コモンズ君のつみたてデビュー物語<続編>~2000万、どうやって貯める?!~

コモンズ君のつみたてデビュー物語<続編>
2000万、どうやって貯める?!


コモンズ君
サラリーマン、30代。2児の父。犬一匹。
資産づくり初心者。2年ほど前につみたてを始めた。
ミホ福本
コモンズ投信マーケティング部。妙齢。



コモンズ君:お久しぶりです!ミホ福本さん。最近、「2000万円問題」がどうも世を騒がせているようで、僕も気になっています・・・

ミホ福本:そうですよね、最近お問い合わせも増えています。2000万円という数字が一人歩きしたことは残念ですが、これをきっかけに自身や家族の資産形成に目を向けてくださる方が増えたらいいなと思っています。

コモンズ君:なるほど。ただ実際のところ、2000万ってちょっとイメージできない金額なので、2年前からはじめた積立だけで足りるのか心配になってきました。
(※コモンズ君は2017年4月から積立をはじめました

ミホ福本:そうですよね。コモンズ君は、お子さんの教育費を作りたいと、まずは月1万円(コモンズ30ファンド5,000円とザ・2020ビジョン5,000円)から積立を始めたんでしたね。

コモンズ君:はい、最近は慣れてきてあまり値動きを気にしなくなりました。始めて2年とちょっと。最初の1年半はずっとプラスが続いていましたが、昨年大きく下がった秋以降から、マイナスに。今もそれぞれのファンドで数千円のマイナスになっているという感じです。
※コモンズ君は2017年4月買付より毎月5000円ずつの積立をスタート。2019年6月買付分までで、コモンズ30ファンドが累計135,000円分の買付に対し、8,638円のマイナス(▲6.4%)、ザ・2020ビジョンは、累計135,000円分の買付に対し、3,421円のマイナス(▲2.6%)となっています。

ミホ福本:でもあまり気にされていないようですね。

コモンズ君:はい、今はまだ長い積立期間の最初のうちだと思っていますし、下がっているときほど口数が買えるということも実感するようになってきました。これからに期待しています。

ミホ福本:積立の効果や意義をきちんと理解していただいて嬉しいです。




コモンズ君:ただ、先ほども話したように、ではこのまま積立を続けて、本当に目標の金額に届くのか、というのはちょっと心配になってきました。
こどもが3歳のときから積立を始めたんですが、こどもが18歳つまり大学に入るまでに500万円は貯めたいな、と。

ミホ福本:なるほど、ちょうど大学の学費4年分くらいの金額を目標としたのですね。

コモンズ君:そうです。まずは経験と思って自分に無理のない範囲の金額で始めたのですが、月1万円の積立だと、単純計算でも15年で180万。それを500万にしたいというのはさすがに無理があることに気づきまして・・・

ミホ福本:確かにそうですね。もちろん、コモンズで運用している分だけではなく、貯蓄児童手当(※)を活用しながらというのもありますが、もう少し具体的なシミュレーションをしてみるといいかもしれませんね。

コモンズ君:お願いします。

ミホ福本:図1のグラフは、コモンズ30ファンドの過去5年の実績のリターン(年率)をつかって、積み立てる年数に応じて、毎月いくら積み立てれば500万になるのかをシミュレーションしたものです。
(2019年6月末時点で、コモンズ30ファンド(分配金再投資基準価額)の5年年率リターンは7.4%となっています) 
<図1>500万作るのに必要な毎月の積立額

ミホ福本:そうすると、これまでの実績で今後も運用できたとして、15年あれば、毎月1万5100円の積立をすれば、500万円に到達できるということになります。実際はすでに2年3ヶ月経過していますから、経過した部分については別に手当をしないといけないということになりますが。

コモンズ君:なるほど、毎月5,000円ほど足りないということですね。

ミホ福本:そうですね、でもあくまでシミュレーション上の話です。また、ザ・2020ビジョンの過去5年の年率リターンは6.3%とコモンズ30ファンドより下がりますから、この2つのファンドを利用する場合はもう少し金額を増やす必要があるかもしれません。

コモンズ君:そのように計算するのですね。わかりました、検討してみます。

ミホ福本:たとえば先ほどお伝えしたように、児童手当てを運用資金として活用する手もあります。

コモンズ君:そうですね、口座に入ってきてそのまま支出に回ってしまっていたりするので、そういうお金を活用するのはありですね!

ミホ福本:ぜひ検討してみてください。

コモンズ君:では、では!こどもの将来だけではなく、自分たちの老後も、話題になっている2000万円のように、目安の金額を設定して同じようにシミュレーションできますか?

ミホ福本:できますよ、2つのパターンをご紹介しますね。
ひとつは、先ほど同様、コモンズ30ファンドのリターンを活用して、2000万円用意するとして積み立てる年数ごとでみた、毎月の積立額のシミュレーションです<図2>。

<図2>2000万作るのに必要な毎月積立額

10年で2000万貯めようとすると、年率7.4%のリターンでも毎月の積立額は11万2100円も必要になります。20年なら、3万6200円、30年なら1万5000円です。
時間が強い味方になってくれることがわかりますね。

次に、毎月の積立金額を1万円、2万円、3万円として、10年、20年、30年という期間で2000万円にするには、どれくらいの利回りが必要なのか、というシミュレーションです。<図3><図4><図5>

<図3>2000万円を作るのに必要なリターン(毎月1万積立)

<図4>2000万円を作るのに必要なリターン(毎月2万積立)

<図5>2000万円を作るのに必要なリターン(毎月3万積立)

ミホ福本:例えば<図3>のグラフの毎月1万円の場合は、30年の積立でも年率9.4%のリターンが必要になります。これは相当難しいですね。<図4>の毎月2万円で30年なら6%、<図5>の毎月3万円で30年なら3.8%とこのあたりはかなり現実的になってきます。

あくまでシミュレーションですが、こうして見ると、時間を味方につけるというのが何より大事なのがおわかりいただけると思います。

コモンズ君:確かに。あまり具体的なイメージを持ってはいませんでしたが、これを機会に「いつまでにいくら貯めたいか」ということを家族と相談しながら、逆算して、毎月いくら積み立てるのかを決める必要があることがわかりました。

ミホ福本ただ貯めるだけでは難しいこともわかりますよね。毎月3万円30年、ただためるだけなら1080万円にしかなりません。でもこれを4%程度で運用できればほぼ倍になるわけですから。
自分で金額や利回りを変更しながらシミュレーションできるサイトもありますからぜひ活用してみてください。

コモンズ君:ありがとうございました。これからも地道に積立を続けていこうと思います。


ミホ福本:私たちもコモンズ君の資産作りのパートナーとして全力で運用していきます!一緒にがんばりましょう!



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コモンズ君のつみたてデビュー物語【上】 【中】 【下】


(※)児童の年齢や出生順に応じて受け取れる手当の金額は以下のとおり。
支給対象児童
1人あたり月額
0歳~3歳未満
15,000円(一律)
3歳~小学校修了前
10,000
(第3子以降は15,000
中学生
10,000円(一律)
所得制限世帯
5,000
※ 「第3子以降」とは、高校卒業まで(18歳の誕生日後の最初の3月31日まで)の養育しているお子さんのうち、3番目以降を指す。


※本文中のファンドの投資パフォーマンスは、過去一定期間における実績を示したものであり、将来の運用成果を予想、あるいは保証するものではありません。
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