アジアの世紀を実現するカギ
おはようございます。渋澤健です。今回の連休で秋の行楽を楽しまれた方々が多いと思います。私は土曜日の深夜にベトナムのホーチミンに入りました。「秋」という感じではなく、こちらでもこの季節では珍しい台風が現地に直撃するというタイミングでした。
Horasis Asia Meeting という国際会議に初めての参加していますが、世界経済フォーラム(ダボス会議)の事務局からスピンアウトしたFrank-Jurgen Richterさんが創設したグローバル・コミュニティのアジア版です。
全体の大型会議だけでなく複数の分科会(今回は6つ)を通じて様々な世界的課題について対話することが特長のようです。
ただ、新興企業系が多く、残念ながら大企業はゼロでした。 来年のAsia Meetingの開催地は日本になる公算が高まっていますので、実現するようでしたら、大企業からの参加も期待したいですね。
私の役目は、本日のクロージング・セッションの全体会議のパネル、Realizing the Asian Centuryです。何を話そうか、考え中です・・・
たぶん、アジアの未来志向の参考のために、日本の過去の経験、150年前の近代化の「維新」について、ちょっと紹介しようと思います。
歴史では政治が注目されるが、
近代化を支えたのは経済力である。
歴史では政治が注目されるが、
近代化を支えたのは経済力である。
政治は、過去の経緯に縛られる傾向があるが、
経済は、未来志向だ。
政治は、国境がある。けれども
経済は、ボーダーレスだ。
アジアの世紀を実現するカギは、民間力だ。
どうでしょうね。
おもしろおかしく
こんにちは、福本です。イノベーションの側にはいつも、“はかる”技術がある。
11月21日、創業以来、“はかる”技術で成長を続けている堀場製作所さまをお迎えしコモンズ30塾統合レポートワークショップを開催いたしました。
投資先企業、コモンズ投信、そしてお仲間の皆さまとの「対話」の場として恒例となった当イベント。今回は、堀場製作所さまをお招きし、管理本部 経営管理部 IR担当副部長 上杉さまよりお話をいただきました。当イベントは、夏にびわこ工場でも開催しており、今回が2回目。
(堀場製作所 上杉さまのプレゼン内容はこちらからお読みいただけます)
堀場製作所の創業者は??(あれ?真ん中は・・) |
ご参加の皆様には事前にレポートにお目通し頂いた上でご参加をお願いするなど、まさに「対話による価値の共創」を目指す場とさせていただきました。
主に作成を担当された天井さん |
「とてもユニークな社是で、これを前面に出すことで、レポートとしても個性が出ている。その一方で、どのように“おもしろおかしく”が事業展開の中で活かされているかがわかりづらい」
「“おもしろおかしく”を体現するようなエピソードをもつ社員の方も沢山いらっしゃるはず。こうしたエピソードが盛り込まれているとより面白くなるのでは」
一方、完成度の高さについてはこちらも色々な切り口で評価をする声が多く挙がりました。
「紙質、量ともにとても良い。また、デザインも洗練され、アピールや理解を深める工夫が随所に感じられた。雑誌のように、読みたいところから読める工夫もされている」等。
「さらに言えば、文字の大きさへの配慮、色使い、若手・女性社員などの写真も多用するとよりよいものになるのではないか」。
3-4年前、これからは、電気自動車が急速に普及するといわれた頃、車の排ガス測定装置で高いシェアを持つ同社に対し、将来を悲観する声も多く届いたそうです。
しかし、そもそもの“はかる”ことへのニーズはなくなることはなく、そこに対して、同社はおもしろおかしくの精神で取り組んでこられました。
参加者からのお声を受け、上杉さまからは、皆さまからの視点はとても参考になります、とした上で、
「“おもしろおかしく“は概念なので、一人ひとり解釈違う。でも、それでいいと。
一人ひとりの“おもしろおかしく”を集めたのが『堀場製作所』であると思っています。」
というお話もいただきました。
また、最後には、担当アナリスト末山より
