渋沢栄一から学ぶ人生100年
おはようございます。渋澤健です。今日、11月11日は、日本の資本主義の父と云われる渋沢栄一の命日です。1840年に生まれ、1931年まで人生を全うした生き方の名人です。人生100年の時代である現在であるからこそ、栄一からの学びが色々と参考になりそうです。
今から100年ぐらい前の79歳でも、銀行など会社役員の職からは退いていましたが、民間外交など当時の世界における日本の「よりよい明日」のために老骨に鞭を打っていました。
5年後に1万円札の「顔」になり、2年後の大河ドラマでも登場する渋沢栄一への関心が高まっており、日本全国、そして、時々は海外でも講演のご依頼が増えており、最近、(一日にダブルやトリプル・ヘッダーが入ることがあるので)ほぼ毎日ペースで渋沢栄一の思想の現代意義について自説を話している自分がいます。
渋沢栄一の「論語と算盤」とは、1916年に出版された講演集です。そういう意味で表現はちょっと硬い。でも、その本質を噛み砕いてみると、十分に今の時代で通じる内容であると確信しています。過去の遺産ではなく、これからの世の中のために使えるメッセージがたくさん詰まっていると思います。
明治時代。今から振り返ると日本の功績として掲げられています。ただ、当時、270年も続いた時代の常識から一気に新しい時代へ突入していました。たくさんの不安もあったと思います。
多くが不安を抱えている中、渋沢栄一は「見えない未来を信じる力」を持っていたと思います。現状から飛躍して、それを現状とつなげることができた。それが「論語と算盤」が象徴する「と」の力だと思っています。
この「と」の力は、渋沢栄一のような雲の上の存在だけが持っている力ではありません。皆、少なからず、持っている力です。このようなブログを読んでいただいている方であれば、間違いなく、少なからず「未来を信じる力」を持っています。
たくさん持っている必要ありません。毎月、ちょっぴり「未来を信じる力」を持っていて、それを積み立てれば良いのです。大小が問題ではなく、有無です。有であれば、それは足し算・掛算によって、より大きな力になれます。
この考え方は、投資信託の積み立て投資そのものですね。一人ひとりの未来を信じる力を合わせて、次の時代を共に拓く。これが、コモンズ投信の存在意義です。そのために、コモンズのメンバーは日々務めてます。そのために、コモンズのお仲間(受益者、お客様)は、コモンズ投信に長期投資を託してくださっているのです。
「今日よりもよい明日」。これは、飛躍かもしれません。
けれども、是非とも実現させましょう。