アジアの世紀を実現するカギ


おはようございます。渋澤健です。今回の連休で秋の行楽を楽しまれた方々が多いと思います。私は土曜日の深夜にベトナムのホーチミンに入りました。「秋」という感じではなく、こちらでもこの季節では珍しい台風が現地に直撃するというタイミングでした。
  
Horasis Asia Meeting という国際会議に初めての参加していますが、世界経済フォーラム(ダボス会議)の事務局からスピンアウトしたFrank-Jurgen Richterさんが創設したグローバル・コミュニティのアジア版です。


全体の大型会議だけでなく複数の分科会(今回は6)を通じて様々な世界的課題について対話することが特長のようです。



また、この類の国際会議の魅力は、移動中に一緒になる、食事を取るときに一緒になる、セッションの間の立ち話でいっしょになる、などインフォーマルな場です。旧知との再会、そして、色々と面白い仕事に取り組んでいる新しい方々と知り合うことができます。この人とこの人をつなげたら何か化学反応が起こるかもなど良い刺激になります。

 ちょっとナイスなサプライズは日本人参加者が多いこと。中国人、韓国人より遥かに多く、ほば全部のセッションに日本人のスピーカーが入っています。

ただ、新興企業系が多く、残念ながら大企業はゼロでした。 来年のAsia Meetingの開催地は日本になる公算が高まっていますので、実現するようでしたら、大企業からの参加も期待したいですね。

私の役目は、本日のクロージング・セッションの全体会議のパネル、Realizing the Asian Centuryです。何を話そうか、考え中です・・・

たぶん、アジアの未来志向の参考のために、日本の過去の経験、150年前の近代化の「維新」について、ちょっと紹介しようと思います。

歴史では政治が注目されるが、
近代化を支えたのは経済力である。

政治は、過去の経緯に縛られる傾向があるが、
経済は、未来志向だ。

政治は、国境がある。けれども
経済は、ボーダーレスだ。

アジアの世紀を実現するカギは、民間力だ。

どうでしょうね。