気づいたらコモンズのやり方が業界のセンターに

おはようございます。渋澤健です。梅雨明けになった地域も多く、これから暑くなりそうですね!どうぞご自愛ください。

さて、土曜日の日本経済新聞の朝刊の一面トップ記事に目が留まりました。


長期投資、つみたて投資が、全国紙朝刊のトップ記事扱いされるとは、コモンズ30ファンドを設定した10年前では考えられない、記念すべき瞬間だと感動しました。

その時、コモンズ投信は業界の端っこにいました。長期的な日本株式ファンドを立ち上げるなんて、それも、販売会社・運用会社の目先の収益にならない積み立て投資を中心に事業を展開することに、「偉いですねぇ」と業界から言われました。(決して、褒め言葉ではなかったと思いますw。)

でも、気がついたら時代の流れで、我々のスタンスが変わることはなかったのですが、業界がシフトしていて、自分たちのやり方は中心的な存在になっていました。まだまだ微力な存在ですが、王道をつらぬいたことで、市民権を得たということは確かだと思います。

それは、日本全国からの消費者(一般個人の長期投資家)が評価してくださり、求めてくださったからです。心より御礼を申し上げます!

ちょうど同じ日に、コモンズのメンバーと伊井と私が地方を巡回する「コモンズ10周年感謝の集い」を金沢で開催する予定になっていました。

ファンドの説明も入れていますが、運用報告会という位置付けではなく、コモンズ投信誕生の由来、これまでの取り組み、「わたしたちがこれから創りたい未来」について、参加者と一緒に考えるような対話の場です。
それぞれの「今日よりも、よい明日」の可視化、そして行動に繋げることのお手伝いができることは、最も大切な感謝の気持ちの表明です。


「感謝の集い」は5月に大阪から始まり、その場で「創りたい未来」へのキーワードをたくさん出していただきました。
そして6月に広島で、三つの最も大切なと思うキーワードを選出していただきました。「健康」「教育」「働き方」です。

このバトンを受けていただいた金沢。伊井と私のトークセッションの前半を経て、後半のワークで、この三つのキーワードを深掘りしました。


参加された皆さんのワークを通じて私が感じたことは、すべてが長期投資につながっているということです。

「健康」:日常の習慣が大切。コツコツと積み立てる長期投資のように。

「教育」:自分の知っている「枠」の外側から新たな視点を呼び込む、長期投資(INVEST)が自分の生活圏の「枠」の外側から様々な価値を呼び込むように。つまり、成長のためです。

「働き方」:「働かされている」のではなく、「働いている」ことが大事。つまり、自己実現や成長やつながりや感謝のため。(ご参考:前野隆司先生の「幸福論」)これは、まさに長期投資です!

ご遠方からかけつけてくださったコモンズのお仲間にも恵まれた金沢。どうもありがとうございました! バトンは9月15日に仙台へと渡される予定です。どうぞよろしくお願いいたします!