未来への期待はできます。今から。

おはようございます。渋澤健です。

台風1号が発生しているなど、季節の節目を感じる週末でしたね。新型コロナ・ウイルスの感染の終息が全国的に広まっているようで、こちらにも変化の節目を感じます。

もちろん、予断を許さない状況が続きます。ウィズ・コロナの生活が続くからです。しかし、人類の歴史は感染症との共生の歴史でもあるので大丈夫です。不安も多いでしょうが、不安と希望は同じコインの裏表です。イマジネーション(想像力)があるから、私たちは、まだ到来していない、まだ現実ではない未来への不安もあり、希望もあるのです。

この数カ月間、今までこれほどなかったほど家族との時間が続いています。息子たちが、ずいぶん大きくなって成長したなぁと感じています。日課となっている早朝の散歩では、彼らが小さなときに一緒に遊んだ公園で昔の思い出がよみがえってきます。

ふりかえると、あっという間に時間が過ぎています。もうちょっと、きちんと小さいときに向かい合っていれば良かったと反省はあります。そのときは「忙しい」と思っていたのでしょうが、今から振り返ると、何がそんなに「忙しかった」のか、あまり覚えていません。

でも、やっていて良かった、あの時から初めていて良かったということもあります。

それは、彼らがベビーのときから初めていた積み立て投資です。

いつか、この小さな赤ちゃんが自分たちの元から離れていく日が訪れる。そのときに、何かに向かってチャレンジしている姿があるはずだ。その未来の子供たちを応援する資金を毎月、丁寧に、積み立てていきたいと思い立ちました。

ただの親バカですよね。でも、ここに自分の長期投資の起源があり、その他の理由やきっかけが加わり、仲間たちとコモンズ投信を立ち上げることに至りました。


今日よりも、よい明日があるはずだ。その期待を込めて、毎月、毎月、積み立て投資を継続しました。

そういえば、その途中にリーマン・ショックがあり、3.11もありました。その「ショック」の影響で市場は暴落しました。そこで、同じ金額が毎月、毎月、自動的に自分の銀行口座から買い付けられているだけなのに、より多くの口数をたくさん、たくさん購入できることができました。

口数は、彼らの財産になります。投資信託の市場価格を示す「基準価額」は、その時その時によって変化します。しかし、口数は絶対です。よりよい明日への期待を込めた積み立て投資を継続すれば、口数は絶対に積み上がります。

その、よい「明日」はいつ訪れるのか。わかりません。

その、「期待」はいつ実現するのか。わかりません。

でも、この気持ちは(独りよがりかもしれませんが)変えたくありません。特に、今は。

子供に美田を残すことに関心はありません。けれど、この気持ちのバトンを彼らに渡したいと思っています。なぜなら、遠い「明日」に彼らは次の世代にも同じ気持ちのバトンを渡してくれることに「期待」しているからです。

不安があるからこそ、期待もある。

不安の要素が多い世の中だからこそ、次世代には期待を育みたい。そう思います。

よりよい明日を期待しているから、積み立て投資を実施してます。
積み立て投資を実施しているから、よりよい明日への期待が高まります。

過去に振り返ること、過去を懐かしく思うことができても、過去へ戻ることができません。でも、未来へ期待はできます。今から。