コモンズ30ファンドはESGファンド?


皆さん、こんにちは。

コモンズ投信 伊井です。

まずは、この度の九州や長野、岐阜などでの集中豪雨で被害にあわれた方に心よりお見舞い申し上げます。

ESGという言葉を見聞きする機会は、この数年多くなっていることと思います。
運用の世界でもESG投資が重要と言われるようになってきました。
具体的には、単に決算などの財務情報を分析しての投資ではなく、
E」=環境(Environmentでは、地球温暖化につながる二酸化炭素の排出量を抑える努力をしているのか、事業が地球環境の破壊につながっていないか、再生可能エネルギーへの関心は高いかなどを確認、
S」=社会(Socialでは、労働環境の改善をしているか、人権問題はないか、女性活躍を推進しているか、地域社会への貢献をしているのかなどを確認、
G」=ガバナンス(Governanceでは、経営の透明性、多様な価値観、企業不祥事が起こらない仕組みなどを確認、することで、本当にいい会社を選ぶことが結果として投資のリターンにもつながる、との考え方です。

さて、先般、コモンズ30ファンドが、こうしたESGの評価が高い企業を多く組み入れているとのことで、ESGスコア1位の投資信託になったという記事が日本経済新聞電子版に掲載されました。



ドイツのESG評価会社のデータをもとにランキングされたものですが、さらに分析結果としてESGスコアの高いファンドは市場平均よりも運用成績がよい、という結果になっているとの内容でした。

コモンズ30ファンドは、「30年目線で、30社程度への厳選投資を行い、企業との対話を大切にする」ファンドであり、ESGを標ぼうしたファンドではありません。

しかし、30年という超長期の時間軸で企業の実力を評価するときには、ESGの要素は当たり前のように分析項目に入ります。

こうして改めて外部機関の評価で、ESGの評価が高い企業で構成されている投資信託となったことは、これまでの10年を超える当社の投資プロセスや結果に、一定の評価がもらえたことでもあり、私たちにとりましても嬉しいニュースとなりました。

今回のコロナ禍での投資先企業各社の取組みを見ても、単に自社の利益だけを追求せず、お客さま、社員、地域社会にも配慮した行動が数多く見られました。

今後もこうした各社の取組みを、しっかりと皆さまにお伝えしていきたいと思います。
引き続き、ご期待ください!