「“おもしろおかしく”というのは、加点主義ということだと理解しています。
コモンズ30ファンドが堀場製作所の特長と捉えている点は、グローバルで様々な高いシェアを持つ“はかる”製品があり、その背景には高い技術力があること。
こうした力がある会社ほど持続的な成長が可能になると考えています。
また、何より人を大事にしているということが堀場製作所さんの強みではないか。
そういう文化がしっかり育まれているので、またいい人が集まってくるという循環を生んでいるのではないかと思う。」
というお話をさせていただきました。
双方向の対話から生まれる「価値の共創」。
こうした場をこれからも大切に育んで参りたいと思います。
大事な数字は「79%」
おはようございます。渋澤健です。11月中旬を超えてくると、一気に年末が訪れる勢いになるでしょうね。
さて、株式市場では勢いが欠けてきて見通しが弱気の「ベア派」が増えてきたように思います。私も世界の株式市場は既に「ベア・マーケット」に入っている可能性が高いと思います。米長期金利が3%以上に推移している状態では、足元の業績がそれほど悪くなくても、株式市場の将来に対する成長への期待プレミアムがはげ落ちる調整の可能性が高まるからです。
「貿易戦争」もボディブローのように効いてくると思っていました。やはり、モノの動きが世界で抑制されれば、お金の流れも鈍くなります。関税による悪い物価高がある中、景気の見通しが良くなくても、中央銀行は金融緩和へ展開するのも難しくなります。財政懸念で長期金利が更に上昇するようでしたら、株式市場の更なる調整が必要になるでしょう。
でも、仮にこれからの数年間の株式市場の行方が芳しくなくても、つみたて投資を実践する長期投資家にとっては、チャンスが訪れることを示してくれます。短期的な視野の投資家が株式を手放す傾向が高まれば、長期投資家は良い会社の株式が安く仕込める可能性が高まるからです。そういう意味では、自分はこれからの展開にワクワクしています。
毎月、コツコツと月間の生計に無理がない範囲でつみたて投資を実践すれば、価格が安い局面ではより多くの口数を購入できる。これが、つみたて投資の特長です。
タイミングは、わかりません。しかし、これから長期的な目線でつみたて投資を実践すれば、必ず、安値圏で仕込める時が訪れます。短期筋が尻尾を巻いて退陣しているようなときです。
コモンズ投信が考える長期投資とは「未来を信じる力」です。一人ひとりのその「力」はたくさんなくても大丈夫。毎月、「未来を信じる力」をちょっぴりだけ、積み立てることによって、将来の資産を形成することができるからです。
一ヵ月ぐらい前の報道で、コモンズ投信の知名度が全国的に一気に広まったことは大変うれしいことです。今までなかったような勢いでコモンズ投信への口座開設の申し込みをいただいていることは本当にありがたいことです。けれども、利益がある顧客口座比率が「97.7%」という過去の結果だけを見て、スポット買い(一括購入)で同じような結果をこの数年間において求めることは控えていただいた方が良いと思います。
「97.7%」という結果を2018年3月末で達成できた理由は間違いなく、「79%」のおかげです。
これはコモンズ投信の直販口座でつみたて投資を実践してくださっている比率です。長年、つみたて投資にお付き合いいただいているコモンズ投信の「お仲間」の口座がプラスになっているという因果関係は顕著に表れています。数年間のお付き合いだけでは同じような結果が出ない可能性があると思います。
「97.7%」という数字は市場環境によって上下します。しかし、どのような市場環境でも「79%」という数字は維持したい。そのような意気込みがあります。どうぞコツコツと積み立てるコモンズ投信の長期投資に末永くお付き合いください!
あなたのお母さんに薦めたい投信は?
こんにちは、福本です。11月18日、マネーフォワード主催の「お金のEXPO2018」が開催され、日本初の試みとなった
アクティブファンドピッチコンテストにて、「コモンズ30ファンド」が優勝いたしました!
