定年退職後に向けて1億円を蓄えたいですか

おはようございます。渋澤健です。西日本から東海の各地での皆さま、豪雨でご心労いかばりとお察し申し上げます。速やかに収束しますようお祈り致しております。

さて、日曜日の日経ヴェリタスの「Econo Graphics」に、ちょっと衝撃を受けました。


定年退職後に向けて準備している国民の意識が、日本が最下位という調査結果です。

最上位が、インド、中国、ブラジル。 国からの制度が整っていないということが背景にあるのかもしれません。

でも、逆に日本は国民年金、厚生年金保険に加え、iDeCoNISAつみたてNISAなど老後の生活のために様々な制度が用意されています。年金制度のラインアップが豊富なのに、国民の意識が低いことは、残念なことだと思います。

恐らく、大勢の日本人が「ない病」に陥っているのではないかと思います。
・お金がない
・時間がない
・関心がない

でも、普通に仕事しているのであれば、月に数千円、数万円の余裕資金があると思います。それを月次に積み立てる意識があれば、「お金がない」は問題になりません。

確かに、色々と忙しい日々を過ごしています。将来のための長期投資の口座開設するには時間がないと感じるかもしれません。でも、自分が与えらえた時間は、常に過ぎ去っていきます。だったら、まだ余裕がある「今」から、将来のための準備を始めた方が良いことは明らかです。

今は関心がないかもしれません。でも、将来。。。
自分の定年退職のときに、、、あ~・・・あの時に資産形成を積み立てておければよかった。。。と思うことを想像すると悔しくありませんか。

20代、30代、40代の皆さんに対して、断言します。
ゼッタイにつみたて投資をした方が良いです。それは、コモンズ投信でなくても良いです。実施していただくことが何より大事です。20年後、30年後、40年後のみなさんは、やっていて良かった~という声を上げていると思います。

もちろん、私と同年代の50代、そして60代、70代、80代、90代でもつみたて投資を実施していただくことに、何も問題ありません。つみたて投資は時間軸の分散投資です。「未来を信じる力」さえあれば、年齢問わず、つみたて投資を実践できます。

仮に、毎月3万3333円のつみたて投資を実践したとしましょう。およそ年40万円です。

そして、仮に、毎年8%の運用利回りが実現できたとしましょう。(これは、約束ではないですが、世界の株式市場の運用成果は長期的に約8%ぐらいであり、コーポレート・ガバナンスなどで企業にROE=8%を求めているということは、株主の期待リターン、すなわち、これぐらいの収益が毎年あれば良いな~という水準です。)

それが、毎年、40年間続いたとしましょう。仮に。

40年後にいくらになると思いますか?

年40万円X40年ですから、1600万円以上になることは明らかですね。。。。

答えは。。。。。

1億1600万円です。

実は、時間さえかけて積み立てすれば、誰でも1億円の資産形成は不可能ではないのです!

なのに、なぜ、日本が定年退職後に向けた準備が最下位なのでしょうか。