Photobook「自信がなくたって、いいんだ」

SEEDCap担当のうまごえです。
今日は久しぶりに、今年度応援先 認定NPO法人D×P(ディーピー)さんのお話です。

今年度応援先の今井紀明さんが代表を務める認定NPO法人D×Pは、昨年末、
支援する通信制高校に通う生徒たちによる写真集「自信がなくたって、いいんだ」
発行しました。




不登校や中退などの挫折経験や経済的困窮、複雑な家庭事情…
様々な事情を抱えた定時制や通信制高校に通う生徒たちが、
自分の将来に希望を持てないまま、
中退や進路未決定状態で卒業しています。

NPO法人D×Pは、「ひとりひとりの若者が自分の未来に希望を持てる社会」を
目指し、高校生が成功体験(自己肯定感)と社会関係資本(人と のつながり)を
獲得し、自分の将来に意欲を持てるようになるための様々なプログラムを提供しています。
例えば、社会人ボランティアと深く対話し自己開示しあう授業、学校を超えて
繋がりあうD×P部活動、親元を離れて働く経験をするインターンプログラム等。
現在、これらのプログラムの採用校は、大阪、京都、滋賀、札幌の公立を含む定時制
12校、通信制4校と広がっています。

今回のこの写真集たちは、D×Pが展開するメインプログラム「クレッシェンド」という
授業を通して誕生した「写真部」の生徒たちによる作品です。

フォトブックを制作した高校生のインタビュー記事が紹介されていますので、
是非ご覧ください。
(今年の春に写真展を開催したときのトークイベントの起こしです)。

ふだんは、制作活動をしているというよりは、毎月「写真部」に参加している生徒たちです。写真部の様子はこんな感じです!

フォトブックに高校生それぞれの言葉が掲載されているので、是非お手にとって読んでみてくださいね。最近作られました小さなオンラインショップから、ご購入いただくこともできます。是非のぞいてみてくださいね。
売り上げは、高校生たちの様々な活動資金として使われます。

またD×Pさんの活動がとってもわかりやすくまとめられた2014年活動報告書も是非お読みください。

今井さんからのメッセージ。

「ひといきには、高い壁を乗り越えることができないけれど、一歩、一歩、前に足を踏み出せたら。
きっと、見える景色は、昨日とは違ってくるはずだから。

踏みとどまっていた彼らが、一歩踏み出した成長の軌跡を、ぜひこのフォトブックで感じてください」
「写真が語る4つのストーリー」~通信性高校に通う生徒たちの挑戦~より


若者たちが、転んだって何度でも起き上れる社会を目指して、
引き続きみなさまの応援、お願いいたします!