マネーフォワード社長辻様より優勝の盾を受け取る伊井さん |
「長期・つみたて・分散」が資産づくり(資産形成)の王道ですが、一方で、運用のパッシブ化(世界的な潮流として、パッシブ運用への偏重が起きていること=パッシブとは、市場平均に連動する運用)が進んでいます。
悪いことではないのですが、単に市場に連動するパッシブ(インデックス)ファンドには”個性”がありませんから、資産づくりにおいて大切な「継続」ということについては意義を見出しにくいという弱点も出てくるのです。
アクティブファンドは、いつも私たちもお伝えしていますが、その哲学や運用者の顔が見えることで、運用リターンだけではない、プラスアルファを受益者の方にお返しできると思っています。
私たちもパッシブ偏重という潮流へのもどかしさを感じていましたし、アクティブファンドならではの魅力をより多くの方に伝えたいという想いを持っていましたから、マネーフォワードさんから
「新しい切り口でアクティブファンドの魅力をお伝えするイベントをやるのでぜひ参加してください!」というお話をいただいた時、いの一番で、「参加させてください」とお伝えししました。
「新しい切り口でアクティブファンドの魅力をお伝えするイベントをやるのでぜひ参加してください!」というお話をいただいた時、いの一番で、「参加させてください」とお伝えししました。
コンテストは、6つのアクティブファンドの運用者が”7分”という時間で魅力を伝えるという内容です。
また、司会のマネーフォワード取締役兼Fintech研究所長瀧さまからは、冒頭、こんな説明がありました。
「昨今、FD宣言=顧客本位の業務運営というものがありますが、それになぞらえて今回のコンテストを言い換えると
お母さんに持ってもらいたい、薦めたい投信は?
ということになると思います。ぜひ、そういった観点で見てみてください」と。
なるほど言い得て妙だなと深く感心しました。
そうした経緯からスタートした本イベントですが、伊井は満を持して?最後に登壇。
しっかり会場の心を掴み、見事優勝させていただくことができました。
(参加者の投票によってその場で優勝者が決まる仕組みです)
さてさてどんなプレゼンで優勝したのか。
お楽しみはマネーフォワードさんからのレポートにて改めてご紹介します。
私たちがいつもお伝えしている哲学、そして想い、それが多くの方にも伝わったことが何より嬉しかったです。
こうした機会を作ってくださったマネーフォワードさんに改めて感謝申し上げます。
これからも、変わらず、アクティブファンドの神髄を追求していかねば、と肝に銘じた次第です。
投信業界の「革命」を促す独立系
おはようございます。渋澤健です。先週、講演で初めて山口県萩市に訪れ、多くの明治維新を先導した人材を輩出したことで知られている松下村塾を見学しました。
現在は、市内の松陰神社へ移築されていますが、ちょっと山を登った元々建っていたところにもご案内いただきました。塾長の吉田松陰が生まれ育ったところで、現在はお墓があります。
この同じ景色を眺めながら、若い志士が新しい国づくりについて語り合い、夢を見て、実践したんだなぁと考えると感慨無量でした。もちろん、彼らたちだけで明治維新を起こした訳ではなく、多くの同志が新しい時代に向けて共感を覚えて、行動したから維新が実現したのです。
今年は「明治維新150年」と言われても、「ふ~ん、そうなんだ」ぐらいの反応が全国では一般的だと思いますが、山口県(長州)と鹿児島県(薩摩)では、かなりの盛り上がりを見せています。私の講演が、山口県NHKで報道されたくらいですからw。
<映像はこちらから>
現在は投信業界にも「革命」が起きていると数週間前の日経ヴェリタスが特集を組みました。確かに、今まで業界の秩序のゲーム・チェンジが求められている潮流があります。そして、金融庁が公表を促した「共通KPI」で運用損益別比率がトップ3社の共通点は、①ノーロード(販売手数料ゼロ)、②長期的な、③つみたて投資を推奨している独立系の投信会社です。業界の中心部ではなく、端っこです。
今回、松下村塾に訪れて、改めて「そうか!」と思いました。共通KPI上位三社の設立者の全員が「塾長」の指導を受けた塾生です。さわかみ投信の「ごきげん!」の澤上篤人さんは、投信業界の吉田松陰です!w
【POINTで日本知的障害者水泳連盟を応援】 ~みんなの水泳の絵 絵画展@金沢~
こんにちは。
ザ・2020ビジョン寄付のしくみ コモンズPOINT(ポイント)担当 馬越裕子です。
わたしたちコモンズ投信は、この寄付のしくみを通して、日本知的障害者水泳連盟の選手たちと出会い、選手たちの水泳に対するひたむきな想いや姿勢に感動しました。
