希望を持ち続けられる長期投資



おはようございます。 渋澤健です。 週末の東京では突風が吹いていましたが、ワシントンDCでも、かなりの突風が吹きましたね。

大統領就任式におけるトランプ氏の「Make America Great Again」の演説を聞きました。新大統領が就任式で、今までの政府の方針に変革を表明して、主役は国民なんだという感情に訴えることは当たり前のことなので、まァ~こんなものかなと思いながら聞きました。ただ、「America First」だけで、本当にAmericaがGreatになれるのかという疑問が残ります。


ふと、ではオバマさんが8年前いに大統領に新任したときに何を言ったか聞いてみました。 ちょうどコモンズ30ファンドが設定された翌日のことでした。

こちらでも、今までの政府の方針を改めて「Remake America」と訴えていました。 ただ、オバマさんのメッセージの方が、国民という主役の存在があるからこそAmericaはGreatな国なんだというメッセージが伝わってきました。就任式の熱狂ぶりも、演説を聞かなくても、参加者の数の違いでわかります。



両氏ともどもアメリカ人の誇りを取り戻したいという意思表明ですが、トランプさんのメッセージには怒りや焦りを感じるのと比べて、オバマさんのメッセージには希望を感じます。 ただ、その希望に応えきれなかったところもあったので、8年後にトランプ大統領が登場したとものいえるでしょう。

8年前に、同じように希望を掲げて世にローンチしたコモンズ30ファンド。その後、色んなことが起こりました。

全ての希望は応えられなかったかもしれませんが、長期投資を託してくださった大勢の方々へ平均的なアクティブファンドあるいはインデックスファンドと比べてリターンが高い・リスク(価格の変動)が低い運用実績をお届けすることができました。また、積み立て投資、対話型投資など金融業界の変革に少なからず良い影響を与えることもできた自負しています。

世界秩序が著しく変化している現在の世の中で、当然ながら今後の市場展開の予期は不可能です。ただ、そこで、怒りや焦りではなく、希望を持ち続けられる。そのような長期投資にコモンズは努めます!