「SDGs」と「論語と算盤」
おはようございます。渋澤健です。昨日は波浪注意報が流れていた北陸へ。金沢でSDGsジャーナルが主催するセミナーでSDGsと「論語と算盤」について講演させていただきました。
SDGs(Sustainable Development Goals)とは2015年に国連総会で満場一致で採択された持続的な開発目標です。「誰一人取り残さない」という壮大な人類の共通目標であり、それを達成するために17のゴールに169のターゲットが提示されているという構成になります。
「初めて聞いた」という方々が多いと思いますが、この数年間でかなり認知度が日本社会で高まってきていると感じていて、地方の中小企業や若手の間でもSDGsに高い関心を持っている方々が多いです。
一方、「論語と算盤」とは「日本の資本主義の父」と云われる渋沢栄一の思想です。今までは、「道徳経済合一説」=倫理的資本主義という解釈が定説でしたが、私は「論語と算盤」の現代意義はサステナビリティであると思っています。
サステナビリティのために「算盤」は不可欠です。でも、「算盤」だけを見つめているとつまずいてしまうかもしれない。また、世の中が著しく変化している最中に「論語」しか読まない場合でもサステナビリティが問われます。
コモンズ投信を設立した理念に「世代を超える投資」を日本社会へ提供したいと思いまいした。まさに、サステナビリティです。最近、「人生100年に2000万円を用意しなければならないなんて、けしからん」という騒動がマスコミの煽りによって炎上しましたが、コモンズ投信に共感していただいている「お仲間」たちは不思議に思っているでしょう。なぜ、大騒ぎしているのか。
「今日よりも、よい明日」とは与えられるものではなく、みずから創っていくサステナブルな未来。それは一人(ME)でできることではないので、みんな(WE)の力を合わせて実現すること。そのような仲間たちが集まるのがコモン・グラウンド(共有地)、コモンズ投信の社名の由来です。
金沢には、また7月27日(土)にコモンズ10周年感謝の集いに参ります!ぜひ、また、大勢の皆さんとご一緒したいです。どうぞよろしくお願いいたします!