運用成績より運用の素質が大事

おはようございます。渋澤健です。

この週末は全国的に気温が下がり、その中で受験生を見守っていた方々も多かったのではないでしょうか。


センター試験の結果は統一された数字になるので、全国の志願者の素質の「見える化」になります。大学にとって志願者を選考するために便利なツールであることに間違いないでしょう。

ただ、センター試験の成果は、そもそも志願者の素質を正確に測っているのか。この疑義の検討で、今年が「最後のセンター試験」という時代の流れになったのでしょう。

たまたま試験日というピンポイントの時にに体調が優れなくて調子が出なかったならその受験生の素質を正確に測ったとは言えません。また、試験の点数の取り方だけが長けているのであれば、それも本当に受験生の素質を測っているとは言えないでしょう。

つまり、点数という数字だけでは素質を正確に測れず、受験生のもともとの才能+努力を見極めることが大切です。何故なら、志願者の才能+努力が間違っていなければ、「たまたま」ではなく、成果の再現性が高まるからです。

同じことはファンドの運用成績にも言えます。今年の上昇率は何%などという数字はわかりやすい運用成果の可視化です。また、その数字は、リアルに投資家へ還元されているものでもあります。

ただ、運用収益が、そのファンドの素質を測っているという鵜呑みは気をつけた方が良いです。以前から、そのファンドに運用を託している投資家であれば運用成績はリアルに還元できるものですが、これから運用を託すことを考えている投資家にとっては、ひとつの判断材料に過ぎません。

「過去の成果は将来の成果を保証するものではありません」という類の注意事項が全てのファンド説明に含まれている理由は、これです。

特に市場リターン(パッシブ運用=インデックス型)以上の成果のを求めるアクティブ運用ファンドの選考に大切な要素とは過去の運用成果(数字)ではなく、これから再現性を高める才能と努力です。つまり、運用に関する理念、人材、そして、プロセス。こちらの方が大事です。

これらをきちんと説明する販売会社がいれば、もちろんそれで大丈夫ですが、やはり、一次情報の方が精度が高いです。是非とも、コモンズ投信のセミナーラインアップをご覧いただき、お越しください!