ここが大事!長期的なつみたて投資の運用損益の目標

おはようございます。渋澤健です。

金融庁から広報を促されている「共通KPI」に加え、コモンズ投信が大事にしている長期的なつみたて投資の独自指標を発表しましたので、是非、ご覧ください。

【ポイント①】 つみたて口座の比率が高い
これは、コモンズ投信を創業し、10年前のファンド設定来からずっと提唱してきた「つみたて投資」のメッセージがコモンズのお仲間(受益者)に届いているということを示している大事な指標です。長期的な資産形成の成果をお届けするために、最も重要な指標と言っても過言ではなく、どのような市場環境でも常に高い水準を保つことに務めて参ります。


【ポイント②】運用損益の「共通KPI」はブレる。
去年の9月に発表された(昨年3月末時点)の「共通KPI」でコモンズ投信が97.7%であったことは新聞報道などで取り上げられ、うれしい出来事でした。ただ、下記の図でおわかりように、この「共通KPI」はブレるのです。かなり。


97.7%よりも高い時もあれば、今年の3月末のように、低いときもあります。

この「共通KPI」が高くなる理由は、ファンド数が厳選されていること。大手のように(販売促進のために)たくさんのラインアップを用意すればするほど不利になる「共通KPI」です。また、厳選されたファンドが設定来の史上高値圏に推移していれば、当然ながら、この「共通KPI」は100%へと近づきます。

でも、ファンドが常に高値圏に推移していることは現実的ではありません。だから、実は、この「共通KPI」だけで良し悪しを判断することはお勧めできません。

【ポイント③】ここが大事!長期的なつみたて投資の運用損益
ファンドは常に高値圏に推移している訳ではない。だからこそ、つみたて投資の効果が活きてくるのです! 定期・定額でファンドを購入するのがつみたて投資ではファンドの時価総額(価格)が下がる局面は、むしろ長期的なスタンスでは好機です。だって、同じ金額でもっと口数(個数)が買えるからです。

コモンズ投信が運用するファンドに5年間以上、つみたて投資を実施していたら、、、その結果が下記になります。ほぼ全員のお仲間が利益になっています。


このグラフの損益にはつみたてを5年以上継続している人が株式市場などのタイミングを狙うスポット(一括購入)した分も含まれています。

もちろん、このつみたて投資の成果は過去の実績であり、これからのコモンズ投信の運用を保証するものではありません。けれども、長期的にコツコツとコモンズ投信つみたて投資を実施すること、そして、大事なのは、既に初めている人が継続することのメリットのご参考としていただければうれしいです。