「資産配分」などと訳されたりして、自身や家族の資産計画やリスク許容度に併せて、現金、株、債券などの配分を決めて運用することです。
長期でのパフォーマンスはこの資産配分次第で決まる、とも言われています。
これに対し、「アセット・ロケーション」つまり、”資産の置き場所”も長期的な資産形成においては重要な要素ということなのです。
2014年にスタートしたNISA(少額投資非課税制度)、
2016年よりスタートしたジュニアNISA、iDeCo(個人型確定拠出年金)、
そして2018年よりスタートするつみたてNISA、
近年様々な税制メリットを持つ制度がスタートしています。
※ちなみにNISAとつみたてNISAは選択性です
それぞれ制約はあるものの、長期での資産形成においては活用しない手はない、国が堂々と非課税を認めた制度です。
これまで資産運用というのは、株でも債券でも投信でも利益に対して一律に20%課税されるというものだったのが、”お金の置き場所”によって税が免除される。最終的な効果がずいぶん変わってくるものになりました。
特に2018年からスタートするつみたてNISAは、年間の投資額は40万円に限られるものの、最大で20年間非課税になります。また、iDeCoは60才まで引出不可ですから、年齢によってはさらに長く非課税で運用できることになります。
このように、長期に亘って非課税メリットを享受できる制度を最大限に活用するにはどうしたらよいか。そこに、この「アセット・ロケーション」という考え方が重要になるのです。
一般的に、リスク(ブレ)が高いものほど、長期で保有すれば高いリターンが期待できます。であれば、長期の資産形成を前提とした非課税口座でこうしたリスクは高いけれども期待リターンも高い商品(=株式や株式投信)を保有し、課税口座では、預金や債券、または、短期的に換金するかもしれない資産などを保有する方が、断然運用効率が上がるというわけです。
(下記はイメージ図)
課税口座の中でバランスを考えて債券と株を保有したり、はたまた長期で非課税で運用できるiDeCoでも預金と株式ファンドに分けて投資をしてしまったりしませんか?これはとてももったいないですね。
お金の置き場所(ロケーション)それぞれの特性を活かして、資産の配分(アロケーション)を決めることが運用の効果を高める重要なポイントになりそうです。
将来に向けて、じっくりゆっくり殖やしていく資産は、「お金の置き場所は非課税口座」で「なるべく期待リターンの高い株式や株式投信を活用する」のが正解。その際に、私たちの商品がお手伝いできたら本当に嬉しいです。
渋澤と伊井がコモンズを創業したとき、本当の意味での長期の資産づくりを応援するファンドを作りたいという想いが原点にありました。約10年経って、まさにその想いを制度が後押ししてくれる時代になりました。
より多くの方の長期の資産づくりに、コモンズ30ファンドをご利用いただけるよう、私たちも益々がんばっていきたいと思っています。
金融庁主催つみたてNISAフェスティバルに参加してきました! |