【社会起業家フォーラム】なぜ走り続けるのか。

みなさん、こんにちは。
社会起業家フォーラム担当の馬越です。

このフォーラムを開催していくと、必ずアンケートなどで「過去の登壇者さんたちは今、どうされていますか?」という質問をいただきます。
そんなご要望にお応えすべく、今週末の社会起業家フォーラムに向けてコモンズ投信のFacebookなどで、過去の登壇者さんたちの現在の表情などをご紹介しています。

そして、そんな中、ひとりの登壇者OBがアタカマ砂漠マラソンを走り抜けていました。
7日間で標高2000-3000メートル級の山々、250kmを走るチャレンジ。
残念ながら、レース終盤での無念の離脱となりましたが、そのリーダーの「がんばり」に多くの人たちが心を動かされました。

そのリーダーとは、今井紀明さん。
第5回フォーラム登壇者であり、第6回コモンズSEEDCap応援先となった人物です。
彼は、しんどさを抱えた高校生が自分の将来に希望を持てるようになるための取り組みをしている認定NPO法人DxP (ディーピー)の理事長。
そしてDxPは通信制高校生へのキャリア教育プログラムや、チャレンジプログラムを提供しています。
彼はなぜ、日本から遠く離れた地での「超過酷な」レースにチャレンジするのか。
わたしは改めて想いを馳せます。

今年で10回目を迎えるコモンズ社会起業家フォーラム。
今井さんの心身の限界に挑む過酷なレースとは比べようもないと思うのですが、どこか重なってしまう想いがあります。

私は社会起業家フォーラムを毎年開催していくこともまた、ひとつの挑戦であったように思うのです。

10年前誕生した当時、コモンズ投信という無名で小さな会社が、11人の社会起業家を世の中に紹介していこうという挑戦。
寄付のしくみSEEDCapという新しい金融のあり方を育てていこうという挑戦。
時にはたったひとりで走っているような、また、不慣れな土地で走っているようなそんな心細さを覚えたことも少なくありませんでした。
走ることの意義を改めて考えさせるような場面に出会ったこともあります。

ただ走り続けていると、見えてくる風景がある。
見えなかったものが見えてくる瞬間がある。
そして気が付きます。
いつの間にか、一緒に走ってくれている人たちの存在を。
継続していくことで、何か大切なものが確実に育っていくことを。

社会起業家の方々との関係は深まり、そして、互いに未来に向かって新しい繋がりを生み出せるようになりました。

そして10回目を迎える今回、社内外に協力者が増えました。
より多くの人たちにこのフォーラムのエッセンスを届けたいと、参加者の方自身が周囲の方をお誘いくださったり、「何かお手伝いできることはありますか?」とお声をかけてくださったり。
そして何より、参加を楽しみに申込みくださった方の数は350名を超え、この数はフォーラム史上初となります。

今井さんは自分の「がんばり」を若い人たちに届けたいと思っています。
「大人のがんばり」を若い人たちの希望に繋げたいと思って走り続けます。
そして「コモンズ社会起業家フォーラム」というイベントもまた、「大人たちのがんばり」を支える場となるべく、わたしたちコモンズ投信も走り続けます。

「未来を信じて頑張る人たちが繋がり合う場 Common Ground」まで後4日。
準備は佳境。文字通り、当日までスタッフ一同走り続けます。

来る10月14日(日)午後、いよいよ、第10回コモンズ投信社会起業家フォーラム開催。
みなさまのご参加を、11人の社会起業家、スタッフ一同で、心よりお待ちしております。

日時 :2018年10月14日(日)14:00~17:00
会場 :文京学院大学 本郷キャンパス 仁愛ホール
    東京メトロ南北線「東大前」駅下車2番出口 徒歩0分
    東京都文京区向丘1-19-1
定員 :500名
資料費:1000円(コモンズ投信のファンドの受益者、学生 無料)

お申込み・詳細は下記リンク先よりご確認ください。
◆◆第10回コモンズ社会起業家フォーラム 参加者募集中◆◆
■10月14日(日)14:00~17:00フォーラムの部
https://www.commons30.jp/seminars/detail/694
■10月14日(日)17:30~19:00懇親会の部
*定員に達したため、申込を締め切らせていただきました。

マラソン出発前の今井さんと都内のイベントで遭遇した時のショット!