ユニ・チャームの創業者の言葉
おはようございます。渋澤健です。先週、コモンズ30ファンドの投資先企業であるユニ・チャームの創業者の高原慶一朗さんのお別れ会に参列しました。没87歳でした。都内老舗ホテルの大会場で数千人の参列者が献花している花のステージの中央に飾ってある巨大な写真から、高原さんがすてきな笑顔で微笑んでいらっしゃいました。
喪主である高原豪久社長と最初にお会いしたのは今から30年ぐらい前。知人に誘われた飲み会でした。その時、ユニ・チャームの創業者の御曹司と知人が教えてくれましたが、当時では、その同い年の男性が日本を代表する名経営者になられるという先見力は私にはありませんでした。
それから、長年のブランクがありましたが、今から15年ぐらい前に、とある「論語と算盤」の勉強会で再会しました。その後、自分が立ち上げる長期投資のファンドに高原さんが経営される会社に投資させていただくという先見力が、またその時も欠けていました。2017年のコモンズ投信8周年イベントでは基調講演、そして、私との対談に登壇いただいています。
実は高原慶一朗さんとも財界文芸誌の「ほほづゑ」の同人として、ちょっとご縁がつながっていた時期がありました。ただ、数年前に退会されていて、同誌で私が担当している対談でお話をじっくりとお伺いする機会を逃してしまい、とても残念です。
お別れ会で献花を経て高原豪久さんとご挨拶を交わしてから、ご案内された別の大会場には高原慶一朗さんが残された言葉が大きな展示で紹介されていました。
言葉が、熱いです。
そして、このように創業者の熱い言葉を大切にしながらも、時代や事業環境の変化に応じて新天地を拓いていく会社は、良い会社だなぁと感銘を受けました。
これからの、ますますのご進展に期待しています!