今週、再確認できたこと
2016年1月22日金曜日
一週間、お疲れ様でした。
コモンズ投信の会長の渋澤健です。
今週、印象的だったことがありました。それは、年初から株式、為替、原油市
場の怒涛な下落が続いたことではありません。むしろ、私の記憶に強く印象
を残したのは、市場の大荒れ最中の笑顔でした。
一昨日の「くつろぎBAR」には25歳から65歳の男女の方々が集まってくだ
さり、コモンズ投信の会議室が楽しく賑わいました。まさに「世代を超える投
資」を象徴しているシーンでした。岩手県の有志グループからお贈りくださっ
た美味しい日本酒で話に花が咲き、コモンズを通じて遠方同士の方々の想
いがつながることは本当にうれしいことです。
株価の動向を心配して顔が曇っている表情や文句はありませんでした。雑
談をしながら、たまにコモンズの運用について質問をいただき、それに真摯
にお答えすると笑顔が返ってきます。株式市場の下落に悔やむどころか、む
しろ、定時定額の積み立て投資によって、これから安くなった水準で投資残
高をコツコツと増やせるという期待感もありました。素晴らしい長期投資の姿
勢だと思います。
極論を言うと、お金を増やすために私は伊井と仲間たちとコモンズ投信を創
業した訳ではありません。お金(現金)は、既に日本社会にたっぷりあります
から。
コモンズが日本全国でもっと増やしたいのは笑顔という大切な資産です。長
期投資を通じて笑顔を増やすには、不安に捕らわれず、「今日よりも、よい
明日」へ向かって、色々なことを互いから学び合い、想いを共有し、こつこつ
と未来を育む共振というアクションが必要です。
だから、私は皆さんのことを「受益者」や「お客さん」と呼ばないようにして、な
るべく「お仲間」と呼ばせていただいています。だって、他人ではなく、一緒に
笑顔が溢れる未来を育むために欠かせない存在ですから。笑顔がある未来
には、必ず資産が築かれています。
2月22日には、投資先の三菱商事をお招きして「統合レポート・ワークショッ
プ」を開催します。お仲間が、実際に統合レポートを手に持って「評価」して
発行元の企業に直接フィードバックするというコモンズ流のユニークなセミナ
ー・シリーズです。
また、今春に東京、大阪、名古屋で開催するコモンズ30ファンドの7周年セ
ミナーにご協力いただく企業が次々と手を挙げていただいているので、もうし
ばらくしたら告知ができます。
コモンズが投資する企業に勤めている役職員は、株価の動向に問わず、持
続的な価値創造に努めています。そして、コモンズのお仲間も同じ価値創造
に参加している大切な存在です。持続的な価値創造が実践できれば、長期
的に株価は自然について行きます。
1月18日でコモンズ30ファンドは7周年を迎え、いよいよ8年目の運用に
入りました。今まで、コモンズを支えてくださった、日本全国のお仲間に心よ
り御礼を申し上げます。未来への旅が始まることでワクワクしながら設定日
を迎えた当時、集まった金額は1億2千万円程度でした。全く、微力なスタ
ートでした。
ただ、7年の年月を経て、大勢のお仲間に支えられて、現在のコモンズ投信
が存在しています。まだまだ微力な存在で、これからやりたいことが山ほど
あります。しかし、微力は決して無力ではなく、お仲間の皆さんと共に行進す
れば、いずれ日本社会にインパクトを与える勢力になれます。