「つみたてNISA」による国民の意思表明

おはようございます。土曜日にパシフィコ横浜で開催された楽天証券の「新春講演会2018」に草食投資隊がパネルディスカッションに招かれました。去年は3500人ぐらいが来場した大イベントですが、年初からの株式相場の地合いが影響しているのでしょう。今年は、去年を上回る勢いだったようです。活況に溢れていました。


ただ、「つみたてNISA」の口座を開設しているかというパネルからお問いかけに挙がった手は疎らでした。大ホールだったので、手を挙げることを躊躇された方々もいらっしゃったでしょうが、それでも、全体の1割程度でしょうか。

つみたてNISA」は、今まで貯金だけに頼っている個人に投資の実践によって長期的な資産形成を始めていただく、最適なきっかけづくりだと思います。今回の講演会に来場されている方々は既に株式投資を実践しているので、税優遇の金額が少額であるということに魅力を感じないのかもしれません。

でも、年間40万を現在の制度期間である20年間積み立てると元本は800万円になります。投資ですから、結果は確実なものではありませんが、その元本が倍増しているシナリオも十分ありえます。

現在の年齢から20年後の自分の暮らしを想像して、そのときに、それくらいの金額が無税で手元にあると創造すると、ちょっとした余裕を感じるはずです。月々3万3333円(およそ年40万円)という金額だけで味わえる将来へのワクワク感はビギナーであろうが、ベテランであろうが悪い話ではありません。

また、少額から始められ、数多くの投資の選択肢から長期投資に適切であろうという「お墨付き」を金融庁からいただいた投資信託が「つみたてNISA」の対象となっています。誰でも始められることが「つみたてNISA」のメリットです。

誰でも始められるので、そういう意味では日本全国の成人のほぼ全員が参加できるのが「つみたてNISA」です。もし、ほぼ全ての日本人の成人が「つみたてNISA」を実践しているのであれば、それは国民の総意の意思表明になります。

日本は民主主義の社会ですから、全国民の総意が反映されることは当たり前のことで、「つみたてNISA」の期間が20年から恒久化される、金額が増額される、未成年も対象になる等の現在の制度が改善することも実現できるはずです。

全国民が参加する「つみたてNISA」とはコモンズ投信の設立の想いである「今日よりも、良い明日」を共に創ることと完全に合致しています。コモンズ投信に直接開設していただいても、楽天證券など取り扱い金融機関でも大丈夫です。セゾン投信でもひふみ投信でももちろん良いです。大事なことは、日本全国の皆さんが「つみたてNISA」による長期投資に参加することです。

ぜひ、皆さん、将来の余裕を築く「つみたてNISA」を始めてください!