そしてより多くの方々に大会会場に選手たちの応援に来ていただきたいと願い、連盟事務局と相談を重ね、選手たちによる絵画展を水泳競技大会の会場において共催させていただくことができました。
この夏、連盟事務局に寄せられたのは、21作品。
12人の個性あふれる魅力的な作品が集まり、そのいずれも、選手たちの「水泳が大好きである気持ち」「水泳に一生懸命である気持ち」が伝わってくるものばかりでした。
会場となったのは、第21回日本知的障害者選手権(25m)水泳競技大会が開催された金沢プール。
多くの選手やご家族がレースの合間に作品の前で足を止めて、作品に見入ってくださいました。
また作品を出展した選手たちも、自分の作品が飾られているのを見に来てくれました。
知的障害者水泳の選手たちの中には、自分の感情を外に出すことが得意でない選手もいます。
にこにこやって来るというよりは、無表情で現れる選手もいるのですが、何度も何度も自分の作品を見に足を運んでくれる姿から、選手の「嬉しい気持ち」を感じることができました。
また、作品を出展していない選手たちの中には、「これはおもしろい」とつぶやいて、写真を何枚も撮影して帰っていくという選手も。
絵画展の当日スタッフを務めてくださった連盟のコーチからも、「水泳選手としての彼らとはまた違った一面を見ることができました」という感想をいただきました。
リオパラリンピック代表 津川選手 |
津川選手は、感想ノートにも一文字一文字とても丁寧に書き込んでくださいました。 |
この「みんなの水泳の絵」絵画展は、単に選手たちの絵を見ていただく場に留まらず、応援に来た人たちと、選手やご家族が交流できる場ともなりました。
この絵画展はコモンズの「お仲間」がコモンズPOINT応援団となって、展覧の準備を進めてくださいました。
また連盟の黒田事務局長も企画に賛同して、一緒に運営を進めてくださいました。
左が黒田事務局長 右がリオパラリンピック代表 中島選手 |
そしてこの絵画展は、パラスポーツ応援チャリティーソング「雨あがりのステップ」寄付金対象事業として認められ、実現することができました。
絵画展にご協力くださったすべてのみなさまに、心から感謝申し上げます。
日本知的障害者水泳連盟の選手のみなさんの益々ご活躍を、みなさんと共に応援していけることを願っています。
引き続き日本知的障害者水泳の選手たちにご注目ください。
どうぞよろしくお願いいたします。
メダル授与を担当したコモンズPOINT応援団 |
コモンズ投信株式会社 POINT担当 馬越裕子
2019年1月14日、千葉での大会においても絵画展を開催することができました。
ぜひこちらも併せてご覧ください。
コモンズ投信が考える最善の利益
おはようございます。渋澤健です。
11月4日(日)金沢で開催された「第21回日本知的障害者選手権水泳競技大会」で日本知的障害者水泳連盟がパラスポーツ応援チャリティーソング「雨上がりのステップ」の寄付金を活用して絵画展を企画し、コモンズ投信および「お仲間」が運営応援団として入りました。
テーマを「水泳に関する絵」として選手たちから作品を募集したところ、とても魅力的な作品が届きました。表現力が、とても豊かですね。
大会でコモンズ投信の大勢の「お仲間」の代理として応援参加したソーシャルアクション担当の馬越裕子からもっと詳しい話がシェアされると思いますが、やはり、一人ひとりが自分の自己表現を通じて他に感動を与えることは本当に大切なことだと思います。
コモンズ投信が運用するザ・2020ビジョンに長期投資を託してくださる「お仲間」たちから頂く信託報酬(コモンズ投信の収入)の約1%を活用して障害者スポーツを応援するコモンズPOINTは、このようなインクルーシブな社会を共に創ることに務めています。
投資信託が経済的リターンを受益者にお返しすることはもちろんのこと。同時に色々な方々との共創によって、より良い社会を次世代へとつなげること。これも不可欠なことであり、経済的リターン「と」社会的リターンは未来へ前進する車の両輪だと思います。
このような社会的インパクト投資はコモンズ投信の本業であり、「フィデューシャリー・デューティー宣言」(コモンズ投信の「お客さま本位の業務運営」の実現について)で意志を表明しています。
【2.私たちが考える、お客さまの最善の利益の追求】
⑤ 私たちは、社会の一員としての社会的なリターンの提供も追及します。
10月31日に発表した「コモンズ投信フィデューシャリー宣言についての取組状況のご報告」も合わせてご確認ください。
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